『少林学園 武侠兄弟』~消えた袈裟と数珠 前編
  作者: ミコ&hiyoko   2016年04月29日(金) 21時19分25秒公開   ジャンル:総出演
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第一章 by hiyoko

四月 桜が散り 新しい新任講師も新しい学生もきて
ワイワイしている少林学園。
金のバックル事件から
月日は立ちレンマたちは心機一転今年も武術鍛錬に励んでいた。

そんな中でレンマキョウマが目にした本堂裏の秘密の蔵にあったはずの宝物袈裟と数珠が無くなっていたのだ。

代々受け継いでいる袈裟と数珠はこの学園の少林寺の系統武術を継承する共にこの二つを管理する事にもなる。
学園の秘宝であり、証といったところ。

そんなものがどこかに消えてしまったのだからレンマとキョウマは武術の訓練も上の空になってしまった・・・

レンマ
「どうしたものかな〜」

キョウマ
「まずいよなあ〜・・・二人で探せってさあ・・
そんな簡単じゃないのに何って二人なんだ?」

レンマ
「前回の事があるからじゃないのかキョウマ?
でもなあんなものは二人だけで探せるものじゃないんだよなあ・・」
ため息をつきながら話しているとヒトミがレンマに話しかけた。

ヒトミ
「レンマ忙しいって言うけど最近そんなに
武術の訓練もあまりしてないって・・どうゆうこと?
あ・・やっぱり私のいるよりキョウマやメンバーといる方が気が楽なのね」

レンマ
「そんなんじゃないさただ忙しいだけだ
ヒトミってそんなにせっかちだったけ?」

キョウマ口がはさめない。
しかしレンマのつっけんどな言い方をすればこじれるだけ・・どうしてこう上手く扱えないかな・・と
兄のレンマを横目に見ながら幼友達または彼女の一番の美人をこうも簡単に怒らせるようなことを言うレンマに
ちょっと呆れてた。

レンマ
「怒るなよ、もうすぐ武術大会もあるし
生徒会とかいろいろ行事で僕もいっぱい、いっぱいなんだ・・・全部すんだらデートするから・・まてよ」

ヒトミ
「前回もそんなこと言って・・コリンと
バタバタ何かしていたじゃない・・約束って
できないのならいいわ・・兄さんの所でも行こうかしら・・」

レンマ 義理の兄になるスーの所に行くなんてでまかせがよく言えるもんだなあと思いながらあの兄の所に行って無事に済むはずがないのに?!
なんでまたそんな事をいってイラつかせるかな・・・
女ってわからないな・・
ヒトミだからわかることがあると思ったのに
そうすれ違う心にどう共通点を見出していいかわからなくなりそうだった・・・

キョウマ
「お取込み中の所申し訳ないんだけど…・
兄さん・・ドニーたちが呼んでる・・きっとマンチェクの事だ・・ヒトミさん兄を許してくれないかな・・
無理だと思うけれどお願い<m(__)m>」

手を合わせるキョウマにヒトミは兄思いの
キョウマを見ると挟まれているのも大変なんだとふとおもうと笑って言った。

ヒトミ
「しかたないわね〜レンマってキョウマがいないとこうゆう事もダメなのね〜
キョウマ君ごめんね、じゃしばらくレンマには会わないから・・
キョウマ君一緒にいてサポートしてあげて」

レンマ
「あ〜〜〜も〜〜〜そうじゃないって・・
ヒトミ〜!! どうしてだ?」

ヒトミはレンマのそばから離れてどこかにまた行ってしまった。

キョウマ
「兄さんは・・・・・・・・・・・
あの人に相談してみたら?」

レンマ
「はあ?!なんでスーに!アイツに何を頼むんだ??え??
彼女とうまくいく方法でも教えてくれって頼むのか??
馬鹿言えよ、今それどころじゃなくなっただろう?
それにあの兄貴は今どこにいるかわからないんだよ・・しばらく
なにもなかったし 
とにかくこの件が済まないと何もできない
桜のいい時期なのにな・・・・・・・・・・・・・・・・・」

桜が散り始めたこの季節いい季節なのに、また事件が出てきて計画していたデートも潰れていい事ない最近・・・
「はあ〜」ため息が出るレンマにキョウマは「大丈夫だよ兄さん
きっとわかってくれる日が来るって」

そう肩をたたきドニーたちが呼んでるそのもとに行った。

レンマはぼんやりしながらドニーたちと会った。

ドニー
「おいおい・・新学期からえらくしょげてんじゃないか?
百戦錬磨のレンマはどこに行ったんだ??お前さ〜今春爛漫だろ??
そんな顔するなよ」

レンマ
「ドニーはいいよな色んな事知ってって
俺なんかな〜あーも死にたい」

そんなつぶやきをしてるとコリンが寄ってきて
「はあ?お前まだ始まったばかりなのにもう死にたいのか?
あほか!女がお前に協力できないのはお前が程よく今の状況を言えないからだろ?マンチェクの事話したら理解してくれる。知らない仲じゃないんだからよ
お前女に振り回される人生より自分のこの先を考えろよ
お前兄貴持ってんだろう?」

コリンまでそんなこと持ち出してしまい
レンマは「あの兄貴の事は言うなよ!え?アイツはアイツだろ?
どっちがどうなのかさっぱりわからない男の話はいい・・」

ドニー
「焼いてるな?!お前?スーってやつに・・
あの男が両方の異性にもてるのは大人の力ってやつだ
俺も一緒にいたけどアイツは天性のプレイボーイだな
どっちも適当に付き合ってる・・別にああなれって言ってない
ただ今どうして時間が取れないかくらいはいっておけよ
それが信頼してるって事だろ?それを見習えって事さ」

レンマはそうゆうことなのか・・・と
少し前の自分たちの事件で知った義理の兄のその離れた訳を思い出した・・。確かに何も言わないがアイツはそれなりの行動をしてヒトミを陰ながら支えた・・。
決して誰かに何かを言わなかった・・・・・・・・・・・・。
何時か追い越したいものだな・・。そう思い出しながら
マンチェクと袈裟の事を考えていた。

レンマ
「マンチェク保釈か?」

ドニー
「ああ・・そのスー刑事の同僚のリュウって人から連絡がトニーにあってな・・いわゆる司法取引というやつらしいけど前回の事件まだ確実な犯人がいるって事で身元引受人も
出てるという事で更生できるチャンスもあるだろう?
だから話をリュウという人が話をマンチェクにしたらその話を受けたって事で今から迎えに行くって事」

レンマ
「俺たちだけ??」

ドニー
「いや・・法海師匠が一緒でいま師匠が話を詰めてる
俺たちは更生するマンチェクを助けていくって事だ」

キョウマ
「マンチェク・・アイツほんとになんであんな事したかな・・
いいやつなのに・・何かこう裏があるんだろうけどな
それがうまくかみ合わなかったんだろうな・・そこが10代俺たちのはまりやすって事か・・・・・・・」

レンマ
「スーの同僚にそんな冷静な人間がいたとは・・・
初めて知ったよ・・信じれないけど」

半分笑いながらレンマはマンチェクを迎えに行く事にしてこの二人キョウマとマンチェクの出迎える事にした。

少年院ではマンチェクの書類をあれこれサインを係官がし、それを身元引受人となっている法海が行いその後ろで弟子の無忌がきちんと書類を確かめていた。

法海
「これでマンチェクそなたは外の世界に出れることになったが
今からが修練だ・・悔いを改めることも大事だが真実を見極める
力がもっと大切だ。つらいことがあると思うが真実がそなたの
これからの道を広げてくれる大丈夫だ」

マンチェクは何も言えず「ありがとうございます」と
一言いい法海と共にこの年月を過ごした施設を出ることになった。

無忌
「だいじょうぶですよ〜」

法海
「お前はお調子者だな・・まあそこがいい所だが、これからの事がそう易々とはいくまい、だが簡単に世の中が
開けるというのは嘘だな なあ無忌お前もここで勉強だ」

無忌
「あーもー師匠は硬いんだから〜だーから黄飛鴻師父に笑われるんですよ〜もー・・」

法海
「ほうそなたは黄飛鴻師父にあこがれ持ってるのかね?
他に師匠を敬うこころがあるとはな〜」

無忌は中々のやり手だが時々詰めが甘いことがあり
何度か黄飛鴻に助けられた経緯があり、そのたびにその黄飛鴻の技をみてもしかしたらうちの師匠よりものすごい人かも???と思うのだった・・。

そんな弟子の心をさっさと読んでる法海は
“まだまだな・・”と思いながらも何かを尊敬して勉強をする心がけを持っている事はとりあえず良いことだと思ってこの弟子と共にあちこちしながら今回は学園に来たのだった。


笑いながらマンチェクと共に歩いてると遠くからレンマが笑ってマンチェクを呼んだ。

レンマ
「おい〜マンチェク〜あそぼーぜ〜
退屈だったろ〜おまえ〜今度はちゃんと真面目に遊ぼうぜ〜」

屈託のない笑いをするレンマに法海師匠は
「よき友だな」そう一言いうとマンチェクの背中をそっと押した。

マンチェクは今までの事を一切言わないこの人間たちを言葉はないけどとっても嬉しくて・・そのままその輪の中に入って今まで何もなかったようにまた一緒に話していた。

そんな光景を遠くから見ていたリュウは
「まあ・・これでいい・・スーはそうしろと言っていた
そこから・・ほんとの狙いが出てくるか・・」

彼らの思っている想像以上に・・・スーはしたたかに・・
次の罠をかけてそこにホントの大物が落ちてくるのを待っているのだ。

悪い奴だと言えば悪い奴になるスーだが
マンチェクが変に腐ったやつではないと確信したのもあり
上層部に掛け合ったのは本当のところで
スーはあの事件の後・・刑事本部で少年犯罪の温床になる人物を探り当てていた・・。
そのためあの事件からレンマたちと一切連絡もせずリュウへ充てる伝言のいくつかで彼はあの日から動いていた・・。

リュウは時々裏町でスーと会うくらいで
スーはいつもレンマたちの事を聞きながらタバコをふかしてわらっていたという・・。

リュウ
「レンマ君の大きな後ろ盾に義理の兄だな・・それもそのうちわかるようになるのか・・
それが分かった時レンマたちは憤りを感じるのか
それともそれを超えてスーと話ができるのか・・先はわからないが楽しみだ・・」

リュウは学生たちがワイワイしてる光景を見ながら足音も立てずそっと立ち去った。

それは“何も見てない“といったふりをして・・・。

遠い暗闇の中・・・
軋んだ体がいたむ・・・・・・・・・・・・・・・・・
目を開けるとそこには見た事があるような無いような
光景が広がる・・。
「はて・・俺はいつどこで何をしたのか・・」

剥き出しの肌にやけに熱さがこもりしかし薄い布が当たりうだるい体内・・何かが暴発したようなそんな・・
見えない目が痛い頭の中がすっきりしない・・・・・。

ふっと顔を上げた・・

スマホの音が鳴り響いていた・・・・・・・・・。

「おきたら?」

「え?なんだって・・・」

「リュウから」

「あ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん」

聞こえてきた声にかろうじて反応した肢体はやむなく
動くしかないというように虫の息のようにごそごそ手元をさがして無機質なものに当たるとそれをとった。

「もし・・もし・・・・」

リュウ
「保釈完了」

「ああ・・・・わかった・・」

リュウ
「いつ帰ってくる??」

「・・・まだ・・・」

リュウ
「わかった・・じゃ」

「カチ・・ツーツーツー・・・」

「ふー・・・」妙なだるさが体中を駆け巡るこの男の
朝はまだ明けてない。

傍にはハンと友達兼仕事仲間が声をかけた。
ローグとの腐れ縁である。

「起きろよ・・仕事行くんじゃないの?」

「仕事ねえ…いや・・・今日は寝る」

「じゃ・・・ご飯くらい食べてよ」

「いらねーな・・・・・・・・・・・・・・・」

ぐらっとまたベッドに倒れこむ彼を支えて
「お昼だよ・・昨日・・戯れすぎでしょう?
相方待ってるよ」

「スーいつまで寝てるだよ・・・恋人が
もう出勤してる時間だぜ」

ユーロの声にボ〜っとしていたスーは
少しづつ記憶が戻りつつあるがその戯れた時間は一切
おぼえてない・・・。

スー
「ユー――ロ今何時??」

ユーロ
「今午後三時だ・・お前朝まで何やってるんだ??
恋人はとっくに起きてお前の身の回りしてるぜ??
こら・・・・・・・・カモフラージュばっかりしやがって
飲み過ぎ遊び過ぎだ・・」

スーは頭をかきながら何もひとつまとってなく
リュウによく似た顔の少し童顔の彼ハン
自分の“仮の恋人“に腕をからめながら
「ローグは??あれ??アイツ…………じゃねえの??」などと言いながら
目を開けるとそれはかわいい顔をのぞかせたリュウではないハンがそこにいてスーの相手をしていた。

スー
「あ・・・えーーーっと・・・・」

ユーロ訳の分からない事ばかり言う相棒に近寄り
「しっかりしろ〜よー・・リュウは仕事場こいつはハンだ。
お前がオークランドから呼んだんだろ??今回の仕事で・・
ハンの身にもなれよー新婚ほやほやなのにお前の戯れの相手までしなきゃいけないとはな・・・オイコラ・・」

スー
「ただ一緒に寝ただけじゃねえかよいいじゃん」

ハン
「一緒に寝たね・・ええまあそうですけど僕をあのリュウと間違ってタックルするのが添い寝でしょうかね?スー??
まああなたがいい男だから許しますけど・・ミートボールのよーな
ブ男だったら10秒で殺してます」

スー
「ミートボールね!ぐははははは〜あー笑える
であいつとはそうなったの?」

ハン
「ぶっ殺してやりましたよ、(笑)それはいいから起きてください。二日酔いになるようなそんなに弱かったですっけ?
お酒?」

段々徐々に目が覚めていく様にスーは軽い笑みを浮かぶように笑いながら腕をまわしながらくねくねとぬらりひょんのように身体を密着させて言う「なーそのタックルならもう一度やらね?
今度は寝落ちしねえから・・・・・」

ハン
「あのね・・・」

ユーロ
「お前・・・・・・・寝落ちしたの?!マジかあ!!!!!!!!
今日一日ですごいオチだな!完璧100%落とすスーが寝落ち!!って
ありねえだろ・・お前は・・・本当にこれって時にドジ踏むのな・・」

スー
「飲み過ぎて食欲がなくなったんだよーそれから覚えてねえもん・・」

ユーロ
「ふーんそれで今絡んでるの?それって・・あれだな・・
叉のお楽しみって事で起きろ、起きろ・・仕事だ仕事・・」

ユーロは愉快なこのクールな?!相棒の寝起きにただ一人
付き合える人間でもあり・・このスーという男は寝起きが悪い
何をした後でも寝起きが最悪に悪くその日上手く起こさなかった日は
一日があれるという法則を持っている。

それができるのは“ローグ“だけだった・・。
なぜだか・・ローグのあやし方は誰もできないくらいスーの心をコロコロ転がしていくのだが・・この狼か?ネコか?
わからないこの相棒の性格を知り尽くしても・・
寝起きをいじるのが一番・・・・・・・・・困難・・だという事を
ユーロは知ってる・・

だからあまり手を出したくないのだが仕方ない・・。
この時間になってもひたすらナメクジのように眠る相棒を起こさないと夕方からの仕事ができないのだ・・。

本当はリュウに任せたあのマンチェクの件も本来スーが行く予定だったが・・スーは事件を追っていて手が空かなかった上に夜中からクラブで乱闘事件に巻き込まれ、スーは暴れまくり
右手一本で20人を倒してその足でハンの経営するバーで飲んでいたので・・
結局マンチェクの事はリュウに預け彼はハンといつ帰ったのかさっぱりわからないくらい時間に帰り、何をしたのかさえも記憶がなくただ暴れた後のお酒に身も心も沈み妙な筋肉痛が後から来るという・・
そんな眠り方をして今に至るだけの事である・・

スー
「うーん腰と足と尻と・・その他がイテー・・」

ハン
「それ全部っていうんだけ・・スー・・今日の仕事出勤するんでしょう?車も用意してるから・・シャワー浴びて支度したら?」

スー
「お前は????」

ハン
「仲伍と連絡取るから・・遅くなる」

スー
「嫁さんじゃねえの??」

ハン
「まあそれも・・だから・・おきてよ・・・
僕がゲイにみられるじゃん」

スー
「別に〜いいじゃんね・・・・・・・俺〜」

ユーロ
「その先を言うなよそっちもエゲツナイ事ばかり出るだろう
お前の犯行というか行いというのは
始末に負えないからなレンマが知ったら卒倒するだろうな・・・」

ハン
「へー兄弟がいたんだ・・それは知らない方がいいな
子供にいい影響はないからな〜」

スー
「うーん普通だと思うけど」

ユーロ
「どうでもいい早く起きろ・・よ」

スーは裸のままぼんやり歩くと
ハンに介抱?されながらシャワー室に消えて行った。

ユーロ
「仕事のしすぎなんだよな…真面目なんだから」

そういいながら午後三時の風景を窓辺から見ていた。

相棒を起こしいつもの助手席の隣に座らせるとやっと一日が始まった。

そうは言ってもすでに午後の三時だが・・
相棒との一日は時間ではなくその仕事の濃さだと思っていたいユーロ車を走らせるとリュウから伝言が
スーに届いていた。

スー
「あ・・〜なんだ?」

リュウ“袈裟と数珠”紛失・・・

スー
「またかよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺はねキンゾウの学校の探偵じゃねえんだよ・・」

ユーロ
「そう怒るなって」

スー
「怒ってはないけどな・・・・なんというか
ず〜っとついてるだろう?
本来の仕事がしたいんだよ」

ユーロ
「本来の仕事はさ、その合間にやってるじゃん」

そういいながら仕事場に帰らず今日の仕掛けてる
仕事場所に行くユーロは軽く言うと、スーの顔を見ながら笑いつつ「まあまあ今日も収穫がありますから〜」
目的の場所に車を走らせた。

スー ユーロのその言葉を聞きながら髪をかき上げると、サングラスをかけなおして夕方の花街の裏側に車を止め繁華街と呼ばれるクラブの灯りがポツポツと見え始めた時間帯に人に紛れていった。

そんな頃レンマやドニーがその町にいたとは知らず・・
スーはユーロと歩きながら人混みに紛れてあちこち人の動きを眺めていた。

スー
「・・キョウマ??ドニー??気のせいか・・
奴らがいるわけないか・・袈裟を探してるはずだ」

何となく背丈恰好が同じように感じただけの
男なんて見ただけではわからない。
目的は
「chordname “F“」目星をつけたその店に
案の状はいっていった。

スー
「Fが入っていった。わざわざ海外から来るなんて
このご時世に何をたくらんでいるんだ?・・」

Fを追って二人は別れていた。

そんな頃キョウマはドニーと繁華街に繰り出していた。

キョウマ
「兄さんはリュウさんと一緒にまっているって・・」

ドニー
「レンマはいろいろ頼みごとをされると
断れないからな・・・」

キョウマ
「着替えた方がいいんじゃ・・・」

学生服のまま出てしまった二人は夜が更けるのを待っていたがレンマがリュウという刑事に会うと言っていた
場所に行こうとして少し通りを間違えてしまったようで
気がつけば人が多くなって流動的になっている時間帯・・・。

キョウマはまいったな・・・・と思いながらも
道を確認しながらドニーと歩いていた。

ドニー
「いい店があるんだ」

キョウマ
「これより目立つ服とかは御免だ・・」

ドニー
「そういうなって〜」

そういいドニーがModelしていた頃?に使っていた
友達の店に行くとドニーが選んだ服を着たキョウマ・・・
鏡を見て「どどどどどどっどど〜〜〜これ恥ずかしいよ」

ドニー
「え?ちょっと癖があるけどまあいんじゃないか??」

キョウマのスーツはシルクなのだが微妙なRhineと
体の線がしっかり出るその・・ラインのスーツは
スーツの下に何もきれず・・
そのまま羽織るそんな
ボックスタイプで自分がいくら武術をしてるとはいえこのスリムタイプの服装は目立ちすぎる・・と
鏡を見ながら外に出る勇気が出なかった。

ドニー
「これブランド物だぞ お前地味な黒だし
おれも肌は出てるけどそんな派手じゃないから大丈夫だ」

キョウマ
「え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
でも・・・・・・・・」

ドニー
「いいから」

そういい押し出されるように学ランを持つと
店の外に出ていた。

ドニー
「あとで払うから」

友達は「いいさ〜お前が着るとそのうちそっち系の人が必ず買うだよ〜広告塔だから」

キョウマはそっち系?ってなに??って顔しかめながら
イヤーな予感しかしかなったがふと・・
それに似た服が
何着かかけてあったが・・ドニーがいつぞやモデルをしてた
そんな服だったらしくすぐ売り切れたと店員が自分に話してくれた。

キョウマ嬉しんだか悲しいんだか・・・
同じ服を買うんなら
ラウの行きつけにいきたかった・・と思いながらそさくさと学ランをどこかにしまうと・・
リュウのいる場所に向かった・・・。

そんな事をしてると リュウはじっと・・遠くを見つめていたとき
びっくりする二人組を見てたじろいだ・・。

リュウ
「えらく目立つな・・・・・・・・・
?????もしかして・・・・」

背丈幅も間違いないレンマの友達と兄弟だった・・

リュウ無言のまま仕方ないな・・と
レンマたちをそっと呼んだ。

レンマ
「だれだよあれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

コリン
「おいおい・・・・・・・・・・・・・・
どうするんだよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

この三人が固まるなんて予想もしないドニーは意気揚々と
三人もとに到着した・・。

レンマもコリンもリュウの私服を借りていたので
ブラックジーンズに薄い〜パーカを羽織っていたくらいで
スーツなんて着るはずもなかった。
どこでドニーたちが調達したのか????リュウは
は!っとしたが今日の捕り物には協力してほしいと言った手前
帰れとは言えない・・・。

ドニー
「おそくなってごめん〜んな」

レンマ
「ああ・・まあいいけど・・どこへいくのかな?」

ドニー
「え??クラブだろう?そっちこそオシャレじゃないな〜」

キョウマは無言のまま兄レンマのソフトなパーカの着こなしにヒトミがきっと見たら惚れ直すだろう〜という着こなしをみつつ
自分のスーツの姿がどううつってるかわからないまま恥ずかしさいっぱいだった。

コリン
「ドニーって結構お洒落…なのな・・まあモデル〜だったから??
その最新のスーツ雑誌に載ってたよ・・まさか今本物を見るとはな・・」

コリンのとぎれとぎれの言葉に微妙な途切れがあるのはリュウの怪訝な顔を見てあまりの派手さと場違いという物にどういっていいかわからなかった・・。

リュウ
「ターゲットは数珠の持っていた人間・・だ
探すだけでいい・・・あとはそっとICチップを付けて終わり」
そうして小さなチップを渡すとそれぞれそっとポケットに入れて
そのターゲットの集団を見つけるという事だった。

そして夜の灯りがあたりを灯す時間帯に入る間にリュウたちは二人一組になってクラブや個人の店を歩いていた・・。

ドニーとレンマはクラブの中をうろうろしていた時だった。
「ヒトミ????????????????????????」
女性の行くさきを目で追っていた・・・

いやでも・・こんな時間にこんな場所にヒトミはいない・・
目の錯覚だ・・・。そう思いながら人をかき分けていた。

ドニー
「どうした???」

レンマ
「いや・・」

耳のつんざく音楽照明の色が七色に変わり目がぐるぐるするような
錯覚に陥りながら・・二人は踊ってるふりをしながらターゲットを
探していた・・写真をそっと持っていた二人・・
どう変装しようが
その集団の匂いは変わらないとリュウが言っていたのを頭に入れて
探すと・・その集団は集団でいた。

レンマには想像できないほど周りに女性がいてその女性はレンマが見た事もない露出の多い服を身にまとい男たちの背中に手をまわされてくすくす笑いながらそのあらわになってる肌に手をやる男たち・・。

レンマはドキドキしていた・・何やらとっても怪しいふいんき
微妙に女性の顔が赤らめいていて動くたびにちょっと女性の顔に
汗が出てる・・・・・・・・・。

レンマ
「え????????????なに・・・・」

心臓が一気に高まっていた。

ドニー
「仕事しろよ」そう言いながら忍び寄ってチップを付けていた。

自分の殺気等が消せるのが日々の成果である。

勘ぐられずにその集団を通るたびにチップを飛ばしてつけて行った。

でも・・なんだかドキドキする・・・。
レンマの鼓動が大きくなっていった・・。

そうして一つのターゲットの作業が完了し
それぞれの仕事がおわり集まった時リュウ
「ありがとう・・送るから帰ろう」

そう話していた時 きれいな男の人が通り過ぎた・・・が

レンマは目を疑った・・

ドニーと同じ服を着ていた人間が通りすぎて
しかも怪しい匂いがした・・そして相手は男
寄り添ってるように肩をくっつけるように
何か危険な匂いそしてそっと振り向いた時
レンマは固まった・・・

リュウ
「どうした?レンマ・・」

コリン
「目に悪い物でも見たんじゃないのか?」

レンマ
「・・・・・・・・嘘だろう…
なんてヒトミに言うんだよ」

リュウはその言葉の向こうに誰も知らない
彼だけの時間がそこに広がっていた。

リュウ
「なあレンマ・・・・・気にするな・・
レンマ??なあ・・おい・・泣いたらだめだ・・」

レンマ
「リュウさん・・・・・・・・・・・・・
俺・・・・・・・俺・・・・・・・・・・何がどう動いてる・・」
涙目のレンマ・・彼の今日映った夜の星が滲んでいた。

リュウは肩をポンポンとしながら人通りの少ない道を
選んで彼の心を落ちかせていく様に一緒に歩いた。

キョウマとドニーとコリンはそのレンマをそっとするとリュウに別れを告げた。

コリン
「明日学校で待ってるぞ」

そうコリンは言うとバイバイと手を挙げて地下鉄にてキョウマたちと家路かそのままドニーの家か?
そこらあたりに落ち着くのだろう・・という風景にて消えて行った。

リュウはこうゆう事っていつかばれるんのかな?
なんて思ったが思ったより早く目についてしまいレンマを自分の同僚がこんな風にすれ違うというのも
言葉にできなかった。

レンマは
「僕はどっちに行くべき?」

リュウは
「まっすぐ自分の道を行くことが彼の望みじゃないのかな・・」

レンマ
「ヒトミは・・・・・・・・」

リュウ
「大丈夫だよ彼女も賢い女性だから
君のことも兄さんの事もわかる。
それより誰が秘宝を盗んだか?
そっちを探すしか
今できることってそれだから。
探していれば
ちゃんと道は開けるさ、前回もそうしてスーと巡り合ったんだろうから時間がいるのかもしれないね」

そうリュウは優しく言葉にすると 
レンマの年の離れた兄のようにゆっくり歩調をとりながら・・・そっとベンツに乗せて夜の街を離れた。

その頃スーはドニーの着ていたあのスーツを着こなし
ターゲットである“F“の部下の趣味まで自分の味方にすると
腰に手をまわされて少々気持ち悪いが、“F”の部下にはいろいろ聞かなきゃ
いけない事が多くユーロには後ろからつけておいてくれと
言い置いた後この油断ならない?部下に体を付けると言った。

スー
「僕が・・もし〜あなたの色恋になれたら日本に連れってくれるの?」

Fの部下
「うーん・・ボスは君をどう思うかな?小さくて
細身でかわいい・・私は色恋以上にビビッと来たけど
いま大きな仕事を抱えてるんだ・・それが済めば君を
僕の家に連れていける・・こんな出会いは夜の街でも
早々ないからね・・。今晩はずっと一緒だから」

スー
「ほんとうに〜〜〜〜♪」

ちょっと男らしくちょっとそれらしくでもにこっと笑っていたスー(なに?この夜ですませるものか・・
お前にはいろいろはたらいてもらわなきゃいけないんでね・・
しばらく見せてもらいましょうかね)なんて思いながら
密かに胸に秘めた計画を実行し始めていた。

ユーロ
「たく・・・・・・・童顔をいい事に好き放題だな・・・・こんな姿レンマに見られたらどうするんだ?
仕事だからいいけどなお仕事でももうちょっとましな奴をカモにしろよーそれにドニーの着てた服着るかあ〜
お笑い草だな」

まあいいや・・・“F”に怪しまれないように時々ぶんなぐってやろうかな・・なんて軽く思いながらスーの後をそ〜〜〜〜と尾行していた。

スーはそのまま夜の闇夜に消えるとクラブでワイワイと水のようにお酒を飲みその日はその部下とどこかに消えて行った。

ユーロ 
リュウにつなぐ・・「ターゲット捕獲」
そうつなげるとユーロの伝言を確認しリュウは
「ぼくにはできないな・・」呟きつつそっと隠した。

リュウはその後レンマを帰すと仕事場に戻った。
お客さんが待っていたのは玄関を入ってからだった。

「この夜の時間帯に優等生が何の用?」
リュウの目の前にはトニーがにこっと微笑んでいた。

トニー
「あれ?スーは?」

リュウ
「しばらく休暇でいないけど・・」

トニー
「へえ・・休暇ねえ・・内部調査の間違えじゃ?」

リュウ
「内部調査なんて言葉をよくしってる・・・ね
用件は?ここまで来たならお茶くらいだすけ・・ど」

トニー
「あ・・・・・・いい出直すよ」

リュウ
「しばらくいないけど本当にどうする?」

トニー
「また出てきたら連絡するよ」

リュウ
「そう・・」

トニーはリュウの話の中に何かヒントがあるかなとスーがいないのを知ってきたが・・彼の表情からは全くそれが見て取れないのである・

トニー
「完璧なポーカフェィスにやられたな・・」
車の中に戻るとラウが言った「だからやめておけっていったんだ・・
トニー相手がわるい・・・リュウという男がそう簡単に落ちるわけない
“F”をめぐる攻防戦は別を張った方がいい・・無くなった宝物はただの宝物じゃない・・・・・・・もうみんな気づいてるはずだ」

彼らはリュウを張っていた。

リュウは知っていたという事も知らないふりをして
デスクに帰ると仲伍がそっと座っていた。

リュウ今日はよく客人に会う日だと静かに椅子に座ると
「主は元気?」

仲伍
「上手くやり過ごすのがリュウさんだねローグさんは
いつもそうしたリュウさんが気に入ってるよ」

リュウ
「あ・・こわいな買い被りだ・・で?なんて?」

仲伍
「“F”はスーを知らなくてもレンマは知ってる
レンマが危ない・・・学園のOB・・主は少し気になってるけど
リュウさんは?」

リュウ
「そうなのか、OBねえじゃ?マンチェクの件も関係がある?ってこと?・・」

仲伍
「マンチェク・・あの学生の事件とFは見えないけど
調べてみる価値はあるかもしれない・・」

リュウ
「貴方の目はもうそこに向いてるとか?」

そう仲伍に質問した。

仲伍
「リュウさん主は心配してる」

リュウ
「生きてるよ 主にそう伝えてほしい」

二人の中に名前こそ出してないがスーが今どうしてるか?
そんな会話が案に含まれていた数分・・。

リュウ スーが怪我をしても死ぬって事はない。
“レンマの義理の兄はそう易々とはやられない
スーは・・・・・・・・・ローグの・・・・・“
それ以上考えないことにした。

仲伍はリュウに「叉連絡するから」そういうと
誰も来ないうちにまた風のようにいなくなった。

これからの仕事が早急になる事を予感しながら
スーに見えない翼が・・広がるのは時間の問題だと
思えた。

袈裟と“F”・・・隠された秘密をリュウは静かに
手を付け・・誰も知らぬ未知の領域の扉を開けようとしていた。



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