『少林学園 武侠兄弟』其の伍 外伝之弐 目指せ!武打明星☆
  作者: ミコ&hiyoko   2016年09月22日(木) 14時15分32秒公開   ジャンル:総出演
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第十章(最終章)by ミコ

翌朝ー
リュウの予想通りホンファからの挑戦状が、伝書鳩によって届けられた。

ー挑戦状ー

少林学園
李紫苑、吉良光、剣崎京 殿

本日十四時より三人の武術技との腕比べを挑む。

内容
@少林扇子功
A少林掃把功
B少林流星錘

審査員
少林寺、延天方丈 武僧選抜の一名(指導に当たった者以外)
江南武林の武術家『南三獣』の三名
以上五名による十点満点の得点数

公平な審査を望む

葉紅花

少林学園、呉李連馬殿
に武術対戦を挑む

魏雷峰

いずれも当方が敗北した場合には掘り当てた厳家の全財産を贈与し、今後一切報仇しないことを誓う。

ー以上ー

コリン
「あんな汚いことしておいて、まだ諦めないつもりかよ」

ドニー
「正々堂々と腕比べだと思ってたのにありゃないぜ。スーがいなかったら血の雨が降ってたぜ」

くまきん
「おいらにはなにがなんだかさっぱりだ」

キョウマ
「過去の恨みつらみが重なって重なってってことのようだね」

アンデイ
「スー刑事が原因ってことなのか?」

レンマ
「トニー、みんなにわかるように話してやってくれ」

トニー
「僕が話すとみんなが余計混乱するし、それに信じてもらえないよ。レンマから話してよ、お願い!」

スー
「トニー、俺が話す。悪者は一人でたくさんだろ」

トニー
「来てくれたんだね」

ミシェール
「一人で背負ってどうするの?そんなに強くないくせにっ」

キンゾウ
「スー、悪いのはお前じゃない。私が全部悪いんだ」

ヒトミ
「もうお父さんには十分償ってもらったわ。それにみんな話したところでどうなることではないのよ」

スー
「ヒトミ、みんなを巻き込んでしまった以上話すしかないのさ」

スーはそう言って口を開いた。

アメリカ時代の話、そこにトニーも関わっていて、ヨンイー夫人のホンファとの関係など諸々、、、

キョウマ
「じゃあ今回の撮影やドラマの話は、その亮って奴の復讐のための作り話ってことなのか?」

スー
「いや、そうじゃない。王プロデューサーの持ってきた企画はドラマ制作のスタッフも動いてるしな。そろそろ公開オーディションの結果も出る頃だろう」

ミシェール
「で、あの女と従兄はこの挑戦状でいったいなにを果たしたいの?」

スー
「すべてが俺への報復だった。しかし今回のテレビ企画でまた少林学園と精武学園が囃し立てられたことに腹を立て、いっそのこと全部壊そうと亮を唆した」

マンチェク
「あれだけ大暴れしておいてこの挑戦状の内容で引き下がるとは思えないけどな」

アンデイ
「どっちみちお宝は僕らに関係ないし、オーディションの結果を聞いたら帰る方がいいと思うよ」

ミシェール
「そうだけど、レンマくんやミヤコたちに挑むって言ってる以上そうは行かないわよ」

コリン
「それでこっちが勝っても相続書には武術大侠に譲るってあるんだろ。だったらはなっから対戦する意味がねえよ」

くまきん
「おいらは少林寺で戦うといいことないから、絶対にいやだよ」

キョウマ
「それは過去の劇からのトラウマか?」

くまきん
「うん。どっちもキョウマと一緒にやった劇だったね」

レンマ
「とにかく14時になれば奴らはやってくるんだ。その結果で二人がどうするかは仏のみぞ知るってことさ」

スー
「イム兄弟と手下の身柄は確保したし、宝のすべては孫氏のもとにあるので相続書を持ってリュウたちの護衛であとでここに来てくれることになってる。二人が挑戦することで気が済むなら冥土の土産ってことで付き合ってやってくれ」

キンゾウ
「冥土の土産って殺し合いする気か!」

スー
「親父、そうムキになるな、また血圧上がるぞっ、冗談だよ」

ウミノシン
「ミヤコ、ひかりくん、紫苑くん。どうだい受けるかい?」

ミヤコ
「それでことが収まるのであれば受けて立ちます」

紫苑
「もう一度同じようにやるだけよ」

ひかり
「勝っても負けても二人にはいいことないのにね」

レンマ
「きっと二人はお宝のことより、武術者としての名誉を懸けてるんじゃないのかな」

みに
「そもそも精武学園への恨みだったはずでしょ」

ユアンジャ
「レンマくんたちはスーくんの愛する仲間だ。スーくんに勝てないならってことのようだね」

ミシェール
「スー、そういうことのようね。もし二人が負けてまた暴れたらなんとしてでも守ってよ」

フェイホン
「その時は私たちもいる」

延天
「拙僧も力になります」

ユアンジャ
「彼女の恨みの原因は私たちにもある。挑戦状の内容で気が済まぬようなら私が雷峰に対戦を申し出、私が負けたら今後一切、武術を断つことを約束する」

カーロ
「元甲哥、そこまでするのか?」

ユアンジャ
「二つの学園、そしてスーくんのためだ」

ユアンジャは挑戦状に印を押し伝書鳩を放した。

クンパオ
「ミヤコさんたち、もう一度練習しましょうか」

陳真
「でも練習して怪我したら元も子もないぞ」

ミヤコ
「もうすっかり習得できてるから大丈夫。体慣らしに一回だけね」

キョウマ
「兄さんはどうだい?」

レンマ
「最善を尽くし、やれるだけやるだけさ」

黙僧
「南三獣と言えば名のある英雄だ。公平に審査してくれるだろう」

ミヤコ
「青龍、紅虎、白狼の三人ですね」

クンパオ
「京姐、よくご存知ですね」

キョウマ
「おばちゃんは功夫オタクなんだよ」

ミヤコ
「ウミノシン師匠に小さい頃に教えてもらったのよ」

レンマ
「僕も覚えています。青龍は太極拳の達人で本名は楊化龍(ヤン・ファーロン)、紅虎は形意拳の達人で本名は郭雲虎(グオ・ユンフー)、白狼は八極拳の達人で本名は呉暁狼(ウー・シャオラン)でしたね」

ウミノシン
「そうだ。よく覚えていたな」

ドニー
「レンマと闘う奴はどんな拳法の使うんだろう?」

フェイホン
「ホンファの父親は詠春拳の名手だったからおそらく跡目を継いだ雷锋も南派武術を得意としておるだろうな」

レンマ
「南派ということは洪家拳や白鶴拳ということですね」

キョウマ
「兄さんが得意とする太極拳や八卦掌とはまったく違った戦法で、どちらも高い攻撃力を持ってるよ」

ユアンジャ
「まだ時間がある。レンマくん、私が迷踪拳の手ほどきをしよう。君ならすぐものにできるぞ。やるかね」

レンマ
「もちろんです。宜しくお願いします」

コリン
「燕青拳だな。伊達男、連馬の誕生か!」

カーロ
「早速始めよう!」

女性三人は再度練習を始める。

レンマはユアンジャが見せる迷踪拳の套路をじっくり見つめる。

レンマ
「やってみますので見ていてください」

ユアンジャ
「流石だ。一度でさまになっておる」

レンマ
「三年前の演劇祭で霍元甲を演じた経験があり、その時に鍛錬したのです」

ユアンジャ
「それを対戦で使うには相手に一瞬の隙も見せずに集中し、相手の動きを読めば勝利の道は必ず開ける」

レンマ
「どなたか南派武術の使い手と練習できるといいのですが」

ユアンジャ
「カーロの息子のマンディンは洪家拳の優勝経験者だ。早速、彼と練習だ」

マンディン
「連馬哥、宜しくお願いします」

レンマ
「こちらこそ宜しく。
手加減なしで頼むよ」

二人は互いに譲らず、技を繰り出していく。

ユアンジャ
「よしっ、いいだろう」

13時50分

スー
「俺はリュウたちが来たら裏で隠れてるからな。頑張れよ」

レンマ
「あぁ」

レンマたちが準備を整え本堂で待っていると寺の外に一台の車が止まりホンファたちが降りてきた。

ウミノシンとユアンジャが門まで出迎える。

ホンファ
「こちらの要求を飲んでくれるのね」

ウミノシン
「南三獣のお三人にまでご足労いただいたのだから当然だ」

ユアンジャ
「化龍大侠、雲虎大侠、暁狼大侠お久しぶりです」

化龍
「霍元甲久しぶりだな」

延天
「皆さんが少林寺へいらっしゃるのは十年ぶりですな」

雲虎
「方丈、元気そうだな」

延天
「はい」

ユアンジャ
「では参りましょうか」

中庭には対戦台が用意されていおり、審査員席には延天方丈、一番弟子の延霊、南三獣の三人が席に着いた。

その横には少林学園と精武学園の皆が座っている。

フェイホン
「ではまず、武術技の審査から始めることにする。一人目は少林扇子功、少林学園の紫苑くんの演武から」

紫苑が扇子を手に登場。

延天ー9
延霊ー8
化龍ー7
雲虎ー8
暁狼ー9
合計41点

次にホンファの扇子功の演武が行われる。

延天ー8
延霊ー8
化龍ー8
雲虎ー9
暁狼ー8
合計41点

扇子功は同点だ。

フェイホン
「次は掃把功の演武。今度はホンファくんから」

ホンファの掃把功の演武が行われる。

延天ー8
延霊ー9
化龍ー8
雲虎ー8
暁狼ー8
合計41点

次にひかりが箒を手に登場。

延天ー8
延霊ー9
化龍ー8
雲虎ー9
暁狼ー7
合計41点

掃把功の演武も同点となった。

フェイホン
「最後は流星錘、ミヤコくんの演武から」

ミヤコが流星錘を手に連続側転で登場。

延天ー8
延霊ー9
化龍ー9
雲虎ー8
暁狼ー8
合計42点

次にホンファの流星錘の演武が始まった。

延天ー8
延霊ー8
化龍ー8
雲虎ー9
暁狼ー8
合計41点

流星錘の演武はミヤコの勝利となった。

フェイホン
「結果は少林学園の勝利!」


ホンファ
「、、、納得行かない、三獣の意見を聞かせてほしいわ」

雲虎
「ではわしが扇子功の総評を。まず紫苑は腕の回転が柔らかく女性特有の華やかさがあった。紅花は身高と手足が紫苑より長い分動きが大きく見える。その点を踏まえ一點高くした」

暁狼
「わしは掃把功だ。紅花の動きが少し雑に感じた。おそらく余裕から生まれた手抜きだな。それに比べ光の動きには緊張感が生んだひとつひとつの丁寧さがあった」

化龍
「わしは流星錘だ。
京の動きには恐れを知らない勢いがあり、あの小さい体からは想像できないものだった。それに比べ紅花はせっかくの体の大きさを表現できずぎこちなさがあった。きっと心に迷いがあるせいだ」

ユアンジャ
「どうだ、これで満足か?」

ホンファ
「我、明白(解ったわ)じゃ次は表哥(従兄)の番よ」

ユアンジャ
「二人とも前へ。三分間の闘いで撃倒または投降した場合と、競技台から落ちても負けとなる。三分間で勝負がつかない時は三獣による判定で決める。いいな。では開始!」

抱拳礼のあとに二人とも一歩下がり構えを見せる。
雷锋は洪家拳の構え、レンマは燕青拳の構えだ。

先ずは雷锋が右腕を水平に横に振りレンマの首元を攻める。
レンマはその腕を左肘で押さえ右手甲で胸を叩き、右膝を絡めようと屈んだ雷锋の脚を後ろ足払いで躱す。

雷锋は次に両腕を真横に開き片足で立ち金鶏独立の構えを見せるとそのまま真横に螺旋脚、 雷锋の脛がレンマの右腹を蹴る。

レンマは躱せずよろめくが、すぐに後ろ回し蹴りで雷锋の背中を蹴る。

どちらも譲らずもうすぐ三分が経とうとしている。
レンマは砂時計の砂があと少しのところで、雷锋の肩を掴みながら側転し背後に回り込むと雷锋の背中に膝を当てそのまま持ち上げて後方投げで雷锋を競技台から落とした。

ユアンジャ
「勝負あり!レンマの勝ちとする。よって今回の対戦は少林学園の勝利だ。約束通りお引き取り願おうか」

ホンファ
「最後に相続書を見せてもらったら潔く帰るわ。スーはどこ、居るんでしょ?隠れてないで出てきなさいよ!」

スー
「往生際の悪い女だな」

孫大寶
「紅花姑娘、大きくなったな。これが厳精義から託された相続書だ」

ホンファ
「大寶老爷、どうしてここに?」

孫大寶
「もう気が済んだだろ?おとなしく帰りなさい。お前の父の一容哥もこんなことは望んでおらんぞ」

ホンファ
「父さんが武術をできなくなったのも、道場が潰れたのもすべて精武学園のせいよ」

化龍
「葉一容と霍元甲の試合はわしも見たが、一容の力不足による敗北で故意ではなかった。そのことは一容も認めておるのになぜ今になって蒸し返すのだ?」

雲虎
「道場がなくなったのも跡目を継いだ雷锋が悪の道に手を染めたせいだと聞いておるぞ」

暁狼
「己の罪を人のせいにして逆恨みし、ことを荒立ててなんになるのだ?これ以上、葉家の名誉を汚すのはもうよせ!」

孫大寶
「ヨンイーと結婚したのもすべて財産目当てだったのか?」

ホンファ
「そ、そうよ!でなきゃなんであんなろくでなしと一緒になるわけないでしょ。あたしの翡翠水仙鉢、玉菩薩は?おいっそこのチビ、あたしの宝をどこやった?」

スー
「チビって誰だ、俺のことか?」

雷锋
「男じゃなくて女の方だ!知ってるぞお前の秘密を。この女は金になるんだってな。なぁ方丈」

延天
「誰のことかな?」

雷锋
「とぼける気か?ウミノシン殿が可愛がってるその気の強そうなおチビさんのことだよ。立派な方の血を引いてることは調べてあんだよ」

ウミノシン
「なんのことだ!」

ミシェール
「誰のことを言ってるの?この子はただの功夫迷よ、いい加減なこと言わないで」

雷锋
「俺がつい最近まで世話になってた別宅で江南の大泥棒の二人に聞いたんだから間違いねえよ」

ウミノシン
「なにが望みだ?」

雷峰
「紅花の欲しがってる翡翠水仙鉢、玉菩薩だけ頂戴したら潔く退散するさ。どうだ、簡単なことだろ?」

ミヤコ
「結局はそれ?じゃあさっきの対戦はいったいなんだったの!翡翠水仙鉢、玉菩薩もすべて武術を心から愛する者たちの物よ。貴様らなんかにやるもんか!」

ホンファ
「相続書の通りなら武術の心得があるあたしたちにも権利があるのにどうして全部少林寺の物なのよ!武術大侠って誰のこと?」

孫大寶
「少林寺へ寄付すると決めたのはわしの意向だ」

延天
「財宝のすべては武術組合に委ねることにたった今決めました。代表である三獣殿、お受け取りいただけますな」

雲虎
「わかりました。有り難く頂戴します」

暁狼
「最後に言わせてもらうが、先ほどの試合での雷峰には殺気を感じた。あれは武術ではない!」

スー
「余罪でとっ捕まえることもできんだぞ。豚箱がいいか、それとも棺桶がいいか、三十秒時間をやるからさっさと決めろ!」

化龍
「なんならわしが相手になるぞ。そしてもう武術ができんように封じてやるぞ」

雷峰
「ふたつをよこせば引き下がると言ってるのに、、、くっそぉー!やってやるぜ」

化龍
「来吧!」

雷锋は爪を立て化龍に突進するが軽く躱され、頬を両手の甲で殴打された。

口内が切れ唇に血を滲ませながら尚も腕を振り上げ向かっていく。

しかし掴まれたその腕は外に捻り曲げられた。

化龍
「まだやるか?このままだと折れてしまうぞ」

雷峰
「いててて、放しやがれ!」

と化龍が腕を放した隙に雷锋は腰に差していたナイフで化龍の背中を刺そうとした。

雲虎
「當心(気をつけろ!)」

しかしナイフは刺さらず化龍の気功で跳ね返されてしまった。
そして化龍は雷锋の鎖骨を両手で掴むと親指で穿ってしまった。

化龍
「もう貴様は武術ができん。なんなら脚もやるか?」

ホンファ
「表哥!」

雷峰
「表妹、もう生きててもしょうがない。ひと思いに殺してくれー!」

ホンファ
「あたしも表哥がいなくなるなら死ぬわ、三獣に殺されるなら本望よ」

スー
「少林寺での殺生はご法度だ。死を選ぶなら勝手に自分で死ね!」

ミシェール
「警察官が死ねはないでしょ。法で裁きなさいよ」

ミヤコ
「法で裁いても数年で出てくるわ。死にたいって言うんだからそうしてもらえば」

紫苑
「生きたくても死んでしまう人がいるのに自ら死を選ぶなんて馬鹿な奴らね!」

ひかり
「まったくお前らは武術を通してなにを学んだんだか。この間抜け!」

ミシェール
「三日で武術を身に着けた人にこれだけ言われたら恥ずかしいでしょ」

スー
「あー女は怖い、怖い」

レンマ
「おいスー、お裁きはどうすんだ?」

スー
「温泉騒動の取り調べがまだだ。一先ず預かる!」

スーはそこにやってきたリュウたちと合流し、取り調べのため署まで連行した。

ユアンジャ
「これで一件落着だな」

フェイホン
「とんだ交流会になってしまったな」

ウミノシン
「しかし得た物もありました」

ミシェール
「そうね。女性武術隊も誕生したし」

ミヤコ
「しかしチビチビって酷いわ」

キョウマ
「小柄って言ってほしいよね、おばちゃん!で、、、おばちゃんの秘密ってなに?」

くまきん
「お金になるってどういうこと?」

ドニー
「立派な方って誰だよ?」

ウミノシン
「そ、それは」

ミヤコ
「あたしの前世は功夫王国の王妃で、三十年前に功夫星から偵察にやって来たのよ!」

キョウマ
「ぷぅー!オタク通り越しちゃったね」

くまきん
「うん、沼にどっぷりだ」

パン
「ホントだ、休憩になると武侠のDVDばっか観てるんだから」

と門の外にワゴン車が止まり王プロデューサーと唐ディレクターが陳水勝監督と降りてきた。


「皆さんお待たせしました。オーディションの結果を持ってまいりました」


「視聴率は過去最高、局に問い合わせが殺到ですよ」

ユアンジャ
「それは良かった」


「腕立て伏せをしてたのは誰だとか武術指導してたイケメンは誰だとかもう大変」


「女性三人には若い男性からのファンレターまで届いてますよ」


「もう一度みんなを観たいって嘆願書も来てるんですよ」

陳水勝
「それでこちらにいらっしゃる間の夏休みを利用してすぐにでも撮影したいのです」


「それで春節特番まで視聴者も待てないだろうと中秋節に放送しようと思っています。ウミノシン殿いかがでしょう?」

ウミノシン
「夏休みはあと十日しかないのに撮影できるのかな?」

水勝
「生徒の皆さんは日頃から演劇の勉強をされていると聞いていますので大丈夫。任せてくれますか!」

ウミノシン
「そういうことであればお任せしましょう」

水勝
「そちらにいらっしゃるのは南三獣のお三方では?」

化龍
「武侠映画の監督さんですな」

水勝
「今回のドラマはまさに南三獣をモデルに描いた作品なんです」

雲虎
「おぉそれは光栄だ」

暁狼
「わしを演じるのは誰かな?」

水勝
「これが演員表です」

『武林伝 三獣剣客』

《演員表》
楽恩寺
法連(ファーリェン)方丈 ーレンマ
修行僧
法卓(ファーズォ)=(青龍チンロン)ーマンチェク
法京(ファージン)=(白狼バイラン)ーキョウマ
法丹(ファーダン)=(紅虎ホンフー)ードニー
安徳(アンデイ)皇帝ーアンディ
紫凰妃(ジーファン)ー紫苑
朝貴(チャオグイ)太監ートニー
羅刹門師祖ーコリン
羅刹門一番弟子、冠鷲ーくまきん

天珠庵
庵主、瞳蓮(トンリェン)ーヒトミ
尼僧、香蓮(シャンリェン)ーみに
尼僧、光蓮(グアンリェン)ーひかり
尼僧、京蓮(ジンリェン)(別名:青燕チンイェン)ーミヤコ


「ポスター用の写真に是非お三方も一緒にお願いできませんか」

南三獣
「好!」

次作に続く・・・
 
*作者からのメッセージ
作者からのメッセージはありません。
※作品内の画像・背景画像は作者様のもの(一部劇場のもの)です。お持ち帰りされる際は作者様に許可をお取り下さいませ(合掌)

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