連杰トークや井戸端トークなどお気楽雑談トピック
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By hiyoko
#8831 三章

トコトコ歩いて町の中を散策していた 翠・・ ふと見ると
朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)が輿にのって、城内からでてくる。
皆頭を下げていたが、翠は半分顔を上げて扇で少しかくして
ちらちら見ていた。

朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)は輿に揺られて澄ましている。
翠「大監というのは大変だな~輿なんて乗っていなきゃならない・・」
つまらなさそうな顔をしてるなあ~と。

何もない真昼の城下に響く銅鑼の音と朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)の
通る輿と行列に突然煙が舞っていた。

翠は何が来たんだろう~とじーっと見ていると
どうやら朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)を襲撃に来たんだなと
いう事が分かった。

一度に割れた行列・・・中から髪を一文字に逆立てて
周りの髪を剃り妙な三つ編みをしてたらしている
男が出てきた。

翠は(斬新な髪形をしてる・・・)それ以上はつぶやかなかった。

男「おい!命が惜しかったら金を出せ」
煙幕を張るようにあたりは馬のひづめの音と
馬賊らしいよくわからない人間が道をふさぎ
周りを威嚇していた。

シーンと静まり返る城下の周囲、翠は隠れてどうなるのか
成り行きを見ていた。

朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)は何もせず
手を振って賊を気に留めず通り過せと指示したが
馬の上にいる人間の勢いに皆足を止めてどうにもならなかった。

「金を出せ!女を出せ!!!!!!!!」とわめき散らす賊の目に
運悪く?翠が目立ったらしく「こら女!命がほしかったらあの男に
金を出せと言え!!」翠に怒鳴り散らしていた。

翠はそれよりすっごくその男たちから匂う事に気分が悪くなり
倒れそうになっていた。

翠「お風呂ははいっているのか・・」

男「風呂?そんな者は生まれたときから入ったことはない」

翠「ウゲ!!!!!!!!!!!!!!! よく生きてるね」

男「ウルセエ!!!!!!!!!!」

翠「ウワ――――――よらないで珍道さんミノムシになる」

男「誰が珍道サンだ!」

翠「珍しいから珍道(ちんどう)さんて名前を付けたんだ。
呼び捨ては失礼だから・・珍道(ちんどう) ではなく 
「珍道(ちんどう)、さん」を
つけたんだ・・珍道さんお金あげるから
太閤の湯に入って来てはいかがかな?」

男「太閤の湯とはなんだ! 」

翠「それは・・・遠い倭国にある湯です」

翠はあまりに臭くあまりにお口も匂い真っ黒の歯だらけの口を見て
これは・・・畑の肥溜めよりひどい・・・よくここまで
生きてこれたものだと。

息が目に染みる・・・もうしみて涙が出て止められない♪
ちんどうさんの息が身に染みて~♪しみた息で猿のお尻がまっかっか♪
それを見た三トリ軍団のちんどん屋までご同行♪
あー~へっちゃら~えっちゃらこれ大変~
あ~ほっちゃら、へっちゃら 珍道一家のお通りだ~
いえっちゃほっちゃらランらんらん♪

そんな歌聞きやり取りを見ていた朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)は
笑っていた。

翠は替え歌いながらステップを踏み、少しづつ男から遠のいていった。

翠が宮廷踊りのステップを踏むように後ろ下がっているのも気づかず
賊は「この女を殺すぞ!!」と振り向くとそこにいた翠は遥か遠くに
消えていた。

男「女!!!!!!!!!!!!!!!!!珍道(ちんどう)と名前を付けて勝手に消えやがって!!
お前は何者だあああああ!!!あー!!!!!!!!!!!!!!」

ムワ――――――――――――――――――――――――――ン・・・・

男が大声を張った瞬間 男の口臭で皆一同に倒れてしまった。

これは困った・・・この男の口臭で皆瀕死の重傷になっている・・。
翠がステップを踏んで100メートル当たり先まで逃げていたのに
気がついたらみんなあのクッサイ 珍道さんのおかげで
やまだかりになっていた、人が倒れて自分が丸見えになっているではないか・・。

「へっちゃらほっちゃら珍丼やん♪」とうたっている場合ではなかった
翠は「あらあら カメカメムシちんどうさんに えんがっちょ・・・」

男「おい・・女・・こっちにこい」

「こ――――――――っちに来い!!!!!!!!!!!」

むわ――――――――――――――――――――――――ン・・・

翠「カメムシ珍ドン・・・・口チャック ちゃーっく・・」
「シエ――――――――――――・・・」


そんな状態で 朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)
「翠、替え歌はいいから・・この場を収めてくれ」

翠はかすかな声が聞えたとき、朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)に
「そりゃないよ・・・大艦あんたが消臭剤で何とかしてくれ
死ぬ」

そう筆を持ち大きく書くとその文字を双眼鏡でみた朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)は「無理です」との速筆だった。

翠「あああああああああああああああああああああ・・・」

これは法連(ファーリン)でも無理な事なのに・・・と
『三獣剣客』がきてほしい・・。

そう一人で願いをいのってると
颯爽ときたではないか!! 翠はこれぞ天の助けとほっとしていた。
『三獣剣客』「くっせ!!!!!!!!!!!!!!」

翠「うっそーーーーーーーーーーーーー逃げないでお願い」と
座って拝むのだが『三獣剣客』たちは翠をみて
「お前がやれお前が!!」と言っていた。

翠はじゃこれ持って・・と丸い丸い物を持たせて
マッチを取り出して火をつけて彼らと一斉にその物投げた。

翠「必殺!消臭拳蚊取り線香鼠花火攻撃!“しゅるんるっぱっぱ”~!を食らえ!」

ぴゅ~~~~~ひゅるるるるるるるるるるるるうるるるうっる~
ぱんぱんぱぱぱっぱぱぱぱぱぱんんんんん!!!!!!!!!!!!

爆竹と蚊取り線香が一斉にバチバチいい男たちは
ウギャグやぎゃぎゃ!!!!!!!!!!!!!と痛そうに倒れて行った。

翠「最初からこれを出せばよかったんだなあ~」

三獣剣客「そうだよ!それ早く出せよ 俺たちを呼んで何をしようと
おもったんだ???」

翠「でも~人がたくさんいないとなあ~」

この消臭券蚊取り線香鼠花火攻撃でドミノ倒れ状態になった
珍道サンたちを安徳(アンデイ)の部下が取り押さえにきて
事は終わった。

朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)は輿を降りて
翠に言った。

朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)「よく来てくれました
一緒にお酒を飲みましょう」

翠「お風呂行きたい・・」

三獣剣客「ただ今我ら羅刹門族の件にて護衛にはせ参じました」

朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)「ありがとう」

そういいトントンと彼らの肩をたたくと輿にのらず
三獣剣客と翠と共に城下を歩いて、朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)の屋敷に入った。



翠は朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)の家にある 温泉で
ゆっくり汗を流していた。

余りに臭さに鼻がねじ曲がりそうになったあの賊を
何とか追い払ってほっとした。

「旅は道連れ世は情け~珍道ばったりほら逃げろ~」

また妙な歌を歌いながらぼんやりしていた。

そんな時チューチュー鼠がどこからか出てきた。

翠「あ・・鼠だ」

その後ろから ぐわーーーーーーーーーーーっと
大きな声がした。

鼠の格好をした妖怪である。
だが人間にも見える

翠「袋小路チューの助さんかな・・・」

ぼけーっと見ていたら その後ろから 三獣剣客の一人
豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)が走って追いかけていた。

翠「袋小路チュー助さんは、豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)の
ペットなのかな?」

湯船につかりながらぼんやり見てると 
神拳紅虎(ホンフー)ドニーが「豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)つかまえたか?」
叫んでいた。

しばらく追いかけっこを見ていると
神拳紅虎(ホンフー)ドニーが「お前は!! 《天珠庵》の台所から
尼僧を覗き見してしておってから!!この羅刹門の情報屋が!!
鼠に化けおって!!!」

そういい鎖の縄をぐるぐる巻きにして連れて行った。

翠「天珠庵といえば法連(ファーリン)の好いてる尼僧がいるところだ
あんなネズミさんが隠れていたとは・・・何を見ていたんだろうか…
夜な夜な化けて何かを探していたのだろうか・・・
袋小路チュー助さんも哀れだなー。何もここまで三獣剣客を追っかけて
なにがしたかったのか」

可愛そうに・・と思いながらも羅刹門という集団はいろんな部下を
持っているんだなと~変な尊敬をしてしまった。

ゆっくり湯船に入って ぽかぽか温まったら 浴衣をきて
朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)のいる屋敷の大広間に
翠は扇子で仰いでいた。

朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)とお茶を飲んでいたら
報告が上がった。

「先ほどのねずみ男と場内を騒がせた男たちは皆羅刹門の
配下という事で至急羅刹門の取り押さえの許可を願い出てますが」

朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)「ああそれならもう手は打ってある
それより取り押さえたその部下とやらを仙境の先の観音様の千寿庵に
幽閉してくれ あそこなら観音山の鉛の洞窟で逃げる事はできない」

部下は「至急翠殿の神事様と共にそちらに幽閉いたします」

翠「そんな事できたかなー」

朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)「私が五行山に行き御心を聞いてきた」

翠「へーあのへそ曲がりおじさんがね~」
そう言いながら翠が言ってるへそ曲がりおじさんとは仙境にいる仙人で
鐘馗という神様である。
昔よく翠が怒られていた寺子屋の先生でもあり何かとこの鐘馗仙人も
縁があるのだった。

翠「鐘馗のおっさんは中々大変だよ、強情だし イチイチ論理を
きくし・・・小難しいんだ・・朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)の言う事を
素直に聞いたというのは奇跡にちかいな」

朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)「話せばわかる方だった」

翠「そうかあ~あの仙人は文官タイプがお好みなのか」
そう言いながらお茶を飲んで 羅刹門の人間がどこにどういるか
わからないなあ~と思いながら周りを見渡してしまった。


法連(ファーリン)と翠は仙洞に5年東門に3年と
お互い道は違えど修行していた時期があり
法連(ファーリン)はどうやらその頃天珠庵の尼僧と
出会って恋をしたらしいという事を朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)に
話した。

朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)「その法連(ファーリン)は
僧正の位についてる 時々宮殿で説法をしているのを
よく聞く・・皇帝も彼の言葉を聞いてる 法連(ファーリン)は
色々な事の道を説いているとね」
翠「人の道を説けるいうのはなかなかできるものじゃない」

朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)「君は?」

翠「さあ~~~~~~~~~~~どうなんですかねえ~」
そう言いながらにこっと笑っていた。


朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)「三獣剣客たちが動き始めて
羅刹門の事も次第に分かってきた・・・あとは・・
根城を抑えるだけ」

翠「あーそうだね~」

のんきに言いながら翠は法連(ファーリン)の事と
天珠庵の尼僧のこれからを気になっていた・・。

続く
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By hiyoko
#8832 スーの携帯「おかけになった電話はただ今電波の届かない所にいるか
電源が入っていません」


撮影隊「おいおい・・・・・天廩署はどこだよ・・・」

キョウマ「今朝ごはんタイムじゃないのか? 無理だよ 
こんな時間にスーを呼ぶの」

撮影隊「下着ドロボーが出たんだよ!!」

キョウマ「じゃ・・・ドニーたのんでみたら??」

撮影隊「え?」

キョウマ「スーはダメだよ・・スーは・・・そうゆうのをよんだらもっと事件が大きくなるけど
兄さんが怒るだけだからやめたほうがいい・・。」

撮影隊「えええええええええええええええええええええええ」

キョウマ「あ、あそこに正陽さんがいる、あの人なら安心できるから
頼んでみて」

スーのマイペースに振り回される 撮影隊であった。

つづく
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By ミコ
#8833 hiyokoさんからの続きです。

第四章

安徳
「青雲、法京たちからの報告はまだか?」

青雲
「今、朝貴が町に様子を見に行っておりますが」

紫凰
「まさか一人で行かせたの?」

青雲
「いいえとんでもございません。世徳皇子がご一緒でございます」

安徳
「皇子はまだ子供だ。私の代わりは務まらんぞ」

紫凰
「朝貴は従順で賢いが太監のくせに女性に目がないのがたまに傷なのよ」

青雲
「例えそうでも皇子がご一緒ですから女性に声をかけるようなことはないと存じます」

紫凰
「ならいいけど」

とそこへ朝貴が戻ってきた。

朝貴
「皇上、只今戻りました」

紫凰
「皇子、その手に持っているのはなぁに?」

皇子
「母上、これは頭を叩くと着物を捲りあげる女の人形です。ほら面白いでしょ?朝貴に買ってもらいました」

安徳
「なんでそんなものを!?」

朝貴
「他にも人形はあったのですが皇子がこれを大層お気に召したので御座います」

紫凰
「そんなはしたない真似をする人形を売るなんて赦せません。そんなものが売られているからこの世から邪淫がなくならないのですよ!」

安徳
「まぁ今回は大目に見るとして、様子はどうだったのだ?」

朝貴
「はい。法京たちの密偵作戦の序盤は成功したようですので、あとは報告を待つだけです」

法連の使いで町に出た法卓と法丹はこっそり抜け出してきた法京と賭博場で密会していた。

法丹
「どうだ、なにか探れたか?」

法京
「よりによってなんで賭博場なんだ?僧侶が賭博場に居たなんて知られたら掟破りだぞ」

法卓
「人目を避けるにはここしかなかったんだから仕方ないないだろ。でどうなんだ?」

法京
「奴らは珍珠と言う物を持っている女性を狙っているらしい。そのために若い女性に近づいては的が外れたら無理やり体を奪うことで憂さを晴らしてるんだよ」

法丹
「珍珠って数十年前に武林の主が大事にしていた伝説の石だろ?」

法卓
「ただの石じゃないさ。それを手にした者は天下無敵になれるって言う幻の石珠だ」

法丹
「その女性って誰なんだ?」

法京
「崇幻雲猴さまの血を引く女性らしい」

そもそも二十年前に起きた武林での争いの発端は珍珠を奪い合っての物だった。

当時、武林の主であった崇幻雲猴と呼ばれた大侠は争いを避けるために珍珠を想い人であった女性に預けたのだが、どこからかそのことが漏れ珍珠欲しさの殺戮戦が勃発し、 崇幻雲猴の一番弟子であった幻夢神龍と呼ばれた李龍杰は悪の集団として結集していた羅刹門の第四代掌門である鷹王に殺されたのだった。

そのことで可愛がっていた弟子を殺された崇幻雲猴は武術を捨て大聖山に篭ってしまったのだ。

法京
「今判ってるのは珍珠を持っているとされている女性はその石の本当の意味を知らずに持っているってことだけだ」

法卓
「危険が及ぶことを考えた崇幻雲猴は敢えて想い人に話さなかったんだろうな」

法京
「そうだろうけど、まさかただの石だと思っているのにそれが誰もが欲しがる珍珠だなんて夢にも思ってないからこそ危険なんだ。早く女性が誰なのかを聞き出して救わなければ」

その頃、羅刹門の根城では、、、

師祖
「おい、新入りの一人はどこ行った?」

冠鷲
「あれ?さっきまでいたのに」


「凄腕だから引き入れたけどなんかあいつ怪しくないか?目力が半端ないしなんか好かない匂いがするぜ」

師祖
「おい、そこのちっちゃいの。なにか企んでるんじゃないだろな」

京兎
「まったく師哥の女好きにはおいらも呆れてるんだ。またきっと我慢できなくて女を漁りに行ったに違いないですよ」


「一人でずるいな。俺だってあれから一週間もご無沙汰じゃどうにも耐えられなくて京兎が女に見えてきたぜ」

冠鷲
「確かに京兎は女みたいだが、だからと言って男は勘弁だぜ」


「わかっちゃいるけど京兎の仕草を見たり声を聞いてるだけで何故かむらむらするんだよ」

京兎
「鳶哥気持ち悪いよ、よしてくれ。おいらはよく女に間違われるけどれっきとした男だぜ。なんなら一緒に風呂でも入るかい?」

師祖
「それより例の女の新情報は入手できたのか?」


「崇幻雲猴の愛していたと思われる女は子供を孕んでいたようで崇幻雲猴と別れたあとにその子を産み幽玄滝に身を投げたって話までは掴めています」

師祖
「では珍珠は今誰のもとにあるのだ?」


「産まれた子供の手にあると考えるのが正当だと思われますが」

師祖
「じゃあその子供を預けた先を早く探れ!」


「師祖さま、子供を預けられる場所なんて限られていますからそう焦らずに私たちを信じてお待ちください」

師祖
「限られてるってどこだと言うのだ?」


「慈悲深い人間がいる場所、、、寺ですよ!子供は娘だったってことが掴めていますからきっとどこかの尼寺にいますぜ」

その話を聞いていた京兎はとっさに天珠庵のことが脳裏によぎった。
もし尼寺が天珠庵であるとすれば預けられた娘は瞳蓮かもしれない。

あれは一年前のことだった。
誰とも入浴をせず、人前で肌を見せることのない瞳蓮が風呂でのぼせて意識を失った時に胸当ての隙間から傷跡が目に入った。

それはかなり大きな跡でなにかが埋め込まれているように盛り上がっていたのだ。

瞳蓮は暫く意識が戻らず胸を押さえ魘されていたのだが、その後も傷跡が疼くようで時折胸を押さえていたのを思い出していた。

そこへ京馬が戻ってきた。

冠鷲
「おい、勝手に一人でどこに行ってた?」

京馬
「女恋しくてぶらっとな」

京兎
「ほぉらおいらの思ったとおりだ。でいい女はいたかい?」

師祖
「どうやらお前も俺さまに負けず劣らずの相当な女好きと見えるな。でどんな女が好きなんだ?」

京馬
「そうだな、目が大きくて色白で小柄な女がいいな」

師祖
「でこれまでにどれだけの女を食らったのだ?」

京馬
「えっーーーと。数え切れないほどですぜ」

冠鷲
「そいつは羨ましい」


「見りゃわかるだろ。京馬は見るからに男前だしな。それに比べて、、、鷲哥ときたら」

冠鷲
「おいっ。俺は男前じゃないっていうのか?」

京兎
「さっきの話ですが、早く探しに行きましょうよ」

京馬
「探しに行くってなにか掴めたのか?」


「女の目星がついてきたんで手分けして探りに行く段取りだ」

京馬
「この世の人間の半分は女だぜ。一体どこを探すんだ?」


「いいから付いてこい。京馬は俺と鳶は京兎を連れて寺参りだ!鷲哥はここで待っててください、とびっきりの上玉を連れて帰ってきますぜ」

京馬
「寺参り?」

冠鷲
「女は尼僧だって線から当たるんだよ」

京馬
「尼僧って尼寺に行くのか?」


「そう簡単には尼寺に入れるわけがないからな。先ずは使いで町に出てきた尼を捕まえて人質にするのさ」

京馬
「この辺りではどこにあるんだ?」


「九公山の麓に天珠庵と言う尼寺がある。もう一つは隣町にある泰雲院だがそこは年寄りの尼ばかりって話だからそこじゃないと思うんだが、念のため鳶たちは隣町に行ってくれ。もしかしたらなにか掴めるかもしれないからな」

師祖
「いい知らせを待ってるぞ」

天珠庵では、、、

香蓮
「護身術も楽じゃないわね。腕が痛いわ」

法卓
「そんなことじゃ身を守れないぞ」

香蓮
「腕に痣まで作って頑張ってんだから手加減してよ」

法卓
「でもそのお陰で大分さまになってきたぞ」

光蓮
「ホントにこんなんで貞操を守れるの?」

法丹
「あぁそうだ、金掴みはとっておきの技だぞ」

光蓮
「そうかもしれないけど、、、うら若き乙女がそこを握るってことにそもそも抵抗があるわ」

法丹
「なにいってるんだ。恥ずかしいと思ってたら身は守れないぞ、憎いと思えばどうってことないさ。いいな!」

法卓
「そう言えば今日は庵主さまの姿が見えないな」

香蓮
「方丈の好物を届けに寺に行ってるわ」

樂恩寺では、、、

瞳蓮
「師哥!どこ?好物の餡饅頭を持ってきたわー」

瞳蓮が書院を覗くと法連は沈黙のまま木箱を手にしていた。

瞳蓮
「また見てたのね?」

法連
「町でのことを聞いてふと思い出してしまったのだ」

瞳蓮
「まさかあの気持ちが蘇ったんじゃないわよね?」

法連
「この千切れた三節棍には父さんの果たせなかった悔しさが込められているんだ」

瞳蓮
「仇討を諦めたからこそ私を捨ててまで出家したことをまさか忘れてないわよね?」

法連
「その言い方はよしてくれ。もう過去のことだろ」

瞳蓮
「貴方が仇討のために生きていれば私も、、、」

法連
「仇討からなにが生まれると言うのだ?そんなことをしても己に還ってくるだけだ。それよりも慈悲の心で人を救うことのほうが大切だろ?君は私を臆病者だと言うのか!私がしたことは罪だと言うのか?仇討することで犠牲も生じるのだぞ」

瞳蓮
「罪、、、そのことで尼になった私は犠牲者じゃないの?」

法連
「出家したからとて私の君への想いはちっとも変わっていないと言うのに君がそんなふうに思っていたなんて哀しいよ」

瞳蓮
「ご、ごめんなさい。もう言わないわ、、、うっ胸がっ!」

法連
「師妹、どうしたのだ?」

瞳蓮
「胸がはち切れそうに痛いのよ」

法連
「胸?どこだ?」

瞳蓮が悶ながら苦しさのあまり法衣の胸元を引きちぎると、胸当ての隙間から紅い光が見えた。

法連
「胸にある傷跡が光ってるぞ。そんな傷跡いつからあったのだ?」

瞳蓮
「物心ついた時には、、、は、早く!師哥どうにかしてー!」

法連が胸当ての紐を外すと傷跡から紅く光る石が飛び出してきた。

法連
「この石はまさか!?」

瞳蓮
「師哥、なんなの?」

法連
「父さんが命を落とす原因となったあの珍珠なのか?」

瞳蓮
「私たちを引き離す元となったあの珍珠がどうして私の体に?」

続く、、、

ここまでのメイキングと裏話

ドニー
「おばちゃんを笑ってる場合じゃなくなってきたな」

キョウマ
「ホントだよ、求められる動きがハンパないね」

マンチェク
「俺らは軽功技を身につけてるって設定だからな」

レンマ
「屋根に飛び乗ったり剣を持って宙を舞えるのは全部ワイヤーのお陰だからな」

みに
「もうーホントに青痣になってるわ」

世玉
「大丈夫?今湿布貼るからね」

みに
「世玉くんは急に出演が決まったんですってね」

世玉
「皇子役に子供を探してたらしいんだけど、見学してた僕を見て監督に誘われたんだよ」

ひかり
「いくらなんでもホントに掴むなんて恥ずかしいわ」

無忌
「演技と思えば我慢ですよ」

ひかり
「そうね。ミーコさんに比べたら楽だと思わないとだわ」

ミヤコ
「そうよ。あたしなんてもうそこらじゅう青痣だらけだよ」

レンマ
「そう言えば下着泥棒騒ぎはどうなったんだろう?」

ヒトミ
「温泉を覗いてたあの変な男の仕業って話よ」

アンディ
「もう出てきたのか?警察も甘いな」

ヒトミ
「まったく今度は下着泥棒だなんて兄さんたちも大変ね」

くまきん
「ホントだね。国際的凶悪犯罪捜査課の刑事さんが下着泥棒まで追わなきゃならないなんてさ」

続く、、、
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By hiyoko
#8834 五章

皇子が視察から帰ってきたら へんてこな人形を持って帰り
怒られていた。

翠「また余計な物を朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)はすすめたな・・」

皇子はその人形の頭をポンポン叩いて人形がパンツを出す仕草をみて
ケラけらわらっていた。

皇子「翠様~これ面白い~~~~」

翠「皇子 あまりそれを人前でしない方がいい 紫凰ちゃんが
頭から火を出しておこられるから・・・・」


翠朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)が視察の後露店で
どうしてこんなものを見つけて皇子に進めたのか
見てみようと言ったのか・・・・翠は冗談がそのまま
皇子にお買い上げにつながったのかはさっぱりだった。

翠「朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)も子供心が
わかるのはいいがパンツを見せる人形は冗談以上に
何かこう違うものがこめられているな~」

そんな事を言いながらその人形がはいてるパンツを見てみると
桃~蜜(も―みん)次郎参上と書いてあり 適当に桃蜜次郎がパンツの柄になっていたのを見つけたときプ!!!!!!!!!!!っと笑いだしてしまった・・・。


翠「桃~蜜(もーみん)次郎は檎太郎との親戚かあ~
ぷはははっはあっは~」

一人腹を抱えて笑っていたら そこに紫凰が翠を見ていった。

紫凰「あなたねえ、皇子に教育をするといって一緒になって笑わないの!
いったいなにをしてるのよ!翠!」

翠「紫凰ちゃんそう怒らないでよーこれみてよ 桃と蜜柑とが
名前になって三体合体だよ~すごいと思わない 桃~蜜次郎って
林檎太郎の親戚としか思えないじゃない?」

紫凰「林檎太郎って・・・何?よいつのお話?
もしかして翠がつくった安徳(アンデイ)が怒っていた
あの話??・・本当に朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)も
翠も頭の中同じこと考えてるんじゃないの・・
もーあきれた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

翠「そんなにおこらないでよー紫凰ちゃんって~
けっこうそうゆうの気にするんだな~」

紫凰「あんたねえ!」 そうゆうとバシ~っと翠の
頬を往復ビンタし翠はばった折れてしまった・・。

紫凰は皇子を連れてどこかに行ってしまった。

紫凰と入れ替わりに安徳(アンデイ)が部屋に来た。

安徳(アンデイ)「そこで何をこけているんだ?翠」

翠「紫凰ちゃんにビンタもらっちゃってね・・・・」

安徳(アンデイ)「紫凰にたたかれるようなことを言った
お前が悪いよ・・紫凰はああ見えて結構きついんだから
馬鹿だな・・」

翠「僕の彼女と大違い」

安徳(アンデイ)「誰が僕の彼女と大違いだ
女のパンツ柄を見て笑ってる男を張った押さない女はいない」

翠「・・・・・・・で?なにか・・・」

安徳(アンデイ)「その紫凰と鷹を洗ってほしいんだ」

翠「紫凰ちゃんと~・・叩かれたのに・・無理無理無理—」

安徳(アンデイ)「ああ今紫凰にも言われた あんなドスケベ男と
組みたくないってな~」

翠「ドスケベ男って・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺?なの・・安徳(アンデイ)皇子作ったんだろ?紫凰ちゃんと~
みんな~~~スケベじゃん」

安徳(アンデイ)「ボコ!!!」

立ち上がった翠の頭を叩き翠はまた倒れた・・。

安徳(アンデイ)「お前はみんな一緒にするのか・・・お前の
エゲツナイ性格と俺たちとは違う!
紫凰の父上が私の父と兄弟というだけなのはお前も知ってるだろう」

翠「それって同棲ってこと?」

安徳(アンデイ)「なんだそれ? もともと一緒に家族と住むのは
中華の昔からの習慣だろ・・倭国のしきたりとは違うんだ
翠はあっちこっち逝き過ぎてグチャグチャだな 話にならない」

翠「えー・・そうなのか・・・で?捜索は」

安徳(アンデイ)「そうだなー白狼(バイラン)(キョウマ)と一緒に」

翠「紫凰ちゃんとではなくて豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)かあ」
仕方なくまあいいやと思い・・パンパンとほこりを払うと
了解した。

そして安徳(アンデイ)は「よろしく頼む」そういい
豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)を呼ぶと部屋に帰った。

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「翠さんって紫凰妃ぶたれたってホント?
です?」

翠「もう広まってるのか・・」
彼は朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)から借りた服を着ると
身ぎれいにして剣を持ちあれこれ準備していた。

翠「なあ女に見える?」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「ええ~」

翠「それはよかった・・・朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)は
女物をよく持ってるなあ~おかしな趣味だな」
「朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)が貸してくれたんだ
奴は分からない性格してるぞ~そのうち襲われるかもしれないから
貞操の危機を回避しておけ~」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「そんな事は・・ナいと思いますけど」

翠は笑って「まあ行こう あ、羅刹門のボスは女日照りとか・・
からかってやろう」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「いやな趣味してますね」

翠「悪者はカラかってナンボってところがあるからな」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「ぶぶぶ・・どこのお話ですか?」

翠「桃金太郎のお話だ」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「へえー面白そう」

そういい安徳(アンデイ)の家から雲に乗り
羅刹門のボスがいる街に降り立った。

翠「はあ~悪人の街と思えないくらい華やかだな~」

感心しながら音を立てずすらすらと歩いていると
一軒の飲み屋が目についた。

大きな飲食店でどうやら女連れも多いらしいと。

翠「昼間っから飲んだくれとは~やっぱり悪人の街かな・・」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「さっき悪人の街と思えないって
言ってうそなのですか?」

翠「あーあれは嘘、やっぱり悪人面が多い・・。」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)なぜこの男が安徳(アンデイ)たちの
信頼を得ているのか???であった。

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「大丈夫なのかな・・・・この人」

翠「なあなあ・・・変身できるか? 」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「え・・・できませんよー」

翠「じゃーかけてやろう」

翠が呪文を唱えると 倭国で見たとってもきれいな男の人になった・

翠「おお安倍清明のようになったぞ豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)
素敵だ」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「え?この衣装はどこのどなた?」

翠「有名な天文学者」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「孔明?」

翠「うーん微妙に違う・・・まああんまり変わらないか・・・
倭国にはとーってもいい貴公子が沢山いてな 光源氏にしようかと思ったけど
法連(ファーリン)に後で言ったらお説教くらいそうだったので
やめておいた」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「光源氏って神々しい名前ですね」

翠「だろ~~でもな師父に怒られるから清明に変更した」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「この術は?」

翠「聖典大聖さんに教えてもらったよ 師父も知ってるが
やらないだけ 化け学はあまりお好みではない様子だった」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)は「へえ~」
師匠の知らない一面を聞いたなと思いあと法卓たちに話してやろうと
思いながら一緒に歩いた。

翠「まあまあ行こうこの町一番の色男になってるよ♪
僕も結構いいチョイスをしたなあ~」

そう清明の格好をした豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)と
腕を組んでその店に入った。

翠は案内された部屋に行き 豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)も
一緒に座った。

そのお隣に何やら騒がしい一行が隣でどんちゃん騒ぎをしていた。

翠「こんな昼間から虎虎(とらとら)遊びをしてるなんて
よほど女好きだな」

そう言いながら出されたお茶に魔除けをかけて
豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)に渡して毒消しをした美味しい烏龍茶を飲んだ。

翠「気をつけろよここの食事は中にいろんなものが入ってる
これも羅刹門が儲けようとしてる魂胆。まあそれを倭国の言葉で
“ぼったくり”というんだけどな・・ここはそうゆう事言葉は
まだ流行ってないらしいから」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「ぼ・・ったくり??」

翠「し~最新用語は使わない。心に収めろ」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)はいろんな言葉が展開される
この翠の傍でお茶を飲みすましていた。


向こうの様子をそっと出した双眼鏡で見てみると
虎虎遊びをしては奴(やっこ)さんの服を脱がせようとして
奴さんの方が一枚上手のようで男の方が程よくほほを赤くして
半分脱がされてあと一まいでパン一兆ではなく
ふんどし一丁になる気配であった。

翠「ぶぶぶぶぶ~~~~うまーく奴(やっこ)さんにやられてら~」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「どれどれ~」
翠の双眼鏡を覗き込むと「あれ・・・羅刹門の奴らだ 冠鷲(くまきん)」
左の奴は 冠鷲(くまきん)といってボスの右腕だ・・・
そのよこは・・・どこかで拾った?凄腕の先生だな」

翠「へえ~」

翠「調べてみたんだけど・・羅刹門って・・都の橋で一襲う
鬼の名前なんだよ・・・ 夜遅く婆の格好をした女が人を襲うって話
都で聞いたことないか?」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「え・・それは…物取りの?」

翠「あったんだよー・・どこでもある話らしいけどな・・
まあそれが奴らって事」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「じゃ!あのお宝もかな??」

翠「お宝?」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「秘宝がぬすまれたって」

翠「法連(ファーリン)が言ってたな・・ふーん・・そのうちわかるだろう」

そう言いながら観察しているとお店の人間が幾人が人を連れてきて
男か女か程よい人数で円卓を囲んできた。

翠「あらまあ」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「いや何も言ってない」


店の者「こうゆうシステムになっておりますので」

どんなシステムかは謎だが早くも“ボったくろうとした”勢いである。
翠はへへっというと呪文を唱えてこの人間達がまともでないという事は
すぐに分かった。

翠「まあまあ~私からお酌します」そういい出てきたお酒に
眠り薬とちょんちょんと秘薬を入れるとまんべんなく酌をして
「乾杯」そういい皆で飲みほした。

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)は無言のまま・・・。

三分もしないうちに皆くらーっと眠りについた・・。

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「自分の盛った酒で眠ったらしょうがないな」


翠「だろ~~~~~~^^~~~~」

翠「+αを入れて奴らが入れた薬が効かなくしたら倍戻しをして
彼らに100%完熟の花茶が胸を射止めたらしい♪」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「毒は毒を制すって言葉があるけれど
それですね」


翠「うんそうそう・・毒は毒で消毒してもらいましょう^^」

そういいさっさと彼らを押しのけて隣を観察した。


翠「あーあ・・・宴会おわっちゃったかな・・」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「いやまだ・・」

翠「ふんどし一丁でまだ続きをするのかあ~ すっぽんぽんに
なったらどうするのかな・・」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)
「その姿ですっぽんぽんって言うのは良くない。」

翠「まあそう言うなって」

そう言いながら観察していると  冠鷲(くまきん)は
飲んでボ~っとしていた。

その部下はなんだか怪しい・・・。

翠「若しや追いはぎは部下だったりして・・・・」

うん?と思った瞬間 バタバタと 冠鷲(くまきん)の周りの
お宝を盗もうと 冠鷲(くまきん)を飲ませた女たちが
ワシワシと服を袋に詰め込もうとしていた。

翠「ウワ――――――――みんな悪いなあ~」
豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)
「本当だ・・でも覗き見してるのも悪趣味だと思うけど」

翠「なあなあ~このタイムコップをもって安徳(アンデイ)と
二人を呼んできてよ これは言いお土産になるぞ」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)
「これどう使う?」

翠「このタイムコップを押すとな
大聖さんから知らないうちにみんなに伝わるって仕組みだ」


豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)は半信半疑で
言われた通りぽちっとコップにある桃の実を押してみると
びびび~っと光がさして 急にお猿さんが出てきた。
そして「呼んだか?ではでは119番だ」とお猿さんは言い
ピーピーとなってそのまま消えた。

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「ちょーっとまだ何も言ってないのに
勝手に消えるなんてしらないし」戸惑っていると
安徳(アンデイ)の部下と聖槍青龍(チンロン)(マンチェク)
神拳紅虎(ホンフー)(ドニー)たちが「おお呼んだかあ~」と
言ってきたのだった。

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)はびっくりして
「うんうん上に翠がいるから」

神拳紅虎(ホンフー)ドニーたちは「あの男意外とやるな~」
そう言いながら飲み屋にそ~ッと乗り込むと
今まさに羅刹門の 冠鷲(くまきん)の部下と 冠鷲(くまきん)が
何かを争ってそれをめぐる抗争に?!発展しようとしていた。

翠「いい所へきたねえ~見てみてあれ内輪もめ」

そう言い笑っていると神拳紅虎(ホンフー)ドニーは
「笑い事じゃないだろう~・・女装してそんなことしてるのか」

翠「これ僕の趣味じゃないもん 朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)が貸してくれた」

神拳紅虎(ホンフー)ドニー「えええええええええええええ・・」
おものすごく驚いた顔をして翠を見ていると
翠「ねえねえ法連(ファーリン)にお土産いるだろう」

そういい 冠鷲(くまきん)のつけてるお宝を指差した。

神拳紅虎(ホンフー)ドニー「あーーーーーーーーーーあれ珍珠」

翠「そうなのかあ~と」 のんきに言い
「あとは任せた~」そうゆうと双眼鏡を片手にヒラリと下に飛び
雲に乗りどこかに行ってしまった。

神拳紅虎(ホンフー)ドニー
「なんなんだ???あの翠ってやつは・・人間か?」

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「神拳紅虎(ホンフー)ドニーいこうぜ」
聖槍青龍(チンロン)(マンチェク)「これ~日風の術」
そういい三人「風林火山」というと彼らにひゅるるる~っと
火縄が飛び散り林のように囲まれ 山が落ちてきて そのまま風で運ばれ
そして 全員簀巻き状態となった。

豪剣白狼(バイラン)(キョウマ)「とりあえず捕獲したものを
今からはこびますかあ~」といって安徳(アンデイ)の部下が
もってきた大きなウサギ小屋に皆入れられ馬と牛で運んで
安徳(アンデイ)の元に送られることになった。


その頃 翠は法連(ファーリン)の恋人がいるという
庵(いおり)に雲を飛ばして行き到着した。

そしてちょーど朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)が来ていた。

翠はこれはよかったとす~っと朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)の
傍に何事もなかったように行くと迎えてくれた女性の尼僧に
翠は言葉をかけた。「庵主、瞳蓮(トンリェン)お会いできてうれしいです」
そして続けて
「やあ庵のかぐわしき~女性たちよ♪そしてその他大勢の
尼僧たちよ ハローエブリバディ」と立て続けざまに、翠が言葉を言った時 
香蓮(シャンリェン)(二三香)
尼僧、光蓮(グアンリェン)(光)
尼僧、京蓮(ジンリェン)
(別名:舞月青燕(チンイェン)(京))達から
「何がその他大勢の尼僧たちよ!!!!!!!!!!!!!!!よ
挨拶くらいちゃんとしないさいよね!この礼儀知らずが!!!」

そう怒鳴られ後ろから 石や槍やそのほかのものがぼこぼぼぼぼ~~~っと
なげつけられ、翠は「危ない 瞳蓮(トンリェン)」
一緒に逃げ その投げつけられたものはみんな
朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)一向へ落ちてきた・・・。

朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)一向
「なにこれ~~~~~~~~~~~~~~~~~ちょーっと・・
イテー――――――――――――やめて~~~~~~~~」
叫び声がこだました。

法連(ファーリン)が外に出てきた
「翠!お前は何をしているんだ!たくもう!!
尼僧殿を怒らせるよーなことをしてからに!!!!!!!!!!!!
馬鹿者が」

翠「いやー聞えちゃったみたい その他大勢の尼僧よ
あいさつしたのが・・・。あはははは~」

法連(ファーリン)「あははは~じゃない!」

翠「わるかったよー・・・」

法連(ファーリン)は尼僧の怒りを鎮め朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)たちを寺に迎え入れた。

そんな様子を見て庵の主はクスッと笑い
翠と法連(ファーリン)の顔を見ながら後を追った。

翠「いま大きな土産が来るぞ~」

法連(ファーリン)「翠 お前は喧嘩好きだな・・全く自衛と喧嘩の
意味さえ分かっておらぬ」

翠「法連(ファーリン)だって 昔から喧嘩すきだろ?すました顔して
そんなこと言ってるけど 彼女とデートしたときすんごい怒って
俺を蹴りまくったのはもう過去の忘却の彼方かよ~
なんやそれそれ~なんやそれ~・・」

翠のおどけた話を聞きながらお茶を出し 朝貴太監 (チャオグイ)(トニー)を
席に進めもてなしをした庵の主はお客の話を笑って聞いていた。

つづく
最後に編集したユーザー hiyoko [ 2016年10月03日(月) 16:54 ], 累計 1 回
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By hiyoko
#8835  裏方・・。

正陽「下着泥棒・・捕まえました。」

スー「おーお手柄 間男これで三度目の正直だな」

撮影隊「いやーすごいですね」
スー「天廩署はけっこう抜けてるように見えて凄腕だからな」

ユーロ「抜けてるってお前だけだろスー・・昼寝までして
寝癖治せよ」


スー「( ̄◇ ̄;)」

レンマ「おい・・・・・・・・下着ドロボー何とかなったのかスー?」

スー「うんまあ」

レンマ「キョウマが言ってたぞ えらく衣装替えが多いって・・」

スー「だーって俺じゃねえもん脚本・・。」

レンマ「でもここの放送局の人間とつながってるんだろ」

スー「まあその~・・でもドラマは知らねえよー
俺ドラマ嫌いだったもん」

レンマ「セリフ覚えが悪かったからだろ?! 
昼寝する暇があるなら もうちょっと仕事しろよ
天廩署の悪代官って言われても知らねえぞ」

スー「それを言うならなあ~もも太郎侍くらい言えよ」

レンマ「TVっ子じゃねえからそんなん知らねえよ
なにがももたろうざむらいだ・・。たまには裏方の手伝いしろよ」

スー「おれ力仕事は向いてないもん 事務畑だから」


レンマ「あ?何が事務畑だ???人のアクションの型勝手に変えて
文字を書くなよ!ここの赤線スー捜査官がこうしたほうがいいって
アクションコーディネータが変えたのは間違えなくスーだろ」

スー「かっこよくなるかもって思ったから」

レンマ「おかげで 三回連続蹴りって!俺はマトリックスのネロ状態で
足が痛いんだよ・・・」


スー「まあぼちぼちがんばれ~」

レンマ「NGが多かったらスタッフのギャラお前が払えよ」

スー「健闘を祈る」

ユーロ「あーあ・・・・・・今月減給かよー・・」

スー「レンマのケリがこのドラマを盛り上げるって^^」
「終わりよければすべて良しっていうだろ~おやつ食べてこよ~♪」

ユーロ「お前・・・・・・・・のんきだなー」


そんな感じでドラマ撮影は続くのであった。

つづく
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By ミコ
#8837 ☆武侠小説用語

・江湖(こうこ)中国読み:じぇんふう
広い範囲では「世の中」「天下」「世間」の意。意味を狭めると、用心棒や盗賊、流れ者。

・武林(ぶりん)中国読み:うーりん
今で言う武術団体業界。
多くの武門派閥で構成されており、序列が厳しい階級社会。少林派や武当派が有名。武林の人々の支持が得られれば正派、認められないと邪派と決めつけられる。

・掌門(しょうもん)中国読み:ちゃんめん
武術団体(門派)のトップ。総帥、最高師範、一番偉い人。
少林寺などのお寺の場合は「方丈(ほうじょう)」とも呼ばれる。

・経脈(けいみゃく)中国読み:じんまい
体内で“気”や血が流れる経路のこと。

・丹田(たんでん)中国読み:だんてぃえん
おへその下10cm程のところ。気功パワーが集まるところ。

・点穴(てんけつ)中国読み:でぃえんしゅえ
相手の急所(ツボ)を突くこと。
ツボによって声を出せなくなったり、体の一部もしくは半身、全身が麻痺して動けなくなる。

・軽功(けいこう)中国読み:ちんごん
常人の何倍もの速さで疾駆する他、草や木の葉を足掛かりに宙高く空を跳ぶ、水面を渡る、垂直な壁を伝い登るといった技が披露され、最高境地に達すると、宙を自由自在に飛行することも可能になる。高度な軽功には内功の裏打ちが求められる場合が多い他、女性に軽功を得意とする者が多い傾向がある。

・内功(ないこう) 中国読み:ねいごん
体を気功の修行で鍛えること。
いくら武術の腕(外功)が優れていても、内功によるパワー(内力)が弱いと敵に与えるダメージも大きいとされ、武器による外傷よりも内功による内傷の方が重症である。

・異名(別名)
所謂あだ名で、良い意味(讃える)でつけられる。
恐れられるような怖い名の場合もあり、得意とする技や性格を表すものもある。


・師父(しふ)中国読み:しふぉ
師匠。武術の先生。女性の場合は「師母」と呼ばれることも。
出家して尼になってれば「師太」と呼ばれてます。

・師娘(しじょう)中国読み:しにゃん
師父の奥さん。
“娘”(にゃん)は日本語で“母”の意味。

・師兄、師弟、師姐(師姉)、師妹
中国読み:順に、ししゅん、しでぃ、しじぇ、しめい
同門の兄弟弟子。弟子入りした順番で呼び名が決まる場合と、年齢で決まる場合がある。
例えば2番目の兄弟子なら二師兄、3番目の妹弟子なら三師妹。

・師祖 中国読み:しずぅ
門派の創始者。又は何代か前の師匠。

・王府(おうふ)中国読み:わんふー
皇族の邸宅。

・客栈(きゃくさん)中国読み:くーちゃん
宿屋。旅籠。

・廟(びょう)中国読み:みゃお
道教の寺院。ご先祖さまの霊が祭ってあるところ、祠(ほこら)。
日本で言うと神社みたいなところ。

☆謁見の為の中国語講座

・「皇上驾到~!」huáng shàng jià dào 
(陛下のお出まし~)
皇帝が登場する時にお付の宦官が言います。

・「○○叁见皇上,皇上万岁万岁万万岁」
sān jiàn huáng shàng   huáng shàng wàn suì wàn suì wàn wàn suì
(陛下にお目にかかります、万歳万歳万万歳)
皇帝に呼ばれた時には、跪いてこのセリフ。
○○には謙称が入ります。

隣に皇后がいたら、こちらにも挨拶しないといけません。
・「娘娘 千岁千岁千千岁」
niáng niáng   qiān suì qiān suì qiān qiān suì 
(皇后様、千歳千歳千千歳)

次に皇帝がかける言葉は、ほとんどこの3種。
・「平身」píng shēn (身を起こしなさい)
・「免礼」miǎn lǐ (挨拶はもうよい)または「免了」miǎn le(もういい)
・「起来吧」qǐ lái ba (立ちなさい)

立ち上がったら必ず
・「谢皇上」xiè huáng shàng 
(ありがとうございます陛下)
と言わねばなりません。

意見を言う時は
・「启禀皇上」qǐ bǐng huáng shàng 
(申し上げます)

質問に答える時は
・「回皇上」huí huáng shàng 
・「回禀皇上」huí bǐng huáng shàng 
(はい、陛下)

命令された時は
・「臣遵旨」chén zūn zhǐ 
(かしこまりました)

さぁこれで 皆さんも今日から武侠マニアですよ(笑)
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By ミコ
#8838 hiyokoさんからの続きです。

第六章

突如として胸から飛び出した赤い石に二人が驚いていると、急に石が大きくなり焔のように燃えだした。

法連
「師妹、大丈夫か?」

瞳蓮
「胸が時折渦いていたのはこの石のせいだったのね」

今から二十数年前。
当時の天珠庵の庵主であった玉蓮が寺の前に置かれていた籠を開けると首に赤い石玉を下げた産まれて間もない女児が手紙と共に入っていた。

『訳あってこの娘を託します。身勝手をお赦しください』

玉蓮は溢れそうに大きな瞳を持つその娘に『瞳』と名付け育てることにしたのだった。
瞳はいつも首に下がった赤い石玉で遊んでいたが、ある日玉蓮が気づくと紐が切れ石玉がなくなっていた。
玉蓮はさほど気にはなかったが瞳は石玉を飲み込んでしまっていたのだった。

法連
「この石が本当に珍珠なら大変なことが起きる、なんとしてでも守らねば。羅刹門がやってくるぞ!」

瞳蓮
「師哥、羅刹門と言えば泣く子も黙る鬼の集団でしょ、一人で守れるの?お父上のようになったらどうするのよ!」

法連
「珍珠はこのままではただの珠で、乾坤極経を唱えなることで効力を発すると父さんから聞いたことがある」

瞳蓮
「そのお経を師哥は知ってるの?」

法連
「経本は父さんから預かって持っているが、文字が独特で読めないのだ。その前にこの石をどこかに隠さないと」

瞳蓮
「ここにあっても危険よね。でもどこに隠すの?」

法連
「乾坤極経を解読できるまでどこかに埋めよう」

瞳蓮
「法京からなにか連絡はあった?京蓮も戻らないし、心配だわ」

法連
「いいことを思いついた。偽の石を使い羅刹門を誘き出すという手はどうだ?それを人目のつく所に持っていく。どうだろう?」

その頃、尼を探しに町を歩いていた隼と京馬は腹が減り酒処で飯を食っていた。


「お前はどこで武力を身につけたんだ?」

京馬
「小さい時に町外れの竹藪で捨てられていた俺を拾った爺さまからさ」


「俺たちと最初に闘った時に使った技はその爺さんに習ったのか?」

京馬
「あ、あぁ」


「腕を交差させ風を起こす、、、あれで剣を手にしていれば豪剣風雲と言う三獣剣客の一人、白狼の技だ。まさかお前?」

京馬
「爺さまが死んでからあちこち放浪してて覚えたんだ。それに俺は剣は使わない。ほらっ丸腰だろ」

「泥棒ー早く捕まえろー!」

二人が声のする先を見ると冠鷲が追われている。


「おい、あそこ見ろよ鷲哥だ。根城で待ってろと言ったのに」

京馬
「どうしたんだ?」

酒処親父
「頭の毛が尖った小柄な男があの人の持ってた金地の巾着袋を盗んで逃げたんだよ」


「中身はなんだ?」

酒処の親父
「大事なものらしいけど、、、あれ?あの人どこ行ったんだ?代金がまだだ。食い逃げだー!」

一方、隣町に行った鳶たちは、、、

京兎
「この町は静かすぎてなんか気持ち悪いね」


「ホントだぜ。露店も出てないしどの店も閑古鳥が鳴いてるぜ。それに誰も歩いちゃいねぇじゃないか」

京兎
「これじゃ尼にも会えないし、こっちから訪ねてみようよ」


「腹が減ったな。その前にあそこで飯だ」

二人は一軒の鄙びた飯処に入った。


「おい!まずは酒だ。あと牛肉炒めと飯もだ!」

飯処親父
「はい、お酒お待ちどうさま。生憎牛肉は切れてまして、今できるのは青菜炒めだけです」


「それでいい、早く持ってこい。京兎、飲め」

京兎
「おいらは飲めないんだ。水でいい」

飯処親父
「青菜炒めお待ちどうさま!」

京兎
「おいらは肉も苦手なんだ。青菜炒めでよかったよ」

飯処親父
「ごゆっくりどうぞ」


「酒も肉も食わねえなんてホントに女みてぇだな」

京兎
「またそれかい?酒も肉も食さない男もいるさ」


「、、、その割にはなかなかの腕だったな。どこで身につけた?」

京兎
「おいらが物心ついた時に一緒にいた婆さんからさ。その婆さん曰くおいらは袋に入って満月の晩に木にぶら下げられてたらしいよ」


「俺が知る限りではあん時のお前の動きは飛月青霧って技に似てた。ひょっとしてその婆さんって武林の女侠、月隠燕姐じゃねえだろうな」

京兎
「月隠燕姐は聞いたことあるが、もしおいらを育てた婆さんがそうならおいらはもっと強いはずだろ」


「月に舞い飛ぶ青燕。舞月青燕は俺の憧れの女さ」

京兎
「憧れ?」


「舞う姿が素早くてちゃんと顔を見た奴はいないらしいが、べっぴんだって噂さ」

京兎
「腹いっぱいになったかい?そろそろ行こうよ」


「おっ、そうだな」

泰雲院に着き門を叩くと一人の年老いた尼僧が出てきて、門前で話を聞こうとすると大粒の雹が混じった雨が降ってきた。

尼僧
「私はここの庵主で蘭妙。お尋ねのことは存じませぬ。どうぞお帰りを」


「帰りたいがこの雹じゃ見動きが取れねえよ。雨宿りさせてくれ」

蘭妙
「ここは尼寺、入れるわけには参りませぬ」

そう言って門を閉められてしまった。


「おいっ!人助けは功徳だぞ!慈悲はねえのか?」

京兎
「鳶哥、雹が痛いよ。あそこに小屋がある、行こう」

二人は尼寺の脇にあった小屋で雨宿りすることにした。


「まったく町には誰もいねえし、牛肉炒めはねえし、尼は愛想ねえし、青菜炒めじゃまた腹が減ってきたぜ」

京兎
「さっき食ったばかりだろ。我慢してよ」


「腹が満たされないと他の欲が湧いてくるんだ」

京兎
「食欲の他の欲ってこと?」


「欲には、、、食欲、金欲、あとは性欲、、、ヤバいヤバい、またお前が女に見えてきたぜ」

京兎
「やめてくれよ。今度言ったらおいらは仲間を辞める!」


「お前が可愛いから悪いんだ!」

京兎
「なんと言おうとおいらは男だ!」


「あーもうダメだー」

そう言うと鳶は京兎に抱きつこうとしたが避けられ胸元を掴んでしまった。

京兎
「なにをする!?もうお前とは絶交だ、出て行け!お前が出て行かないならおいらが出て行く!」


「お前、む、胸、、、やっぱ女だったのか?」

京兎
「触ったんだからわかったろ。あーそうさ、おいらは女だ。悪いか?」


「男と偽り仲間になってなにをするつもりだったんだ?」

京兎
「ただ仲間に入りたかっただけさ。女好きの羅刹門に女が入ったらどうなる?だから男のフリをしただけだ」


「羅刹門は悪の集団だぞ。仲間になったっていいことないのになんでだ?お前やっぱり青燕だろ?もしそうだとしても黙っててやるからさ」

京兎
「あんたこそ羅刹門にいるじゃないか。狙いはなんだ?手にするだけで英雄になれるって言う石が目当てか?」


「あれは伝説だ。珍珠があっても念仏が解読できなきゃ意味がねぇ。それより俺は自力で天下第一英雄になってみせるさ」

京兎
「雨も止んだし、早く戻ろう。奴らに怪しまれるのはゴメンだよ」

二人が根城に戻ると隼と京馬も戻ってきていた。

冠鷲
「遅かったな。鳶、なにかわかったか?」


「急に雹が降ってきて雨宿りしてて遅くなりました。尼も愛想なくてなにも答えてくれないし無駄足でした」

師祖
「これを見ろ。なにかわかるか?」


「赤い珠、、、まさかそれが珍珠ってやつなんですかい?どこでそれを?」

冠鷲
「さっき俺さまが盗んで来たのさ。しかしなーんも起こらない。一体どういうこった!」


「鷲哥、そんなに簡単に手に入るなんてそれって偽物なんじゃ?」

冠鷲
「偉そうな坊主が持ってたんだぞ」

京馬
「尼の手から坊主に渡ったってことですかね」

師祖
「なにか秘密があるのかもしれん。取り敢えずこれは保管しておくとしてちょっと出かけてくる。冠鷲行くぞ!」


「師祖さま、どちらへ?」

師祖
「武林の主のとこさ。格付け大会が開かれるらしいんでな、聞いてくる」

隼たち
「行ってらっしゃいませ」

師祖と冠鷲は馬で出かけて行った。


「鳶、話がある。ちょっと来い」


「隼哥、なんだい?」


「京兎となんかあっただろ?」


「なにかってなんだよ?」


「俺が気づかないと思うのか?京兎は女だろ」


「どうしてそれを?師祖たちに話すつもりか?」


「女だとバレるのは問題ないだろうが、二人の正体はバラす気はないさ」


「気づいてたんだな?さすが隼哥だ」


「俺たちの狙いは珍珠なんかじゃないんだ。武林一の英雄になることだけだ!」

京馬
「おいお二人さん。なにをコソコソ話してんだい?」


「コソコソしてんのはそっちも同じだろ?」

京馬
「なんのことだ?」


「なぁ兄弟。手を組まないか?」

京馬
「手を組むってお前ら何者だ?」


「武林荒らしの猛禽兄弟を知らないのか?」


「羅刹門の二人は鷹と鷲なんて名乗ってるが奴らは只のいんちき宗教集団で珍珠がなきゃ戦うこともできない弱虫だ」


「俺らが手を組んで羅刹門を潰そうぜ。なぁ白狼と青燕よ」

京馬
「バレてたのか?それじゃ仕方ないが、潰すなんて簡単にできるのか?」


「格付け大会で滅多討ちにするのさ」

白狼
「俺たちもそろそろ戻るよ。師祖には逃げたとでも言っておいてくれ」


「連絡は酒処の柱に記しておくからたまに見に来いよ」

白狼
「あぁ」


「お前が愛しの青燕だったのか、またな。次は格付け大会で会おう!」

青燕
「鳶哥、また!」

法京と京蓮は樂恩寺に帰って行った。

樂恩寺ー

法連
「おぉ戻ったか。どうだった?」

法京
「羅刹門を潰そうとする二人の大侠に出会いました。羅刹門は彼らに任せることに。師父、なにかあったのですか?庵主さまの顔色が、、、」

法連
「珍珠が見つかったんだ」

法京
「珍珠ってあの伝説の強者の印の。ここにあるのですか?」

法連
「あるところに隠し偽物を町で羅刹門に盗ませた」

法京
「やっぱり羅刹門の冠鷲が盗んだのは偽物だったんですね」

法卓
「俺が変装して置きに行ったんだ」

法連
「法京、 私は乾坤極経を解読するために暫く大聖山に篭もる。 法卓たちと協力し羅刹門の手から天珠庵の師妹たちを守るのだ。頼んだぞ」

法京
「わかりました。これから城に報告に行って参ります」

江南城ー

朝貴
「皇上驾到ー!(陛下の御成!)」

法京、京蓮
「我們参見皇上。皇上、万歳万歳万々歳(陛下お目にかかります。皇上、万歳)」

安徳
「起来吧(立ちなさい)」

法京、京蓮
「謝皇上(有難う御座います、陛下)」

安徳
「なにか掴めたようだな」

法京
「羅刹門を潰すため武林の大侠二人と手を組むことにしました。来週行われる格付け大会で羅刹門を木っ端微塵に叩き潰してやります」

安徳
「法連和尚はどうしてる?」

法京
「争いの根源となった珍珠と言う石珠の謎を解くため大聖山に篭っております。私たちは天珠庵の尼たちを守るため羅刹門と闘うことを宣誓します」

安徳
「三獣剣客よ、頼んだぞ」

紫苑
「京蓮、貴女はどうするの?」

京蓮
「舞月青燕の名に恥じぬよう、三獣剣客と共に羅刹門を倒します!」

大聖山ー

法連
「この文字は一体なんだ?梵字とも違うしどこかの国の文字なのか?」

法連がふと壁を見るとそこには絵文字のようなものが書かれているが暗くてよく見えない。

文字を見ようと洞窟の石をどかして光を入れると、どかした石で半分影になり壁の絵文字が漢数字になった。

『十五、壱、七、二十八、、、最後に幕』の文字。

法連
「この数字になにか意味があるのかもしれない」

法連は乾坤極経を手にし考えていると居眠りをしてしまった。
ふと目が醒めると経本に汗がにじみ、腕に文字が逆写しになっていた。

その文字は紛れもなく梵字だ。

法連
「そうか、そういうことだったのか!、、、?この数字?もしやこの順番で読むのか?」

続く、、、

ここまででメイキングと裏話

コリン
「今のところNGが一番多いのはおばちゃんだね」

おばちゃん
「ホント、迷惑かけっぱなしね」

キョウマ
「おばちゃんは素人だもん。でも台詞のNGではなくアクションシーンのものだろ、仕方ないさ」

ドニー
「コリンは台詞もまだ少ないし、これからが大変だぞ」

ヒトミ
「レンマが苦手なあのシーンもあるしね!」

レンマ
「あれはアクションシーンより緊張するんだよ」

君寶
「京姐さん、演技とは言えごめんなさい」

マンチェク
「良かったよな。あのシーンでNG出したらパンさんに叱られてたよ。ねっパンさん!」

パン
「君寶くん演技だ、気にすることはない。で本当に触ったのか?」

くまきん
「やっぱ気にしてるじゃん」

おばちゃん
「触られてないわよ。それに胸にサポーターをしてるから触られても大丈夫なの!」

ドニー
「いよいよ次は本格的な格闘シーンだな」

キョウマ
「おばちゃん、出来なさそうなシーンはスタントさんに任せるんだよ、いいね。これ以上怪我したらホントにパンさん泣いちゃうよ」

おばちゃん
「やれるだけやってみるわ」

パン
「言って聞くような性格じゃないのは私もわかってる。武侠好きの意地を見せろ!」

紫苑
「私は城で座ってるだけでホントにラッキー」

ひかり
「でも皇族の台詞って難しいし、表情とかも大変よ」

みに
「衣装が綺麗で羨ましいわ」

ひかり
「尼の役も崇高でいいわ」

無忌
「お二人とも似合ってますよ。ねっ文卓哥!」

マンチェク
「あぁ」

ドニー
「二人もアクションシーンがあるんだよね」

ひかり
「ちょっとだけね」

みに
「護身術を使ってね」

レンマ
「あと二日だ。頑張るぞ!」
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By hiyoko
#8839 七章

翠は天珠庵にて迷惑をかけたと言い 胡弓を弾いて法連たちの心を
そっと静めた。

法連「ここ最近は色々な人間の思惑で争いが絶えない
翠はそうゆう時にいつもふらりと来てこうして音楽を奏でたり
冗談を言って人の心をなごます術を知っている」

瞳蓮「法連はそうゆう器用さはないけれど
弟子の日々の武術の教え方 修学は一番よく教えてるじゃない」

法連「器用さはないといったね?」

瞳蓮「ええ言いましたよ」

法連は翠を見ながらしばらく黙っていた。

翠「まあまあ・・元々私はあちこち風来坊でして
法連師父とは全く違う道を歩いてしまったので
あまり武術などの師は向いてないのです
法連師はそうした指導者としての力と師としての心得
私にはそれはできない事です。
人それぞれ良さはそこにあると私は思っています」

珍しく普通の事を言った翠に、法連はこうゆう真面目な事を
言うのなら城に残って宮殿の文官などをして職務を
果たせばよいのに、フラフラといつもどこかに行ってしまう
事にもっと忠実に生きていけばよいのにと思うのだった。

朝貴「久しぶりに翠の言葉を聞いた」

翠「まあ・・こうゆう所であまり馬鹿もいえなくて」

法連は瞳蓮が目を輝かせて翠を見ていることを気づき
「しまった・・・」とこころのなかで呟いた。
法連がしまったと!と思ったのはいつもチャラけて
軟派な姿をしてる翠は変人でとても女性に慕われる
誠実な所などなく、先ほどの様に女性からも罵声を
浴びせられるという姿が多いのだが
翠という人物黙っていれば容姿は端正 趣向も沢山持ち
洒落た装い 綺麗に束ねた長い髪にすらっと伸びたその姿
目は細く切れ長 スマートなその姿
言葉をゆっくり選ぶように、少し低い声と抑揚で話す姿は
僧を目指した人間というのはほど遠くどこか遠くの
仙人の子孫神仙といった姿に他ならない。

法連はその姿をこんな所で、彼が見せると思っていない上に
自分が愛している瞳蓮にまだそうした所を一度も見せてない事
そしてこの男(翠)が同門の秀才にて自分と、同じ力を持ち合わせた
人間というのを瞳蓮には一度も言った事がないのに
たった三分の胡弓の音楽とその言いなれた言葉をさらりと出して
その場の空気を華やかなものに変えた事に対して
法連は今更ながらこの男の色男ぶりに圧倒されてしまった事を
はたと気づいたのだった。

法連「翠よ、そのようにさらりと私の事を言うのは
何か含みがあるのか?私は早々そなたの言う事を
信じる訳にはいかぬだが」

法連の言葉に翠「そうですか・・・法連師父では今回の羅刹門の
あの出来事の秘宝はあなたの所から出たのは何か?
解き明かそうとしたものがあったからですか?」

法連「それはあの秘宝が偽物と知っているのは私たちだけだったんだが」

翠「偽物ですか」

瞳蓮「え?偽物をつかませたのですか?法連」

法連「ええそっくりなものを朝貴にいい作らせました」

びっくりしたような瞳蓮と目を細めた翠。

翠は「企みが何かが分からないけれど おおよその事は鷹たちには
分かるはずそのときあなたはどう対処をするのですか?」

法連「それを知ったらここに来るでしょう」

翠「そうですか」

翠は安徳たちの行動がどう出るかで羅刹門のすべてが
その手に入ることが一番望むのは誰なのか??扇をフワリと
仰ぎながらしばらく考えていた。

翠「法連ちょっといい?」

法連「ああ」(望むところだこの色男・・)と思いながら
二人になった。


法連「翠、何が言いたい?、わかってるだろう瞳蓮と私の事は
なぜ混ぜ返す事をするんだ、まるで私が何か策を弄して
この手に入れようとしてると、言わんばかりの話向きだ」

翠「瞳蓮母師の事は知っている 旧知の仲だからな
だが羅刹門をすべて捕えても宮中の腐敗を制しなければ
事は収まらないのだぞ、法連何でもその手と法で収めれる
世の中ではなんだ、それはしってるだろう・・うわごとという事を」

法連「だが秩序は守らなければいけない 誰も賊が世を荒らしていい
という法はどこにもない」

翠「だったら宮中の役人を¥で説き伏せればいい
その方が何倍も徒労がない」

法連は翠の襟元をつかみ「翠お前はそうして誰が喜ぶのだ!
民の喘ぐ心が分からないのか!お前は何のために放浪してる」

翠「手を離せ・・・・現実と理想は違うどこの国でも
¥で世の中まわっているではないか?
政治だけでは世は収められない。現実は金と欲望と
権力が支配してる」

法連「お前は汚れてる 泥まみれだ その泥を落とす事は
できないのか・・」

翠「泥まみれになってわかることがある
そうだな法連は嫌いだろうが、羅刹門を動かしているのは
権力だ。その権力を消す事。 皇帝を動かせ
皇帝を動かし正しい権力と力と知性を広める事
他にない」

法連「皇帝は翠が言うほど簡単に謁見はできないのだ
そのことくらいわかるだろう、しばらくいない間に
そんな事も忘れてそう言ったたわごとを翠は言ってるのなら
目が曇ったのは私ではなく翠お前だ、お前はいつもそうだ
現実というが、その現実を一度も実行したことはない
翠お前はいつもそうしてほらを吹いてるに過ぎない違うか?」

法連の言葉に翠は確かにそうだなとうなずいた。
自分はいつも彼の傍にいない、そばにいるのは瞳蓮と安徳
そして弟子という図式 そこに自分の何かを残して
いた事は一度もないのだ。
自分が法連を知ってる以上に法連は自分の事を誰よりも
知っているという事をふと思い出した。

翠はまた法連にしてやられたなと苦笑いしながら
でもそう言った彼の真っ直ぐ真の通った所で
弟子も友も彼を慕う事も昔から知っていた。
翠そう心に言い聞かせながら彼にもう一言言った。
翠自身が感じた事でもあり今の皇帝が誰の家族かも
この目で確かめた事だった。

翠「方法は一つあるそして貴方はそれができる位置にいる
皇帝に苦言をするのは第三者だ。そして今回も第三者
この事態を招いたのは皇帝の側近である役人だ。
これだけの大きな事件にして皇帝の首を挿げ替えようとしてる
事実がこれだと思うのが私の見解だが法連はどう見てる?」

法連「意外と中身はまともだな翠」

翠「安徳と君 そして瞳蓮師がこの羅刹門の大きな鍵かもな」

法連「最近どことなく不思議な夢も見た」

翠「夢は現実となる だから今何をしたら一番いのかは
法連が決める事 武林も諸派も武術の世界全ても基本は“和“だろ?」

法連「翠はまたどこかに行くのか?」

翠「長くいるとどうも旅の虫が起きてね・・
あんまり官職だとかいうのに興味が持てない」

法連「安徳の傍にいないのかいい加減腰を落ち着け
彼の相談役に戻ってはこないのか」

翠「彼には紫苑と朝貴太監 がいる」

法連「いつまでも朝貴太監 を一人にさせるな
知ってるぞ 彼がお前を好いてる事を
そしてお前はそれを袖にした事も」

翠「気持ち悪い事を言うな そんな趣味はないと朝貴に言った
それに朝貴があそこまでになったのは私がいないからだ
そんな趣味をしていて出世はない・・。」

法連「翠はどうなんだ?」

翠「普通の友だそれ以上もそれ以下もない」
法連「意外と盲目なんだな 知らなかった
聞かないことしておこう 」

笑って済ませた法連となぜそんな事ばかり知っているのか?と
言った風の顔をしてる翠。この微妙な関係が微妙に構築されて
今に至るが朝貴が少なくとも翠のその姿中身に少し頬を染め
その手を引き入れ翠は何も思わずにその身を夜具に落とした事は
眠りの中で少し記憶があるだけだった。

それなのに法連が知ってるとは・・・藪蛇なのか
それとも見ていたのか、頭の中に色んなことが思い出され
そして言葉がクルクル回っていた。

翠はふと思い出した
あーあれは一夜の誤りだった・・あの日は宮廷一の女性に
私は酌をしてもらいその女性と一夜を共にするはずだったのに
それが奴とはな・・・。戯れに宴で踊っただけなのに
なぜああいう事になったのだろうか…
あの日は酒にずいぶん酔っていた、春の宴は桃の花が
綺麗すぎて目がくらんだだけだったのに 千夜一夜って事が
あるだろう・・法連こそあれこれ今からなのに
なぜ私だけ言われるのだろう・・と
それもまあ桃の春の花の散る一夜の儚きものと
笑ってたんだが・・まさか・・朝貴がそんな気持ちとな・・。

翠の中で朝貴はどちらかというと、三国志の赤壁の周瑜のような
そういった武官に見れるほど、武術もたけ落ち着き
そして何より策略家だとずっと思っていた。綺麗な女性を
傍に置きいつも音楽に興じ、政治に一つも関心がないと言った
話ばかりしていたのに、大監になるとは思わなかった。

思い出すとそんな思い出しかない・・・。

頭を整理すると・・・何事もなかったように
瞳蓮の傍に戻り談笑しそして安徳の用意してくれた館に帰ると
酒を食し眠りにつこうとした。

月夜がきれいな日。

外では花柳の季節も終わりもうそろそろ秋の祭典が開かれる
そんな季節の移ろいを感じて羅刹門の事件もありつつも
黄金の色が輝く華やかな日を迎えるであろうと酒を飲んでいた。

そんな夜朝貴は現れた。
翠「静かに来るのはいいが明日にしてくれ」

朝貴「そうゆう事を言うのか?」

翠「馬鹿な趣向はやめたのではなかったのか?
私に関わるといい事はないのは知ってるだろう?」

朝貴「どうして?翠のおかげでこの身は安徳につかえることができている」

翠「女のようなあの姿は嘘なのか?」

朝貴「君がいない間はね」

翠「その男の顔を安徳にいちどもみせたことはないのか?
皇子がいるというのに私とこうしているのは成長に
良くない 皇子のために早く帰れ 聞いてるのか?
そうした事は花街の旅籠でしたらどうだ?
それもきれいな綺麗な女性のような男がいる・・」

朝貴「翠に言われなくても十分満たしている
だが・・・・・・翠のような女はいない
白い肌が染まる女はいないんだ 容姿だけで好きになった
女などいらぬのだ」

翠「馬鹿を言うな 帰れ」

倒れ込む翠と影が一つになる月明かり
翠の衣服がはぎとられるように 外では見せない
朝貴の姿、翠の前でしか出さないその強引な言い方
全て月夜の中に照らされる中で翠は目を閉じて
「一つ・・・・・・・お前に過ちがあるとすれば
私にもその“武”がある事だ・・」

彼のみぞおちにコトッと拳を入れると
彼は「翠・・・・・・・・・・・・・・」

そういい翠の膝へ倒れ込んでしまった。

翠の衣服は肩少し肌が見え赤い跡が残り
下していた長い髪をかき上げて
適当に結ぶと衣服を整え眠っている彼を椅子に座らせ
月夜を見ていた。

安徳が何を思ったか翠の部屋行くと
翠の下した髪に櫛をいれ整えていた姿を見て言った

安徳「なにが・・・・・・・・・・・・・あった?」

翠「どうしたんだ?こんな夜更けに?珍しい」

安徳「朝貴に羅刹門の件で書斎に行くとまだ帰ってないと
部下がいってなここを教えてくれた」

翠「ふーん・・そう」

安徳「翠お前その肩の跡・・」

翠「酒を飲み過ぎてな」にこっと微笑むと

朝貴の眠ってる姿を安徳は見て「そうか」
翠「まあそうだ 月夜がきれいだからな
酒を飲み過ぎて戯れが過ぎたらしい」

翠はそう言い朝貴の事を伏せておいてほしいと
いうニュアンスを安徳にむけ安徳も了解と言った
顔をし、その夜を通り過した。

その日の朝だった。

城下町に「羅刹門 鷹 参上!」と大きな旗と張り紙がしてあり
羅刹門が動き出したという事で店の主たちは騒然として
安徳は鎧をまとい宮廷に馬を走らせた。


法連は大聖山に行き数日籠もっていた。
あの数珠の秘宝は瞳蓮の体内から出てきた。
三蔵法師の持っていた金輪児ではあるまいしなぜ瞳蓮から出て来たのか
不思議であった。

大聖山は聖天大聖が埋められたともいう五行山の別名というが
定かではない。わかる事はここで多くの仙人たちが悟空を懲らしめようと
菩薩にあれこれ相談した結果この山ができたという事の伝説だけ
だがその孫悟空も今や仙人である。

菩薩の指にしるしを書いて、埋められた孫悟空が100年という長い月日
閉じ込められていたのに、悔悛は見当たらず三蔵を困らせていた事や
その後の行いが、自らに降りかかった事など
数えればいくらでも、悪行の数々を数えられるのだが
それ以上に天竺への旅路で己を振り返り、天に上るまでの修行をして
来たという話は自分たちの世界は、真実になった。

それが過去の伝説となってもその話は
人の行いの全てにその後悔と懺悔とそしてその後の
己の行いをどう生かしていくか?
という人間の学ぶべき事が話には深く刻まれているのだが
人間の行いというのは前世も来世も同じように流れて
生まれてこの命が閉じてもまた子子孫孫と受け継がれていく
因果もあり・・父の恋も愛も今は己に降りかかっている事を
感じると、もしや?と思った羅刹門の話もそう遠い話には
思えなくなった法連の心にざわつきを覚えた。
法丹たちが馬で翔り大聖山の大門の門を開けてきたのだった。

法連「どうした?何をそんなにあわてる?」

法丹「乾坤極経は解き明かされました???」

法連「法丹お前は羅刹門の件でここには来れないはずなのに
大事を置いてくるとはお前たちは 何を学んでいるんだ私から」

法丹「それが師父!その巻物の力が今必要なんです
今鷹たちが城を占領して大きな魔力が世界を覆ってしまったんです
師父!早く降りてきてください」

法連は急げと言われてもまだ瞑想を初めて一日たっていない
乾坤極経さえ文字が解けない、難解なその言葉を問いただして
いた彼、そしておぼろげな言葉が出始めたとき弟子の声で
消えてしまったのだ。

師父師父と呼ぶ声が脳裏に響く

法連「安徳はどうした? 私はまだ下山できない
何もわからにまま下山をして何ができるというだ
法丹お前は羅刹門の中を知っているのだろう
他の二人は?私はまだ下りない。」

法丹の手を振り払った法連は門を閉じてしまった。

法丹はうなだれたまま馬に乗り、師父の表情に
“お前の使命を果たせ”と言っていた顔をしばらく
思い出しながらも、いろいろな手を尽くしたのに
まさか羅刹門が二つに分かれて怒涛の様に町に駈けてくるとは
予想もしていなかった。

法丹「今更潜り込もうと思ってもなあ、同じ手は二度も使えない
師父は帰らない 瞳蓮母師は捕まってしまう
どうしたらいいんだ・・・」

法京「どうだったんだ???」

法丹「師父は出てこない」

法卓「嘘だろう そんな!瞳蓮母師は捕まったんだぞ」

法丹「師父は何も解き明かしてないと言った
“お前の使命を果たせ”って」

三人「そんな使命って 窮地に立たされて使命って
何をすればいいんだ?」

法丹「それが分かれば俺だって苦労しないさ!」

とぼとぼと馬に乗ったままこうべを垂れて
帰るしかない一本道 行き着くところは一体どこなんだろう
三人の頭に浮かぶのは羅刹門が今から始める
考えた事もない残忍な悪行しか思い浮かばなかった。

しかし何をどうしろというのだと。

勢いをもって彼らのアジトに行ったとき目にしたのは
瞳蓮母師が目を閉じていた事
寺でついさっきまで談笑してた、はずの師と瞳蓮母師が
離れた途端、隙を見て押し込まれたこの言えない悔しさと
なんだか今ままでの事が、嘘であると言った二枚上手の
羅刹門の鷹という人物に一杯食わされた以上である。

法京「ど・・うしたらいいんだ 手詰まりだ」

窮地に追い込まれたときそれぞれの力を出せと日頃から
言われているのに、こんな窮地に立たされる事は
生まれて初めて、そしてそれも師父の一番大事な人が
生きてるのか、死んでるのかもわからない 。

法丹「なあ・・翠って言う人間がいってた
権力と金が人を動かすって・・・
でも師父はそれは違うと言い切った
師父は理想を求めてるのだろうか
現実を求めてるのだろうか?」

法卓「何を言ってるんだ!翠は師父に賭け事をしたまでだ!
どっちにするって!どっちにするという話かあれが!!
奴みたいな人間がいるからこの世は乱れるんだよ!
師父は間違っちゃいない」

法京「ああそうだ!理想を現実に近づけるのが
俺たちの仕事だろう、法丹はそんなに翠って奴の話を
信じるのか、違うだろう、理想は理想だがそれを
どううまく今の世の中に近づけるかが師父の信念だ
翠はそれの信念を持つことができなかったから
師父のようになれなかったんだろ!?
師父は今苦しんでるんだ、あんな風来坊かなんなのかわからない
色男に何ができるというんだ」

法京は馬上から声を上げ二人に言ったのだった。

どんなに翠という人間が世渡りを教えようと
所詮それは風来坊の言葉で今を生きる自分たちには
出来ない事があるんだと、その中でも師父は真実のみを
しり今を生きてると言いたかった。

法丹「めずらしいな・・法京お前がそんなに声を荒げるなんて」

法京「・・いや・・まあ・・・・」

法卓「言いあいしてもどうしようもない まず突破口を
開いて行かないとな なあ~法京」

法京「まあそうだな~起きた事は仕方ないって割り切りも
必要なんだけどな」

そういって馬を歩かせて町へ戻っていた三人に
朝貴が現れた。

三人「あれ?大監様・・・・・・・・・・・・」

朝貴「青燕が翠から翡翠の剣(つるぎ)をもらった」

三人「翡翠の剣?それは禁固王国で作られて
焔(ほむら)に消えたって師父が言っていたんでは?
孫悟空しかその復活をする方法は知らない
そしてその孫悟空に会うのには火炎山の大門を開いて
大窯のなかにある芭蕉千がいるって」

朝貴「それが・・・翠が持ってたんだ」

三人はこれは勝機が見えてきたのかもしれない
翡翠剣があれば少しは黒い国風も天から切れて
行くことができる力があるという力を持っている!
本当ならばそれは窮地に立つ自分たちに天が与えた奇跡だと
確信した

法丹「翠ってやつは不思議の国から来た猫型機械男だな」

法京「捨てる神あれば拾う神があるって事で」

法卓「じゃいきましょうか!」

馬を走らせ瞳蓮母師を救う手だてを考えながら
街へ急いだ。

そして時は経ち・・・・・・・・・・

法連が下山する日がやってきたのだった。

暗雲立ち込める世界を変えるあの巻物をもって・・。


つづく
最後に編集したユーザー hiyoko [ 2016年10月10日(月) 17:05 ], 累計 3 回
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#8840 裏方・・。
(ちびまる子ちゃんの解説トーンでお届け)

さて裏方・・毎回陳皮な事件続発
今回はどんな事件がおきるのか?

―――――ダンカンスー仕事せずまたサボって話してる。
黙していればいい男で済むのだが口を開くと
タチの悪いチンピラである――――


スー「武侠時代劇も大詰めだな」

キョウマ「スー物取りの犯行はなんとかなったの?」

スー「ああヒトミの下着を採りに来た目的だったらしい」

キョウマ「兄さんそれめっちゃ怒ってたな」

スー「そりゃ怒るだろう…俺でも半殺しにしてるよ
どうしてレンマの下着じゃだめなんだろうなってね」

キョウマ 「うげーーーーーーーーなんでそこになるんだよー
男が男の下着とっていいことあるわけないだろう」

スー「わかないぜ~汗臭い男の下着も最近は売れてるから」

キョウマ「げー嫌な趣味だな~」

スー「まあ普通ではしないな」

―――だいたい下着ドロボーを横目に朝ごはんを食べに行く
刑事などいない・・・―何を考えてるのかダンカンスーよ
少しはまともな応答をしろ。――――


トニー「あ~スー~元気??」

スー「お前 地であの役してるだろう寸止めのラブシーンは
男ってお前—~~~ひゃ~」

トニー「聞きたいんだけどさ、翠って誰がしてるの??」

スー「え?俺が知るわけないだろー(ぐはは)」

トニー「なんだか含みのある顔だね」

スー「俺しないもん 第一あんな綺麗な男なんて
見た事ないなあ~~~~~(ふふふふ・・・)

トニー「まあ僕は~いいけど・・でもどうしてスーじゃないのかなーって
ちょーっと残念だよ~」


スー「いやだね 役者なんて、しかも翠はお前と
ラブシーンなんて日常に起こってくれたら困る話だろ
おっそろしい~~~~~~~~~~~~~」

トニー「え?何か言った?」

スー「おまえ俺たちに手を出すなよ 出してみろ お前の
胴体はつながってないからな」

トニー「今夜空いてる?」

スー「お前・・・・・・・・・・今の話聞いてたか?!!」


スー「やめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!気持ちワリ―――――――――――――――
その・・・化粧がおれはきらいなんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
離れろーかんがん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

トニー「ちがうちがう~僕は文官だから」

スー「離れろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!お前周りが見てるんだ!!!
トニー!!!!!!!!!!!!!!!!やめろ!!!」

レンマ「何いちゃついてんだよ・・いい年こいて
スー仕事しろよ、たく、このアンポンタン刑事が
瞳のみになれ・・・・・・・・色摩・・」


スー「おーい助けろ!兄の俺を見捨てるつもりか!!!!」

レンマ「だれが兄弟だって??? あ? 気持ちワリ―」

スー「レンマ!!!!!!!!!」


―――似たような二人を助ける義理もないレンマの言い分は
もっともである。こんな家族ができたら誰でも迷惑
誰だっていやなのだ――――






―――――腐れ縁とはなんと怖いのかお手本にしたくない
いい見本である。――――――

その様子をふとリュウが見つけ「スー大丈夫??」

リュウは抱き起した。

スー「あ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・りゅ~う」

―――――スーのその眼には何が映ったのか・・・。
――――天廩署きっての凄腕リュウ・スイヤン―
ダンカンスーを手のうちに入れてるこの切れ者の
話し方が天廩署を支えている―――スーよ少しではなく
見習え・・・―――――



――――武侠ドラマも大詰めである・・。後半に続く~――――
♪ちゃんちゃん~