『少林学園・武侠兄弟―其之六外伝の外伝 《武林傅・三獣剣客》
  作者: ミコ&hiyoko   2016年10月19日(水) 00時02分44秒公開   ジャンル:武侠
【PAGE 2/12】 [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12]



第一章 by hiyoko

城の客-翠― 
―オトギバナシ――

昔〜昔〜あるところに叔父さんとおばあさんがすんどったそうな〜
おじいさんは山へ芝刈りへ、おばあさんは川へ洗濯へ行ったそうな。
おばあさんは洗濯をしていると 川上からどんぶらこっこと
大きな林檎が流れた来たそうな。
おばあさんはその林檎を見てびっくりし腰を抜かした。

おばあさん
「あんりまあ〜・・」
おじいさんを呼んで「おじいさん、あの林檎を・・」

おじいさん
「おうそうじゃ」

えっちらほっちらとかごに入れた林檎をもっていえにかえったそうな。
おばあさん食べようと包丁を入れ「ポッカ―ン」という音がし
中から法連という小坊主が生まれてきて
この小坊主は「さがしものはなんですか〜」と口ずさんでいたそうな。

それを聞いたおじいさんは「この子は生まれ間違えた様じゃ・・
では元の所に戻してやろう」

おばあさん
「おじいさん〜富くじを買いそびれてしまって林檎に入って流れて来たんじゃ・・・林檎太郎と名前を付けよう」

おじいさん
「おおそうじゃ林檎太郎今からワシの言う事をきいて必ず富くじを買うのだぞ」
「それでは楽恩寺に行き神の剣と神酒をもって酒呑童子を倒してくるのじゃ。
そうすれば必ず富くじは買えるはずじゃ」
この泡団子をやろう、猿と河童と豚をこの泡団子で弟子に与えて必ずこの一難をのりきるのじゃよ法連」とおじいさんは言いおった。

法連はその叔父さんの言葉を聞き、林檎の形の鎧と法かんむりをし林檎の槍を持ち泡団子を腰につけると旅立ったそうな。

そしてその泡団子をもって法連は天竺に旅立ち無事富くじを買い幸せになりましたとさ〜 あなかしこーあなかしこー。

――――秋の空の下 
法連の話を聞いてこの江南城に入り、安徳がお茶を持ってくる間にー江南城ーの城内で 
小さい皇子に旅人から聞いた話を昔話風にお話をしていた・・

皇子は笑いながら翠の話を聞きにこにことその次の話をしてとせがんでいた。

安徳はそんな旅人で友人の翠にお茶を持ってくると言った。
「皇子 この叔父さんのオトギバナシは嘘八百だからな
決してこの話を信じちゃだめだぞ、この叔父さんはこうして
オトギバナシをしては皇子の賢い頭をダメにするんだ〜
わかったら早く漢詩を書きなさい。こんな大人になっちゃだめだぞ」

皇子
「安徳皇上また翠様と会えますか?」

安徳
「翠殿は今から私とだいじなお話をする」

皇子
「では、またいつかお会いしたいです 翠様
安徳皇上様 勉学に励みます」

安徳
「よい子だ あとで菓子を届けさせる」

皇子は翠と安徳に一礼をすると
部屋に帰って行った。


安徳
「おい翠、聞いたこともない話を皇子にするな
何時の昔話だ?お前は・・」


「冗談の通じないやつだな・・安徳は」

安徳
「あのな、うちの皇子に訳の分からない話をするなよ
皇子は寝るまで林檎太郎はどうなったの?天竺ってどこ?
おばあさんはどんな林檎を持って帰ったの?とお前の訳の分からない昔話のあれこれを聞いてくるだろ・・・
しかも富くじなんて小さい皇子には知らなくていい事だ」


「子供はな〜昔話を聞いて大人になって世の中を知るのだ
良いではないか♪」

安徳
「お前はよくても私は困る。皇子は帝王教育をしてるんだ。
お前のあやふやなオトギバナシが、そのまま帝王学と一緒になってみろ
天竺と林檎太郎と帝王学が同化して天竺へ林檎太郎となって
私は行きますと言ってみろ・・どんなに家族が泣くか・・かんがえてみたことはあるのか・・・」


「私は悪い見本か? いいじゃないか林檎太郎になって天竺を
めざし無事富くじを買えるより良い大人になっても嘘と誠が判断でき“丁半コマがそろいました”という股旅の渡世稼業には決してならないのだから」

安徳
「なってもらっては困る!我が一族渡世人という
稼業自体考える隙もない、どうしてお前はそうゆう風流なのか
ただの下世話ずきかわからない、倭国の正確な話を持ってこず、わき道にそれた者の話ばかり持ってくるのだ・・・
いい加減倭国の話なら美しい平安の話をしてくれないか。
何のために外史の研究で旅をしてるのだ・・。」


「そう言われてもなあ〜下世話な話程面白おかしく皆こちらに話すぞ 安徳君も一緒に行かないか?楽しいぞ〜♪」

安徳
「・・・いい父様(とうさま)にはなれないなお前は・・」


「いやーそうでもない 私はこれで結構いい事も知ってる
それなりに塾で塾生に講義もしてる 
いい大人として国へ
貢献してると思うのだけどな〜♪」

安徳は呆れたようにしばらく言葉を失い
そして茶を一服した。

安徳
「自分の事をよくまあそんな風に誇張して盛大に褒められるな、いう事はないな・・。
でもなよく聞け、翠は決していい大人には見えない
少なくとも家族としては。百害あって一利なしだ。
ロクな大人の見本じゃない・・.
まあ確かに今の皇子には翠の姿、神様の様にきれいで強くて なんでも知ってそうな大人に見えるけどな・・
成長していくにつれて君がいい見本かどうかはおのずとわかる事だ」


「おまえは・・・・ひどい家族だ この切れ者をそんな言い方をするとは・・
皇子は物わかりのいい大人になれないぞ・・」

安徳
「お前のような大人にはさせたくない。 いやなってほしくないのが親だ 当たり前だ
 誰もそんな期待はしないのが普通だ 私の友でお前は最、風流だ
だがお前は最強に性格も頭脳もある意味ひどい・・・・ひどすぎる…
そんな手に負えない大人になってたまるか・・それが
親の見解だ お前のような人間は一人でいい 二人はいらんのだ
わかったか・・。ぜえぜえ・・・」


「力んで話すから息が切れるのだ・・・厠に行きたくなるから
少し落ち着いて 茶でも飲め」

安徳
「だれが・・・厠にいくのだ・・そんな馬鹿な事があるか
味噌糞一緒に話をしたのは誰だ・・翆 お前だ・・お前
涼しい顔をして茶を飲んでるお前は私の気持ちはわからない・・ぜえぜえ・・」


「それはそれは〜さいですか・・ はあ〜・・」
半分・・・茫然としていた翠・・・であった。

翠は息を荒くして皇子の未来を説得するように話す姿は
もはや昔の色男の面影も何もないただの爺父親だとかんじた
年はとるものではないなーと・・心の中で溜息をつきながら
彼とは間反対に涼しい顔をしてしばらくあの力説に
ポカーンとしたような顔をちらちら見せながら阿呆面に見えないようになるべく口元を結んでいたのだが、笑いが出そうになる顔をも我慢しつつ涼しい顔を保っていた・・

しかし心のなかでは奇妙な爆笑がくるくる回っていたせいか
厠になどと言ってさらに安徳の怒りを買ってしまったのだった。

でもまあ・・友をこれ以上怒らせてはいけないと思い非礼を謝った。

翠が反省してるかどうかは未知の領域だが
少なくとも彼は友の家族思いの気持ちを心に響いたのは本当だった…。

安徳は深呼吸をすると茶を飲んで心を落ち着けた。

翠は何事もなかったように安徳の持ってきた茶に口を付けた。


「おーこれは花茶だな。菊のいい香りがする」

翠という人物いつもどこからかひょろり〜とこちらに来てそっと城下の話を持ってくるのだった・・。(いらない話が多いのが傷だが。)

安徳
「で?今日の話はなんだ?」


「『羅刹門』が動き出してる」

安徳
「羅刹門か・・それはまた平穏な話ではないな
かれこれまだ法連が生まれる前のその賊を五行山に追放したのだがまた動き出したのか」 


「ああ羅刹門は潰れていない。復讐ではない物を持ってきてるそれに今の文官に賄賂を贈ってるのも彼らだという話だ」

安徳
「大きな声で話すなよ」


「怖いのか?天下の安徳皇上が?
朝貴太監と一緒に調べればいいだろう?」

安徳
「朝貴太監さっきまでいたんだけどな・・」

翠は朝貴太監が宮廷に大きな力を持っているのは昔から知っていて・・彼は昔から天才的な頭脳を持っていたことを知っていた。彼とは幼学友であり・・その他もろもろといった所だろうか・・・。

安徳
「法連の事が心配なんだ」


「法連かあ〜彼も手の届かなくなったなあ〜
よく漢詩を教えてもらった仲なのに。。
そして弟子は今や『三獣剣客』として有名だな。 
皆いい男だしな 三人よく女人から好かれている
私も寺に行けばよかった。」

安徳
「その綺麗な長い髪を坊主にする勇気はあるのか?」


「君も察せないな〜尼僧で入信するんだよ そうしたら中性的で私も憧れの僧になれるだろう?」

安徳
「翠、都合のいい話だな・・気持ち悪い・・・
好色一代僧侶だお前は しってるだろ・・」


「なんだよそれ」

安徳
「これだ 金瓶梅 」


「私は水滸伝の呉用になっても 金瓶梅の西慶門にはならない」

安徳
「夢は高く現世は厳しくだな」


「あーあ・・信じれない友だ
朝貴太監にその本読んでるって言ってやろー

安徳
「お前は――――次から次から・・・
もういい・・」


「冗談はともかく 武林と少林が今平定されて落ち着いたんだ
その落ち着いている 法連が無駄な争いに巻き込まれないように安徳、目を光らせておいてくれよ」

安徳
「ああ」

翠はそういうと 安徳が用意した離れの館に荷物をいれ しばらく城下をあるいて視察した。

続く

―ドラマの外――――舞台の外の共演者 SPの声・・・―――――

スー
「おいおい最初っから話がそれてるそれに
エラーく俺に似た奴はセリフが多いな・・・
それに馬鹿だし・・・」

ユーロ
「お前が役者したらペラペラしゃべるから
ほとんどアドリブで本題はドラマの100分の1になるんだ
だから安徳がストーリを戻してるんだ。
それに・・・初めから子供の余計な事ばかり
話す友達を持つアンディも哀れだな・・・。」

スー
「ひでえなあ〜・・・でこれからどうなるんだ?」

ローグ
「お前の分身がいるって事はな・・トラブルが大きくなるって事だ
したがってただの恋愛物語は難しいぞ・・・」

ユーロ
「イヤーローグさんの言うとおりだな
翠ってやつはほぼほぼスーと同じ思考回路だな・・世の中わかっても
そこは変わってねえんだな ブハ!」 

スー
「いたのかよ・・ローグ」

ローグ
「わるいのか?」

スー
「いや・・・・。」

レンマ
「おい・・スーお前の分身はどこまでもストーリを
あさっての方向に持っていくんだな・・・信じれないわ
まだ俺が出る前から何を子供に吹き込んでるんだよ・・
俺がなんで林檎太郎なんだよ。スー!あ!!
スー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!。」

スー
「おっこるなよー・・俺が脚本したんじゃねんだもん」

レンマ
「あ?なんかいったか?これなんなんだよー!」

スー
「しらねー――――――――――――俺じゃねえよ!
お前次出番だろ!早く着替えろ!! 俺が女装したときはなー
もっとうまく乗り越えたんだお前も演技頑張れ〜
なーそんーんなにおこるなーーーー
スマイル―スマイル―〜〜エリーズ♪ なんちゃって てへ♪」

レンマ
「覚えてろよ」

ユーロ
「スーお前・・CMの歌うたってる場合か・・・」

スー
「うーん仕方ない一肌脱ぐか」

ユーロ ローグ
「やはり猫並だな・・・・」


⇒Next Page
※作品内の画像・背景画像は作者様のもの(一部劇場のもの)です。お持ち帰りされる際は作者様に許可をお取り下さいませ(合掌)

*一覧に戻る   *感想を見る   *削除・編集

COPYRIGHT (C) Jet Li Fansite 天照庵