『少林学園 武侠兄弟』其の四ーW Mission・・・ー前編
  作者: hiyoko&ミコ   2016年06月30日(木) 20時55分35秒公開   ジャンル:総出演
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第三章 by ミコ

ウミノシン
「お前のとっさの機転でどうにか治まったが、皆がまだ動揺しているのは確かだ」

キンゾウ
「しかし私もヒトミもこうして無事なのに、なぜ1000億の身代金なのかまったく訳がわからんよ」

レンマ
「学園を消すという意味が潰すということならば、身代金を学園に払えと言うことでしょうか?」

ウミノシン
「1000億なんて大金、学園すべての資産を差し出しても足りんぞ」

キンゾウ
「私の全資産を足してもまったく足りない額です」

ウミノシン
「警察はなんて言ってるんだ?」

レンマ
「スー刑事の話では伝説の暗殺者に関係しているらしいです」

ヒトミ
「ではその暗殺者の関係者がワタシたちを誘拐し、学園を潰そうとしてるって言うこと?怖いわ」

キンゾウ
「暗殺者に狙われる覚えはないぞ」

ウミノシン
「レンマ、演劇祭が終わるまでキンゾウくんたちを警察で護衛してもらおうか?」

ヒトミ
「学園のすべてってことはみんなも危険よ」

レンマ
「予告状の差出人は捜査中のようです。とりあえず演劇祭が終わるまで参加者には学園に泊まってもらうよう話してみます」

ウミノシン
「頼んだぞ」

生徒会長室・・・

アンディ
「レンマ、一体なにが起きてるんだ?」

トニー
「ゲームってどういうこと?」

ドニー
「余興ってなんだよ?」

レンマ
「あの文章を読んで落ち着けというのは無理だと思うが、冷静に考えてくれ」

コリン
「身代金1000億とか学園のすべてを渡せって言われて冷静になれるかっ!」

キョウマ
「兄さんはなにかわかってるからそんなこと言ってるんだね」

ミシェール
「女性が安心できるように説明してくれるかしら?」

レンマ
「身代金とは誘拐された人物と引き換えに渡す金です。一体誰が誘拐されたんですか?理事長もヒトミも無事なんですよ。それにどう考えても1000億なんてバカげてるとしか思えない」

マンチェク
「それもそうだな。確かに禅寺の仏像を全部売っても届かない額だ」

パン
「だが、、、あれが誘拐予告だとすれば理事長とヒトミくんをなにがあっても守らんといかんな」

くまきん
「警察で匿ってもらえばいいんじゃない?」

アンディ
「スー刑事たちに学園に来てもらって護衛してもらうってのはどうかな?」

ミシェール
「演劇祭を邪魔するってことなのかしら?」

コリン
「オレたちはどうすりゃいいんだ?」

レンマ
「理事長とヒトミを守り、演劇祭を絶対に無事に開催させます。女性教職員とペアを組んだ者は彼女たちが安心できるようサポートしてくれ。それと学園が責任を持って護衛するので、演劇祭が終わるまでここに泊まれる方はそうして欲しいんだ」

アンディ、トニー、ドニー、コリン、マンチェク、キョウマ
「わかったよ!」

一方、天廩署でも更なる動きがあった。

リュウ
「ユーロ、このキーホルダーを見てくれ。誰かに似てるだろ?」

ユーロ
「生首じゃん。グロいしちっちゃいし、よくわからないよ」

リュウ
「お前は過去の資料をよく見てないからだ。よく見ろよ」

ユーロ
「ホントにグロい、、、あれ、これってヤナガワじゃ?」

リュウ
「そうだ。伝説の暗殺者に殺された悲惨な男だ」

ユーロ
「どこで買ったの?」

リュウ
「こんなものが売ってるか!それにもし売ってても買わないよっ!車のワイパーにぶら下がってたんだ。このカードが添えられてな」

【世の中には似た人間が三人居ると言うが私はそのうちの一人だ。私が信頼する友とプログラミングしたゲーム『W Mission』に君たちを招待する。そして最後にこの戦闘ゲームを制覇し生き残れるのは誰かな?From:S.Y】

ユーロ
「スーに報告したか?」

リュウ
「返信はまだだが、イニシャルに気づきレンマにも連絡してるだろ」

ユーロ
「レンマに話したらまた動揺するんじゃないか?」

リュウ
「ゲームで終わればいいが、生き残るという意味が本物なら殺戮合戦だぞ。スーとローグの指示を待つしかないさ」

用務員室・・・

ひかり
「なにがあったんですか?」

紫苑
「あれはどう見ても脅迫状ですよね」

アンディ
「内容からするとそうですが、実際はまだなにも起きていません」

ハニー
「身代金ってことは理事長父娘を誘拐するってことでしょ」

パン
「そうならないように私たちで守ります。もちろん、皆さんのこともです」

みに
「演劇祭はどうするのですか?」

パン
「予定通り開催します。それまでは学園に泊まってください。みんなでお守りしますので」

アンディ
「女性の皆さん、いかがでしょう?」

ひかり
「ワタシは一人暮らしだから、そうさせてもらった方が安心ですけど」

パン
「禅寺の方に部屋は用意しますので、一人暮らしの方は是非そうしてください」

マンチェク
「わたしと無忌で、責任を持ってお守りしますので」

ひかり
「ではお願いします」

みに
「家族には話しますのでわたしもお願いします」

紫苑
「家族もここの方が安全だとわかってくれるので、私もそうさせていただきます」

コリン
「ミシェール先生とハニー先生はどうしますか?」

ミシェール
「わたしもボディガードになれるから、ハニーにはうちに来てもらってもいいけど」

コリン
「ミシェール先生も強いけど、大勢に襲われたらということを考えればここの方が安全ですよ」

ミシェール
「確かにそうね。ではワタシもお願いするわ」

ハニー
「じゃあ私もそうします」

トニー
「ぼくも泊まろうかな。アンディは?」

アンディ
「もちろん泊まるよ」

おばちゃん
「ここには武術者が揃ってるから安全ね」

キョウマ
「僕も泊まるよ」

パン
「ひかりさんとみにさんはここ以外でもお仕事があるでしょうから、外出時も無忌たちがお伴しますので」

キョウマ
「一緒にいる時間が多い方が練習も捗るね。おばちゃんも寺で寝る?
あっ、パンさんがいるから大丈夫か」

おばちゃん
「そうだけど、みんなで泊まるのも楽しそうね」

パン
「修学旅行じゃないんだぞ」

マンチェク
「座敷は広いですから大丈夫ですよ。パンさんも宜しかったらどうぞ」

キョウマ
「そうだよ。まとまっている方がいいよ」

パン
「ではみなさんの荷物を取りに向かいましょう。楽器は明日の朝、学園に運びますので用意しておいてください」

禅寺・・・

無忌
「皆さまようこそ。男性はこちらの座敷を、女性は奥の座敷をお使いください」

マンチェク
「先程、法海師匠から連絡があり明日には戻ってまいりますので一層安全です。皆さまご安心ください」

パン
「そうか、法海も戻ってくるなら私も楽しい」

キョウマ
「パンさんこそ、修学旅行気分なんじゃない?」

パン
「そうではない。久々に会えるから嬉しいのだ、一緒に禅も組めるしな」

おばちゃん
「皆さーん、お食事ですよ。精進料理ですけどどうぞ召し上がってくださいな」

ハニー
「食事とボディガード付きで檜風呂まであってここは最高ね」

ひかり
「食事の支度はワタシも明日から手伝うわ」

みに、紫苑
「わたしも手伝います」

無忌
「ミヤコさんの料理は美味しいですよ。では手を合わせて、、、戴きましょう」

一同
「戴きます!」

食事を終え順番に入浴を済ませ、各ペアは打ち合わせを始めた。

ひかり
「皆さん、ご希望の衣装があればご用命くださいね!」

無忌
「パンさんはなにを披露されるのですか?」

パン
「くまくんと武術表演をするんだよ。私は槍で彼は双剣だ。それより君は参加しないのかい?」

無忌
「ぼくは相手がいなかったし、法力は人には見せられませんし」

パン
「きみの相手が務まるのはマンチェクだけだもんな」

無忌
「笛は吹けますが、それ以外は出来ませんし」

パン
「法海が戻ってくるなら彼と組んだらどうだ?法力ではない武術表演はどうだい?」

無忌
「そうですね。師匠がお戻りになったら話してみます」

それぞれのペアは・・・

ハニー
「トニタンはベリーダンスできるの?」

トニー
「ベリーダンスに合わせて創作ダンスを踊るよ」

ハニー
「私は他のジャンルも出来るからトニタンに合わせるわよ」

トニー
「ぼくはフラメンコ、タンゴ、ルンバが出来るけど」

ハニー
「じゃあルンバにしよっか!衣装は私は自分のを着るけどトニタンは?」

トニー
「明日、衣装室で一緒に選んでくれますか?」

ハニー
「いいわよ」

アンディ
「曲は任せてもらって大丈夫ですか?」

紫苑
「2ビートから32ビートまでなんでも大丈夫よ」

アンディ
「絵も描けて小説も書けてドラムも叩くなんて紫苑先生は多才ですね。衣装はどうしますか?」

紫苑
「衣装もアンディくんにお任せするわ」

アンディ
「では一緒に学園の衣装室で選びましょう」

ミシェール
「コリンくんは武器は使うの?」

コリン
「武器は使わずに拳舞いをするつもりです」

ミシェール
「衣装はどうする?」

コリン
「ひかりさんにお願いしようと思ってるんだけど先生は?」

ミシェール
「和服を着ようと思うから、色味を教えてくれれば学園の衣装から選ぶわ」

ドニー
「ひかりさんはどんな曲でも弾けちゃうの?」

ひかり
「和でも洋でも華でも大丈夫ですよ」

ドニー
「神秘的な曲がいいんだけど、なにかオススメはない?」

ひかり
「ドニちゃんはブルース・リーファンだからやはり表演は詠春拳かしら?それなら合う曲をリストアップしておくけど」

ドニー
「当たりー!剣舞からの詠春拳さ。曲はお願いするよっ」

ひかり
「衣装はもちろん、あれ?」

ドニー
「トラックスーツカラーの表演服って作れるかな?」

ひかり
「かしこまりました。お任せください!」

みに
「マンチェクさんの表演は剣ですか?それとも槍かしら?」

マンチェク
「剣舞をしようと思います。曲は静寂から激動感溢れる旋律でお願いしたいんですが、大丈夫でしょうか?」

みに
「お任せください。衣装はわたしが選ばせてもらってもいい?」

マンチェク
「お願いします!」

おばちゃん
「キョウマくんがなにをするか当てるわね。太極剣長拳でしょ」

キョウマ
「当たりだよ。なんでわかるの?」

おばちゃん
「それはキョウマくんの大ファンだからよ」

キョウマ
「衣装はひかりさんにお願いしようよ」

おばちゃん
「あたしがデザインしてもいい?」

キョウマ
「もちろんさっ、お願いね!」

明日からの練習に備え皆、眠りについた。

翌朝、車内では・・・

パン
「みんなも落ち着いたようだ。警察からの情報はなにかあったのか?」

レンマ
「まだですが、愛する家族のために彼が動かない訳はありません。彼を信じて待ちましょう!僕たちも楽器を運んだら今夜から学園に泊まることにします」

そこにメールが送られてきた。

スー(メール)
『昨日、第一予告があった。お前はとにかくみんなを安心させてくれ』

レンマ(メール)
『演劇祭が終わるまでみんなで学園に泊まることにした。犯人の目星はついたのか?』

スー(メール)
『伝説の暗殺者であるローグアサシンに殺されたヤナガワという男の名を語る愉快犯だ』

レンマ(メール)
『愉快犯?なぜそう言えるんだ?』

スー(メール)
『W Missionという戦闘ゲームにみんなを招待してくれるらしい。俺が学園に行くとみんなが動揺するだろうから署まで来てくれ』

レンマ(メール)
『わかったよ。今パンさんと一緒だ、すぐ行くよ』


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