連杰トークや井戸端トークなどお気楽雑談トピック
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By ミコ
#8681 hiyokoさんからの続きです。

第六章

生徒たちは畳に座り沈黙の時を過ごしていた。

キョウマ
「お前たちはなんかわかったのかよ!」

マンチェク
「そう言うお前らこそどうなんだ?」

くまきん
「わかったさ、でもお前たちには教えねぇよ!」

コリン
「なんだとぉ?やってらんねぇな。お前らの顔見てると虫唾が走るぜ、オレは行くぜ」

キョウマ
「どこへ行く?都合が悪くなるとそうやって逃げるのか!」

コリン
「やるなら相手になるぜ、かかってこい!」

喧嘩を始めた二人を見てくまきんとマンチェクも参戦し大騒ぎが起きてしまう。

アンディ
「君たちはそうやって顔つき合わすといつも喧嘩だ、この野蛮人!」

マンチェク
「うるせぇ、怪我したくなけりゃお坊っちゃまは引っ込んでろ!」

止めに入ろうとしたアンディは、コリンの拳を食らってしまい倒れてしまう。
バツが悪くなったコリンは道場を出てどこかへ行ってしまった。

トニー
「アンディ、大丈夫?」

ドニー
「大丈夫なわけないだろ、早く!」

レンマはアンディを抱え保健室へ連れて行くが、夜中でハニーはもう家に帰ってしまっていたので薬を探し処置をした。

アンディ
「レンマ、僕どうしたんだ?」

レンマ
「気がついたか?脳震盪を起こしたんだ。怪我は大したことない、横になってろ」

アンディ
「なぁマドンナは無事かな、怪我とかしてないかな?」

レンマ
「きっと無事だ」

アンディ
「殺されたりしてたらどうするんだ?」

レンマ
「そんなわけないだろ!」

アンディ
「レンマはマドンナとは幼馴染みだったよな?」

レンマ
「あぁそうだ」

アンディ
「僕には敵わない訳だな」

レンマ
「ただそれだけだ」

アンディ
「ドニーと賭けをしてるんだってな」

レンマ
「ドニーが勝手に決めただけだ。お前もマドンナを好きなら勝負すればいい」

アンディ
「勝てるわけないだろ」

レンマ
「勝負とは力だけではないぞ、他にもあるだろう」

アンディ
「他ってなんだ?理事長もお前を気に入ってる、僕に勝ち目はないさ」

レンマ
「学園一の秀才だろ、よく考えれば自ずと答えは出る」

アンディ
「うん、、、。僕はもう大丈夫だ、道場に戻ろう」

道場では・・・

ドニー
「ここまで来てまた揉め事か!」

キョウマ
「お前は格闘組のリーダーとしてコリンたちをまとめるのが仕事だろ!」

ドニー
「なにが言いたい?言いたいことがあるならハッキリ言え!」

キョウマ
「じゃ言わせてもらうさ。禁止だって知っててなんでアルバイトなんかしてるんだ?」

ドニー
「なんのことだ?」

キョウマ
「こっそりモデルの仕事してること知ってるんだぞ」

マンチェク
「あれは昔の話ですよね、兄貴!」

くまきん
「昔だろうが校則違反には変わらねぇさ」

マンチェク
「なんで今その話を持ち出すんだよ?」

キョウマ
「じゃ前夜祭に来ないでホントは何してたんだ!」

ドニー
「あ、あ、あの時は、、、」

くまきん
「すぐ言えないようなことじゃねぇかよ」

マンチェク
「兄貴、、、」

レンマ
「人には言いたくない秘密もある、そうだろドニー」

トニー
「アンディ、もう大丈夫なの?」

アンディ
「あぁレンマが優しく介抱してくれたからね。あれっコリンは?」

ドニー
「頭冷やしに出て行ったよ」

レンマ
「キョウマ、正義もいいがその短気を治せ」

キョウマ
「兄さん、ごめん」

レンマ
「いいか、ここで私たちが揉めてる場合じゃないんだ」

アンディ
「そうだよ、こうしている間にマドンナは危ない目に遭ってるかもしれないんだ」

そこへスー刑事からトニーに電話が入る。

ドニー
「あいつはコソコソいつも何やってんだ?」

アンディ
「刑事さんからの情報かも」

くまきん
「試合ホントにやるのかなぁ?」

レンマ
「学園長たちにもなにか考えがあるんだろう」

ドニー
「試合は試合として個人的感情は挟まない」

アンディ
「それはどうかな?君たちは野蛮だからな」

トニー
「みんなー大変なことがわかったよ。この一件に学園OBが関わってるらしいよ」

キョウマ
「それってどういうことだ?」

トニー
「まだハッキリ調べがついてないけど、なんかややこしくなってきてるみたい」

マンチェク
「もう三時だよ。寝ないと明日に響くぜ」

レンマ
「そうだな、取り敢えず今夜はもう寝よう」

喧嘩で疲れたキョウマたちや怪我したアンディたちは畳に横になるとすぐに寝てしまった。

ドニー
「レンマ、寝たか?」

レンマ
「なんだ?」

ドニー
「お前、コリンに説教したんだってな?」

レンマ
「あいつには才能があるのに、あぁやって悪ぶってもったいないと思ってな」

ドニー
「あいつにもいろいろあるんだ。兄弟が多くて人一倍努力してきたし、この学園に入るためにアルバイトしてたくらいだからな」

レンマ
「入学当時は理事長のお気に入りだったろ?」

ドニー
「そうだったが、学園に入ってからも学費のためにアルバイトしてるのがバレて理事長の反感を買ってから荒れ始めたんだ」

レンマ
「まぁ理由はどうあれ、アルバイトは規則違反だからな」

ドニー
「実はモデルのアルバイトに誘ったのも俺なんだ。写真を一回撮るだけで高収入だし、すぐに辞められるしな」

レンマ
「で、前夜祭の日は本当は何をしてたんだ?」

ドニー
「言わなきゃダメか?」

レンマ
「これだろ?(小指を立てる)黙っててやる」

実はあの日、ドニーたちは以前モデルとして撮った画像を観たファンの女性とお茶を飲んでいたのだった。

そこへコリンが戻ってきた。

コリン
「さっきは・・・アンディ大丈夫か?」

ドニー
「頭は冷えたか?」

レンマ
「もういい、今夜は寝よう」

コリン
「そうするぜ。あーそう言やぁ、さっきそこで用務員を見たぜ」

ドニー
「用務員がなんで?」

レンマ
「さっきとは?」

コリン
「オレがここを出てく時だ」

翌日。
予定通り学園祭が開催され、午後からの試合が始まろうとしていた。

観客席では学園全生徒
の他に父兄や学園OB、教職員たちが厳かな視線で座っている。

来賓席後ろには贈答トロフィーと代わりに用意されたプラチナバックルベルトが飾られている。

学園長から紹介された出場選手六人が登場し、第一試合が始まろうとしていたその時!

どこからか来賓席に向けて紙飛行機が飛んで来た。

学園長が開けて中を読むとそこには・・・

『今のお前たちに試合をする資格はない、武術者とはなにか?よく考えろ。このままじゃ怪我人どころか死人が出るぞ。
因みにお嬢さんは無事だ、安心しろ』

急いで紙飛行機が飛んで来た方向を見ると、観客席の一番後ろから立ち去る女生徒の姿があった。

レンマ
「あれは、、、マドンナ!?」

続く
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By hiyoko
#8682 ミコさんからの続きです

七章

「1」
スーとユーロ調書を取り報告書を書くと
Breakfastを食べに行くと言って出掛けた。

そしてその朝ごはんを食べようとぱくついていた時
メールの音が耳に聞こえた。

スー「た~!朝飯くらい食わせろっての!
トニーか・・。“武術大会に女子生徒乱入~
マドンナと思われた女性が颯爽と立ち去り武術大会
騒然??“」

スー「要件がいまいちわからないぞトニー??
マドンナの幻影が見えたのか?それとも本人?」

ユーロ、パンを食べながらスーの呟きを聞いた。

ユーロ「それ・・・脅迫状みたいなものが届いたんだろ??
そのなにかじゃねえ??」

スーは学校で何が起きてるんだか、ますますわからなくなった。

とりあえずメールを見た事にして目の前のご飯を食べることに
専念した。

ユーロコーヒを飲みながら新聞の記事を見て笑った。

ユーロ「ほお~最近男性もののショーツのモデルって
結構筋肉がムキムキでないとなれないのかなスー」

スー「朝っぱらからそんな写真見て喜ぶ奴は
そんなにいねえと思うけどお前はお好みの
タイプか??まあそれも人それぞれ趣味だからな」

ユーロ「そんなわけねえだろう・・でもなこれ
見ろよーお前よりきっと若いぞ背もあるしよ
Modelという職業はそうゆうものじゃないのか?」

スー「背が低いのは余計だ、男の体見て
朝から談義してる場合じゃないんだが・・ユーロそれ
ちょっと貸してみろ」

スー何やら見た事のある個性的な顔が気になって
ユーロの持っている新聞記事を貸してもらった。


スーうーんどっかで見たんだけどなあ~なんて
思いながらしばらく見ていたとき・・あ!と
思い出したのだ。

スー「これあれだ・・・あれ!!トニーの学校の
なんつったけ~~なあ~~~~~~~~~
今日取調室で言った奴だ・・えーと~~~」

ユーロ「お友達か?このショーツのモデルの男」

スー「・・・あ!!!!!!!!!こないだ
路上でスカウトされてた!!学生服の奴だ・・
なんっつったかな・・名前・・」

中々思い出せないスーは画像をトニーに送ると
トニーはよほど暇なのか?それとも迅速なのか
メールがすぐに来た。

トニー“お問い合わせの画像の人間の名前はドニー
格闘組今日の武術試合のトーナメントにシードされてる“

スー「ドニー!!だドニー~アイツ
“”ドドドド“って言ってたな」
今朝の青年の話からふとふと気になっていた。

スーあの硬派のドニーがModel?!しかも
あのプライドの高いと思われる男が
こんな裸のに白いショーツとは
一体ドニーに何が起きているんだろうか?
ここまでして¥を稼ぐ事なんてアイツが
そんな¥に困ってるのだろう?か・・

スーのドニーの普段の服装から言うと
自分の“過去を知ってる男”と対を張るくらい
ドニーはブランド物を持ち自分よりいいスーツを
着てる姿しか思い出さない・・それがよりによって
白パンツのモデルとは、いくらブランド物に
¥を使っていてもそんなことまでして
買いたいものなのだろうか??
そんなにブランド物の新作を追っかけてるようには
みえなかったのだが・・と思い出すと
なんとも言えない現実だなと。
ユーロは名前と顔がよくあってるなあ~~~~っと
妙に感心しながら記事をまたみていた。

スーはユーロの肩をたたくと「おい・・少林学園の学生
つけるぞ」

ユーロ「え・・まてよ・・ドニーはどうするんだよ
おいスー!」

先ほどまで記事の話をしていたかをおもうと
急にスーはホテルを出ると言い出した。
そんなスーに声をかけて来た人物がいた。
「何をそんなにあわててる?」

スー「いつ帰国したんだよ、それにまたエラく
可愛い坊ちゃんと・・課長が噂していたぞ
ふらりとあらわれてどこかに消えるやつってな」

「何が坊ちゃんだ、さっき会ったばかりだ
自分が捜査してて、友達の友達の相棒も知らないのか?」

「相棒????そんなん知らねえけど・・ローグ
いつもどこでそんな人間と会うんだよ」

声をかけてきたこの人物こそスーの
“過去を知ってる男”人物である。
アメリカから帰国した元CIEの人間今は
警視の肩書を持つ銃の名手ローグ。

ローグはスーの過去と今を知り
スー叉ローグの過去と裏手にある懐の中を知り
お互い良い距離でいるものの、時々こうして
会話をするときは年の離れた兄弟にも見える
そんな関係の二人である。

だがそんな事はだーれも知らずユーロは
たまに~声をかけてくる不思議な叔父さんとしか
認識していない。

ローグ「リュウからの連絡が入った
またややこしい~人間関係の中に入ってるか?
お前は昔からややこしい中をかき回すのが好きだな
そこは全然変わってないな・・・身長と共に・・」

スー“あんただって全然だろうが!“と呟きながら
「リュウがなんだって」

ユーロ「リュウって昨日は早く帰っただろう?
情報どこから聞いてきたんだ??」

ローグにやっと笑いながら「リュウをうまく使えるか
どうかがいつも捜査の良し悪しを決めてるんじゃないのか?
スー?どうだ???ユーロ君はどっちかな?」

スーあいもかわらず人の三歩先を歩くこの男に
なーにも言えずかといって、自分がこの情報の
早いローグに勝てるわけでもなくこの男の
独特の言いましと言葉に耳を傾けいつも
熱くなった頭を冷やす事も多いのだ。

スー「で?リュウは????何を??」

ローグの横にいたスーより一回り
大きい背の人間が答えた。

「僕を知らない??うーんそれはまずいな
リュウ君は今日その捜査の仕事を成功するカギは
僕と一緒にいる事だよ。 あと女難の相がついてるって」

スー「女難の相もしかしてセクシー先生かよ~。」
出てるっておれかよ」

ユーロ「そっちかよ・・食いつくのは、真面目に答えろよ
スーの頭には女の事しか入ってないぜ」

ユーロ真剣な顔をして“彼“の話を聞いてその上
君は誰かと聞いているのに全然違う言葉が出る
相棒がちょっと情けなくなった。


スー女の話をしていてリュウの情報を言った
この少年の名前を聞く事どっちでもよかったのだが
聞いてみた「で?お前だれ?」

ローグ「トニー いっしょにいる
アンディラウ 演劇科の生徒だ」

やっぱりさっぱりわからずトニーと言われても
想像がつかずどこかで会ったことあったか?
肝心事は記憶がないスー。

スー「はあ~~~~~~~~そんなんしらねーよ」

スー、トニーにそんなお友達がいたかな?と
ふと交友関係を思い出すがレンマとキョウマしか
浮かばないのだ。それ時々ドニー。

アンディ「トニーといつもいるんだけど・・」

ローグ 「スーお前は必要のないことは覚えないのか」


スー「ああ~覚えねえよ男ならなおさら記憶が悪いな
お前学生だろう?それにこんな時間にサボりかよ・・学校の
学生なら真面目に授業うけろよ」

アンディは笑って「君がスーか・・トニーが連絡取ってた
刑事か・・昔世話になったとは思い出さなかった
あのころはもっとツンツンシしてるイメージだっけどな
何かあったのかい?・・それともローグさんかな??」

スー「うるせーよ、世話になったっていう俺を忘れるなんてな
信じれねえ・・」

アンディ「そんなに言わないでよ・・」

スーの言い方に少し落ち込むアンディだが
男にそんな気を使う言葉なんて持ってないスーは
そんなことは考えず間髪入れずローグと自分の関係をさらに質問した。

スー「ローグとはどこで?」

アンディ「ずっと以前アメリカで助けてもらったんだ」

スー「アメリカか・・記憶が正しければマフィアと
抗争していた時俺が助けて帰国したっていうのは
少年はお前にだったのか。
俺とローグが組んでいた最後の事件が留学生とはな
なんだか世の中狭いよな・・」

アンディ「覚えていたの??うれしいなあ~
そんなこんなで黙って秘書してるんだ
よろしく♪」

スー「おぼてるって言ってねえだろ
よろしくじゃねえよ・・それでリュウはなんて言ってる??」

アンディ「仕事の話に戻るの?そっけないなー」

スー「当たり前だろうローグの秘書なら
仕事だろ」

アンディ「ロマンがないな~悲しい・・」

スー「早く言えよメンドクサイな」


アンディをせかすように聞き出すスーは
イラついていた。

アンディ「落ち着いてくれよ。
リュウの情報を話す。女子生徒は
急に現れたわけじゃない以前から学園の
様子をうかがっていた、だけどなぜ?
うかがっていたかはみんなわからなかった
目的は学校にある秘宝だった。
それが金のバックルさ ただの金のバックルじゃない
あのバックルには学園の継承者っていうのが
記載されているんだ。それを取り合っているという事」

スー「学園の継承者って漫画だけだぞ
そんな話があるかよただのバックルだぜ?
キンゾーのベルトについててちょっとプレミア物って
事だけだぞ何も盗まなくても買い取るとか
色々手段はあるぞアンディ?」


アンディ「さて・・・真相はいかに?ってこと」

「2」
スーアンディと話していると携帯に着信が入った。

スー「うん??リュウ?????どうして・・」

リュウは静かにスーが出るのを待っていた。

リュウ「スーでてくれないかな・・・。」

スーは滅多な事ではリュウという同僚は
携帯という機械的なものを通して
声を聴くことはないのだが
はて?・・スーはアンディたちから少し距離を取って
リュウの話を聞くことにした。

スー「もしもし・・・・・・・・・」

リュウ「スー キンゾウのバックルの事で
話したいことがある・・署に戻ってきてくれないかな?」

スー「なんだよ・・戻らなきゃ話せない事なのか??」

リュウ「ああ・・・そうだよ」

スー「わかった・・ユーロとアンディに捜査を任せて
とりあえず戻るわ・・・」

リュウ「ローグさんがいるから大丈夫さ」

スー「ローグかよ・・はあ~あ・・リュウさ
ローグをなんで呼んだ?」

ローグが出てくると思わなかったスーは
ため息交じりにリュウにつぶやいた。

リュウ「僕が呼び戻したんじゃない・・・
天の神様が呼んだのさ・・スーの助けになるってね」

スー「あのな・・・・アイツは悪魔そのものでも
天使じゃねえぞ・・わかってるのか?神さんもリュウも・・」

リュウ「スーの心の奥底の声が神様に知らないうちに
伝わったんじゃないのかな??」
スー「馬鹿言うなそんなわけねえだろう
まあいいそっちに戻るわ じゃあとで」

そういいスーは携帯を切った。

スーはローグのフォローなんて
一度も頼んだことないのにこんな時にふらっと
帰国してくるなんて、呼んだおぼえはないと
心の中で悪態をついていた・・。

それがたとえ天の思し召し(おぼしめし)だと言っても
ローグは神様ではなく悪魔のサタンの申し子としか
言いようがない・・。

“ちぇ・・神様も意地が悪いぜ、いくらなんでも
ローグってのは人選が間違ってるせめてもう少し
ましなやつはいなかったのだろうか・・ついてないぜ・・“

ローグはスーの心の言葉聞こえたように
目を細めてスーをじっと睨んだ。
「スー何か?不満でもあるのか??」

スー「え?いや・・別にねえよ・・」

ローグ「それならいい」


見事に心を見透かされた事を気づくスー
背中に冷や汗と血の気が引いた瞬間だった・・。

ローグは相変わらずわかりやすい性格だなと
笑うだけだった・・。

そして・・スーの耳の奥に鉄の匂いのする音が聞こえ
次の瞬間その金属音は銃弾にかわり街は騒然とした。

スーは耳をふさぎ次ぐの瞬間彼の名を呼んだ

スー「ローグ!!!!」

ローグ「了解」

そういうとローグ瞬間的にその銃創を斜めに向けて
一発発砲すると人間の倒れる音が響いた。

ローグは耳を押さえてしゃがんだスーに声をかける
ローグ「大丈夫か???」

スー「ああ・・・」
しばらく立ち上がれないスー
聞こえてはいけないものが急に聞こえたような
錯覚と共にその近くでどさっと倒れる人間の
音が同時に響いた・・。

ユーロ「・・スー?スー??」

スーはユーロの声が聞こえづらく「・・・????」

ユーロはスーを覗き込んでいる・・・。

その間に倒れた人間ユーロを襲ってきた。

スー「どけろ!」

言葉を言うか言わないかにユーロの肩をたたき
そのまま突進してきた人間を右手にて吹っ飛ばした・・。


スー力加減ができない状態で手を挙げていた
あまりの力に体まで風になり感情までが
その人間に向かい冷静さを失っていた。


ユーロ「やめろ!!!!!!!!やめ・・スーもう
倒れてるから・・おい!スー・・スー・・どうした?」

スーはしばらくユーロの言葉に反応せず抗っていたが
ユーロはその顔を見ながら何度も声をかけていた時
スー「うん??????????ユーロどうした?」

スーは必死で止めるユーロに間の抜けた言葉をかけた。

ユーロ「さっきお前鬼の形相で奴を殴ってたんだ・・
おぼえてるか?」

スー「・・・・・悪い……ユーロありがとうな・・・
俺急にわけわからなくなって・・すまない・・」

ユーロ泣きそうなスーを見て「俺は大丈夫だから」

スー何事もなかったように立ちタバコを
取り出して・・煙を吐いた。

アンディ金のバックルの話あたりから
少し顔が歪んでいた・・気のせいだといいんだが
何かあるのか・・・少し心配になりながら・・
スーの顔を見ていた・・。

ユーロはヒットマンであろう人間に
「おまえ・・・ばつが悪かったな相手を見て行動しろ
馬鹿者が」

ヒットマン「お前たち警告だ あのマドンナ事件に
かかわると誰かが負傷する」

ユーロ「ほざいてろ 自分の身の上を心配するんだな」

そういい自分の部下を呼びそのまま連行した。

ローグ「相手もそう時間はかけていられなくなった
という事だな」

スータバコを煙をふ~ッと吐いた
「そのようだな早くケリをつけたほうがいい
ローグ最近の記事知っているか?マドンナ事件」

ローグ「何日も前から掲載されてる、脅迫文もな
そしてドニーと言えばコリン。
ドニーという人間交友関係を洗えばわかる。
乗り込むのはいつでもできる」

スー「ああそうだな・・・」

色んな疑問が残る自分の頭を整理しながら
この事件の深さを感じるスーは何処か気が進まない
何かがイラつく何かが絡み合っている
心にドンドン見えない焔が沸き立っていた時ローグに言われた。

ローグ「冷静になれ何があっても事は
冷静にならなければ収束しない
スーこの捜査から手を引きたいのか?」


スーギクッとして「え?いや そんなわけないだろ
俺が捜査から手を引いたことはない そんな事
今まで俺は一度していないことくらいお前が一番
よく知ってるだろう・・・ローグ」

ローグ「スーお前今一瞬そんな顔してたぞ
あの時もそんな顔してたな・・知り合いは
一番に疑え、この仕事の基本だ」

スー「わかってるさ」

ローグ「ならいい。」

スーはローグにそう呟くと
「ローグ裏を取ってこいよ お前の18番だろう?」

顔を覗き込み 疑問符を投げつけるように言うと

ローグ「ああ~お前もな・・汗をかくなよ
その手に汗をかいた時事件は暴発する
わかったか?」

スー「了解」

じっと聞いてるユーロに
「狩りをしようぜ」

ユーロ「そうだな」
にやりと笑うとローグたちと別れ
スーは移動する車の中でドニーたちの事を考えてた。



ドニー基本的硬派というタイプ
そしてコリンの軽い軽薄な性格とやり方が
好きではない事はあのストレートな性格から
分析をしたら一目瞭然。

スーからドニーを見れば少しレンマと似た所があって
正直な性格というのが印象的なのだ。
裏はあるにしても裏の裏までどす黒い感じは
無いように見受けられたがそれは錯覚なのか?
自分の勘が鈍ったのか?いろんな事を思い出す
直感と論理を冷静に見つめることが
何より大事になるこの仕事だがスーのドニーに対する
印象はそんなに悪くはなかったのだ。

そして・・コリンとドニーは
ライバル関係にあり、キョウマとレンマはコリンよりも
ドニーとは時々世間話程度は話すなのに、コリンは
まったくそんな話も聞いたことがない。
基本的にコリンとドニー水と油の奴らがどうして
一緒にいるか? 何か見えないものがそこにはあるのか??
どちらがどちらをコントロールしているのか??
スーは車のハンドルを持ちながら頭の中を
整理しながら・・トーンダウンをしていた。


「3」
そして署に戻るとリュウが受付のカウンターで
スーに声をかけた。

リュウ「スーお帰り」

スー「リュウ待った?」

リュウ「いやそうでもない」

スーそれはよかったそうリアクションをすると
リュウに「じゃ行こうか?」そういい

署の奥の部屋に二人消えていった。



スーはソファにゆっくり座ると
リュウはコーヒを持って机に置いた。
そして持っていた書類を置きながら話し始めた。

リュウ「スーを呼んだのはバックルの件なんだ」

スー「そのバックルから何かわかったのか?」

リュウ「そう・・なんだけど・・・・・」

スー「なーんだよ~話せよ・・もしかして
そのバックルがいわくつきとか?
懸賞金が一億とかかけてるとかだったりしてな
それで俺が素行が悪いから盗むなって言うとか?」

スーのとぼけた言葉にリュウは今から話そうと
思った案件を忘れそうになるくらい
その話の軽さに自分も乗ってしまいそうになった・・。

リュウ“あぶない・・・このトーンで話をされたら
重要な事を言う前に自分のペースが分からなくなる・・“

リュウはふ~っと息を吐いて仕切り直すように
スーにもう一度言った。
「バックルの件なんだけど」

リュウ 「いわくつきとかではないけれど
スー・・君何時から家族に会ってない?」

スー家族なんていつから、会ってないか覚えてないうえに
あまり家族の事は触れられて、いなかったせいもあり
とぼけようと思ったところ不意に家族の二文字が出たとき
「え?・・・・・・」言葉が止まり時が止まる感覚を覚えた。

スー「いきなりなんだよ・・・俺のfamilyが
万引きでもしたのかよ、バックル盗んだとか言うなよ」

リュウ「それはないよスー・・それよりスーは
ヒトミ・・覚えてる?」

スー「ヒトミだと?アイツ・・イギリスに
行ってるんじゃないのか?」

リュウやはり何も知らないのか…と
確信的みたいなものを感じた。

リュウ「マドンナ事件のマドンナはヒトミだ
コウノヒトミ その親はコウノキンゾウ
だけどキンゾウは生みの親ではなく育ての親」

スー「まてよ・・・キンゾウってあのキンゾウか??
少林の元師範してて親爺って呼んでいたのがキンゾウなのか」

リュウ「そう・・という事はスー理解できた」

スーは困惑した。

ずっと昔住んでいた家はキンゾウがいてヒトミと
スーはキンゾウに育てられていた。
キンゾウはヒトミを守ってくれと言っていた。
なぜ育ててるのかも不思議だった。
親がいない自分は何処かで拾われたのだろうと
思って疑わなかった。
キンゾウの名前を呼ぶより気がついたらスーは
親爺と呼んでいた。

だがそのキンゾウが「バックル マドンナ事件」の
キンゾウと同一人物だとは全く思ってなかった。

この事件の被害者の名前を聞いた時は
世の中同じ同性の名前の人間がいるんだなと
言うくらいで自分を育てた親爺と呼んでいた
キンゾウとは全く考えも想像もしなかった。

ここにきてこんな現実を知るという事になるとは
ただただ呆然として言葉が出なかった。


リュウ「バックルでわかったことだけど
キンゾウと君のお父さんはキンゾウの同僚
キンゾウ今は財閥の人間だがもとは警視庁の役人だ
そして君の父はキンゾウをかばって殉職した
その殉職したキンゾウの同僚つまり
スーの父親の子供がスーとヒトミなんだ」

スー子供の頃の記憶が思い出せないのに
サラサラというリュウの言葉に戸惑いを見せる。

スー「まてよ・・そんなんどこにも書いてない
バックルからなんでそんなことまでわかるんだよ
え?俺の親爺(キンゾウ)は他人って事・・だが
ヒトミは親爺の本当の(キンゾウ)の一人娘じゃないのか?
ちょっと話が飛びすぎだろ・・」

リュウ亡くなったスーの父親が身に着けていた
警視庁のバッジの型番号がバックルの型番号と
同じことを書類で記していると出した・・。

書類には殉職したスーの父の形見のバッジは
キンゾウがしているバックルと同じ楕円形の形に
記号と所属のナンバーが入っていて
そのキンゾウが後で父のバッジから記号を
写し取り画像と共に保管していたのだ。

その書類と一緒にキンゾウとスーの父親が
警察の軍服を着て昇進したときの記念写真が
共に残されていた。

その時の昇進した事を表すバッジであり
それがキンゾウと最後に映った写真となっている
事も・・・その写真が物語る証拠だった。

そしてスーの父親はその勲章にこう手紙が
添えてあった[親愛なる息子 スー 娘ヒトミへ
もし私がいなくなったとしても君たちは私の子供である
その事は決して消えないであろう これからも
元気に育ってくれることを願っている****]


消えようとしてるサインが残っている
サインの文字はÐ文字しかわからなかった・・・。

スー「まじかよ・・・・しかもバックルは
俺の親父のなぜ親爺(キンゾウ)はバックルにしてるんだよ」

リュウ「この後三日後殺人事件の捜査中
銃弾に倒れてる。キンゾウを狙って
いたヒットマンを見つけてね、スーのお父さんは
射程距離だったヒットマンを狙撃したと同時に
銃弾が胸に貫通してそのまま帰らない人になった
そしてそのバッジは胸の貫通した所で
落ちていたと・・・・君に父親はその仕事が
終わったら警視庁に残り次の若手育成と
キンゾウは少林学園の格闘チームを編成するっていう
事業を手掛けようとしてそれぞれ考えていたようだ
そしてそこには犯罪リストと犯罪の人間のデータ
3000000件が入っいるそれを取り出せるのはその
世界の関係者今からの捜査に大きな影響を持つデータ
それをキンゾウは無くしたって事」

スーは黙って聞いていた。
「じゃ・・引き取ってみた親爺(キンゾウ)
何時かそのバックルを俺に?」

リュウ「バックルにして肌身離さず
持っているのはそうした経緯からじゃないのかな
警視庁の犯罪リストのデータが他の者の手に渡ったら
それは世界が崩壊するだろう。
データ解析をしたらスーの父さんしか知りえない
その中身は警視庁も手が出せない犯罪リスト
それが相手にわたるっていうのは相当まずいだろうし
キンゾウもそれは困るだろう、これからの事を考えると
彼も警視庁には何かと頼めないからね。
まあ誰の手に渡っても困るんだろうけど
スーなら渡しても知らぬ顔でしまってくれると踏んだって事
だけど・・それをスーに言うまえに(キンゾウ)とは
別れたってスー言ってたから」

スー「親爺(キンゾウ)は俺が嫌いだったみたいだ
気がついたらヒトミの横にはレンマがそばにいたからな
多分俺に武術教えても遊んでばかりいたし
家には帰らずさっさと高校出たら家から出たんでね
もう何年も親爺(キンゾウ)にも会ってない
ヒトミは親爺の(キンゾウ)が可愛がって
留学をさせたと俺がアメリカいる時それとなく
レンマから聞いただけだ・・
レンマだけ知っていたって事になるよなリュウ」


けどバックルは武術大会の景品になってる事は
どう解釈すればいいのか・・そんな大事なものを
景品にする親爺(キンゾウ)の気持ちが理解できなかった。

スー「そんな大事な物なんで景品なんかに・・・」

リュウ「それを持つ人間の素質を図りたいんだろうな
スーが持たないのなら、第三者のだれがそれを持つ素質を
もっているか?そしてそれをどう使うか?
その判断をどうするか?を考えた時少々の人間ではなく
判断力と知性と理性を働かせる人間を選びたかったのさ
武術は人の本性を見れるからね」

スー「なるほどね・・親爺(キンゾウ)も策士だな・・」


リュウ「一番近いのはレンマくんだろうね
でもそこまではスーの事については知らないだろうな~
むしろ知ってるって言ったらトニーあたりだ
トニーはローグとつながってるというより腐れ縁だ」

スー今までのんきに生活してきたわけではないが
ここ最近はユーロと普通の生活をし普通の仕事をし
それがすべてで自分の人生もそこそこ楽しんもんだなと
おもっていた。

アメリカの生活はいい思い出がない。
いつも狙われてるか狙ってるか
ローグ以外を信じた事はない
ローグをすべて信じたわけではないが
彼以外に話せる人間もいなかった事が事実・・。

そんなこんなで今の微妙な人間関係が
続いているのだった。

リュウ「これ以上は聞かないのかい?」

スー「聞いてどうなるよ?感動のご対面か?
ローグとトニーがつながってるなんて
想像できるだろう、二人とも簡単に
うなずく人間性じゃないってね」

スー「バックルがなぜ狙われたのか
マドンナ=ヒトミだってことは
俺とレンマがいるって事から気に食わない
それ以上に親爺(キンゾウ)の存在が
元から気に入らない親爺(キンゾウ)の存在を消して
あの学園の武術をする人間を組織に組み込み
警視庁を乗っ取りあのデータで
世界の犯罪組織と莫大な財産を手に入れたいって
所だな」

リュウ「まあ犯罪者が考えそうな話だね
組織は資金力と情報が大切だから・・」

そうはなしながらスーがその家族から
離れていこうとしてる話し方を見てリュウは
スーに言った。


リュウ「バックルは君の形見になる
そして同時に君は次の学園の後を継ぐ事を
選ぶか、警視庁に残り警視として部署を束ねるか
その選択ができる立場という事だけは知って
置いた方がいい」

スーはどちらの選択もしたくはないものだと
リュウの話を聞いて思った事。

スー「二つの選択はその後だバックルは
盗品だからな、盗まれた者は誰のものであれ
返していただかないとな。それだけだ」

リュウ「家族は・・・」

スー「そのうち会うさ嫌でも親爺には(キンゾウ)には
会わないといけない事みたいだし 仕事柄 仕方ないさ」



リュウ「じゃそうゆう事で 課長には
僕から報告しておくね 朝の狙撃主の件」

スー「いいのか???」

リュウは大丈夫だとにこりと微笑むと
スーは「じゃたのむわ」

そういい話を終えると
二人は部屋を出た。

「4」
スーリュウの話を聞いてこれは簡単には
取り戻せないものを盗まれたものだな・・
たく親爺(キンゾウ)も策士だがここが
脇が甘いよな・・なんてことをしてくれたんだ。
レプリカを持って金庫でも入れておけばいい物を
持ち歩いて盗まれるなんて・・本当に刑事だったのか?と
聞きたいところだった。

だがなくなったものは仕方ない。
あきらめて探して取り戻す方法を練らないと・・
単なるバックルだと思っていたのが全く違う
物であるという事・・データが解析されていないか
少し心配だった。

けどそう簡単に解析されては困るものなら
厳重にされているだろう、されてなければ困ると
スーは廊下を歩きながら感じていた。

スー「たく・・・世話に焼ける親爺(キンゾウ)だぜ・・・」

スーは昔のキンゾウを思い出しつつユーロに連絡しないと
いけない・・あれこれと重なった事件の終止符を
打つため資料室に行きアンディの身元を割り出し
そっとユーロにメールをしておき自分はGPSを取り出し
ユーロにはあとまた連絡をすればいいとしばらく
ショウインドウでお買い物をしていた。

その頃ユーロはローグと共に学校へ車を向けアンディに裏道を
案内させるとトニーのいる学校の教室を裏からそっと入った。
アンディはサボっているところを見事にキョウマに見つかって
しまい・・しんどい言い訳を考えていた・・。

その間トニーのいる声を聴いたローグ
そっと入ると彼をしばらく観察していた。

トニーはセクシー先生とまたいちゃついていた。

セクシー先生「トニタン今日はどうしたの?」

トニー「最近いろいろあって・・疲れた
腰マッサージしてほしい」

セクシー先生「トニタンは武術大会には出ないの??」

トニー「あんな激しい運動なんてできないよ
僕はそんなに強くないから・・・」

セクシー先生「そう??おかしいわね~
でも~トニタンが怪我したら私も悲しい~」

トニー「そうなんだ・・運動は程よく」

セクシー先生「じゃ私とちょっと体操する?」

トニー「え?・・ここではまずいよ生徒もいるし・・
僕はそうゆう事はあまり・・・」

セクシー先生「意外~ねトニタンってシャイなのね
まだ一度も?」

大胆な事を言うセクシー先生・・
トニーはどうしようかと照れていた・・。

ローグその様子を見て無言のまま
す~っと姿を現し トニーとセクシー先生はベッドで
抱き合いトニーはそれとなくセクシー先生を抱き寄せて
笑いながらそっと彼女の唇にキスをして深いため息を
ついたとき・・

ローグは「何をしてるんだ?トニー」

トニー「・・・さっきからいたでしょ?
同じ出てくるなら僕が先生からご指導をすべて受けてからでも
よかったのに・・・・・・・・・・」

ローグ「もう少し待ってやるからしたらいい」

セクシー先生「え?????・・トニー・・
知り合いなの?」

トニー「理事長からお客さんが来るっていうの
忘れていたんだ・・ごめん先生・・また・・」

セクシー先生白い白衣の襟を正すと
トニーに「もう~それならちゃんと言ってくれればいいのに~
じゃ~今度ゆっくり恋愛相談も兼ねて教えてあげる」

セクシー先生は保健室のドアを開けてそっとローグを見て
どこかに行ってしまった。


トニー「なに?・・・」

ローグはトニーのそばに行くと隣のベッドに
腰を掛けた。

ローグ「女好きか?」

トニー「ああ普通に・・」

ローグふっと笑って「本当なのか?カモフラージュはやめたらどうだ」

トニー「カモフラージュって他に趣味はない」

ローグは言葉を聞かずトニーをそのままベッドへ
倒すと「確かめていいか・・」

トニー「なんだよ・・どうして僕が??」

ローグ「へえ・・そんな顔したのはじめてだな」

トニー「ローグ・・今はやめてくれ」

ローグ「最初からいえ」
そういいトニーを起こした。

トニー「用件は・・」

ローグ「わかっているだろう
どこまで探りを入れた」

トニー「その事か・・でも・・・僕は関係ないし」

ローグ「馬鹿を言うなお前とアンディが時差入れて
同じクラスになったのを俺が見逃すと思うか?」

トニーは知らないと言って通そうかと思ったが
ローグが知らないで帰ってくれるわけがない
ここにきて情報を出せと言われるとは・・
どんな奴をだましてもこのローグという人間だけは
決してだませない。

トニー芝居は人間を見てうてと誰かが言ってたが
それはこうゆう人間の前で芝居をするなというより
できないというのが確かではないか・・と。
トニー「どこまでスーは知ったかな」

ローグ「リュウにかかればほぼ全部だ」

トニー1つミスをしたとこの時思ったのは
スーにリュウという大事な同僚兼懐に入れてる
ドラゴンを見落とした事。

トニー「・・・リュウが今回の僕の相手ですか」

ローグ「相手に不足はないだろう?」

トニー「ええまあ・・・・」

トニー スーいつも知らない顔してて
ここでリュウというコマを出してくるとは予想は
していたのにこのタイミングでリュウの名前が
出てくるとは思いもよらなかった。

トニー「ローグさんの情報は?仲伍は何か言ってました??」

ローグ「私が聞いているんだ なぜ仲伍なのか?
アイツの事まだ覚えているとは」

トニー「仲伍は恩人だから・・」
あの白いきれいな服を着ていつも
にこにこしている仲伍の姿を思い浮かべながら
ふっと懐かしいそうに話していた。

ローグ「昔を懐かしんでいる場合なのか?」

トニー「・・・・いや・・学生が絡んだ事件
意外な人間がいる。そして本当の狙いはデータと
スーの背後にある家族。それがスーにわかれば
もういう事はないけど・・見落としていけないのは
シュンピン」

ローグ「シュンピンはもういないと思ったが
ここにもそのシュンピンがやはりいたか
シュンピンは名前を出さないchordnameであり
組織だな。それでお前の部下はどこまで入ってる?」

トニー「それを言うかな…
まあバックルの盗まれた件は情報が
入ってるマドンナはきっとそのバックルが
教えてくれるだろうな」

ローグ「全部は言わないのがトニー・・
赤蠍と言われる由縁か?」

トニー「そんな名前はずっと昔に捨てたよ」

ローグ「捨てたつもりでも人間は
記憶からそう消せるものではない」

トニー「意外だな~・・・」

ローグ「ではな・・芝居もほどほどにしろ」

トニー「ローグにはかなわないや」

二人保健室にて話 ローグは保健室から出ると
アンディを探すとキョウマという学生に問い詰められ
困っていた。

ローグ キョウマに言った
「いや・・もうしけない・・・
アンディは今から理事長にマドンナの件で
話があると言っていかなければいけないんだが・・」

キョウマはいきなり出てきた先生のような
お客のようなローグに戸惑い「あ・・じゃどうぞ・・」

そういいローグはアンディの肩を押すと
アンディ「キョウマ・・・悪いね レンマによろしく
じゃ・・・」

キョウマ「早く帰ってこいよー・・アンディ」

キョウマは何かこう・・・狐につままれるという
妙な気持ちになりながらアンディが遠くなるのを
みていた・・。

ローグ「アンディ・・お前普段からそうなのか・・」

アンディ「イヤーそんな事はないんだけど」

ローグ「・・・・真面目にしていないことが分かった
ユーロが待ってる私はリュウに連絡するアンディ
この道を通ってユーロの待ってる正門に行け」

アンディ「ローグは??」

ローグ「じゃな」

アンディ「いいのかな・・」

そういいながらアンディはユーロのまつ
正門に戻っていったがユーロが見えない・・。

どうしたのだろう・・・・と不安がよぎった

ユーロはその正門でチンピラに囲まれて
アンディからは全く見えなかったのだ・・。



「5」

スーは話が済んだからとユーロに連絡した。

ユーロ「俺今少林学園の校門にいる・・
動けないんだ・・・」

スー「なぜ?」


ユーロ「それがね・・・・チンピラにとっつかまって」

スー「なにやってんだよ・・・・・で??アンディは?」

ユーロ「え・・・・・」

スー「ユーロ!!」

ユーロスーと話していてイキナリの攻撃に「おっと!」
そう言いそのまま切った

ユーロ「お前らなあ~話くらいさせろよ
行儀が悪いな まて・・まて 1・・2・・3!!」

ユーロ数を数えていた時チンピラの後ろから
アンディがそっと顔をのぞかせていたのを見計らって
ユーロは合図をしてそのままドカドカとチンピラを蹴り倒した。

アンディ「わ~強い~すごいな~刑事さん」

ユーロ「どこに行っていたんだ??え???」
アンディ「ローグさんがトニーに会いたいって言ってたから
案内していたんだ」

ユーロ「それにしても待たせすぎだろう・・スーから連絡があった
お前も来いよバックルを見つけに行くぞ」

アンディ「え・・・俺マドンナがいい」

ユーロ「馬鹿だなローグさんと一緒にいて
女が来ると思うか?くじを引き損ねたな
俺とスーに当たったら女運はないと思え・・」

アンディ「・・マジで!!俺これでもモテるんだけど」

ユーロアンディがモテようがモテまいが
事件に関係はない。
仕事ができるかできないかの判断で
人間は使う事にしている。

ユーロ「え?モテるだと?勝手に言ってろ・・
ローグさんがいて隣でモテた奴なんてまだ俺は見たことない
いくらイイツラしてもな、大人の男には負けるんだよ」

アンディ「え!!!!!!!!!!!!!
そんな~まってくれよ」

ユーロ「つべこべ言うなこのガキが!さっさと来いよ」

アンディの腰にケリを入れながら車に乗せて学校から
消えて行った二人だった。

ユーロは車をふかしながらスピードを上げていくと
街中に戻りその中のショウインドウのお店でお買い物をしてる
スーを見つけるとクラクションを鳴らした。

スー「ありがとね~」そういって店員さんにお礼を言うと
店から出てきて「ユーロ無事か?」

ユーロ「まあ~ね乗れよリュウ君の話は済んだ?」
スー「お~すんだよあのバックルはやっぱりいわくつきだ
さっさと見つけないとマドンナも手掛かりがさっぱりだなって
そんな事だった」

スー適当な事を言いながら新しいサングラスの
値段表を取るとユーロに渡した。

ユーロ「あ・・これ俺がほしかったやつ」

スー「やるよその代りGPSつけておけよ」

ユーロ「そうゆう事かよ・・・・・エラク気前のいいことだと
思ったら・・GPSつけたら俺どこにも行けねえじゃん」

スー「まあそうゆう事だな・・サボろうって言う魂胆は
やめておけ、けがするだけだ」

ユーロしょっちゅうスーとして怪我をして
この顔にあざができてるというのにこれ以上付き合いは
よそうと思っていたのに・・とぶーたれながら
車を走らせていた。

ユーロ「今度おごれよ」

スー「この仕事が終わったらローグに素晴らしい
女とごちそうをしてもらおうじゃねえ~グッドアイデアだろ??」

ユーロ「・ああ~楽しみだなそれ・・“調子いんだから・・”」

最後の言葉はぐっと飲み込みむとスーが普段より
よく話している時は何かがある時あった時というのが
ユーロの直感だった。

そしてしばらくの沈黙の後
スー「ローグは・・・・・・・・・・・・・・・・」

ユーロ「学校 トニーと会ってるよ・・・・で?他は」

スー「トニーに伝言を入れてくれ 」

ユーロ「何を」

スー「0のコール3回だけでいい」

ユーロ「OK」

ユーロは何も聞かず伝言を別の携帯で飛ばした・・。

トニーに0のコールを三回・・。
スーはぼちぼち腰を上げろトニー
いや・・赤蠍・・。外は日が陰っていて
アンニュイな気持ちにさせる雲の色は
スーの心にもかかっていた。

ヒトミ・・・元気でいるのか?
でも俺はお前を探す事ができない
お前はレンマと共にいる事が
一番なのだから・・・。

車内のスモークのかかった窓を見ながら
親の形見のバックルの行方を探し始めた。

スー「ここで止めろよ」

ユーロ「手ががりでも?」

トニーから伝言が来た・・。

ユーロ「早いじゃん」

スー「迅速かつ正確なのがアイツの取り柄だからな」

“北ウインドウの東 京産廃道場シュンピン“あり

ゆっくり車を止めるユーロ
金属銃を片手にスーとユーロはその大きな道場の中に入っていった。

アンディ「ココ・・・・僕って何すればいいの??」

スー「アメリカで危険を冒して何を見た?」

アンディの背の高さをちらっと見ながら言葉の抑揚が
段々低くなる彼の声を聴きながら昔を思い出せと
アンディに投げかけた。

アンディはあまりその事をいった事はない
あまりではない。ほとんど何も言ってない。
誰にも・・・。

スーは危険察知ができるだろう?と
昔のように傷を負ったままでいいのか??と
リベンジはそうできるものではない
そして自分がどこの学校へ身を隠すように
入学したかをもう一度考えたら答えはすでに出てるはずだと
無言の言葉が二人の表情に現れていた。

アンディ「仕方ないな…・」

ユーロ「何があったのかは知らないがスーと
腐れ縁なら少しは腕が立つのだろう?
あまりとぼけてるとホントに腕へし折るぞ」

ユーロ「これ・・持てよ」

アンディ「銃なんて使ったことない」

ユーロ「嘘つけ 留学先で使ったことない
奴なんか見たことない、今更・・・ラウって
Chordnameがあったはずだ いい加減芝居するのはやめろよ」

アンディ「・・・ユーロって知ってたの?」

ユーロ「一応警察なんだけど・・お前の顔知らないで
どうするよ、錆蠍・・この女ったらし・・。」

アンディ「女ったらしは余計です。あの時は
仕方なかったんだ・・」

ユーロ「どうなんだか~まあいいか
ここまで来たんだマドンナ助けたきゃ
いい所少しは見せるんだな、じゃないとレンマに
みんな持ってかれるぞ 知らないからない・・」

スー「レンマは強いぞ キョウマも まっすぐな
人間は一番強いってみんな意外と知らない・・」

スー「馬鹿言ってる時間もないな・・・」

そういい道場にはいった。

そして・・・シュンピンという人間を
探していた時その男がまさかパシリをしていた奴とは
全くきずかなかった・・。

アンディ「おまえ・・・マジか?どんな話で
こんなことしてるんだ???」

シュンピンは「これはこれはアンディさん・・・」

アンディ「頭が痛くなった・・・マンチェクお前
今日は武術大会ではなかったのか???
まさかお前が・・」

マンチェク「武術大会?それより俺はこのバックルで
この世界を支配する事にした。レンマなんかどっちでもいい
ドニーもコリンも俺は利用しただけだ・・」

スー「お前みたいなやつをチンピラっていうんだ・・
そうかコリンは上手く使われたのか・・・
じゃ?あの朝の集団もお前の手のうちか?」

マンチェク「ああ~おまえだろ?スーって・・
俺の親父に殺された親の息子 へえ~結構かわいいな
レンマがもうちょっとお洒落だったらお前になるんだな
でもそれはできない・・ドニーとコリンが阻止する
彼らには賞金がかかってこの勝負はしてもらわない
損する・・」

スー「よくしゃべるやつだな・・
だからパシリなんだ・・」

ゆっくり話していてもバックルとドニーコリン行方は
わからない、お話してくれない・・。

ユーロ「スーやっぱりさ、お話してもらうには
少しだけ遊んでみないとわからないらしい」

スー「怪我したら後武術大会はエントリーから
外れるのに・・いいのかね?」

アンディ「それはいんじゃない?そんな
事を楽しくやる学生生活より
アクティブな課外授業が受けたいんだろ」

スー「しょうがないな・・課外授業をはじめますか」

そういい笑顔を消した


続く
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By ミコ
#8683
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物語もいよいよ中盤に差し掛かってきました。

ここで登場人物の絵を描きました。
絵を参考にキャラクターイメージを膨らませてください。
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By ミコ
#8684 hikariさん☆

またまた素敵画像を有難う御座います♪

りんちぇに比べてド兄さん、コリン兄さんの画像検索すると上記に表示されるのは裸画像やムキムッキ画像ですよ。

飽きるどころか、最近ではこの筋肉が見てて気持ちよくなってきてます。

アクションや武術もさることながら、これだけ鍛えていれば見せたい気持ちわかります。

hikariさんの画像をヒントにストーリー書くのが楽しくなってきました。
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By ミコ
#8685 hiyokoさんの続きです。

第八章

急いでレンマは観客席へ詰め寄ったがヒトミらしき女性の姿はもうなかった。

ウミノシン
「予期せぬ事態が発生いたしました。試合は一旦延期とします」

なにが起きたのかわからず観客席はざわめいている。

学園長は六人を学園長室へ集めた。

ウミノシン
「こんな事態になろうとは・・・」

キンゾウ
「確かにヒトミだったのか?」

レンマ
「間違いありません」

ウミノシン
「この間の調べでなにかわかったのか?」

レンマ
「少しですがわかったことがあります」

キンゾウ
「は、はっ早く話せ!」

キンゾウは興奮のあまり気を失ってしまった。

ウミノシン
「心配のあまりほとんど寝ていないんだ。部屋で休ませてやりなさい」

キョウマとくまきんが二人がかりで理事長室へ運んで行った。

ウミノシン
「レンマ、話を聞こう。あとのみんなは道場で待機していなさい」

レンマを除いた五人は道場へ向かった。

レンマ
「まず、マドンナが誘拐されたと言うのにも疑わしい節があります」

ウミノシン
「それはどういうことだ?」

レンマ
「マドンナは最初の手紙が来たあとで購買部に行ってるんです。誘拐された人間がそんなことは出来ません。これは購買部の店員の情報です」

ウミノシン
「店員の勘違いではないのか?」

レンマ
「あの店員の記憶力は普通じゃありません。その証拠に学園内の人物すべての好物を知ってるくらいですから」

ウミノシン
「そう言えばわしの好物も知っておったわ」

レンマ
「それと用務員のことを知りたいんです」

ウミノシン
「パンくんのことか?またどうして」

レンマ
「ちょっと引っかかることがあるんです」

ウミノシン
「彼はこの学園が創立された三十年前からここで働いている。祖国は中国で武術に精通してること。わしが知ってるのはそれだけだ」

レンマ
「そうですか。あいつらが心配なので私も道場に戻ります」

ウミノシン
「レンマお前にすべて任せる。頼んだぞ」

道場では・・・

ドニー
「一体、なにが起こってんだ?」

コリン
「ホントだぜ、訳わかんねぇよ」

くまきん
「おいらたちにどうしろっていうんだ?」

コリン
「おいキョウマ、黙ってねぇでなんか言えよ!」

キョウマ
「まだわからないのか?こうやって揉めてることがそもそもの原因だってことだよ!」

そこへアンディとトニーがやってきた。

トニー
「会議室に刑事が来てるんだ」

ドニー
「なんで学園に刑事が来てんだよ?」

アンディ
「この一件に関して実は刑事も動いてたんだ」

ドニー
「本物の刑事に会ったことなんてないな、ちょっと行ってみるか!」

コリン
「オレは遠慮しておくわ」

くまきん
「刑事を敬遠するってなんか怪しいな」

コリン
「うるせぇ、相性が悪いだけだ!」

キョウマ
「行きたい奴は行けばいいさ。くまきんは行くなよ!」

ドニー
「マンチェクはどうする?」

マンチェク
「ちょっと腹の調子が悪いんで俺も・・・あっ、トイレ行ってきまっす」

ドニー
「じゃあ、ちょっと覗いてくるぜ」

くまきん
「キョウマ、ホントにどうすりゃいいんだ?」

キョウマ
「落ち着けっ!」

くまきん
「落ち着くためには腹ごしらえだな」

キョウマ
「僕が行ってくる、おばちゃんに用があるんだ。いいな、ここでじっとしてろよ」

キョウマは購買部に向かうが、シャッターが降りている。

キョウマ
「そうか、今日は休みだよな」

仕方なく道場に戻ろうとすると用務員室からおばちゃんが出てきた。

キョウマ
「おばちゃん!」

おばちゃん
「キョウマくん、良かったわ。試合が終わったら食べてもらおうと思ってこしらえてきたの。みんなで食べて」

キョウマ
「わぁ、こんなにいっぱい?」

おばちゃん
「渡せて良かったわ」

キョウマ
「うん、、、でも試合が」

おばちゃん
「なにがあったの?」

キョウマ
「うん、、、」

おばちゃん
「良いのよ。言えないこともあるわね」

キョウマ
「いや、そうじゃないよ。立ち話もなんだから座って話そっ」

二人は廊下の長椅子に腰掛けて話を始めた。

キョウマ
「実はおばちゃんに聞きたいことがあって」

おばちゃん
「あらなにかしら?キョウマくんの力になれるならなんでも話すわよ」

キョウマ
「マドンナとはよく話するの?」

おばちゃん
「ヒトミちゃんは話し上手だし聞き上手よ。しっかりしてて礼儀正しくて。あたしの愚痴聞いてくれたりしてね。でも時々、本当のお友達が欲しいって寂しそうに呟くこともあったりね」

キョウマ
「友達が欲しい?」

おばちゃん
「頭も良くて美人であたしにしたら羨ましいくらいだけど、やっぱり理事長の娘ってことで敬遠されたり、、、お友達と笑ってふざけたりしたいらしいわ。お母様もいないしきっと淋しいのね」

キョウマ
「マドンナがそんなことを?」

おばちゃん
「キョウマくんのお兄さんのことも時々ね」

キョウマ
「兄さんのこと?」

おばちゃん
「幼馴染みで昔はよく遊んだけど、今は、、、」

キョウマ
「今は?」

おばちゃん
「あまり話もしてくれないって」

キョウマ
「兄さんみんながいると素っ気ないんだよ」

おばちゃん
「レンマさんらしいわね」

キョウマ
「気取ってるだけさ!」

おばちゃん
「きっとヒトミちゃんはレンマさんが好きなのね」

キョウマ
「この間マドンナが誘拐されたって話したでしょ。そして今日また犯人らしき人物から怪しげな手紙が来て試合を中止するしかなくなって」

おばちゃん
「でもあたしは売店に来たヒトミちゃんと会ってる」

キョウマ
「そう。誘拐された人が買い物に来れるはずがない」

おばちゃん
「おかしな出来事ね。それでヒトミちゃんはまだ見つかってないの?」

キョウマ
「それがさっき観客席から走り去るマドンナを見たって兄さんが。手紙には無事ってあったけど今も居場所は不明のままなんだ」

おばちゃん
「レンマさんが見たのがヒトミちゃんなら、なぜ姿を現したのかしら?」

キョウマ
「もうなにがなんだかわかんないよ。僕は早く試合がしたいよ」

おばちゃん
「あたしもみんなの勇敢な姿を早く見たいわ」

キョウマ
「そろそろ戻るよ。あっさっき用務員室にはなんの用だったの?」

おばちゃん
「あぁ、キョウマくんに差し入れできないならパンさんと分けようと思ったけど居なかったのよ」

キョウマ
「用務員さんと?」

おばちゃん
「売れ残りはいつもそうしてるのよ」

キョウマ
「因みに用務員さんの好物は?」

おばちゃん
「お饅頭とお粥よ。お饅頭はいつも残るからパンさん嬉しそうでね。でも昨日は珍しくフルーツサンドを欲しがって」

キョウマ
「フルーツサンド!?用務員さんが?マドンナの好物、ってまたフルーツサンドだっ!」

おばちゃん
「フルーツサンドは女生徒さんには人気があるけど、毎日買うのはヒトミちゃんだけなの」

キョウマ
「おばちゃんホントにありがと。またね!ああっこれ、ごちそうさまぁ!」

一方、会議室では・・・

トニー
「二人がここにいるのは内密に、、、」

ユーロ
「お前に報告するより、学園長と直々に話したい。おっそれと理事長ともだ」

アンディ
「それはちょっと」

ローグ
「これはもう単なる窃盗事件ではない。お前たちが手に負える範囲を超えてるんだ」

ユーロ
「レンマにも会いたい」

トニー
「ダメダメ、それは絶対ダメ。ハニー先生に会わせたでしょ」

ローグ
「刑事が合わせろと言うからにはそれなりの理由がある。おいっそこで覗いてるやつ!お前だ!コソコソしてないで出てこいっ!」

アンディ
「ドニーそこでなにしてる?」

ユーロ
「ドニー?ほぉお前がねぇ。服来てると普通だな、それになんだその髪型は?写真と全然違うな」

ドニー
「やっやべぇ、失礼しました!」

ローグ
「なんだ、変なやつだっ!」

トニー
「ねぇもういいでしょ」

ユーロ
「せっかくここまで来たのに、レンマとも手合わせできず、学園長にも会えないんじゃ帰るっ!誘拐事件も解決できないのになんて失敬な連中だぜっ!」

トニー
「まぁまぁ、ここは僕の顔を立てて今日のところはおとなしく帰ってください。なんならもう一度ハニー先生のとこ行く?」

アンディ
「ベルトの件はホントに感謝していますから」

ローグ
「まだ解決してないんだぞ、油断するな。レンマにそう伝えろ!」

トニー
「引き続き宜しくお願いします。次はいきなり来ないでくださいね」

ローグ
「ったく!来て損したな」

ユーロ
「生ドニーが見れただけかっ」

二人は裏口からこっそり帰って行った。

レンマが道場に戻るとそこにはくまきんしかいない。

レンマ
「おい、みんなはどうした?」

くまきん
「ドニーは会議室、コリンはとんずら、マンチェクは便所、キョウマはおばちゃんのとこっす」

レンマ
「学園長がここにいろって言ったのにまったくなにしてるんだ!」

ドニー
「おっレンマ、戻ってたのか?」

レンマ
「どこ行ってた?まだなにも解決してないんだぞ!」

くまきん
「あれっ?頭どうしたの?」

ドニー
「髪切ってきた。こっちの方がいいって言うからさ」

くまきん
「誰が?」

ドニー
「デカさんがさっ」

トニー
「あぁーーーーーードニー、誰だって?」

レンマ
「なんだお前ら、なにか用か?」

アンディ
「冷たいな、レンマ。マドンナが心配だから来たのに」

レンマ
「トニー、刑事が来てたんだろ?」

トニー
「な、なんで知ってるの?」

レンマ
「裏口のオープンカー、あんなの乗ってるのどうせあいつらだろ」

くまきん
「さすが、あにぃ!」

レンマ
「協力は有り難いが引っ掻き回すのは遠慮してもらうんだな。マドンナの件には手出し無用だと伝えてくれ」

アンディ
「わかってるよ、彼らが調べてるのはベルトのことだ、心配するな」

レンマ
「それならいい」

ドニー
「マンチェクも戻らないし、あいつトイレ行ったっきりなにしてんだ?ちょっと探してくるぜ、コリンにもメールだ!」

トニー
「僕らも失礼するよ。アンディ行こうっ」

アンディ
「行くってマドンナはどうするんだ!?」

トニー(耳打ち)
「レンマ怒ってるよ、一先ず退散!」

アンディ
「僕たちなりに動いてみるよ」

レンマ
「あぁ」

アンディたちは道場を出て行った。

キョウマ
「兄さん、戻ってたんだ」

レンマ
「なにを聞きに行ったんだ?」

キョウマ
「おばちゃんは学園の人物みんなと接してる。僕らが知らないことまで知ってるってことだよ」

くまきん
「その袋は?」

キョウマ
「今日のために用意してくれてたおばちゃんからの差し入れさっ。みんなの大好物がいっぱいだよ」

くまきん
「わぁ、すげぇ!」

レンマ
「で、なにかわかったか?」

キョウマ
「この事件の鍵はフルーツサンドさっ!」

くまきん
「フルーツサンド!?」

キョウマ
「手紙が来たあとでフルーツサンド、そして昨日の夜またフルーツサンドだ」

レンマ
「また買いに来たのか?」

キョウマ
「昨夜残ったフルーツサンドをおばちゃんがある人に分けたんだ」

くまきん
「分けた?」

キョウマ
「おばちゃんはその日の残り物はいつも用務員さんと分けてるらしい。そして昨夜は用務員さんは好物の他にフルーツサンドをもらったって話さ」

くまきん
「好きなだけかもよ」

キョウマ
「そうかもしれない、偶然かもな。でも兄さんも用務員のこと話してたろ?」

レンマ
「どうしてもまだ大道具室のことも気になる」

キョウマ
「一人の目で見るより三人で見ればなにかわかるかもしれないよ!」

レンマ
「そうだな。行こう!」

くまきん
「パンは?」

キョウマ
「食べたいのだけ持っていけばいいだろっ」

三人は大道具室へ向かった。

くまきん
「懐かしい物ばっかだね」

キョウマ
「鶏のコスプレ、兄さんこれ着たんだよね」

レンマ
「あの時は鶏の動きをずっと観察したな」

くまきん
「おいらが弟子のあのシリーズだね。わぁ猿の石像!」

レンマ
「この時の特殊メークは七時間かかった」

キョウマ
「泥の人像もあるよ」

レンマ
「刺客のお前を殺した時だな」

キョウマ
「50秒だけだよ、もっと闘いたかったな」

レンマ
「兵馬俑もその時のだな」

くまきん
「この木人は?」

キョウマ
「僕が南少林の劇やった時のだよ」

レンマ
「どれも懐かしい」

くまきん
「あにぃは主役をたくさん演じたんですね」

キョウマ
「みんなカッコよかったよ」

くまきん
「おいらが一番好きなのはやっぱり医師で武術家のあの人役のあにぃだな」

レンマ
「あの時は思わぬ怪我でくまにはスタントしてもらったな」

キョウマ
「僕は殺されたけど、あの劇は兄さんと闘えて幸せだったよ。あーそう言えば将軍役のあの劇もカッコよかったな」

くまきん
「あにぃが苦手なラブシーンがあったあれだ!」

レンマ
「あれだ!そうだ、それだ!」

キョウマ
「兄さんどうしたの?そんなにラブシーンが嫌だった?」

レンマ
「甲冑がないじゃないか!」

キョウマ
「あんな物誰が持ってくの?」

くまきん
「修理にでも出してるんじゃ?」

レンマ
「それならいいが、一週間前に剣を取りに来た時は確かにあった」

キョウマ
「どうする、道場に戻る?」

レンマ
「そうするか」

くまきん
「先戻ってて、便所寄ってく」

キョウマ
「ねぇ兄さん、マドンナと最近話してる?」

レンマ
「なんだ、急に」

キョウマ
「おばちゃんが言ってたけど、マドンナ最近寂しそうだったって」

レンマ
「そんな話もしたのか?」

キョウマ
「おばちゃんとよく話すらしくて、、、マドンナ友達が欲しいって言ってたって。兄さん、マドンナのことどう思ってるんだ?」

レンマ
「幼馴染みだ、お前も知ってることだろ」

キョウマ
「それだけじゃないだろ。少なくともマドンナはそうじゃないんだよ!」

レンマ
「そうじゃないって、、、」

キョウマ
「兄さんは鈍感か?それ以上僕に言わせるなよっ!」

レンマ
「彼女のことはみんなが好きだ」

キョウマ
「だけどマドンナが好きなのは一人だけってことだよっ!」

レンマ
「今、それは関係ない!それになぜお前が怒るんだ?」

キョウマ
「とにかくあれからなにも進んでない。マドンナはどこにいるんだ?おばちゃんも言ってたけどなぜ姿を現した?」

レンマ
「そのことは学園長にも話したが、誘拐自体そもそもが怪しい節があるとは思わないか?」

くまきん
「遅かったね、とっくにここに戻ってるかと思ったのに」

レンマ
「せっかくおばちゃんからもらったんだ、戴こうか」

キョウマ
「くまきん、唐揚げパンと焼きそばパン取って!」

くまきん
「了解!あれっこれなんだ?」

レンマ
「巻物?」

くまきん
「おばちゃんからの恋文じゃない?」

レンマ
「いくら武侠ファンだからってまさかそれはないだろう」

くまきん
「でもさっきおいらがウィンナーパン取った時はなかったよ」

レンマが巻物を開け中を読むとそこに・・・

『試合、籤で決めた勝抜戦とし明日決行せよ。
優勝者に我、挑戦いたす。
我、敗北の時、お嬢さん大事な場所に在なり。
その在所は、連馬、考えれば自ずと答、判明す』

レンマ
「学園長室へ行くぞ!」

道場を出るとドニーとコリンが戻ってきた。

ドニー
「レンマ、どこへ行く?」

レンマ
「次の手紙が道場に届けられた。マンチェクはどうした?」

ドニー
「それが携帯の電源が切られてて連絡が取れないんだ」

レンマ
「師匠、これが道場に」

ウミノシン
「次の手紙なのか?」

キョウマ
「兄さん、大事な場所ってどこだ?」

レンマ
「、、、」

ウミノシン
「二人にとって大事な場所と言うことではないのか?」

キョウマ
「兄さん、思い出せよっ」

ウミノシン
「わしは両親を早くに亡くしたお前たち兄弟をずっと育ててきた。ヒトミくんもよく一緒に面倒を見たな」

レンマ
「理事長は?」

ウミノシン
「それが様子を見に部屋へ行ったが、置き手紙をしてどこかに行ったようだ」

キョウマ
「マドンナも見つかってないのにどこ行ったんだっ!」

ウミノシン
「それがベルトのことで誰かに呼び出されたらしい」

くまきん
「そんなに大事なベルトなのかぁ?」

ウミノシン
「どうやらベルトを盗んだ者とヒトミくんを連れ去った者は別人だという見方が正しいようだ」

レンマ
「いずれにしても試合は決行し、手紙の送り主に勝たねばなりません」

ウミノシン
「送り主は試合のことばかり言ってくる。なぜなのだ」

キョウマ
「僕たちに挑戦するということは、武術の腕に長けた者ということだよ」

レンマ
「送り主の検討がついてきてはいますが、そこにどうしてマドンナが関わってるのかがわかれば、、、」

ウミノシン
「明日試合を決行しよう。それと二番目の手紙にあったことを覚えているか?」

レンマ
「はい。武術者として恥じない闘いをすることです!」

続く
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By hikari
#8686 ミコさん、hiyokoさん、何だかスゴイ展開になってきて
続きが楽しみになってきました。
用務員のパンさんが鍵でしょうか・・・(わくわく :bigsmile:

ミコさんのキャラ絵、拡大してよーーーーく観ました!!!
一人一人細かいですね☆
ウミノシンさんの顔、密かにお気に入りです♪(これは苦労しただろうなあ :yes:
キョウマの髪の色は、ミコさんのこだわりですね!!

時間がなくてなかなか来られなくてすみません。
あんまり大したモノではありませんが、私も一枚お持ちしました。
(もっと色々考えてたんですが、とりあえずこれを・・・ :redface:

では、これからの展開楽しみにしてます!
よろしくお願いします!

他の方も、よろしければ小説の続きや感想、イラストなど参加頂ければ嬉しいです♪

くまきんと購買のおばちゃん.JPG
くまきんと購買のおばちゃん.JPG (78.72 KiB) 表示数: 3008 回
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By hiyoko
#8687 九章

雨が滴り落ちそうな空気が広がっていた。
道場の中は暗雲が立ち込めてスーの周りは
険悪な輩で周りを囲んでいた。

スーはずらっと自分を囲んだ人間を一人一人
見据えてそっと左手を出し拳を握ると
向かってきた人間の動きも見切りバタバタと
倒していき、倒された人間はみなうめき声
一つ上げることなくその場に落ちて行った。

ユーロとラウはそのスーの様子を見ながら
四方に広がり一斉に向かって来る奴にお互い手を組んで
ぐるっと回りながら蹴りあげてクルクル回りながら
四方から囲む円陣を一気に崩していった。

スーは向かって来る人間から倒していく。

彼は思った 喧嘩は数じゃない だが力をうまく使わなければ
その数の押し倒される 喧嘩をするなら自分の力量と相手の
力を利用することが何より大事である。

理科の実験で昔ならった物理的な物の動きは喧嘩にも
通じているとふっと思い出した。
スーはそんなに勉強が好きではなかった。
物理なんて教科書を立てて眠って真剣に聞いたことはない。
だが実戦形式に入って学んだことを生かす行動タイプに
分類され、その成果は身の危険が迫りその危険回避するための
基礎学力を応用した形が何であれ、学んだことは生かす事を
この仕事を始めた時から覚えて行った。

スー「喧嘩は数じゃねえよ ちゃんと教科書を読めた
人間だけが知ってる資質が大事なんだよ」

綺麗に目の前の人間を倒してマンチェクに言った。

マンチェク「何を訳の分からない事をいってるんだ?
刑事は所詮上の言う事を聞いて仕事するだけの
能無しだ ほかに仕事することがあるのかよ?
資質だ?笑わせる・・・」

スーは年下の何もわからない坊やが分かったようなことを
ほざいてる事がどんなに時間を無駄に生きてるか
今教えるべきだな・・・と決めた。

スー「じゃ・・その能無し相手に勝てよ」

そういい目の前に立ったときマンチェクの拳が
飛んできた。

早いのか遅いのか微妙な角度からの拳をはねのけると
その拳をそのまま止めマンチェクがはっとしたすきに
自分の拳を胸の奥に一発入れそのまま沈み込ませるように
背を押し込めて蹴りだした。

マンチェクは一瞬の出来事に何が起きたか
わからず、ぐぐ籠った声を出しついたことのない
足を床につけた。

スーそのままマンチェクの頭を蹴りあげてマンチェクは
スーの距離から離れて転がっていった。

マンチェク「その武術は反則だぞ・・・・・・・・・・・」

スー「世の中のルールもわからないねえ奴が
反則だとよく言ったな、この武術が反則なら
お前にしてる事の方の方が社会的反則だろ
刑事の現場で反則?遊びでやってるんじゃないんだ
一人武術ごっこでもしてろ。馬鹿。」

スー「おい・・バックルはどうした?
どこだ?」

マンチェク「そんなもん・・・・しらね」

スー「知らねえ? なわけねえだろ!」

もう一発蹴りを入れるとマンチェク ゲホゲホと
せき込み血を吐いた。

スーは上から見下ろしていた。
ガキ相手にひっかきまわれる身にもなれ
こんな事件を起こしたガキに手を緩ませる心など
持ち合わせてない。
おとなしけりゃかわいいが、ひねて可愛くもない
いい年した奴に緩めるものなど何もないのだ。

スー「情けをかけるなんてしねえからな
窃盗罪でそのまま刑務所行きだ」

マンチェク「少年法がある」

スー「少年法は通用しない 世の中のルールは変わるんだ
10代で裁かれないと思ったら大間違だ 寝言いってんじゃねえ 
 ここがアメリカだったら、打ち殺されてるぜ」

スーはユーロに「こいつさっさと吐かせて署に
持って帰れ」


ユーロは「馬鹿・・・・・・怒らせやがって・・
バックルはどこだよ」

マンチェク「言うもんか!」

マンチェク顔を上げながら唾を吐いた。
ユーロ「そのままにしておくと思うなよ」
そういい拳を上げた時突然ラウの顔が
マンチェクの顔に向けられたかと思うと
ラウ殴ると「お前どこだよ?!あ???」

マンチェク「優男・・・・・・・・・・・」

ラウ「ルセ!」
もう一発殴るとマンチェクの顔は青ざめ
「・・・・・・・」気を失った。

スー「あーも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

そういいながらマンチェクを引きずると彼の道着の奥の
ポケットからコロンと落ちてきた。

スー「なんだこれ?」

ユーロ「バックルじゃないのか?」

スー「これか・・・・・・意外だな
こんなところにあるんならさっさと出せばいい物を」

ユーロ「きっとそりゃ喧嘩したかったんじゃないのか?
武術大会でも負けるなんて思ってないはずだから
スーとは準備運動くらいしか思ってなかったって事だな
大人を甘く見ちゃいけないさ・・」

ラウ「結構あれだね・・単純というか 馬鹿というか
力を持ってると過信しやすいんだね」

スー「よくわからない力というのは持つのはよくない・・」

そういい後からきた署の部下に彼らを連行させていき

スー「やれやれ・・・仕方ないな親爺に(キンゾウ)に
会って来るかあ~・・」

ユーロ「?キンゾウってそうなの?」

スー「ああ・・・・・顔はさっぱり似てないんだけどな
そうなんだよ・・俺もびっくり」

スー少しおどけながらバックルを持って
いそいそ車に乗り込みユーロに
「あとよろしく~♪」そういい消えていく。

ラウ「待ってよ――――――――――――」

スー「あとから来いよ お前とドライブは遠慮する
じゃな」

そういいあっという間に煙になった。


スーはバックルを懐にいれキンゾウのいる
学園に来た。

スー「ここか・・・・・・・・・」

そういい校内はマドンナ&バックル事件で
何もかも騒然となっていた。

そんなざわついた校内人が人の波を作っていたが
そんな中に紛れ込みそっと校内に入った。

スーは学校という物をあまり覚えてない
確かに・・学生服は着ていたがあまり覚えがない
覚えてると言えば昼休憩にこっそり屋上で
タバコを吸っていたくらいか・・・。

廊下をずっと歩いてくと保健室が見えた。

スー「保健室かあ~保健室と言えば~セクシー先生か??」

そんなわけわからない事を言いながら
ノックもせずドアを開けて入っていった。

だーれもいない部屋・・・・・・・・・・・。
スー「なんだ誰もいないのか・・しょうがないな・・」

そういい出ようとしたとき そっと影から人に変わった


「スーようこそ」

スー「隠れたのか??トニー久しぶりだな・・」

トニー「何時かここに来ると思った・・」

スー「来る気はなかったんだけどな気がついたら
足が向いただけだ セクシー先生は?楽しみにしてたんだけどな」

トニー「女ね・・相変わらずだな・・彼女はそのうち帰ってくるよ」

トニーはそんな事全然考えてないくせに、とりあえず言う
スーの軽い言葉にいつも振り回されるのは御免だと
次の言葉を切り出した。

トニー「スーはヒトミをどうする?」

スー トニーがヒトミの事を狙っているくらい
昔から知っていたが、こいつにヒトミを預けるなんて
考えたことないのだ。

スー「ヒトミはレンマと結婚するんだろ?
トニーはそれをどうしたい?」
トニー「ストレートだな 違うよ探さないのかって話?」

スー「それはお前らの仕事だろうが、なんでそこまで俺が
かかわらなきゃ いけねえの? 他人にかかわるのは
殺人事件が起きてる時だけだ 窃盗事件くらいでかかわるかよ」

トニー「でも・・・・・・会わないのか????」

スー「別に・・ここのマドンナだけどまだガキだろ?
会ってどうするよ・・ガキの女に入れ込むほど暇じゃねえんだよ」

トニー強がりなのか何なのか、少なくとも一緒に過ごした
事はあったら普通は心配するのだがスーはそんな様子を
全く見せず淡々と言葉を吐いている姿は冷淡な横顔に
涙も見せない鬼にも見えた。

トニー「ローグといたらそんなに変わるもの?」

スー「ローグがどうした?アイツはアイツだ
離れもしないが近づきもしないそれだけだ」

トニー「スーはローグと恋人なのか?」

スー馬鹿な事を・・・と笑った。

トニー「ローグがいて生きてるんだろう?スーは」

スー「そんなにローグといる俺が嫌か?お前は?
そんな焼きもち焼くくらいならなぜ?ここでガクセイしてるんだ
さっさと社会人になれよ・・俺と組んで仕事したいなら
ここから出ろよ。ローグは俺の相棒だ。
アイツは俺を取り込まない 俺もアイツをとりこまない
で?お前はどうしたいんだ???早く自分の答えを出せよ・・」

トニー「スー・・戻ってこないの?・・この場所に?」

スー「俺はね教師するほど懐が深くないんでね
人に教えるより好き勝手に生きてる方が性に合うんだ
それより早くマドンナ探してやれ 
あとレンマよろしくな。お前しかいないだろう?
アイツのサポートできる奴、キンゾウが見込んでるんだ
いい加減気づいてやれ じゃな マドンナよろしく~」

そういいトニーと別れた。
トニーが色んなことを調べてるのは知っているが
内情を知っていようが探りをいれようが
心まで探られていい気分はしない
入って来れられるのは心の一歩手前でいい
心の奥底に分け入っては言って来る奴は
1人でいいと・・。

さてさて・・キンゾウの所へ行こうと
ふらふら歩いたら奴の声が聞こえた・・。

スー「声のデカい親爺だ(キンゾウ)」

失礼~と何年かぶりに親爺(キンゾウ)と対面した。

キンゾウ「・・・・・スーか・・」

スー「お化けに見えるのかよ?」

キンゾウ「何の用だ?」

スー「何の用とは・・俺の仕事知っていってるのか・・・
親爺(キンゾウ)」

キンゾウ「お前に親爺と言われる覚えはない縁は切った」

スー「じゃ・・縁切りしてどうしてこうなったか
思い出せよ」

キンゾウ「・・・・・・・・・・・・・・」

スー「これだよ」

バックルをキンゾウのそばに置いた。

スー「このバックルで親爺(キンゾウ)と
また会う羽目になった・・何をしてもいいけどな
他人様に迷惑をかけるのはやめろよ・・」

キンゾウ「お前に何が分かる!」

スー「何が分かるってこのバックルが盗まれて
匿名の情報で仕事が増えただけだ ほかにあるか?
何がどうなってるのか知らないけどな 大事なものは
金庫でも入れておけよ。人騒がせだぞ」

キンゾウ「お前に何ができる!!!!!!
何もできない何もしない出来損ないが!
わ・・私の後を継ごうともしないでアメリカなんぞに
いきおって!!!!!!!」

スー「はいはい・・そんなに怒鳴ったら
血圧上がってまた気分が悪くなるぞ 親爺(キンゾウ)
少しやせろよ・・昔みたいに 俺より立派な跡継ぎは
もうできてるだろう。そいつに任せると言ってるんだ」

キンゾウ「・・?え?」

スー「レンマだ あんたレンマを見込んでるんじゃないのか?
ヒトミの婚約者に・・昔から・・俺は見込み違いだろう?
もう忘れろよ。妹を幸せにできる人間が誰か?親ならもう
わかってるはずだ・・。」

キンゾウ「お前・・・・・知っていたのか何もかも」

スー「昔からわかってた事さ。一応親子だしな
血はつながっていないけどな、言うだろう血より何とかは濃いしって
そうゆう事 じゃ俺後のいろいろ仕事のこってんだ。ヒトミが
見つかったら署に連絡してくれ。事務処理もあるから
親爺(キンゾウ)元気でいろよ じゃな」

ふっとキンゾウの顔を見るとサングラスをかけなおして
部屋を出て外で待っていたローグと会った。

ローグ「いいのか? ドニーとコリンは」

スー「あれはレンマとキョウマとトニーの仕事さ
学内まであれこれする気はないからな
学校の事は学校で何とかするだろう。それに
あんまり学校でもめ事で警察が入ったらいろいろ
まずいだろうな・・学業にも響くし・・」

ローグ感心したように「ほお~そんな事を言うようになったんだな」

スー「当たり前だ 仕事増えてお前のおごりが無くなるのは
とーっても困るからな~ユーロにも言っておいたから
ちゃんとしろよ・・仲伍に言うぞ・・ローグさん浮気してましたってな」

ローグ「お前は・・・・・・・・・・・・・・・」

スー「なんだよ?~仲伍はお前の事が第一なんだから
離れてる“恋人“は大事にするもんだ」

ローグ「仲伍と関係ないだろ」

スー「言ってろ」

二人は校舎の中で話しながらレンマやクマキンを見たが
そのまま素通りして歩いて行った。

レンマ「・・・・・・・・あ・・スー・・・・」

クマキン「兄~どうしました?」

レンマ「なんでもない・・・・・マドンナ探そうぜ」

クマキン「そうですね ドニーとか集めましょうか?」

レンマ「クマキン頼むぞ」

レンマはスーが消えていくのを見ながら
何も話さず何も言わずいつも通りすがる幼友達の
“兄”を今日もここで見ていた。
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By ミコ
#8688 hiyokoさんからの続きです。


最終章(第十章)

コリン
「レンマ、オレたちにわかるように説明してくれよっ!」

ドニー
「籤で決めろとか挑戦しろとか誰が言ってるんだ?」

くまきん
「おいらたちが一生懸命に調べてる間、ぼぉーっとしてたからわかんないのさっ!」

レンマ
「今、言えるのは正々堂々闘ってヒトミを取り戻す。それだけだ!」

キョウマ
「鍛錬してくるっ」

くまきん
「おいらも行こうっ」

レンマ
「ドニー、お前たちはどうする?」

ドニー
「あぁ俺たちも行くよ。コリンお前も行くな?」

コリン
「なんだかわかんないけど負けるのは嫌だからオレも行くぜっ!」

レンマたちは道場でドニーたちはトレーニングルームで特訓を始めた。

キョウマ
「兄さんはもうすべてがわかってるんだろ?」

レンマ
「挑戦者、即ち手紙の送り主が誰であろうと勝たねばヒトミは帰ってこない」

くまきん
「籤で決めるってことはドニーかコリンが優勝することもあるわけか。おいらはあにぃやキョウマには勝てるかわかんないないし」

キョウマ
「僕はドニーたちには絶対勝ってみせるっ!」

レンマ
「いずれにしても優勝者がキョウマかくまになった時は頼んだぞ」

おばちゃん
「キョウマくん、ここにいたのね」

キョウマ
「おばちゃん、どうしたの?」

おばちゃん
「レンマさんも一緒ね、ちょうど良かったわ」

レンマ
「おばさん、いつもどうも」

おばちゃん
「ちょっと思い出したことがあって。ヒトミちゃんは半年前くらいからパンさんともよく話をしてたのよ」

レンマ
「ヒトミがパンさんと?」

おばちゃん
「三人で残り物を分けながら話したこともあるの。パンさんもヒトミちゃんのことをすごく心配してあげたり、ヒトミちゃんもパンさんには優しく接していたわ」

レンマ
「ヒトミはそんなに淋しかったのですね」

おばちゃん
「ヒトミちゃんはまだ見つかってないの?」

レンマ
「明日試合を再開し勝利すれば、すべてが解決します」

おばちゃん
「わかったわ。鍛錬の邪魔してごめんなさいね、もう行くわ」

一方、トレーニングルームでは・・・

コリン
「オレは誰にも負ける気がしねぇから、その挑戦者にも勝つ。そうなればマドンナは戻ってくるってことだな」

ドニー
「ハッキリしたことは分かんないが、そうなれば事件は解決するってことだ。俺も誰にも負けないぜっ!」

コリン
「しかしマンチェクには煽てられて、踊らされてたってわけか?でも盗みで捕まるなんてもったいないぜ。そんなに金に困ってたのか?」

ドニー
「あぁ、あいつの腕は大したものだったのにな。あいつもモデルのバイト一緒にやりゃよかったんだよ。それに生徒会長だなんて気取ってたお坊っちゃまたちにも参ったぜ」

コリン
「どっちにしろアンディみたいなイケメンならともかく、あいつの面じゃモデルは無理だぜっ!」

ドニー
「それもそうだな」

翌日。。。

ウミノシン
「皆さま、今回の学園祭選抜試合は諸事情により延期となりご心配をおかけしましたが、これより再開いたします」

五人の出場者が紹介され、ルールが説明される。

ウミノシン
「試合の対戦方法は籤で決め、勝敗の決定はいずれかの選手が負けを認めるか、十五分間互角の場合は三人の審判員による判定とする。選手は武器を使用し闘うことも認める」

五人はウミノシンの持つ箱から一枚ずつ紙を選ぶ。
結果、第一試合はドニー対コリン。
第二試合はキョウマ対くまきん。
そしてレンマがシード枠となった。

第一試合のドニー対コリンは、二人とも武器を使用せず素手での闘いだ。

コリン
「劇じゃ負けたけど、今日はこてんぱんに打ちのめすぜっ!」

ドニー
「そいつはどうかな?今日も俺さまが勝ちをいただくぜ!」

ボクシングスタイルで構え拳を合わせるが、どちらの俊敏な攻撃も巧みな防御で躱される。

長身のコリンが上から肘で脳天を突こうとしたが、それをドニーは脇に逃げコリンの胴を掴む。

コリンは膝で顎を蹴り上げようとするが、ドニーはコリンを持ち上げ、逆さ抱え落としを決めた。

ドニーはすかさず押さえ込むと腕を掴み、腕拉ぎ十字固めをかけた。

コリンは堪えるが、このままでは腕の腱が切れてしまう。
審判員が中に入り、技有効でドニーの勝ちとした。

第二試合のキョウマ対くまきんは話し合いののち、武器を使用しての闘いとなった。

キョウマは槍をくまきんは太刀を手にし構える。

長槍を巧みに振り翳すキョウマ、重い太刀を意図も簡単に操るくまきん。

どちらの動きも俊敏且つ、巧みでなかなか技を決められずにいたが、キョウマの槍がくまきんの背中を突いた。

くまきんも太刀を振り降ろすが、槍で受け止められてしまった。

ここで技あり、キョウマの勝利となった。

第三試合、ドニー対キョウマの闘いは武器を使用せず素手での闘いだ。

ドニー
「劇のようにまた俺さまが勝たせてもらうぜ」

キョウマ
「あれは悪役が刑事に勝つわけには行かなかっただけだ。僕の力を侮るなよっ!」

二人とも拳を握り構えたまま動かない。
お互いが隙を突こうと睨み合ったまま、一歩も譲らないのだ。

ようやくドニーが一歩を踏み出しパンチを繰り出すと、キョウマはその腕を膝で蹴り上げた。

ドニーは後ろに一歩下がり反動で横から脇腹に蹴りを入れる。
ドニーはキョウマの首を掴み投げ飛ばそうとするが、腰を押さえ逆に後ろへ投げ飛ばした。

すぐさまキョウマは一回転し、回し蹴りから三角蹴りを食らわせた。

ここで十五分が経ち試合は終了とされ、審判員の判定となった。

二体一の判定でキョウマの勝利となった。

最終戦、シード枠のレンマとキョウマの対決も素手での闘いだ。

キョウマ
「一度くらい兄さんに勝ちたいよ」

レンマ
「お前が私に勝つ日は今日になるかな?」

八卦形意拳で構えるレンマと太極拳の構えを見せるキョウマ。

レンマはすり足でキョウマに近寄る。
キョウマは腕を大きく広げ手を華麗に泳がせレンマの横へ入り込む。

レンマの手の甲とキョウマの掌が当たる。
押しては跳ね返され、引いては戻されお互い技を決めることができないまま十五分が経ってしまった。

これでは判定員も判定できないため、武器を使用しての延長戦となった。

二人とも剣を手に構える。
躱し合いが続いたが、レンマの剣がキョウマの腕を突く。
キョウマも負けずと胸を突く。

また十五分が経ってしまったが、これ以上試合を続けてもと審判員の判定とされた。

結果、最初に腕を突いたレンマの勝利となった。

ウミノシン
「試合の結果、武術育成組の呉李連馬が優勝となりました。ここで今回、試合を延期したお詫びにエキシビション試合を行います」

観客はもう一試合観られることに大興奮だ。

ウミノシン
「エキシビション試合の対戦は呉李連馬と、、、」

レンマは挑戦者が現れるのを待っている。

とそこへ甲冑姿の男が現れた。

レンマ
「待っていましたよ、パンさん」

会場は甲冑姿の男が誰なのかわからず、大騒ぎだ。

そこへ取り戻したベルトを手にキンゾウが現れた。

キンゾウ
「おいっ、お前だったのか?ヒトミを返せっ!」

レンマ
「理事長、違うんです」

とっさにキンゾウは試合用の剣を掴み、パンに襲いかかろうとした。

パンも背中に差していた槍を抜き構えた。

レンマ
「早く逃げろっ!」

キンゾウが剣を振りおろしたその瞬間、観客席にいた一人の女性が会場に駆け寄ってきた。

女性は剣で突かれその場に倒れた。

キョウマ
「お、おばちゃんっ!」

くまきん
「おばちゃぁーんっ、しっかりしてー!」

キンゾウはウミノシンたちによって押さえられた。

パン
「これで終わりだ、武術者として立派で良い試合だった。お嬢さんの居場所は你が探せ」

そう言い、パンは走り去った。

レンマ
「キョウマ、早くおばさんを!」

レンマはあれから考えた末にひとつの場所を思い出していた。

幼い頃に両親を亡くしたレンマとキョウマはウミノシンに育てられた。

親代わりでもあり武術の師でもあったウミノシンと、いつも鍛錬をしていた学園の裏にある丘の上。

そこにはヒトミもいつも一緒だった。
暗くなるまで鍛錬したあと、二人は丘の上の東屋で約束したのだ。

数年前、、、
ヒトミの母親が亡くなった時、戸籍謄本から金蔵が実父ではないことと同時に刑事である兄スーのことも知った。

実父は事件に巻き込まれ殉職し、罪滅ぼしに金蔵に育てられてたこともショックだった。

〜回想〜
ヒトミ
「レン、ワタシの家族のこと認められる?」

レンマ
「、、、」

ヒトミ
「お父様はワタシを愛してくれているけど、それは罪滅ぼしなのよ」

レンマ
「そんなことはないさ」

ヒトミ
「じゃあ、気にしない?」

レンマ
「僕には両親はもういない。でも師匠はずっと傍でキョウマと僕を見守ってくれている。それで充分だ」

ヒトミ
「お父様を赦せるかしら?」

レンマ
「赦さなきゃいけないよ、お兄さんが赦したんだから。それに僕がずっとキミの傍にいるさ」

ヒトミ
「約束よっ!」

そう言いヒトミはレンマにくちづけをした。

きっとあそこだ。
レンマは丘に駆け上ると東屋にはヒトミが座っていた。

ヒトミ
「来てくれたのね」

レンマ
「やはりここだった」

ヒトミ
「怒らないの?」

レンマ
「怒る資格なんてないさ、気づいてあげられなくてすまなかった」

ヒトミ
「叱ってよ。そしてもっとわたしにかまってよっ」

レンマ
「みんなが待ってる、行こう。理事長も心配してる」

ヒトミ
「お父様も悪いのよ」

レンマ
「戻ってすべてを話しに行こう」

学園長室に戻ったヒトミは今回の事件のことについて説明を始めた。

ヒトミ
「こんな大騒ぎになるとは思っていなかったのよ」

キンゾウ
「どういうことだ、ちゃんと説明しろ!」

ヒトミ
「誘拐は狂言でした。お父様を困らせたかっただけだったのよ」

キンゾウ
「な、なんだとぉ!」

キンゾウはヒトミの頬を叩こうと腕を上げるが、その手はウミノシンによって押さえられた。

ウミノシン
「訳も聞かずに叩いたら元には戻れんぞ。これ以上溝を作ってはいかん」

キンゾウ
「師匠、、、」

レンマ
「言いたいことはすべて言えばいいさ」

ヒトミ
「お父様はお金ですべてを動かそうとしてるのよ。学園への寄付は別としても、私腹を肥やし金ピカに着飾って偉そうなことばかり。お母様が亡くなって淋しいのはワタシも同じよ!お金を使うことで淋しさを紛らわせていただけでしょ。
お金は大事だけどそれよりもっと大切なものに気づいて欲しかったの」

キンゾウ
「ヒトミ、、、」

ウミノシン
「パンくんはなぜ?」

ヒトミ
「彼はこの学園が最近乱れていたことを嘆いてたわ。由緒ある武術の名門でもあるこの学園を創立以来知っていた彼だからこそ、今のままじゃ駄目だと考えていたらしいの」

レンマ
「それで協力してくれたってことか?」

ヒトミ
「今回の試合でワタシを賭けていたことや、ことあるごとに喧嘩をしてるみんなのことも赦せないって」

ウミノシン
「そのことはわしも少々気にはなっていた」

ヒトミ
「それで誘拐されたことにして、みんなでワタシを探すことで一団となって欲しかったの」

レンマ
「でも同時にベルトが消える事件が起こってしまった」

ヒトミ
「こんなことになるなんて思ってなかったの、本当にごめんなさい。だからパンさんは全然悪くないわ」

レンマ
「パンさんは戻ってくるでしょうか?」

ウミノシン
「戻ってきてもわしは責めん。それは彼次第だ」

レンマ
「そうですね。でもパンさんと闘ってみたかったな」

ウミノシン
「彼の腕は相当なものらしい。レンマに敵う相手じゃないくらいな」

レンマ
「あっ、おばさんっ!」

ヒトミ
「おばちゃんがどうかしたの?」

レンマ
「ちょっとしたアクシデントがあったんだ」

保健室では・・・

キョウマ
「おばちゃん、なんで飛び出してきたんだよ?」

くまきん
「おばちゃんになにかあったらおいら泣いちゃうよ」

キョウマ
「僕だってすっごく悲しいよ」

おばちゃん
「かすり傷よ、大丈夫。それに試合用の剣が本物じゃないくらい知ってるのよ」

キョウマ
「それにしたって危ないよ、もうーっ」

おばちゃん
「パンさんを守りたかったのかも、、、」

キョウマ
「おばちゃんっ?」

くまきん
「わぁーキョウマ、振られたぁー」

おばちゃん
「なに言ってるの、あたしはずっとキョウマくんの大ファンよっ!」

キョウマ
「約束だよっ!」

翌日の夕方、用務員室では・・・

おばちゃん
「今日はお饅頭いっぱい残ったの。はいどうぞっ」

パン
「もうあんな無茶をしては駄目だ」

おばちゃん
「わかりました」

パン
「あ、あの、、、これからお粥はわたしのためにだけ作って欲しい、、、」

おばちゃん
「パンさん、それってもしかして、、、」

パン
「だっ、駄目ですか?」

おばちゃん
「はいっ、喜んで!」

続く?
最後に編集したユーザー ミコ [ 2016年3月27日(日) 23:12 ], 累計 1 回
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#8689 少林学園の総合ポスターです。
shaolingakuen ps.png
少林学園大ポスター


数日間に渡りhiyokoさんと私で書いたリレー小説は最終話となりました。

ご拝読いただきました皆さま、有難うございました。

近いうちに劇場の方にまとめた物を挿絵付きで投稿させていただきますので、お楽しみに。

尚、この『少林学園 武侠兄弟』はシリーズ化するかもしれません(笑
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#8690 hiyokoさんが書いてくださった刑事物語に登場する刑事たちのポスターです。

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最後に編集したユーザー ミコ [ 2016年3月30日(水) 10:51 ], 累計 1 回