『少林学園 武侠兄弟』其の伍 外伝之弐 目指せ!武打明星☆
  作者: ミコ&hiyoko   2016年09月22日(木) 14時15分32秒公開   ジャンル:総出演
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第二章 by ミコ

昨夜の機材が落ちるアクシデントには驚いたが、あれは偶然だと心を落ち着かせた一行はいよいよロケを開始することにした。


「これからバスで千丈幽谷へ向かいます。みなさんの安全保護ですが地元SP部隊も就いてくれることになりました。ウミノシン殿お気遣いありがとうございました」

ウミノシン
「SPとはなんのことでしょう?」


「えっ?てっきり私は少林学園様の方で手配してくださったものだと、、、なんでも天廩署の方たちが昨夜こちらに」

ウミノシン
「私どもではありませんよ」

キンゾウ
「天廩署ということはスーたちか」

レンマ
「なんてこった。楽しい競技会と思っていたのにまたなにか起こるというのか?」


「まぁまぁ良いではないですか、用心するに越したことはないですからね。依頼主の件はこちらで確かめることにして、現地に着き次第競技会を始めましょう!」

新昌寺を出発し一時間ほどでロケ地に到着した一行は、進行担当である唐(タン)ディレクターに三枚の指令書を渡された。
ー・ー・ー・ー・ー
@探検班
チームからメンバー3人を抜擢し以下の項目を制覇しスタート地点に夕刻四時に戻ること。
壱、河川で釣りをし魚を5匹捕る
弐、山で山菜やきのこを採取し料理を三品作ること

A頭脳班
チームからメンバー3人を抜擢し以下の項目を制覇すること。
壱、金剛経百枚を夕刻四時までに写経すること
弐、以下の漢語を書き出すこと
1.言辺の漢語十個
2.人辺の漢語十個
3.しんにょうの漢語十個

B修練班
チームから抜擢した女性の少林拳の鍛錬
ー・ー・ー・ー・ー

「女性の選択はチームの監督者にお願いします。技は3つのうちからどれにするか今から籤で決めましょう」

各チームの籤を引いた結果、青隊が扇子功、赤隊が掃把功、白隊が流星錘となった。

青隊・・・

ジャオ
「レンマくん、組分けは君に任せるよ」

レンマ
「まず技を習得させる女性を決めて指導に当たり、頭脳班は勉学に自身のある者を選抜、残ったメンバーが探検隊ということでいかがでしょう?」

ミシェール
「そうしましょう!」

赤隊・・・

黙僧
「さぁてどうするか、、、頭脳に自信がある者、体力に自信がある者を決め、女性は二人で籤を引いて決めるとするか」

ドニー
「お二人さん、それでいいか?」

ヒトミ
「籤なら文句は言えないけど、、、」

ひかり
「ワタシも賛成ですが、やはり頭脳戦と探検は自身がある方にお任せしたほうがいいと思います」

ドニー
「それも一理あるな」

無忌
「ひかりさん、ぼくもお手伝いしますのでジーペイ殿の指導で技習得を頑張ってみませんか!」

ジーペイ
「そうです、不可能ではありません。やってみましょうよ」

ひかり
「、、、はい、頑張ります」

白隊・・・

カーロ
「一番良い組分けをするには、やる気が肝心だ。やらされているのでは良い成果は生まれぬからな」

キンゾウ
「そうだな。では各自やりたいものを選ぼうか」

みに
「ミーコさんか私のどちらかが技を習得することになりますが、私は運動にはあまり自身がないのでミーコさんにお任せしたいです」

キョウマ
「そうだね。おばちゃんならきっとできる!クンパオはどう思う?おばちゃんをぱっと見てできそうな気がしない?」

クンパオ
「ミヤコさん、武術のご経験は?」

おばちゃん
「若い頃少し習ったけど才能がなくてダメだったのよ」

キョウマ
「でもおばちゃんはカンフーオタクで知識はあるんだよ、ねっ!そうそう棍棒振りはお手の物だよ」

クンパオ
「棍棒が振れるなら流星錘もきっとできますね。やってみましょう、ミヤコさん」

みに
「私は書道をやっていたので写経なら自信があります」

マンチェク
「俺も写経は経験あるんだ」

コリン
「オレは体力勝負だ!」

各チームがそれぞれ話し合い担当も決まり、唐ディレクターのスタート合図で競技会は幕開けされた。

☆青隊
※探検班
ジャオ、レンマ、くまきん、三龍
※頭脳班
アンディ、ミシェール、ハニー
※修練班
武術習得者ー紫苑
指導者ージュエン、陳真

☆赤隊
※探検班
黙僧、パン、リン、
トニー
※頭脳班
ドニー、ヒトミ、マンディン
※修練班
武術習得者ーひかり
指導者ージーペイ、無忌

☆白隊
※探検班
カーロ、キンゾウ、コリン、キット
※頭脳班
マンチェク、みに、世玉
※修練班
武術習得者ーミヤコ
指導者ークンパオ、キョウマ

一方、寺ではすべての様子を観るユアンジャとウミノシンたちの元へ一足遅れでやってきた法海がなにやら良からぬ話を聞きつけやってきたところだった。

ユアンジャ
「法海、久しぶりだな」

法海
「ユアンジャ、元気だったか?」

フェイホン
「いやー懐かしい友たちとの再会か」

ウミノシン
「そうだな。若い頃、共にこの土地で同じ道を歩んだ同志が集結ですな」

ユアンジャ
「医師として武芸を磨いたフェイホン、法力を身に着け僧となった法海、少林寺で技を磨き学園を開いたウミノシン、そしてこの私だ」


「そうでしたか、こんな立派な方のもとで育った生徒さんたちを取材出来て私も光栄です」

ウミノシン
「ところで先程の話ですが、SPとやらの依頼主はどなたでしたか?」


「文書にはこの方のお名前が」

ウミノシン
「梁朝臣?学園にこのような者はおりません」

ユアンジャ
「私どもにも心当たりがありませんな」

法海
「実は少し嫌な予感がしておるのだ」

ユアンジャ
「なんです?」

法海
「少し前からこちらで噂されているお宝探偵団のことです」

ユアンジャ
「あぁ、先月ニュースで騒がれたあの一団のことですね」

ウミノシン
「お宝探偵団?」

フェイホン
「遺跡発掘を称していますが、要は墓荒らしですよ。名家の墓を掘り起こし骨董や財宝を盗み出していると言う噂もあるのです」

ウミノシン
「それが競技会となにか関係あるのですか?」

法海
「千丈幽谷の麓に明時代の皇帝の墓があるのだが、なんでもすごいお宝が埋まっていると噂になっていて、その例のお宝探偵団一行が遺跡発掘を称して掘り起こしているらしいのだ」

キンゾウ
「と言うことは探検の際に一団と遭遇するかもしれないのですね」

法海
「一団は政府の依頼だと堂々と墓荒らししてるという訳ですよ」

ウミノシン
「生徒たちに危害が及ばないことを願いたいな」


「依頼主が誰であれ、SPも就いていれば大丈夫ですよ」

各チームでは・・・

青隊ー

探検班・・・
ジャオ
「先ずは私とレンマが釣りを始めて、くまくんと三龍は河上の山できのこと山菜を採ってくるんだ」

くまきん
「三龍行こうか!」

レンマ
「ジャオ師範、この辺りはなにが釣れますか?」

ジャオ
「今の時期だと岩魚だな。今さっき連絡があり麓にある皇帝墓でお宝探偵団が発掘をしてるらしいのだ」

レンマ
「遺跡発掘ですか?」

ジャオ
「そうなんだが、どうやら怪しい一団だと噂もあるらしく、巻き込まれないよう気を付けなければならなくなった」

レンマ
「、、、私たちがことを始めようとするといつもなにか起きるんです。これまでもいろいろあってなんとか来ましたが、ここに来てまでなにか起きたらと思うと心配です」

頭脳班・・・

アンディ
「先ずは三人で写経を終え、その後漢字探ししましょう!」

ハニー
「お経って長いのね。最近は字も書かなくなってるからそれだけでも大変ね」

鍛練班・・・

ジュエン
「先ずは扇子功を僕がやってみますので、紫苑さんは見ててくださいね」

ジュエンは扇を手に一連の套路を披露する。

紫苑
「そんなに難しいの出来そうにないわ」

ジュエン
「今、僕がやったのを3日で習得するのは無理ですから、動きをゆっくりにして扇を振るしなやかさと套路をしっかり覚えてください」

紫苑は一連の動きをメモし頭に焼き付けた。

陳真
「旋風脚は無理そうだから前後の足払いだけにしようか」

赤隊ー

探検班・・・

黙僧
「皆さん、釣りの経験は?」

リン
「僕は得意ですよ」

パン
「私も大好きだ」

黙僧
「ではお二人に釣りはお任せして、トニーくん山菜を採りに行こうか」

トニー
「はい」

頭脳班・・・

ヒトミ
「ワタシとドニーで写経を始めるからマンディンくんは漢字を書き出してくれる?それが終わったらこっちに加わってね」

マンディン
「わかりました」

ドニー
「君はカーロ師範の息子さんなんだってね」

マンディン
「はいそうです」

ヒトミ
「カーロ師範って一見怖そうに見るけど素敵な方ね」

マンディン
「ヒトミさん、実はああ見えて意外とユーモアもあるんです」

ドニー
「身なりも立ち振る舞いもしっかりしててそうは見えないけどな」

マンディン
「女性にはからっきし弱いし、ノーパンの方が爽快だと言ってみたり」

ヒトミ
「ノーパン?」

鍛練班・・・

ジーペイ
「ひかりさん、掃把功はご存知ですか?」

ひかり
「掃把ってことは箒を使う技ですか?」

ジーペイ
「おっ、これは話が早い。掃把功は掃除から生まれた技です。では見ててくださいね」

ジーペイは竹箒を手に一連の套路を披露する。

ひかり
「簡単そうに見えるけど、実はワタシは体が硬いから一回転するのも大変なのよ」

無忌
「先ずは柔軟性を鍛えましょう。そうしないと怪我のもとにもなるし、ダンスだと思って套路と言う一連の動きを覚えてください」

ひかり
「わかったわ」

ジーペイ
「じゃあ開脚から行きますよ!」

ひかり
「わぁー股間が外れるぅー!」

白隊ー

探検班・・・

カーロ
「手分け作戦で行く。釣りは私とキンゾウ哥、若い二人はきのこ山菜採取を頼んだぞ」

コリン、キット
「了解!」

頭脳班・・・

世玉
「僕は父上の教えで漢字探しはお手の物さ。写経はお二人に任せたよ」

マンチェク
「世玉、任せとけ!さぁみにさんがんばりますよ!」

みに
「はいっ!」

鍛錬班・・・

クンパオ
「ミヤコさん、先ずは棒術を見せてくれませんか」

おばちゃん
「えっ?」

クンパオ
「どの程度出来るのかを見てから、流星錘の套路を組み立てますので」

おばちゃんは棍棒を振ってみた。

クンパオ
「今のを見てミヤコさんが出来るであろう套路を組み立てたので見ててくださいね」

クンパオは流星錘を手に套路を見せる。
横で見ていたキョウマもその動きをすぐに覚えていた。

キョウマ
「おばちゃん、僕も覚えたからクンパオともう一度やるよ、見てて」

クンパオとキョウマは両方向で同時に套路を見せる。

クンパオ
「覚えられましたか?」

おばちゃん
「一連の動きは頭に入ったから、あとは体が追いつけばなんとかなりそうだけど」

キョウマ
「側宙は急に無理だから錘を持ったままでおばちゃんお得意の連続側転でいいさ」

その頃、麓の皇帝墓ではお宝探偵団の一団が、一体の土偶を掘り起こしていた。

正陽たちSPも探検場所を見渡せる山小屋から、レンマたちを監視していた。

正陽
「あーあ、僕たちも釣りでもしてのんびりしたいよ。これが仕事じゃなかったらさぞかし楽しいのに、、、」

ユーロ
「なにも起こらないことを祈るのみだな」

正陽
「でもきっとなにか悪い予感がしたからあいつは僕たちに依頼してきたんだよね。偽名使って依頼するなんて一体トニーって何者なんだよ?」

ユーロ
「赤蠍って名の秘密組織の首領さ、と言っても過去のことだがな。今は単独で警察と繋がる情報屋ってとこかな」

そこにトニーからメールが届いた。

トニー(メール)
『問題発生。皇帝墓のトレジャーハンターにも要注意!』

ユーロ
「正陽、トレジャーハンター出現だ」

正陽
「えっ?探検警護に加えてトレジャーハンターまで?」

ユーロ
「レンマたちの探検班がトレジャーハンターたちに遭遇したらまずいことが起きるだろ」

正陽
「もー、面倒はいやだよ」

各チームの山菜採りの一行・・・

くまきん
「おいっそのきのこは先においらが見つけたんだぞ!」

コリン
「あっちにもあるだろ、それ毒キノコだたりしてな。おいっこの山菜変な色だな、食えんのか?」

三龍
「あーそれは触っちゃダメですよ」

黙僧
「トニーくん、メールなんてしてないで早くきのこを探せ!」

山菜採りに夢中になり山を降りてしまったくまきんとコリンは、そこで皇帝墓を掘り起こすお宝探偵団の一団と遭遇してしまった。

キット
「黙師範大変です、くまきんさんとコリンさんが発掘現場で一団とー」

黙僧
「なんだと」

黙僧はすぐにジャオとカーロに連絡を入れ皇帝墓に足を運んでいた。


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