道14 End 終
  作者: PN-S   2015年04月26日(日) 15時09分45秒公開   ジャンル:アクション
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「濁炎:終止符・・・・」
サン「あ?あんた誰だ?」

シャン「誰でもいいだろう?後片付けをしておく
ユーロにも報告しておくよ・・喧嘩が主体じゃない
家族を救えよ・・・・・・わかってるのか?サン!」

サン「・・・・・こんなところにお前はとどまっていたのか?
シャン・・・・・・・・・・・・・・・」

シャンはどこにいようが刑事だろう?といった顔をのぞかせると
「お前はあほだ!あのままだな、あの頃とひとつもかわってねえな!
レイカをその腕に抱いたその手、誰が泣いてると思うんだ、レイカだ
いい加減・・・・・・・・・・・・目を覚ませ、目の前は地獄だ
お前が作った・・地獄・・・そんなもん子供に見せてんじゃない!
早く行け!大事なものを失って初めて気づく奴はただの愚か者だ!」

スーが言わんとすることを全部吐き出したシャンは煙草を手に持って
いらだつように叫んだ・・。

スーは「そうゆう事。テメーどこまでも馬鹿だよ
はやくしろよ!おまえのいういいところを取っちまって知らねえぞ・・。
ローグが来てるんだ!お前は!!!!!!!!!!!!!めでたいな!」

サンは心の中をぶんなぐられたように、その真っ赤な手をふらふらしながら
シャンに一発くらったその痛みをひっかくようにぐしゃぐしゃな顔をしながら
遠く歩いて行った・・。

麗はローグの懐で息をかろうじてしていた。

ローグ何も言わず・・・。

こちらに向いているサンの足取りを見ながら去って行った。

ローグ「カッコいいなんておもわせるか・・
ただの失態だ・・・親として最大の物をこれから払ってもらおうか」

そういうと麗を連れて消えた・・・。

サンの往復には時間がかかり過ぎだった。
あと少しの時間があればその手に我が子を抱けた
かもしれないのだ。

しかし命の鼓動は待ってはくれない。
ローグがきたときはすでに半分も死体のように
白くなっているその大事な命をいつまでも
ほっておけるわけがないのだ。

サンの目論見がどんな事だったのか?
一番の父親、大人を演じる事が大事だったのか?
それとも泥臭くても、家族を守ることを優先に
しる大人、父親が良かったのか、そんな事は
子供に知る由もなく、家族を持つ事の重大さは
まだ実感にわかない男としてだらしなく見られている
自分に振り返る事も出来なかった・・。

サンは当分そうして苦しむことになるだろう・・
いや、苦しまなければいけない十字架を背負っている
その体は勝手なことをすれば、した後の失敗と
後悔が悔やんでも悔やみきれない事で帰ってくる。

ローグはそのことを前々から気づいていたが
スーがいつか言おうとしたことだが
言って聞くものではない事も二人は知っていた。
何時かその何倍の失態になって止めれないことも
気づいていた・・。

しかしサンにそれを忠告など無用だった・・。
本人が気づかねば全ては、始まらない。
父親であり家族であり一人の男であるサンに
いい訳もカッコいいという言葉もすべてそこには
無用の長物である・・。

サン「・・・これが俺かよ・・俺かよ・・・・
麗!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

魂が抜けるような叫びを吐き涙がこぼれ
妙な気持ち悪さと一緒に胸のなかのむかつきは
朝焼けと共に記憶が消えていく・・
そこに倒れていった・・。

その間誰もそこにはいない・・。


後片付けをする様にスーとシャンは花火をまき散らし
朝日が昇る前にはワッカをかけて鉄格子のような場所に
縄でくくるとユーロが来るのを待つか待たないか・・・
立ち去って行った。

ふとその朝焼けがきれいに見えるころ・・
サンの姿がコンクリートの冷たい温度で
意識を失いその抜け殻のような男をスーとシャンが
抱き起した。

スー「傷が痛いなら言えよ・・なにしているんだ
こんなに血まみれになりやがって・・・」

シャン「こいつは昔から己の傷を隠す癖がある。
心も体もだ・・誰かがいないとどこかで倒れてる
そんな男なんだ・・ほんとは真っ白な心を持ってるのに
誰にもそれを明かさない・・今も昔も心から愛していたのは
あんたの・・彼女だったんだろうな・・・・・そして
彼女だ・・。馬鹿だな、大事なものが何かまだわかっていない・・。」

シャンはスーからサンを譲る様に抱き寄せると
そのままどこかに消えて行った。
そしてスーは焼けた赤い日の光に影だけが残っていた。


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