『天照庵12周年記念企画』リレー小説 再び!

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トピックのレビュー: 『天照庵12周年記念企画』リレー小説 再び!

『天照庵12周年記念企画』リレー小説 再び

by hiyoko » 2018年2月20日(火) 17:38
最終章

こうしてイケメンコンテストも終わり
私・您が置き去りにされたまま物事は終わってしまった。

柳月「サイヨ—置き去りの人何とかしたら?」

サイヨはあわてて行ってみるといなかった。

サイヨ「李全公師~どこ行ったのかのかわかりません・・・・?」

李全「私に聞かれてもなあ~ただな・・お前のこと好きだったんじゃないか?」

サイヨ「・・・・・35億で助けてあげると言ったのが
癇に障ったのかな?」

李全「そんな事を言ったのか?! それは怒るぞ 35万両という事だぞ
ざっと計算して・・・もだな」


柳月「結構あなたって非道なのね・・道端に倒れている人に
助けてあげるよ35万両で?どう手を打つかい?って信じれない・・」

サイヨ「二人してそんな風に言わなくてもいいじゃないか冗談って
言ったのに最後を聞いてないでしょ??」

どうしようかとサイヨは悩んでいた時だった。
柳月「その未来って所に一緒に行けばいいじゃないの?」

サイヨ「・・・・・・・・・・・・・・・・」

柳月「あれほどさっき勇猛に戦った人が
その挙動不審な顔をしなくてもいいじゃないの・・」

サイヨ「だってね・・・戻れないかもしれないんだもんな」

柳月「じゃここに抜け殻でいるわけ?」

サイヨ「結婚式もまだなのに」

柳月「たくもう~ケチくさいわねー」

李全は「ほほーん」とサイヨも家洛の弟子かと笑っていた

サイヨ「李全公師は娘さんいるって言ってたけど
奥さんはどこでしりあったんですかー?」

話をいきなりそらし始めるサイヨ

李全「家洛から紹介してもらったんだがどうかしたか?」

サイヨ「えええええええええええええええええええええええええええええええええまじですかあ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

李全「なんだ? そのおどろき方は?少林寺の小坊主の様な
リアクションをするか?家洛が私に亡くなった妻を紹介して
私は家洛が好きだったと思ったんだが 家洛は押し付けたというのが
ホントだと後から聞いた」

サイヨ「家洛師父・・・信じれない。あんな綺麗な顔をして
李全公使に彼女を押し付けて自分は独身を辛い抜いてるだなんて
詐欺に近いですよ」

李全「家洛も若くてな今の様に世情には疎い方だったから」

サイヨ「じゃ・・・・・・あれ?はー」

李全「?」

サイヨ「童貞って事?」

李全「そうゆう事だけはよく知ってるんだな」
シレっといった李全は笑っていたが突っ込んだサイヨは
自らのことばで顔が真っ赤になっていた。

柳月「わ―最低・・・・・」

そんな所に家洛
「どうした? 女性は見つかったか?
私はあの女性を追っかけて行く方がいいと思うがな」

サイヨ「・・結婚式はまだですし」

家洛「少しは冒険をしてみろ男は大きくならないと
女性を幸せにはできない」

李全「素晴らしい事をおっしゃいますね 家洛さん」
笑ってまたしれっと言った李全である。

家洛「李全?そんな風に言う友になるとは思わなかった
仙人の様に長髪をした友なら、もっと毅然としたものの言い方を
する様になってると思っていたのに・・」


李全「人は変わるんだよ家洛 子供が出来るとな」

サイヨ「それは世の中を渡ってすれたって事ですか?」

李全「サイヨそうゆう事を言うから家洛から何時も
怒られるんじゃないのか?私は別にいいけどな
後ろを見ない方がいいぞ 角が三本以上たってると思う」

サイヨ「なんで?・・おこるの?」いつもこうした事が
トラブルの元を作るのだがサイヨはそうした事は
気にはしない性格なのである。

だが家洛は静かに怒っていた・・・・・

柳月から見ると家洛はいい人だが確かにもっと
冗談が聞いてもよいと思ったのは確かだ
李全公使の方が年よりくさく見えるが
それはそれで髪も長いし、よく見ると
中々お洒落な人でしかもお酒も飲むし笑うし
家洛がもっとおおらかだったらいいのにと
密かにおもう・・サイヨはもっと大人になってくれたら
そうおもうのであるが・・。

李全そっと耳打ち「奴は可愛い顔をしておるが
なぜ彼女が入れ替わると思う?」

サイヨ「なんで・・ですか・・・・」


李全「カタいんだよ・・頭が・・冗談が
余り通じないだから乾隆帝も時々困るらしい
まれな田舎育ちだかな・・黄飛鴻もびっくりするらしいぞ」

サイヨ「えええ・・そんな頭の固い人がなぜ
そんけいされてるんですか・・・」

不用意な物言いをすぐいう弟子サイヨ・・
李全苦笑いをする・・
「それはだなー・・・英雄だからだ 英雄は時として
そうあるべきであり、私や黄飛鴻はその英雄とは
少し距離を置いておおらかに生きたいと願うから
友としているという事だ サイヨだから
家洛はお前によって色んなことを知り新しい英雄と
なってると思うぞ」

サイヨ「支離滅裂ではないですか・・なんだか
もっとその・・・ボキャブラリーがないと生きていけませんよ」

家洛「李全誰が固いって?」

李全「うん?そんなこと言ったかな?」

家洛「李全!」

家洛「そうゆう事を平気で言うから英雄には
なれなかったんだ、大体だな、子供が生まれて
大事な人がいるのになぜ町で飲んで私の所で
一か月も過ごしたりすることができるのか?
大事があるなら会合が終わったらすぐに帰途に
つけばいい物を大体お前という人間はだな
すぐそうやって断りもなく割り込んで・・以下省略・・」

李全に家洛の話はほとんど“猫に小判 馬の耳に念仏”であった。

そんな?不良仙人?も一言笑ってこういった

李全「事が終わったなら私は帰ろう 娘も待ってるし
サイヨ未来のために勉強するのもよいと思うぞ」
彼は相変わらず飄々としており家洛とは同門ながら
多種多様に生きていかなければいけなかった事などにおいて
家洛より年は余り変わらないが家族を持つという事は
そうした大きな心と子供が笑う話の一つも
出来る父親に変わったという事だった。

家洛の話をうまくまるめ?サイヨに大人の勉強を
してもいいのでは?といいとりあえず丸く収まったところを
見計らいさらりと髪をなびかせると雲を呼んだのだった・・。
李全は笑って雲を呼びどこかに行ってしまった・・。

サイヨは柳月と風呂敷を持ってとりあえず
結婚式の用意をしようと相談していたその時だった。

“仕事は終わったのか?おふたりさん??
早くこっちに来いよまってるぜー“

そんな声が聞えた。。

聞き漏らし?ともいえる?言葉を聞かないふりをして
サイヨは柳月と婚礼を揚げ母と別居しその後
武術と料理を教える文人になっていた。

終わり

―――

その後のサイヨの生まれ変わり話をちょっと・・
そして一世紀?飛び越え??現代・・。

―――天廩署――

スー「おい新人が来てるぜ 正陽!」

正陽「今日から配属ですね」

新人「方と言います」

スー「おい・・・あれ・・カーロの親戚か?
なーローグ~かわいいぜ」冗談を言うトラブルメーカ・・
 ローグ「お前は皆仲伍に見えるのか・・
可愛いという方程式が分からないぞ・・」

そしてスーはカーロにその話を振る

スー「なあ~そう思うだろー♪」

カーロ「先祖は一緒だろ いい加減、龍の気持ちをわかれ
浮気をするな浮気を・・馬鹿だなスー dragonのキス打たれるぞ 」
長い髪を編みスーツをサラッと着こなす刑事は新人の憧れの
的であり今回の新人の先輩になる・・。

そしてカーロは新人が来ると席を立った。

新人「カーロ先輩 家洛先生お預かりしたものが」

カーロ「家洛か元気か? 相変わらず李全ともめてるだろ?」

方「ええまあ・・」

カーロ「奴は硬いからなだからまあ出世したんだが
李全は・・砕け散ってるからな・・」

方「・・・ですね・・なんというかTVで見るコリンさんと
外見はそっくりなんですが・・いささか素行が悪くて・・・」

カーロ「コリンチョウとどうやら兄弟って事らしいぞ」

方「まじですか・・・うちの如月がコリンさんのファンでして
今度先生にサイン頼んでみようかな」

カーロ「柳月が?元気か?大変だろ? コリンのファンか・・怖いな
これから帰国するから大変だぞ 私も仕事であうけどお前は
やめておけ・・・コリンは私から言っておく・・
李全って奴はそうゆう事を入ったら絶対女紹介しろっていうぞ。根の底が
同じだから…な・・ まあ独身独身でないかの差はある・・。」

方「そのノリ?やめてほしいです先生モテてるのに・・・
信じれない・・・・・・・あー・・・・・。」

カーロ「あ・・きをつけろ・・あのスーって男
ほぼ李全の生き写しみたいだからな~横のリュウって
いう先輩がお勧めだぞ 真面目だけど家洛ほどじゃない」

方「了解しました」

方はスーと出会うと「どこかであったよーな・・・・・・・・・」
他人とは思えない昔からどこかで知ってあって色んなことを
教えてもらったように親近感がわいた。

スー「俺の顔に何かついているのか」

ハン思わず「35億で・・」

スー「35億だと? 去年の流行語大賞をまま言ってんじゃねえよ
仕事しろ仕事・・・」
あきれるような低い声でシレっと言われた方=生まれ変わったサイヨは
この世界でもどうやらこの一悶着ある人間達と日々を過ごす事になるようだが
それはまた別の世界のお話で話す事もあるだろう(未定だが)

サイヨの精神は今も昔も変わらずそこにあるという事だけである。

終わり(完)

――

猫ナビ 終わったよ

ユーロ「何が終わっただ」
結局何か?happyendじゃないか

猫ナビ 「まあまあ・・・・」

ユーロ「おれは?」

猫ナビ「時間の関係で消えました またね~」

ユーロ「おおおおおおおおまえは!!!!!!!」

スー「で最後の落ちが俺? そこはユーロでよかったと思う
タイムスリップはユーロだしな」

ユーロ「じゃそうゆう事で ! じゃなー」

最後のつぶやきであった・・。

Re: 『天照庵12周年記念企画』リレー小説 再び!

by ミコ » 2018年2月17日(土) 13:36
hiyokoさんからの続きです。

第十章 

皇太后が期待していた料理大会は散々な結末となってしまい、気を取り直して『小鮮肉選抜大会』に突入した。
観客投票による第一次書類審査を通過したサイヨを含めた五名が並んでいる。

皇太后
「一人ずつ舞台に上がって自分が得意とすることを披露しなさい」

一人目、上品な出で立ちの書生の張正継は得意の書道で一畳の紙に颯爽と書を書き連ねた。
二人目、呉服問屋の跡継ぎ息子の梁暁生は古典舞踊を華麗に舞う。
三人目、四人目と進んで行き、そして五人目、方世玉の番だ。
武術の形を豪快に次々と披露する。


「サイヨ!いいよ~」

舞台の袖ではユー将軍が恨めしそうな顔で睨んでいる。
サイヨが最後の形を決め、片足立ちになったそのときだった。
剣を手にした一人の覆面の男が壇上に上がりサイヨに襲いかかってきた。
とっさに脚を引き剣を蹴り飛ばしたが、ふくらはぎを斬りつけられ血が流れ出る。
軽功を使い足早に壇上から飛び上がろうとしている男をめがけ、兵に扮し乾隆帝の警護をしていた半山が鋲を投げつけた。
男は幕下に転げ落ちたが、脚を引きずりながら逃げてしまった。

観客もとっさのことに驚いている。

家洛
「サイヨ、大丈夫か?」

サイヨ
「はい、腱は逸れてますから。それよりあの男は?」

家洛
「半山の鋲に当たったらまず逃げられないさ」

ユー将軍は皇太后の前に立ちはだかり守りの体制を取っている。

皇太后
「ユー将軍、一体なにごとです?すぐに対処なさい!」

ユー将軍
「狙われた方世玉という若者は以前、謀反を働き処刑されそうになった男の息子です。また諍いを起こそうとして襲われたのでは?」

皇太后
「皇上、どういうことです?まだ謀反人を野放しにしておるのですか!」

乾隆帝
「母上、落ち着いてください。なにかの間違いです」

その頃、覆面の男を追った半山は会場裏の小屋の前にいた。

半山
「早くその鋲を抜かないと、脚が腐るだけではなく全身に毒が回るぞ」

覆面の男
「貴様、何者だ?」

半山
「そういうお前こそ何者だ?」

覆面の男
「お、お前!?紅花会三番頭の趙半山だな」

半山
「わしを知っているということはお前!?」

半山は男を取り押さえ覆面を剥がす。

半山
「その頬の傷、関東六魔の閻世章だな?言え、誰の差し金だ!」

閻世章
「あ、脚が、、、」

半山
「そいつは抜こうとすればどんどん中に食い込むぞ」

閻世章
「言う、言うから早く何とかしてくれ~!」

半山
「やっとその気になったか」

閻世章
「方世玉という男の武功を封じるように頼まれたんだ!」

半山
「これは解毒剤だが今は半分だけだ。一緒に来てもらうぞ」

閻世章
「半分?俺をどうするつもりだ!」

半山
「会場に戻り皆の前で誰の指図か白状するんだ。そしたら残りの半分を飲ませ鋲も抜いてやる」

応急処置を施されたサイヨと残りの四人は審議が終わるまで、待機していた。

皇太后
「張正継の書も良かったわ」

乾隆帝
「方世玉の武術も実に素晴らしかったですよ。母上、どうでしょう、そもそも料理大会は女性のために設けたものです。小鮮肉の優勝者が決まるまで母上が召し上がりたいと言っていた西洋菓子で再度競わせてみませんか?」

皇太后
「そうしましょう」

乾隆帝
「料理大会予選通過者の五名の女性、壇上に上がりなさい!」

五名の女性は用意された台座に上がった。
一番、高級料亭『夢庵閣』代表、周麗華
二番、浙江省提督令嬢、李沅芷
三番、主婦代表、駱冰
四番、鍼治療院勤務、卢柳月
五番、伎楼『怡江楼』女将、蕭芳児

皆、鮮やかな手さばきで食材を手に『黄金的芭菲』を作り始めた。
何ともいえぬ甘い香りに観客も期待感いっぱいだ。

家洛
「泰来、ユーから目を離すなよ」

泰来
「しかし総帥が連れてきたあの女性、柳月に似てますね。遠目で見てる分には全然判りませんよ」

家洛
「あぁそうだろ。私も初めて会ったときに驚いたんだよ」

泰来
「あれで料理の腕前も良ければユーも替え玉とは気付きませんね」

家洛
「それは確かめていない」

泰来
「それではもし下手ならばれてしまうじゃないですか」

家洛
「半山が先ほどの男を捕まえてきてくれるまでの時間稼ぎだな」

ユー将軍
「皇太后、ちょっと宜しいですか?」

皇太后
「ユー将軍、其方がいながら先ほどの騒動はなにごとですか?」

ユー将軍
「今、あの男を追わせていますのでどうぞご心配なく。実はこの会場に謀反人が紛れているという情報を掴んでおりまして、私の手で解決した暁には、、、」

皇太后
「分かっています、例の昇進のことですね。奥で聞くわ」

ユー将軍
「それで皇上はなんと?」

皇太后
「皇上にはまだ。彼には彼の考えがあります、其方は私に仕えるだけでは足らぬというの?」

ユー将軍
「そうではありませんが、彼一人に清王朝のすべてを任せておいて本当に良いのですか?」

皇太后
「一体なにが言いたいのです?無体が過ぎればこの話はなかったことにしますよ!」

家洛
「皇上、皇太后のお姿が見えませんがどちらに?」

乾隆帝
「ユー将軍と奥にいる。それよりサイヨは大丈夫か?それとあの覆面の男は一体何者だ?」

家洛
「半山が追っていますが、軽功技を使おうとしたところから見るとかなりの手練れだと」

乾隆帝
「柳月は大丈夫か?」

家洛
「そこにいるのは替え玉で本物は安全なところに」

乾隆帝
「あれは替え玉なのか?では小鮮肉の方もか?」

家洛
「武術のできない書生と呉服問屋の御曹司には魚同と天宏がすり替わっています」

乾隆帝
「そろそろ料理が終わるな。皇太后を呼んでくる」

ユー将軍
「、、、ということで宜しくお願いします」

乾隆帝
「母上、そろそろお戻りください」

ユー将軍
「皇上、小鮮肉一は決まりましたか?」

乾隆帝
「ユー将軍、母上とはよく接見しておるがいつもなにを話しているのだ?」

ユー将軍
「それはこの清王朝が益々発展するように私の意見を聞いていただいているだけです」

乾隆帝
「ふーん、そうか。それは善い行いだと言いたいところだが、私がこの清王朝を担っている限りなにも問題はない。それより其方は先ほどのような戯け者がのさばらぬようきちんと見張っておれば良いのだ!」

ユー将軍
「そ、そうおっしゃる皇上こそ、、、」

乾隆帝
「なんだ?言いたいことがあるならはっきり申せ!!」

ユー将軍
「では皇太后もいることですので言わせていただきます!度々こそこそ変装してお出かけになってなにをなさってるのですか?この間も湖上の料亭でどなたかと会っていましたよね?」

皇太后
「皇上!それは真ですか?」

乾隆帝
「そのことか。母上、あれは皇帝という身を隠し庶民と接しているだけです。私の身分を知ればたいていの者は警戒しますからね。音楽を愉しむために歌い手を招き庶民の目で世を見つめている。ただそれだけです」

ユー将軍
「本当にそれだけですか?先日会っていたのはただの庶民ではなかったのでは?」

乾隆帝
「ユー将軍、其方は自分の任務だけに従事しておればいいのだ!跡をつけるような真似をしてまでなにを企んでおるのだ!」

報告ー!

乾隆帝
「どうしたのだ?」


「先ほどの曲者を捕らえました!」

乾隆帝
「どこにおる?」

ユー将軍
「わ、私が処罰いたします!」

乾隆帝
「いや、正体を知りたい。私が確かめてからだ!」

ユー将軍
「皇上、お待ちを!!」


「この者です」

乾隆帝
「まずは名を申せ」

閻世章
「閻、閻世章、、」

乾隆帝
「ん、脚を怪我しておるようだな。すぐに侍医に診させよう」

閻世章
「そいつは無駄です」

乾隆帝
「なぜだ?」

閻世章
「ど、毒鋲が刺さってる」

乾隆帝
「毒鋲とは物騒だな」

ユー将軍
「毒鋲なら解毒剤がなければ無理です。それより早く処刑してしまいましょう!」

乾隆帝
「ユー将軍、この者が方世玉と言う若者をなぜ襲ったのかという目的を聞かないうちに、どうしてそんなに処刑を急ぐのだ?」

ユー将軍
「襲われたとはいえ急所をはずしてる。きっとあいつもぐるかも知れませんよ」

閻世章
「早くしてくれー。そうしないと毒が回って、、、」

ユー将軍
「この傷からするともう助かりませんな。皇上、楽にしてやった方がよいのでは?」

閻世章
「ユー!き、貴様~!」

閻は近づいたユーの手を掴み放そうとしない。

ユー将軍
「この期に及んで楯突く気か!!」

ユーは閻の首に手を回すと縛っていた縄で一気に絞め殺そうとした。
しかし閻はその手を払いのけると縛られていた縄をはずし起き上がると仮面を脱いだ。

半山
「ユー将軍、閻を殺して証拠を隠そうとしたな?」

ユー将軍
「き、貴様、誰だ?」

半山
「閻は兵に預けてあるさ。わしの手に掛かったら逃げられないんだよ」

乾隆帝
「ユー将軍、なにかを隠しておるようだな。話してもらうぞ」

ユー将軍
「く、くっそー!」

ユーはその場を飛び出し逃げてしまった。

皇太后
「一体どういうことです?皇上、説明しなさい!」

兵(家洛)
「皇太后様、ユー将軍にはなにかあると睨んでいたのですが、さっきの騒動の黒幕は恐らく奴だと」

皇太后
「ユー将軍が?」

乾隆帝
「母上、ユー将軍になにか要求されていたのではありませんか?」

皇太后
「そ、それは、、この話は後でゆっくり。皆が待っていますからとりあえず戻りましょう」

乾隆帝
「ユー将軍のことはどうなさるおつもりですか?」

皇太后
「あの男の処罰もあとでゆっくり」

乾隆帝
「解りました」

乾隆帝は兵に扮した家洛にあとを任せ審査会場に戻った。

乾隆帝
「長らくお待たせした。先ずは小鮮肉の優勝者と準優勝者を発表する!狗年春節記念小鮮肉大会、準優勝者は、、、武術表演の方世玉!そして優勝者は古典舞踊表演の梁暁生!」

皇太后の手から記念の盾と賞状が渡された。

サイヨの母
「もうー!なんでサイヨが二番なのよ」

サイヨの父
「いいじゃないか、落ち着きなさい」

側近
「続いて料理大会の審査に移ります。皇太后と皇上、そして小鮮肉大会の優勝者と準優勝者の四人で審査します。五名の料理に三票ずつ投票し高得点を納めた者の上位二名が優勝者と準優勝者になります。しかしながら公平を期すために誰が作ったものか判らないように私がお運びします」

側近は壱から五までの札がついた『黄金的芭菲』を皇太后たちの前に運んだ。

結果、
壱、三票
弐、二票
参、二票
四、二票
五、三票

側近
「壱番と五番が同票となりました。札の裏には作った者の名が記されています。えーっと壱番、李沅芷!そして五番、卢柳月!」

泰来
「総帥、偽柳月が選ばれましたね」

家洛
「あぁ。すぐに本物を呼んでこなければ」

ユー将軍
「ちょっと待て~そいつは偽物だ!本物の卢柳月はここだ!」

乾隆帝
「ユー将軍、何の真似だ?そのお嬢さんを放しなさい!」

ユー将軍
「皇太后、皇上、この娘は謀反人の一味ですぞ!」

サイヨ
「なにを証拠にそんなことを言うんだ!」

ユー将軍
「方世玉、貴様は黙っておれ!」

サイヨ
「お前の兄を殺したのはこの俺だ!やるなら俺が勝負する!!」

乾隆帝(耳打ち)
「サイヨ、なにを言い出す」

サイヨ(耳打ち)
「赦せないんです」

乾隆帝(耳打ち)
「こっちには証人がいる、落ち着け」

サイヨ(耳打ち)
「証人?」

乾隆帝(耳打ち)
「お前を襲った男はこっちの手の内だ」

サイヨ(耳打ち)
「それを早く言ってください」

ユー将軍
「この娘はお尋ね者ですぞ!処刑は私にお任せください!」

柳月
「皇上、騙されないでください。こいつは過去の罪をあたしに被せようとしてるだけです!」

ユー将軍
「うるさい、黙れ!」

家洛
「ユー将軍、いや于穏海!こいつが全部吐いたぞ」

半山に連れられ閻が現れた。

半山
「さぁ、さっき言ったことをすべてここでもう一度言ってもらおうか!」

閻世章
「お、俺は関東六魔の閻世章だ。半年前、鏢局間で起きた金品強奪事件の犯人は俺たちだ。盗んで逃げた兄貴たちはそこにいるユーに処刑されたんだ。そのことを知った俺はユーに復讐しようとずっと追ってたんだが、その金品強奪事件の黒幕は自分だと白状した。そして盗んだ金品を分けてやるから、方世玉を襲えと命じられたんだ!」

ユー将軍
「この死に損ないがなにを抜かす!毒で頭がおかしくなったのか?」

家洛
「于穏海、往生際が悪いぞ!」

ユー将軍
「こ、こいつがどうなってもいいのか!!」

柳月
「サイヨ、あたしは大丈夫。早くこいつをやっちゃって!」

ユー将軍
「お前たち、この女を押さえておけ!」

ユーの配下(耳打ち)
「将軍、わ、私たちに何の徳が?」

ユー将軍(耳打ち)
「報酬が欲しくないのか!!」

ユーの配下
「は、はい」

サイヨは壇上から飛び降りユーの下へ走っていく。
家洛、泰来、半山たちもユーの配下の下へ走り出す。
ユーの腰についた鉄錘がぶんぶんと音を立てサイヨに向かって飛んできた。
サイヨは会場の柱に立ててあった鉄棒を一本抜き、鉄錘を受ける。
配下たちは家洛たちに向かっていくが、家洛の扇子や泰来の奔雷手、半山の蹴りには敵わずあっという間に倒されてしまっている。

そして柳月を取り押さえていた配下一人だけになった。

配下
「将軍、もう駄目です~!」

ユー将軍
「この役立たずが!早くその剣で女を斬り殺せ!!」

サイヨ
「そっちに気を取られていると俺が叩きのめすぞ!」

ユーの隙を見てサイヨは鉄棒を鉄錘の鎖に巻き付け思い切り引っ張った。
ユーは不意をつかれ鉄錘を放してしまう。

ユー将軍
「き、貴様~!素手で勝負だ!受けて立て!!!」

サイヨ
「望むところだ!」

サイヨは拳を握りしめユーに飛びかかっていく。
ユーも負けじと肘うちで拳を躱す。
次にサイヨは無影拳で攻めるが、効き目は小さいようだ。

サイヨ(心の声)
「無影拳も母さんがいれば二倍なのにな、、、」

柳月
「サイヨ、助太刀にきたわ!」

配下を殴り倒した柳月が走ってきた。

サイヨ
「柳月!いいか、俺の動きをまねるんだ」

柳月
「えっ?」

サイヨ
「こうだよ!」

柳月
「判った」

サイヨ、柳月
「食らえ、愛の無影拳ーーーー!」

ユーは拳を受け、ふらついている。

家洛
「サイヨ、殺してはいかんぞ。処分は皇上に任せるんだ」

ユー
「情けはいらん。殺せー!」

家洛
「泰来、半山、ユーを皇太后の下へ連れていけ。頼んだぞ」

泰来
「はい」

家洛
「サイヨ、戻ろうか」

家洛たちと会場に戻ったサイヨは再び、壇上に上がった。

乾隆帝
「では、審査を続ける。料理大会の上位二名で決勝戦を行うこととする。李沅芷と卢柳月、壇上へ上がり皇太后に料理を振る舞いなさい」

李沅芷
「献立はなんですか?」

乾隆帝
「ここにある食材でできる料理なら何でも良い、三十分以内に作りなさい」

二人は用意された食材を手に掴み各々料理を始めた。
三十分後、二品の料理が皇太后の前に運ばれた。

皇太后
「李沅芷、そなたは李可秀提督のご令嬢だそうですね。腕前を見せていただくわよ。何かしら?」

李沅芷
「青椒肉絲です」

皇太后
「どれどれ?、、牡蠣油と胡麻油が利いていて美味しいわ。皇上、貴方も召し上がってみなさい」

皇上
「うーん、これは美味いですな。提督もこのような料理を毎日召し上がれるとは羨ましい」

皇太后
「卢柳月、貴女の料理は?」

柳月
「糖醋桜桃肉でございます」

皇太后
「彩りも綺麗で美味しそうね。では!、、、?この味、どこかで、、、皇上、貴方も」

乾隆帝
「はい、、、」

皇太后
「この味つけはどこで覚えたの?」

柳月
「母に教わりました」

皇太后
「お母様?」

柳月
「はい。そして父もこの味付けがとても好きでこの糖醋桜桃肉は父の大好物でした


皇太后
「でしたとは?」

柳月
「もう亡くなりましたから」

皇太后
「お母様は?」

柳月
「もう五年も会っていません」

皇太后
「そ、そうですか。皇上、どちらか選ばなくてはですね」

乾隆帝
「先ほどの糖醋桜桃肉を召し上がって何かお気づきになりませんか?」

皇太后
「あの料理は侍女の杏児が皇帝に食べさせていた味と同じ、、、まさか柳月は?」

乾隆帝
「父上の娘の卢柳月です」

皇太后
「皇上は知っていたのですか?」

乾隆帝
「えぇ、少し前に知りました。母上、あのときのことを詫びるなら今がその機会です」

皇太后
「詫びる、、、でもどうやって、、、」

乾隆帝
「それは母上がお考えください」

皇太后
「解りました。。。料理大会の審査結果を発表します!狗年春節記念料理大会の優勝者は卢柳月!」

皇太后は主旨を側近に伝えた。

側近
「優勝者に決まったこの二人と準優勝者の二人は許嫁となりました。卢柳月、李沅芷、梁暁生、方世玉の四人は壇上へ上がりなさい!」

李沅芷
「皇太后、お気持ちは嬉しいのですがわたくしには想い人がおりますので、方世玉殿との縁談はお受けできません」

李可秀
「こら、沅芷!なにを申すのだ!」

梁暁生
「実はわたくしも既に許嫁がおります故、このお話はお受けできません」

皇太后
「それは困りましたね。では卢柳月、方世玉貴方たち二人はどうなのですか?」

サイヨ
「皇太后様、俺たち、あっわたくしたちは既に恋人同士ですのでご心配なく!」

皇太后
「まったく今の若い者ときたら、、、それと先ほど、この方世玉を襲った男とその黒幕の公開処刑を明日、広場にて執行いたします!」

こうしてなんとか無事に小鮮肉大会と料理大会は成功した。

翌日、ユーと閻の公開処刑が執行された。
閻は百叩きののち牢獄へ入れられ、ユーは流刑処分となった。

その後、柳月は皇太后に呼ばれ皇宮にいた。

皇太后
「今となっては詫びても赦されないことは解っています。貴女の望みを述べなさい」

柳月
「皇太后、私ももう恨んではおりません。ただ母を救う費用がまだ足りません」

乾隆帝
「母上の居場所が分かったのか?」

柳月
「灯台下暗し、伎楼『怡江楼』の女将と大会で出会い厨房で働いていることが分かりました。都を追いやられ路頭に迷っているところで料理の腕を買われて売られていたそうです」

皇太后
「身請けしたいのですね?それと貴女はここに戻りたくはないのですか?」

柳月
「父がいないここへはもう戻る気はありません」

皇太后
「やはり私が赦せないのですね」

柳月
「あの時は確かに、、、でももう忘れます。ただ一つお願いがございます」

皇太后
「何でも申してみなさい」

柳月
「私と母を皇宮の料理人として雇ってくださいませんか?」

皇太后
「そんなことでいいのなら喜んで!明日から頼むわ。皇上、あとで銀子を持たせなさい」

乾隆帝
「分かりました」

乾隆帝は柳月に銀五百両を渡した。

柳月
「では、今日はこれで失礼します」

表ではサイヨと家洛たちが待っていた。

サイヨ
「どうだった?」

柳月
「今からこれを持って母を迎えにいってくるわ」

家洛
「色々あったが一件落着したな。サイヨ、皆もそれぞれの地に戻るそうだ」

サイヨ
「駱冰姐さん、泰来哥、お元気で!」

駱冰
「また会いましょう!」

泰来
「次は揉め事ではなくお前の結婚式でな!」

天宏
「サイヨ、次に会うときは策略の練り方を伝授するからな!」

サイヨ
「うーん、、、俺は頭脳より力で行きます!そうだ、半山哥、暗器の腕を伝授してください!」

半山
「暗器もいいが、お前は正当法でいけ」

サイヨ
「分かりました。ではお元気で!」

半山
「あぁ、お前もな!」

サイヨ
「あれ、魚同哥は?」

家洛
「恋人のところだよ」

サイヨ
「恋人?」

その頃、魚同は提督府にいた。

魚同
「沅芷、ずっとオレを想ってたのか?」

沅芷
「そうよ。貴方が駱冰さんを忘れるまでね!」

魚同
「オレは紅花会の一員だぞ、提督が認めるわけがないだろ」

沅芷
「朝廷と紅花会はもう敵ではない、そのことは父上も解ってくれてるわ」

魚同
「駱冰姐さんにもう未練はない」

沅芷
「じゃあ私も紅花会の一員として貴女に嫁ぐわ!!」

魚同
「本当にいいのか?」

沅芷
「もちろんよ!お父様に話してくる~!」

李提督の許しを得た二人は家洛たちの下へ戻った。

家洛
「おっ戻ってきたぞ」

サイヨ
「魚同哥、あれ?李沅芷さんも一緒ですか?」

李沅芷
「総帥、父の許しは得てきたのでこれからは宜しく頼む!」

魚同
「沅芷、宜しく頼むではなくて宜しくお願いしますと言うんだ!」

家洛
「まぁいいではないか!」

李全
「家洛、すべて終わったようだな」

家洛
「李全公使、どうされましたか?」

李全
「うん、それがな、、このサイヨから預かった風呂敷が昨日から妙に輝き始めて、お前に返そうと持ってきたのだ」

サイヨ
「本当ですか?」

家洛
「あっ!あの者は?」

泰来
「もしや偽柳月?」

家洛
「会場裏の小屋に置いてきたきりほったらかしだぞ」

皆は風呂敷を持って会場裏の小屋へ向かった。
とそこには置き手紙が残されていた。

『サイヨへ
余は元の世界へ戻るが、いつかまた会えることを楽しみにしている。
そう、あの風呂敷は私からの贈り物だったことにきっと気付いてはいないだろうね。
君が望めばまたあの風呂敷は君の願いを叶えてくれるだろう。
その時はまた美味しい物をご馳走するね。
悠より』

最終章に続く、、、

Re: 『天照庵12周年記念企画』リレー小説 再び!

by hiyoko » 2018年2月13日(火) 15:47
第九章

ついにその日が来た小鮮肉料理のコンテスト決勝ランドである

サイヨ、天宏、魚同たちが料理を作る事になった

然しこれには右翼曲折があり
しばし彼らを呆然とさせることがあった。

――少し前――
サイヨは不思議な風呂敷でびっくりするような肉料理
ができないかと調べてみたのだった。
そうしたら 動画という物あり メイドインシャポーンという
料理の動画がありそれをサイヨが手当たり次第見ていたら
肉の料理が出てきた・・。
そしてその何点かを探りながら料理のメモをして
すっかり料理人?状態になった彼は「・・あ!まずい説明書がない」
筆と紙を持つと動画を見ながら書き取り徹夜をして何とか
料理も母のいない間にしてみたのだった。
そうして出来上がりを母に食べさせるとものすごく?
食べたそうで・・おにぎりを肉巻にしそのおにぎりの中に
半熟卵を入れているのでこれまた絶品らしかった。

そしてその料理を兄弟子にお話をしたのだった・・。

肉まんで勝負するのはありきたりだと・・・。

そして 天宏、魚同にその料理の話を事細かに話したのだった。

サイヨ「半熟卵の肉おにぎり」です。

天宏「そんなもの聞いた事ない!肉のおにぎりなど!!」

魚同「伝統的なもので勝負しないと皇帝も皇后も食べない」


サイヨ「味付けを変えればいいだけです」

二人は「そうかあ??うまくいくのか??」

半信半疑・・。

サイヨ「一つは伝統的な肉まんで
もう一つは このおにぎりでいきましょうよー
肉肉なんだから・・・。」

そうして何度か打ち合わせがてら
三人で料理をしてみて あれこれ算段しながら
丸かじりはできないから卵の黄身の流れる感じで
魅了していただいて目の前で一口大に切り箸を持って
食べれるようにするとか いろいろ考えてみた。

――本番――
そして当日・・・・・
皆団子の様に肉を練って蒸し器にかけている間
(もちろんサイヨもその蒸し器の当番をしていたが)
最初の料理をしていたのだった。

皆二品目はつみれスープとなっている(だいたい・・)
そして中華独特の触感を味わう肉の料理 小龍包となるのだが
サイヨの組は 小龍包と粽(ちまき)のかわりに半熟卵入りの肉玉おにぎりとなり
珍しい料理の仕方をしていた サイヨの組は周りに
おかしな状態で写った。


サイヨ達は手際よくさらさらとごま油などを引いて作業をし
兄弟子「これ小麦粉を」

魚同「ああわかった こっちもOKだ 天宏 コメを丸めてくれ」

そう言いながらいい匂いをさせていた。


柳月「大丈夫か・・・はっはーん握り飯を揚げるんだななるほど」

家洛「何をしているんだ 皇帝は食べるのか?」

部下「ええええ・・・・・・・どうなんでしょう」


周りの声―「おいおいあの組は大丈夫なのか
握り飯を肉に丸めておるぞ!!!あんなにたっぷりのごま油で
焼けつけないか?? 卵いれて食えた代物じゃないぞ」
などと言われて コンテストに出てるユー部下はひそかにもぐりこみ
この大会に参加していた。ユー将軍はこうして見えないところで
彼を抹殺しようと考えていた。
ユーの部下「サイヨは相変わらず大馬鹿だなあんな訳の変わらぬ
物を作りおって!わしが成敗してやる」

そういいユーの部下はサイヨ達の料理を妨害し始めた。

サイヨは「あぶないじゃないか!」

大きな包丁が音を鳴らし今にもサイヨの腕が切り落とされる
そんな怖いことになったが、魚同兄弟子「邪魔だ・・」
煮えたぎる湯をそっと目に掛けるようにしゃー!!っと手で散らすと
ユーの部下たちは「あちちちちちいいちちちっち!」
大きな声でその舞台から落ちて行った。

ユー将軍たち「なんだあれは・・」
「皇帝 怪我します 」

乾隆帝「邪魔立てをした人間が悪いのだ」
そういい笑っていた。


――クックパッドと倭国物語――

サイヨは肉団子を手に取り酒しょうゆなど基本的な物のネタを作り
くるくる回しながら同じ小龍包を作るなら
香彩やエビプリプリを入れて少しチーズを混ぜてつみれを作り
蒸した方がいいだろうと、兄弟子たちにいい兄弟子は「サイヨに任せるよ
勝つのは勝ちたいのはもっともだが文化は常に発展すると皇帝にも
分かってもらわなきゃな」と言ってもらった。
その場で同じ料理しながら実をいうと
サイヨは「クックパッド」という物を見て、その場にある
素材を見ながらアレンジしていた。

だれも「クックパッド」など知るはずもなく・・・
これはサイヨが您と出会い柳月と出会い色んな事を学んで生きた
これまでの彼の新しい物を魅力的に考えて行く思考もあったゆえんであろう。

「肉玉半熟卵おにぎり」ができる間にもサイヨは 溶き卵をクルクル回し
ながら時々妨害してくるユーの部下に卵の殻を投げつけ菜箸の端で
ユーの部下の目をバシッと叩きながら、調理して行くのはさながら
アクロバット的なそんな華やかな演出になっていた。

サイヨ「じゃまなんだよーもー」
溶き卵をシャカシャカとまわしながら小麦粉の粉に入れて
混ぜてそこで出来る簡単な皮の元を作るために油をひいて
焼いて手際よくその他の具材を巻いて巻いて簡単にあげた。

春巻きだが その中に 甘いチョコとそれに合う杏仁豆腐を入れたもの
チキンとトマトを入れたもの 香彩と青梗菜ひき肉を入れたもの
チーズとトマトチキンをいれたもの それぞれ三種の春巻き
そして最後に それぞれのソースをつけて
春雨と卵とでふわふわ卵スープを作り上げた。

皇帝皇后に作った料理をふるまう時が来た

審査員「飲茶は後程作ってもらうそれぞれの料理を皇帝皇后に
献上しろ」

サイヨ 
肉玉半熟おにぎり
小龍包 変わり四種春巻き 春雨スープ 

ユーの部下の料理
小龍包  肉ちまき ツバメの巣のスープ
四川香味豆腐 桃団子

順々と皇帝は食して行きその後 優勝したものを振舞うという事である・・。
ユーの部下は「サイヨお前などに負けるか!」と意気込んで
いた・・。
サイヨ「あっそう」

そう言いながら小龍包からサイヨ自ら料理を食べやすくわけ
皇帝の側近へ渡していた

小龍包もいろいろ味がして 皇帝は「美味」と不思議な味に
箸が進んでいた。

サイヨはクックパッドなどどこに隠したか?・・
それはサイヨしか見ることができない不思議なもので
料理が終わるとどこかに消えて行ったのだ。


皇帝は サイヨは メインの肉玉半熟おにぎりを自ら持って行った
だが側近は止めに入るのは当然だがサイヨ「これには私しかできない
分け方があるのです」といい 皇帝は「よいそれも料理という物」
そう言うとサイヨは皇帝の目の前で肉玉を切りとろけだすように半熟卵が
流れ出したそしておにぎりのご飯が出るとそれを見た皇太后などは
目がテンになりもう食べたそうな顔をしたのは言うまでもない・・

サイヨはそれぞれに分けると「お食べください」

皇帝は箸をつけ一口食べると初めての触感に驚いた顔をしていた。

ユーの部下の料理もメインも粽だが「・・・美味しい」との言葉で
終わったが その後だったサイヨのメインは目から見る情報もあり
皇帝たちを虜にした。

皇太后「そなた!これはなんであろうか?」

サイヨ「これは倭国に伝わる昔からあるコメ料理を
肉と共に食せる合理的な肉料理なのです」
と不思議な風呂敷で見たあの料理の説明をした。

サイヨの今回の料理は 結構油が強いのだが
その事を考えて中身をそれぞれさっぱりしたものなどをいれ
香彩を多く入れることにより次の料理がさっぱり食べれるように
してあった。 カラッと揚げるコツも練習したのである。
春雨スープはサラッと最後の口直しも含め 和食に近い出し汁で
作っていた。

そうして料理コンテストが終わり
結果待ちだった。
そうして・・・・・・・・・・・・
見事サイヨのチームが呼ばれ
サイヨは兄弟子と一緒に皇帝から祝辞をもらい
大きな舞台で獅子舞が回れるとサイヨ達は大きな舞台で
歓声に包まれた。

家洛は「あーよかった・・・・・」とほっと胸をなでおろした。

そうしてるところにユーの部下 カイが乗り込んできた
「あれは不正がある!!!!!!!!!」と言いがかりを言ってきたのだった。

サイヨ「その言いがかりとはなんだ?」

カイ「この本だ!!!!!!!!」

その本は「倭国利用書」と書かれてあるだけの話である。

サイヨ「その中身を全部読んでみろ」

家洛「サイヨ!!まて・・」

このちょっとした態度がいつもトラブルを起こすもとになってるのに
またそうした 態度に出るのであろうか・・・と

サイヨ「これは大丈夫です」
自信満々・・

カイ「ばかめ!」
カイは大声で読み始めた。
「昔々の事であった 翁と婆がおった。翁は竹を切りるとぽこんと音がし
竹から“ぽこんたろう”生まれ、ぽこんたろうは翁に竹取物語の
御姫様をよめにくれい~と騒ぎ翁はぽこんたろうに叉締めをくらわし
「馬鹿者!」追いした。そのご桃太郎35億で買収し
ぽこんたろうはキジと犬を連れて上野の西郷隆盛の横で
銅像になる訓練していたら35億を出せと脅され
キジにグレートランチャーをくらわされ
犬はマッシュルアタックをくらわしたがその後ぽこんたろうは
“小論(しょうろん)ポン”と“はるるるうまき”として
富くじの売り上げをカツアゲして、お縄になった
そうで後の消色はチョコパンチとなったらしいとのこと・・
終わり」

皆それを聞いて大笑い・・

家洛「・・・・・・・」

魚同「おいおい・・・途中できづけよ
最後まで読むなよみんな腹が痛いって言ってるだろ・・」

サイヨ「それは不正~~~~おったまげーなんですけど~」
魚同「それで?この大笑いの中同釈明するのか?ねー」

サイヨ「それーもらったんだよね 35億で (笑)」

カイ「35億だと!!!!!!!!!!」

サイヨ「ジョーダンに決まってるだろー かったいなあ~」

家洛と李全は「サイヨの勝ちだな」と笑っていた。

ユー将軍は心で叫び部下はこうして大恥をかき・・・・・
サイヨをどうにかして消そうとし奇襲をかけたのに?!
たった一冊の書によって色んな意味の恥をかいたのだった・・・・。

ユー「えええええええええええええええええええええええええええい!!
Σ( ̄□ ̄:!!この次は許さんからなあ!!!!!!!!!)」こう心に叫んだのだった・・。

そしてその時間はお食事会になり
時間がゆっくり流れ イケメンコンテストになだれ込んだのだった・・。

決着はどうつくのだろうか・・・・。
10章に続く

タブレットの呟き (遠く空の向こう・・)
―――――
猫ナビ>>>まずますだな
もうすぐ・・クライマックス^^

ユーロ「何がクライマックスだ?」

猫ナビ「ダメだこりゃ、次に行ってみよー」

ユーロ「!!!」

----

Re: 『天照庵12周年記念企画』リレー小説 再び!

by ミコ » 2018年2月11日(日) 12:48
hiyokoさんからの続きです。

第八章

柳月にあんなことを言ってしまったが、庶民が気安く皇帝に会えるのだろうかとサイヨは心配していた。
家洛たちと落ち合う約束をした大会の前日まであと一日あるが、早く家洛に会ってこの状況を伝えなければならない。

それにもう一つ厄介なことに『私・悠』という謎の人物が現れていることや、柳月の正体が乾隆帝やユー将軍の耳に入れば更にことが大きくなる。

悩んだまま饅頭店へ行くと家洛が戻ってきていた。

サイヨ
「師匠、戻ってたんですね!」

家洛
「お前の進捗状況も気になったし、如月を追っている面倒な人物が現れたのでその件は皆に任せて一足先に戻ったのだ。それで彼女からはなにか確証は得られたか?」

サイヨ
「彼女の本当の名は柳月といってお尋ね者の人物に間違いありません。そして彼女を捕らえようとするユーという朝廷の将軍が動いていて危うく捕まるところでした」

家洛
「もう接触してきたか!?私もそのことを伝えたかったのだ。ではユーの正体のことは?」

サイヨ
「あの于鎮海の弟ですね」

家洛
「そこまで知っているなら話は早い。ユー将軍が狙っているのは柳月だけではない。もし奴が鎮海を殺した人物がお前だと知ればただでは済まんということだ」

サイヨ
「その時はまたこの手で!」

家洛
「それは無理だ。考えてみろ、朝廷の将軍に手を出せば皇宮が黙っちゃいない。それにもう朝廷と争いごとを起こさないと乾隆帝と約束してるのだ」

サイヨ
「では黙って柳月を差し出せって言うんですか!絶対に助けるって彼女と約束したんだ!」

家洛
「もしやお前、彼女に惚れたのか?」

サイヨ
「そ、それは、、、」

家洛
「それなら仕方ないなと言いたいところだが、彼女は雍正帝の娘だ。そのことは除外できない事実なんだぞ」

サイヨ
「でも彼女はそのことを喜んではいません。だからあの時だって皇宮を飛び出して、、そして今そのことで乾隆帝に会いたがっているんです」

家洛
「本当にそれだけか?」

サイヨ
「俺は彼女を信じます!でも簡単には皇帝に拝謁できないことも、、、だから悩んでるんです。乾隆帝の弟である師匠なら何とかできますよね?」

家洛
「彼女が私と乾隆帝の関係を知れば、きっと私のことも信じてくれるだろう。だが危険な賭けだな、、、、、、そうだ!いい考えがある。このことは必ず何とかするから私に任せてくれんか?」

サイヨ
「いい考え?俺にも聞かせてください」

家洛
「私が初めて乾隆帝に会った時は彼が東方耳、私が陸嘉成
という偽名を使い交流していた。そこには音楽という共通の趣味がある。琴の音だ。きっと今でもこの先の湖畔に行けば乾隆帝に会えるかもしれん」

サイヨ
「会えるかもではなくて会いたいんです!」

家洛
「そう慌てるな。明日の夜、段取りするからそれでいいな」

サイヨ
「分かりました。早速、柳月に話してきます!」

家洛
「ただ、私が柳月の話をしてもし乾隆帝が会う気になったらということだ。お前は離れたところで柳月と待っている、それでいいな」

サイヨ
「まだ彼女を信用してないんですね」

家洛
「乾隆帝と約束を交わした秘密のことを彼女に話すのはそう簡単なことではない。彼女がもしそのことを雍正帝から聞いていれば話は別だがな」

サイヨ
「そうか。そのことがあったことをすっかり忘れてました。俺がそれとなく確かめておきます」

家洛
「それとユー将軍のことだが、なぜ彼が朝廷の将軍に就いているのかということも引っかかる」

サイヨ
「柳月の話ではユーは皇后のお気に入りだって話でした。それと彼女が与太者と盗賊の事件を解決したことを妬んでるんじゃないかって」

家洛
「明日にはユーのことを調べた結果を報告しに半山たちも街に戻ることになってる。私は夕方までに乾隆帝と話をつけておくから、お前はここで半山たちと会ってそのことを聞いておくんだ、いいな。今夜はもう遅い、休むとしよう」

サイヨ
「分かりました」

翌朝、サイヨは隠れ家で待つ柳月に会いに行った。

柳月
「遅かったじゃない、なにしてたんだ!まさか?」

サイヨ
「まさかって俺のことがまだ信用できないのか?せっかくいい話を持ってきたのにそんなに怒るなら帰るぞ!」

柳月
「ご、ごめんなさい。独りでいたときはなにも恐いものなんてないと思ってたのに、だれかが傍にいてくれるようになったら余計不安になって」

サイヨ
「まだ傷が癒えてないんだな、でももう大丈夫さ。俺の師匠が乾隆帝に会えるように手引きしてくれることになったからさ。ただ、、、皇帝に拝謁するということがどれだけ大変なことかは君にも解るだろ」

柳月
「あなたの師匠の陳家洛って何者なの?」

サイヨ
「それはまだ言えない。でも信じてくれ、今夜きっと、、、だからここでもう少し待っててくれ、いいな!
それと君が皇宮にいたときに、雍正帝からなにか特別なことを聞いてないか?」

柳月
「特別なこと?」

サイヨ
「例えば、兄上に関する秘密とかさ」

柳月
「兄上?弘暦(ホンリー)すなわち乾隆帝の秘密っていうこと?、、、別に聞いてないけど」

サイヨ
「ならいいけど」

柳月
「あの時はあたしも子供だったし、よく覚えてないのよ。あたしは母と別宮にいて弘暦とはたまにしか会ってなかったから」

サイヨ
「そうか。じゃあ夕方迎えに来るからここでじっとしてるんだぞ」

柳月
「分かった」

サイヨが饅頭店に戻ると半山たちが待っていた。

魚同
「おっ、色男が戻ったな」

駱冰
「魚同、からかうのはやめなさいよ!」

天宏
「魚同、お前だってなかなかの小鮮肉(イケメン)なんだからそう僻むなって」

半山
「やめないか!それはそうとサイヨ、ユーのことは総帥から聞いてるな」

サイヨ
「はい。なにか判りましたか?」

半山
「例の如月が過去に片付けた事件の真相を調べてきたんだが、聞いて驚くなよ。盗賊事件の下手人とはユーも以前から面識があったっんだ」

サイヨ
「えっ?それってどういうことですか!」

天宏
「ユーが皇宮の将軍に就いたのは今から二年半前のことだ。それまでユーは鏢局の鏢師、所謂用心棒をしていた。その頃、鏢局間での取引を襲う盗賊たちと結託して金品を横流ししているという事件が起きた。結局、下手人は鏢局の使い手をしていた男と一味の仕業であることが判明したんだが、ユーはその男を役所に突き出し手柄を立てたということだ」

サイヨ
「それじゃユーに非はないじゃないですか」

天宏
「この話には続きがある。そのことに味を占めたユーは鏢師
と組んで配送品を盗賊に盗ませその一部を着服していたんだよ。だがその盗賊が裏切って盗んだ金品を持ち逃げてしまった。その盗賊一味が如月が捕まえた例の奴らだったということだ。ユーは自分の悪事が露見してはまずいとその盗賊を追っていたのに、如月が捕まえたことで自分の立場が危なくなると如月を狙っているということだ」

サイヨ
「それが皇宮に知れればユーは終わりじゃないですか!なのになぜまだその地位にいられるんですか?」

天宏
「確かにそうだがこの話には証拠がない。なぜなら盗賊一味はすべてユーの指示で処刑されてしまったからな」

サイヨ
「このままじゃユーのことも野放し状態だし、柳月だけに危害が及ぶじゃないですか!」

半山
「総帥に聞いたがお前はユーに恨みを買われてるらしいな」

サイヨ
「ユーの兄、鎮海が俺の家族にした仕打ちを皆さんもご存じですよね!」

駱冰
「総帥から聞いたわ。でもユー将軍がそのことで貴方に復讐しようとしているという確証は今のところなにもないのよ。貴方がことを大袈裟にしたら彼女も巻き込まれる。大会で彼女が乾隆帝になにをしようとしているのか、そこにユーが絡んできたら私たちが培った乾隆帝との条約もすべて壊れてしまうわ。ようやく清王朝の平和が保たれたのに台無しになってしまうかも知れないということをよく考えてみて」

サイヨ
「柳月は乾隆帝を殺そうなんて思ってない!ただ話をしたいだけだって、、、師匠はそのことは解ってくれて、会う手引きをしてくれることになってるんです」

魚同
「サイヨ、どうやらその娘に惚れたな」

サイヨ
「えぇそうです!彼女は皇帝の娘として生まれたのに皇太后に妬まれ母親を追い出され、自分も酷い暮らしを強いられてきたんです。若い娘が独りで世間を渡っていく上での屈辱感や恥辱感も味わって生きていたんです。なんとかして彼女の願いを叶えてやりたいと思うことが間違ってるんですか!」

駱冰
「落ち着いて!解ったわ。ワタシたちも明日の大会が無事成功するように力を貸すから、無茶なことだけはしては駄目よ。ワタシは彼女を信じるわ、ねっみんな!」

天宏
「我々は紅花会の同志だろ!お前とそしてお前の愛する女性が幸せになることを応援するってことだ」

半山
「ただ、乾隆帝とのこととユーのことは慎重に当たらねばいかんということも忘れるなよ。今は総帥のことを信じて待つことだ。そしてそのことが済んだら大会で鬼退治すればいいじゃないか」

サイヨ
「皆さん、有難うございます!」

魚同
「礼は成功してからだ!大会には駱冰姐さんも参加するんですから、綿密に計画を練らないとですね」

家洛
「おぉ、皆も戻っていたか!」

サイヨ
「師匠、皆さんとの話はつきました。それで乾隆帝の方はどうなりましたか?」

家洛
「今夜、湖畔の料亭で落ち合う約束を取り付けてきた。皆も覚えているだろ?あの杭州一の花魁、玉如意を交えての食事会という名目だ。必ず乾隆帝と話す時間を作るから
サイヨは柳月を連れ、二階で待っているんだ。いいな」

半山
「わしたちはどうすれば?」

家洛
「駱冰と天宏は私と同席を頼む。半山と泰来、魚同はサイヨと一緒に待っていてくれ。もしユーがこのことを嗅ぎつけて追ってきたときの用心のためだ。頼んだぞ」

サイヨは隠れ家へ向かい、柳月を饅頭店に連れてくると半山の引く馬車に乗った。
家洛と駱冰たちは先に湖畔の料亭に向かい乾隆帝と接見した。

陸嘉成(家洛)
「お久しぶりですね、東方耳殿」

東方耳(乾隆帝)
「陸殿、お元気でしたか?今日は優雅な会席を設けていただいて感謝します」

そこへ玉如意が琴の音色と共に歌いながら現れた。

東方耳(乾隆帝)
「彼女の歌声は身が清らかになりますな」

陸嘉成(家洛)
「えぇ。実にいい気分ですな」

東方耳(乾隆帝)
「それで私に会わせたい人物というのは、まさか玉如意のことではないのだろう?」

陸嘉成(家洛)~小さな紙を見せる
『お付きの人に気付かれないよう二階へ』

東方耳(乾隆帝)
「白振、玉如意と二階で会う。お前たちはここで待て」

白振
「御意!(分かりました)」

乾隆帝が二階へ向かうとそこにはサイヨと柳月が待っていた。
半山たちは障子の奥で様子を伺っている。

乾隆帝
「貴殿は?」

サイヨ
「陳家洛の弟子で方世玉と申します。そしてこちらは柳月です」

柳月
「皇上、お目通り感謝いたします」

乾隆
「家洛から話は聞いておるが、柳月とやら、私に話したいことというのはなんだね?」

柳月
「そのご様子ですと私の顔はもうお忘れですね?最後にお会いしたのはもう十年近くも前のことですから」

乾隆帝
「柳月、、、君はあの?そうだ、思い出したよ、父上と一緒に何度か会ったお嬢さんだな」

柳月
「はい、その通りでございます。では私のことをお父上、雍正帝からなにも聞いてはいらっしゃらないのですね」

乾隆帝
「お父上の妹君のお嬢さんでしたかな・・・」

柳月
「雍正帝が崩御し私の母も皇宮から去ってしまい、皇太后がそのことに口を閉ざしている以上、私の存在を知る者はもう誰もいません。ただ私の存在を貴方には知っておいて欲しいのです」

乾隆帝
「君は一体誰なんだ?」

柳月
「卢柳月、雍正帝の侍女だった卢杏児の娘です。これだけ言えばもうお分かりですね」

乾隆帝
「杏児、、、父上が一番目に掛けていた侍女、、、私もよく可愛がってもらったことを覚えている。だが、ある時から姿を見なくなった。君が彼女の娘?まさか、父親は雍正帝?そ、そうなのか?」

柳月
「お察しの通りでございます」

乾隆帝
「父上が君たちを追い出した。そうなのか?」

柳月
「いいえ。雍正帝は母を側妃として迎え入れたいと皇太后に懇願したそうですが、皇太后はそれを認めようとはしませんでした。そして母は都から追い出された形で雍正帝の下を去りました。その後も雍正帝は私には良くしてくれましたが、隠れたところでの私が置かれた待遇に自分で耐えられなくなり都を飛び出してしまいました」

乾隆帝
「知らなかった、なにも、、、もしや君は母上を赦せない、そうなんだな?しかし今となっては私にはなにもできない」

柳月
「地位など望みませんし、都に戻る気もありません。ただ皇太后に詫びて欲しいのです。侍女として雍正帝にお仕えしたにも関わらず、母は皇太后や側近の者たちに淫らな女と罵られ追いやられた、そのことだけがどうしても赦せないのです。貴方はそれを知らなかった、しかし皇太后が生きている以上、貴方にもいつかそのことを口にするかも知れません。この清王朝が貴方の手に委ねられてる以上、あの女(ひと)の言いなりになって欲しくない。それだけなんです!」

乾隆帝
「すまなかった、、今ここで私が詫びることで赦してはもらえぬか?」

柳月
「頭をお上げください、皇上」

乾隆帝
「母上ももう年だ。気位も高い上に頑固な一面もある。私が君に何かできるなら、私はなんでもする。だから私に免じて母上を赦してくれ」

家洛
「皇上!」

乾隆帝
「家洛殿、この席を設けてくれたことに感謝する。私がこのお嬢さんになにかできることはないか?」

サイヨ
「皇上、私からお願いがございます。彼女はある人物からあらぬ疑いでお尋ね者として追われています。そして明日の小鮮肉選抜と料理大会でその人物に狙われるおそれがあります」

乾隆帝
「その人物とは誰だ?」

サイヨ
「朝廷のユー将軍です」

乾隆帝
「ユー将軍とは西域の于穏海将軍のことか。なぜまた?」

家洛
「皇太后のお気に入りでもあるようですが、十分用心ならさないと危険な人物でもあるということです」

乾隆帝
「それはどういうことだ?」

家洛
「彼の素性をご存じないようですね。元は鏢局の用心棒でしたが、権力だけで将軍に成り上がった人物とも聞いています。なぜ皇太后に取り入ってるのかも気になりますし」

乾隆帝
「朝廷の将軍の中でもユー将軍は特に皇太后と接見しているのは知っていたが」

家洛
「明日の大会で事件が起きたら、庶民が巻き込まれるだけではなく、皇太后や皇上にまで危害が及ぶようなことになれば一大事です」

乾隆帝
「家洛、そなたがどうにかしてくれるのか?」

家洛
「私たちに警護を任せてくださるのなら、責任を持って護衛を務めます」

サイヨ
「皇上、お任せいただけますか?」

乾隆帝
「分かった、任せよう。それと柳月とサイヨには悪いようにはしないと約束する。それで良いか?」

柳月
「分かりました」

家洛
「サイヨ、私は皇上ともう少し話がある。先に彼女を連れて皆と戻っていなさい」

サイヨは柳月の手を引き湖畔の料亭を出た。

家洛
「兄上、お聞きいただいて有難うございました」

乾隆帝
「方世玉か。いい弟子を持ったな」

家洛
「はい。兄上、先ほどは柳月がいたので口にしませんでしたが、ユー将軍の兄である鎮海という男はかつて紅花会の二代目総帥の座を狙いサイヨの家族に危害を加えた男です。もしかしたら兄上の秘密に関することで皇太后を脅しているとは考えられませんか?」

乾隆帝
「母上は子供がすり替えられたことさえ知らないとお前は言っていたではないか。それにユー将軍の兄がそのことを知っていたという証拠はあるのか?」

家洛
「秘密の実態は知られていませんが、乾隆帝になにかしらの秘密があるということは耳にしていたはずです。皇太后がなぜユー将軍のような人物をこれほどまでに優遇しているのかが不思議なのです」

乾隆帝
「解った。そのことも含めて明日の大会で起こりうる騒動の一部始終はすべてお前たちに託す。家洛、頼んだぞ」

家洛
「お任せください。それでは柳月たちと交わした約束のことは宜しくお願いします。明日の大会でまた」

家洛は饅頭店に戻り、明日の大会での作戦を練り始めた。

家洛
「いよいよ明日だ。小鮮肉大会と料理大会で起こりうる騒動を必ず阻止するために、各々の役割を決めることとしよう」

天宏
「小鮮肉大会の参加者は全部で十名。そして料理大会の予選通過者は五名です」

駱冰
「ワタシは予選通過者の一人として柳月たちを守るわ」

柳月
「駱冰さん、あたしもなにかあったら戦う覚悟はできてます」

半山
「料理大会の優勝者が小鮮肉大会の優勝者に料理を振る舞うことになってるんだな」

魚同
「小鮮肉大会の参加者もすべてが武功者とは限らないし、ユーたちの配下がサイヨ目当てに騒動を起こしたら危険ですね」

駱冰
「魚同なら小鮮肉の中に紛れ込めるんじゃないかしら?」

魚同
「無理ですよ」

天宏
「いやお前は十分小鮮肉だぞ」

家洛
「ユーが皇太后の護衛として参列することは間違いないんだ。私たちもすぐ近くで待機していないとなにか起こってからでは遅いということだ」

泰来
「観客として舞台の下にいるのでは遠すぎますしね」

天宏
「やはり魚同は小鮮肉の一人に紛れて、私たちも途中で入れ替わる作戦はどうでしょう?」

サイヨ
「小鮮肉のうちの五名が皆さんってことですね」

駱冰
「サイヨ、天宏、魚同、半山哥、そして貴方?」

半山
「わしと泰来は変装しても年齢的に無理がある」

家洛
「私と半山、泰来の三人は乾隆帝の兵に扮し控えているということでどうだ?」

泰来
「それがいいですね」

家洛
「あとは力を尽くすだけだ。皆、頼んだぞ!」

サイヨ
「よーし、きっと天も味方についてくれますよ!」

第九章に続く、、、

Re: 『天照庵12周年記念企画』リレー小説 再び!

by hiyoko » 2018年2月09日(金) 16:36
七章

柳月はサイヨから突然の告白にどまどっていた。

その時柳月はふだんの勇ましい言葉はなく
しどろもどろではないけどサイヨの真剣な目に
押されてしまい、「仕方ない…彼女になってやる」
などと言い・・皇帝に会う事と一緒にちゃんちゃんと
進んでしまった・・・・・。

そして数分後のそのあと・・どこにも身を寄せることができない
柳月は家洛が密かに使っているという昔の邸宅に案内されて
そこでサイヨが帰ってくる間 私・您と一緒にいることになった
お互い?お尋ね者になってる気分だった・・。

家洛の昔の屋敷――

柳月「まいったな・・・どうにもならないや・・
どうしてかわいいとかいうんだよ」

私・您「貴殿照れているだろ・・まあサイヨは率直だからな」

柳月「うんなわけないだろ! お前こそ誰か好きな奴いねーのかよ?」

私・您「現世に戻らなければいけないからな
そんな余裕はない・・」

柳月「えーかわいくねえのーそんなんじゃ
元に戻っても幸せに離れないぞー」

私・您「私の事より貴殿の事の方が今は一大事じゃないのか?」

柳月「あ?」

私・您「皇帝に会う事になってるんだろ?己の希望で」

柳月「あー・・・うん お前が行くか?」

私・您「何を言ってるんだ・・顔が違うだろ
よく見てみろ」

そう私・您と如月は顔を見合わせたが
柳月「なあーそっくりだぞ お互い同じ顔って事だな」

私・您「・・・・・・・でお前は入れ替わるって事を
考えてるのか?」

柳月「ああー兄弟って事で会いに行ってもいいけどなー」

そういって二人でぶつぶつ言ってるとサイヨが来た。

サイヨ「あ・・・・の」

柳月「なんだよーさっきの元気はどうしたよ??
何が惚れてるだ お前自分の立場分かってんのか?」

サイヨ「え?そんなこと言ったけ?」

しらばっくれるサイヨ・・。

柳月「おまえーいい加減なこと言うなよ
俺はなあ・・マジでビビったんだぞ
ま・・気持ちは受け取らなきゃだ」

サイヨ「それ・・OK?」

柳月「おいおい・・・町の真ん中で言われて
断れる事が出来るか!そんな俺が守りたいなら
とりあえず服買ってこいよ女はなー
綺麗でなきゃ何もかも終わりなんだよ・・」

サイヨ「なぜー・・・・・・お金ないのにー
じゃ40億出してよそうしたら買ってくる」

サイヨ「僕も一人前の男として認めれる事が
大事だからねー柳月ちゃん♪お手柔らかに」

そういってふふ~んと妙に態度が一変した。

柳月「よくまあしゃあしゃあと言いのけるんだなー
昔の友でもないけどそうゆう―軽い奴がいたよ・・
あれは華っていったけどな サイヨよりすこし
年上だったぞ 奴は妓楼の主だったな・・・」

この話に私・您の中の人間は無言で茶を飲んでいた・・。

そんな私にサイヨは何か助けてほしいのかどうかは
分からないが如月があまりにサイヨを避ける様に
座る位置を変えたのでサイヨは「・・・」であった。

サイヨ「您も何か言ってよ・・」

私・您「この話は絡みずらくてな私の眼中には入ってない」

サイヨ「も・・・・(早く違う中身に変わらないかなー
強いんだけど硬いよ・・・・・・・・・・汗)

私・您「何か言ったかな?」

サイヨは「いやーなにも・・・・・・汗
(勘付かれるところだった)」

サイヨは冷や汗が出たのを素知らぬふりをして
話題を変えた。

サイヨ「家洛さんの話でさ、柳月、皇帝に会う事になったんだけど
どうする?」

柳月「コイツに行かせろよ・・俺?より礼儀正しいぜ」

サイヨ「わー完璧男だね柳月。」

柳月「だいたいなー女ってのはメンドクサイんだよ
気を使わなきゃいけないしな」

サイヨ「・・・生まれ変わった方がいいと思うけど」

先ほどまで熱く語ってたサイヨは一気に冷める様に
現世の柳月に毒づいた。

柳月「その毒づきはぜってー忘れねえからな」

サイヨ「やっぱり・・・・您が行った方がいい
家洛さんもその方が恥をかかないから」

私・您「家洛殿は彼女を連れていく事が大事になるのだろう?
顔が同じという事で入れ替りは家洛殿に失礼ではないか?」

私・您 そういいサイヨの提案をそれとなく否定した。

サイヨは言いだした「じゃ!家洛さんに見てもらおうよ明日
李全さんも来るって聞いたし」

私・您「・・・・・」

柳月「ほー二人も審査するのか?同じ顔をみて
おどろく顔が見えるなー」

私・您「・・・・・・・・・・・」

サイヨ「じゃ決まりだね」

何かまたとんとん拍子に決まり
翌日の朝家洛にに会いに行った三人だが
そこで悲劇が一つ・・・・・・

私・您の中身がまた変わったのだった。
この事はまだサイヨも柳月も知らず
私・您の中が変わった人格はそれは世にも
恐ろしい??人間となっていた・・・。


―家洛さんと李全さんと・・顔見世――

明くる日・・・・良い天気に恵まれサイヨは元気に私・您を呼びに行き
柳月を叩き起こした・・・。

柳月は例によってかなり怒り・・・・さっそく??夫婦??喧嘩のよーな
事になっていた・・・・・・・・・・。

そしてぼんやりと起きた私・您は「?」・・・

サイヨ「您おはよう」

私・您「誰だ?お前?」

サイヨ「え?僕サイヨだよ」

私・您「下僕か?」

サイヨ「なんだそれ?」

私・您「まあいい・・・・・・髪を梳け」

サイヨ「そんなん自分でやれよ」と冷たく言いのけたが
私・您は「お前私を誰だと思っている!!」

サイヨ(え?だれだって?町で倒れてたのを助けたのは
僕だぞ・・なにが誰だって?いうんだよー感謝がないんだよ
感謝が!たくもう!!!!!!殺す!)とじろっと睨んだ。

私・您有無も言わさずサイヨの手を取り抑え込んだ。

寝起きが悪いのか??とサイヨは抑え込まれた体を元に戻し
手を軽くはねのけたつもりだが
您が鬼の形相をした顔をサイヨは見て「え・・・・・うそ
マジで・・変わったのか?こんな時に!!!!勘弁してくれよ—・・」

そう呟くと思わず「柳月!!ちょっと来て!」

サイヨは叫んだ。。このさい 男女??どうしで
語り合ってくれた方が良いと思いそこを退散しようとした。

柳月「なんだよー朝から・・」
柳月「お?夫婦喧嘩か?? 您エラク色っぽくなって
色白だなーいつからだ??昨日は男らしい肌していたのに・・
化粧でもしたのか?」

サイヨ「もーからかってる場合じゃないだろ・・如月・・」

柳月は普段のサイヨのふいんきからちょっと違う事を察した。

柳月「您・・俺が髪を梳いてやる、だからサイヨの手を離せよ
アイツは坊ちゃんだから知らないんだよ・・」

私・您は「貴方が・・・お願いできますか?」と来たもんだ・・

それは人懐こそうな顔を急にしていた・・
さっきまでの殺気はなんだったんだろう・・・と。

柳月「ではではお客様—どのような髪がおすきですか?」と
言いながらどこから持ってきたのか?髪を梳きはじめ
器用にまとめてかんざしを挿した。

私・您「とても気持ちよかったです ありがとう」

サイヨ「全然違う・・(昨日硬いから早く変わってほしいって
言ったから変わったのかなーでも扱いづらいよーもー
神様どうしてーこんなときにーーーー)心の中で呟き

私・您は「サイヨ家洛の邸宅に案内しろ」と命令口調で
突然言ったのだった

サイヨ「はいはい・・・お嬢様」

そう思わず言いながら「はあ・・・・・早く違う人に変わってよー」
などと都合にいい事を呟きながら支度をし家洛の家に三人は行った。

家洛「おちついたか?」

柳月「ああ・・まあ」

家洛「您殿 気分がすぐれぬか?大丈夫か?」

李全は少し警戒をしていた。

李全「您・・・・・・・・何を考えている?」

私・您「家洛お前の首を採れば皇帝も黙るだろ
その首を出せ」

李全は 您の殺気を見抜き一瞬にして彼女の首を叩き
彼女は目を閉じた。

家洛「なにがあったのだ・・・・」

李全「悪魔にでも取りつかれていたのでしょう・・
もう大丈夫」

そういいまた手際よく您の目を覚ました・・。

私・您「え???????」
李全「おお元に戻った」

サイヨ「元に戻ったって・・・・・・今度は誰だよ」

柳月「毒気を無くしただけじゃないか?美人さんだしな」

サイヨ「そんな事言って場合じゃない・・
家洛さん見ろよ俺を疑ってる・・」

柳月「家洛って・・警戒心がないのか?」

サイヨ「毎回您の中が変わるんだよ・・」

柳月「・・・記憶喪失と二重人格じゃないのか?」

サイヨ「それ何?」

柳月「黄飛鴻師父が知ってるぞ 師父も記憶喪失になって
大変な事になったそうだからな」

サイヨ「へ―――――師父がねえ~」

そんな無駄口を叩いているうちに您はホロホロと
した綺麗な女性に変わった。

家洛「・・・・・・・・・・・え?」

サイヨ「あのですね~柳月が言うのに自分が皇帝に
会うとユー将軍がその事を知り画策して自分たちを
襲うの事が予想されると思うのです」

李全「だから 私・您を身代というわけか?」

サイヨ「まあ簡単に言えば・・」

家洛「それは皇帝に失礼だ・・」

李全「ユーか間違いなしに宮殿までの道のりで襲うだろう
您を身代わりにすれば あの大会まで柳月殿をかくまう事ができる」

家洛「そんな事をしたら・・・・・・・危険である」

サイヨ「您はああみえて結構腕があるんですよ
何とかなるでしょう」

家洛「・・・・・」

李全「家洛その方がいいと思うが、柳月殿がユーに連れ去られたら
元もこうもないそれに皇帝に会う途中にユーに襲われたとなったら
皇帝もすぐに柳月を出せとは言わないからな・・
安全に事を運ぶのであれば您殿に身代わりを務めてもらう事が
一番だろ思う・・」

家洛「您殿はそれでいいのか?」

私・您「ええ・・」

家洛は您を見て少し赤くなっていた事は李全とサイヨと柳月しか知らない・・。

そうして話が終わると柳月サイヨとその後の事を話し
私・您は柳月になるために化粧や衣装を着替えた。

李全「家洛は您殿の様な女性が好きと見える」

サイヨ「・・・・・ド・・・ド・・ウともいえませんけど」

柳月「イヤーあれは・・一目ぼれだな」

サイヨ「でも・・また変わったら乱暴になるし」

李全「いや・・・案外そうゆう外見と中身が違うというのが
良いのでは?」

柳月と李全は笑うがサイヨはどことなく胸騒ぎして
「家洛総帥は彼女を殺すかもしれない・・・」

李全「なぜ?」

サイヨ「皇帝の娘が二人もいるって事は
あってはならない・・だってそうだろ?・・柳月」

柳月「・・・そうなのか?」

李全「皇帝の娘は漢人だった・・・は事実まずいだろう・・・」

柳月「でも・・皇帝とはちゃんと会う
それが宿命だから」

サイヨ「さて忙しくなるなあ~・・柳月僕が必ず
守る!」

柳月「ああ期待してるよサイヨさん」

こうして色んな算段をしていたが如月は最初から
あわない事などこれっぽっちも思わず
再会を果たす事を第一としていた。

そして・・もう一つ気がかりが・・

三人はふと殺気を一番殺していたのは家洛??
疑いたくない事だった・・。

だから皆守る 李全とサイヨは心に決めていた・・。

タブレット―――

>>>猫ナビ >>>仲伍=ワンシンク―が出るとこうなるのか・・。

ユーロ「あんたがキャスティングしてよく言うよ
あと少しでサイヨを殺しかけたんだぞ!」

>>猫ナビ>>>でも李全さんが喝をいれたので毒気は抜けて
いるよ。

ユーロ「柳月って俺?」

>>猫ナビ>>今気付いた?? 

ユーロ「柳月どうなるんだよ・・それに您殺されるのか?」

≫>猫ナビ>>ワンシンク―だよ?簡単にやられるわけないって
そんななよなよしても何となるさ♪「なんちゃーない♪」

ユーロ「そういって・・・はなしもクライマックスに差し掛かるのに
そんな風でいいのか?そして告白された俺はどうなるんだ?」

≫>猫ナビ>>お嫁さんになればいいじゃん♪
「お嫁サンバ歌ってあげるから」

ユーロ「俺も現世に帰りたいの!!何とかしろー女装のままじゃなくて・・
でも俺結構最後良いこと言ってるよなー」

>>猫ナビ これも成り行きだからねー それにユーロって決定
したわけでもないし案外そこはリュウだったりしてね性格的に。

ユーロ「おい・・聞いてないぞ!!!!!リュウだと!!なんでそうなるんだよ」

>>猫ナビ>>ま。。なる様にしかならないからあきらめてほしい
うんじゃねー!

ユーロ「猫ナビ!!!!!!!!!(怒)」

>>>猫ナビドロン~(逃)しゅたたたー

スー「・・・・・・・・・・・」無言


タブレットの声が家洛たちに聞こえたらよいのだが
できないのが人生らしい・・。?! こうして物語は佳境に差し掛かり始める・・

つづく

Re: 『天照庵12周年記念企画』リレー小説 再び!

by ミコ » 2018年2月07日(水) 13:16
hiyokoさんからの続きです。

第六章

掲示板に貼られたお尋ね者の女性とあの易者が同一人物かどうかも確かめなくてはならない。

大勢で押しかけても怪しまれると思った家洛はサイヨと二人だけで易者の下を尋ねることにした。
泰来と駱冰はその前の酒処で様子を伺っているが、如月ではないかと思われるその易者は見事に男装していた。

泰来
「半山哥の見せてくれた似顔絵の女性と同一人物とは思えんな」

駱冰
「似顔絵が数年前の顔とはいえ男装するだけでああも変わるものかしら」

泰来
「なにか決定的な証拠があればあの易者が陸殿が数年前に出会ったあの女性と同一人物であることが証明されるんだがな。まずはあの易者が女性かどうか見破ることができればいいのだが。なぁ、老婆、女であるというなにかってなんだ?」

駱冰
「そうね。声色を低めに話すことで男性になりすませるし、仕草だけでは曖昧だし、、、」

泰来
「おっその耳飾り、してくれているんだな」

駱冰
「そうよ。だって貴方が誕生日にってくれたものですもの。そうか、耳飾りよ!」

泰来
「耳飾り?」

駱冰
「もしあの易者の耳たぶに穴が開いていれば間違いなく女性よ。どんなに男のまねをしてもそこまでは騙せないでしょ」

泰来
「サイヨたちがそこに気付けばいいが」

駱冰
「ワタシが確かめてくるわ」

駱冰は店を出るとサイヨの後ろまで行ったところで、懐から財布を盗むまねをし走り去った。

サイヨ
「ん?なんだ?」

易者
「お客さん、ぼーっとしていては駄目ですよ。すりですよ、財布は大丈夫ですかな?」

サイヨ
「えっ、(懐を探る)あぁ大丈夫だけど」

易者
「この辺も最近は物騒だ。気をつけてくださいよ」

泰来の下へ戻った駱冰は、こう伝えた。

駱冰
「あの易者は間違いなく女性よ!」

泰来
「耳たぶに穴が開いてたってことか?でもそれだけではあの女性が如月だという証拠にはならないな。もう一度みんなのところに戻って如月の特徴を洗い直してみるか」

駱冰
「サイヨは総帥に任せてとりあえず饅頭屋に戻りましょう」

ー劉豪饅頭店ー

半山
「どうだった?」

駱冰
「あの易者が女性だというところまでは掴めたわ」

天宏
「どうやって?」

泰来
「女性には女性が判ると言うことだよ」

天宏
「ん?」

駱冰
「これよ!」(耳飾りを触る)

天宏
「・・・耳ですか?」

泰来
「耳飾りはしていなかったが、耳たぶに穴が開いていたんだよ」

天宏
「なるほど、さすがですね!」

半山
「だがそれだけでは如月であるという証拠にはならんな」

天宏
「あれ、総帥たちは?」

泰来
「あのままもう少し様子を見させることにして私たちで決定的な証拠掴みをすることにしないか?」

半山
「別行動か。ところでサイヨは大丈夫なのか?」

魚同
「オレもそれが心配ですよ」

泰来
「総帥が一緒だ、大丈夫さ」

駱冰
「総帥には伝言を残して、ワタシたちは別の線から如月の特徴をもう一度決定的に洗い直しましょう!」

半山
「やはり彼女の過去を知るあの人のところか!」

半山たちは家洛への手紙を残し、如月のこれまでの動きをもう一度探ろうと出かけていった。

饅頭店に戻った家洛は半山たちが残した手紙を目にする。

サイヨ
「あれ、皆さんたちはどこへ?」

家洛
「易者はやはり女性だった。皆は更なる証拠掴みに出かけたよ」

サイヨ
「ぼくは易者が女性だと気付けなかった。どうして判ったんです?」

家洛
「女性が付ける耳飾りだよ。易者の耳には穴が開いていたと掴んだらしい」

サイヨ
「そこまでは気付かなかったな。皆さんはもしかして俺のことを信用してないんじゃ?」

家洛
「なぜそう思うんだ?」

サイヨ
「俺は紅花会の名簿に名を連ねているだけで、これまでも皆さんとは面識がなかった、だから、、、」

家洛
「紅花会とは反清復明を誓う秘密結社だ。この世が満州人の手に治められている以上、漢人はそれに従わないだけで謀反人として扱われてしまう世の中だ。漢人である私たちがこうして生きていられるのは乾隆帝の出生の秘密と交換に取引したことはお前も知っているな?」

サイヨ
「はい、そのお陰で父さんは処刑から免れたんですから。家洛師匠は二代目総帥として皆さんの信頼も得ているけど俺はこのあとどうすれば?」

家洛
「半山たちがきっと証拠になるなにかを掴んできてくれるはずだから、お前は彼女が正体を現すまでぴったり張り付いて離れないことだ、いいな」

サイヨ
「でももし彼女が俺たちのことに気付いていたらどうすればいいんです?」

家洛
「もし本当に彼女が暗殺を企てているとしても警戒しているのは私たち紅花会と朝廷だ。お前と紅花会の繋がりを知らない彼女は方世玉という人物には眼中にないってことだよ」

サイヨ
「それは確かにそうですけど」

家洛
「お前の父、方徳氏は会に利用されたとしか世間も思っていない。ましてやその息子であるお前が秘密結社である紅花会の一員であることを知っているのは私と十三人の頭たちそして劉爺さんだけだ」

サイヨ
「それで師匠はこのあとどうするんですか?」

家洛
「私も皆と合流して如月を外面から調べる。三日後の大会前日にはここに戻るから、お前もこれからの三日間で如月を直接調べてくれ。いいな頼んだぞ」

サイヨ
「できるかな~」

家洛
「お前ならできる。三日後の夕刻、またここで落ち合おう!」

家洛は半山たちの残した足取りを手掛かりに跡を追った。
一人になったサイヨはもう一度如月に接近するためにどうすればいいか試行錯誤していた。

劉豪
「サイヨ殿、どうしたんです?そんな顔して」

サイヨ
「ねぇ劉爺さん、女の子に近づくにはどうすればいいかな?」

劉豪
「意中の女性がいるんですね?」

サイヨ
「そうじゃないよ。その女性は敵か味方かも判らない。ほら、この間劉爺さんが見たって言うあの易者のことさ。あの易者は女性だったんだ」

劉豪
「えっあの易者が?では男装していたということですか」

サイヨ
「でもどうして男装までして身を隠しこの街にいるのかな?陸菲青大侠と出会ったあの頃も男装して旅をしてたって言うし」

劉豪
「女が一人で旅するにはそれなりの覚悟がいりますよ。強盗や与太者に襲われないよう男のまねをして渡り歩いていたのではないですかね」

サイヨ
「師匠たちとはしばらく離れて行動することになったんだ。三日後に落ち合うまでここに置いてくれるかな?」

劉豪
「もちろんですよ。家洛総帥の愛弟子であるサイヨ殿のことならわしが責任もって面倒見させていただきます!」

サイヨ
「有難う、劉爺。それでどうやって近づけばいいかな?」

劉豪
「あの易者はこの先の三楽楼という飯処でもよく見かけますよ。今夜行って接触してみたらいかがです?」

サイヨ
「三楽楼だね。よし、一か八か当たってみるよ!」

その夜サイヨは変装し三楽楼を覗いてみたがあの易者の姿はなかった。しかしどこかあの易者の面影がある書生が奥の席に座っているのを目にした。

サイヨ
「あれお前、阿杰じゃないか?久しぶりだな、俺だよ、大世(ダイヨ)だよ、忘れたのか?」

書生
「阿杰?人違いだ」

サイヨ
「人違い?いやそんなはずはない。なんだ、よそよそしいな。五年ぶりか、さぁ一杯やろう!」

書生
「貴様、しつこいぞ!」

サイヨ
「そうか、俺の勘違いか。でもいいさ、これも何かの縁だろ。一人で飲むより二人がいい。人違いしたお詫びに俺が奢るから一緒に飲もう!いいだろ、つき合ってくれよ」

書生
「呆れた奴だな。仕方ない、つき合ってやるよ」

サイヨ
「それは有り難い。俺はこの街は初めてなんだよ。しかし物騒だね、あんたもお尋ね者の貼り紙を見たろ?」

書生
「あーあの貼り紙か。ダイヨさん、あの如月ってお尋ね者を朝廷の役人ごときが捕まえられると思うかい?」

サイヨ
「どうかな?でもあの如月ってお尋ね者は相当な腕の持ち主だって聞いてるから、もし役人に見つかっても逃げられるんじゃないかな。それに変装の腕もなかなからしい。今日は易者、明日は書生ってな具合に姿を変えて渡り歩いてるんじゃないかな」

書生
「やけに如月って女に詳しいんだな」

サイヨ
「素顔がどんなべっぴんさんなのかも気になるしね。ん?俺の気のせいかな?あんたが女性だったらあの如月に似てるね、瓜二つだ。あーそうそう、昨日あそこの角で占ってもらった易者にも似てる気がするのはやっぱ気のせいかな、ハハハ」

書生
「おい、貴様何者だ!」

サイヨ
「あんたこそ何者だい?」

書生
「痛い目に遭いたくなかったら黙って一緒に外に出ろ!」

サイヨ
「お前こそ、正体をばらされたくなければ俺と一緒に来てくれ!」

二人で店の外に出ようとしたところに朝廷の役人数人が店に入ってきた。

役人その壱
「いいか、皆の者。そのままそこに伏せろ!」

サイヨ
「ヤバい、役人だ」

書生
「戦うか、それとも逃げるか?」

サイヨ
「やっぱりあんた、役人から逃げなきゃいけない理由でもあるのか?」

書生
「うるさい!つべこべ言わずにどっちか決めろ!」

サイヨ
「よし!」

そう言うとサイヨは書生の腕を掴むと一目散に出口に向かい走り出した。

役人その弐
「おい、そこの二人!逃げるとは怪しいな。おい、逃がすな、早くとっ捕まえろ!」

サイヨは役人の腕を掴むと蹴りを一発食らわせ、外へ逃げ出そうとした。

役人その壱
「逃がすな!」

そこへ一人の厳つい男性が現れ出口を塞いだ。

役人その壱
「于(ユー)将軍!」

于穏海
「まったくお前たちに任せておいたらこのざまか。この役立たずどもが!」

サイヨ(耳打ち)
「おい、、あいつ誰だ?」

書生(耳打ち)
「知らないのか?西域の鬼将軍と呼ばれてるユーだよ」

サイヨ(耳打ち)
「強いのか?」

書生(耳打ち)
「あの腰についてる鉄錘でやられたら一溜まりもないぞ」

サイヨ(耳打ち)
「いいか、俺がこの膳をひっくり返すからその隙に逃げろ!」

書生(耳打ち)
「ダイヨ、お前はどうするんだ?」

サイヨ(耳打ち)
「奴の狙いはお前だろ、いいから逃げろ!行くぞ、一、二、三!」

サイヨは出口付近の膳を思い切りひっくり返すとユー将軍に体当たりした。

于穏海
「貴様、邪魔する気か。よし、それならお前もついでにとっ捕まえるまでだ」

その隙に書生は役人二人を殴り蹴りして外へ走り出た。

サイヨ
「将軍様、俺がなにをしたって言うんです?」

于穏海
「お前はどうでもいい!だが邪魔したことは赦されぬ行為だ」

サイヨ
「俺もあいつとは関係ない、酔っ払っていちゃもんつけてきたから相手になってやろうとしただけです。だから赦してくださいよ。ところで将軍様、さっきの奴は誰なんです?もしかしてお尋ね者ですか?」

于穏海
「知らぬなら教えてやろう、お尋ね者の陸如月だ」

サイヨ
「如月って、あいつ女だっだんですか?」

于穏海
「奴を捕まえれば懸賞金が出る。まぁおれ様が欲しいのは金よりも名誉だがな。お前ごときにかまってる暇はない、さっさと行け!」

サイヨ
「は、はい」

そそくさと店を出たサイヨは辺りを見回すが書生の姿はなかった。
途方に暮れながら歩いているとどこからか小石が飛んできた。キョロキョロとあちこち見回すと、向かいの鍼治療の看板がある店の前で、ひとりの初老の男が手招きをしている。
サイヨが不可思議な顔で治療店に入ると、その初老の男は帽子を脱ぎ付け髭を取った。

初老の男
「さっきは助かったよ」

サイヨ
「き、君はさっきの書生さん。色んな顔があるんだな。陸如月?」

如月
「役所に突き出せば懸賞金が手に入るのに、なぜあたしを助けた、方世玉!」

サイヨ
「なぜだろな。困ってる人を見ると放っておけない性分だからかな。俺のことも知ってるんだね」

如月
「廣東一の武術の達人で、義に厚い天下の男前の方世玉でしょ。ここにくる前に噂で聞いてたわ」

サイヨ
「なぜ追われてる?」

如月
「あたしが与太者や盗賊退治で手柄を横取りしたって変な因縁付けられただけよ。あの鬼将軍のユーは皇宮の腰巾着だから一旗揚げたい一心であたしを陥れようとしてるのさ」

サイヨ
「それだけじゃないだろ?春節に催される大会でなにをしようと企んでるんだ?」

如月
「春節の大会って料理大会のことね。確かに参加申し込みはしたけど企んでるってなんのこと?」

サイヨ
「君がすべてを話すまで付きまとうぞ」

如月
「すべてってなんのこと?」

サイヨ
「陸菲青大侠の下で双剣の修行をし、そんなにべっぴんさんなのに男装して世間を欺きながら渡り歩くにはなにか理由があるからだろ!君の過去のこと、そしてこれからのこと、すべてを知るまで離れないぞ!」

如月
「べっぴんさん?あたしが?お世辞も上手いのね」

サイヨ
「お世辞じゃないよ、思ったことを正直に言っただけだ」

如月
「んふ、義に厚い男前だけじゃなくて世渡りも上手そうね。でもそこまで知っててあとはなにを知りたいの?それに貴方になんの関係があるの!!」

サイヨ
「助けたいんだ」

如月
「助けるってなにから?朝廷を敵に回したら貴方もただじゃ済まないわよ」

サイヨ
「大会参加の本当の目的はなんだ?それを知るまでは引き下がらないぞ」

如月
「勝手にすればいいわ。あたしはもう逃げないわ、会いたかったらまたここに来ることね!」

サイヨ
「俺はこの先の劉豪饅頭店にいる。君も俺に会いたくなったら来ればいいさ。そうだ君の本当の名は?陸如月は偽名なんだろ」

如月
「卢柳月(リウ・リュウユエ)よ」

サイヨ
「そうか、陸如月と卢柳月は読みが似てるな、それでだね。あーそうだ、あのユーっていう将軍どっかで見た気がするんだけど、西域の将軍って言ってたよな」

柳月
「元はただの武功人よ。腕だけで将軍にのし上がったらしいけど、なぜか皇后に取り入って気に入られているらしいわ。まぁ将軍というのは肩書きだけで皇宮の用心棒ってとこよ」

サイヨ
「ユーか。ユー、どこかで見たことあるんだよ、あの厳つい顔とあの目つき、、、」

柳月
「于穏海(ユー・ウェンハイ)って名よ。そうそう、兄がいたらしいけど、誰かに殺されたってそのことを相当恨んでいるらしいわ」

サイヨ
「思い出した!于鎮海だ」

柳月
「于鎮海?誰なのその人」

サイヨ
「ある組織の二代目の座を狙ってみんなを陥れようとした汚い男さ。母さんもその男に酷い仕打ちを受けたんだ。だから俺が、、、」

柳月
「お母さんが?もしかして貴方がユーの兄を?もしそうなら貴方も危ないわ。ユーがそのことを知れば貴方もきっと」

サイヨ
「その時はまた成敗するさ」

柳月
「その兄って人は汚い男だったかもしれないけど、仮にも弟のユーは朝廷の将軍なのよ」

サイヨ
「あいつがなぜ皇宮に取り入ってるのか、化けの皮を暴いてやるさ。俺にだって皇宮に強い味方がいるんだからな」

柳月
「皇宮に?貴方は満州人の味方なの?」

サイヨ
「あっ間違えた。他に仲間がいるって言おうとしただけだ。とにかく君を救いたい。だからもう男のまねはよして堂々と女性として生きて欲しい」

柳月
「方世玉っていう男があたしの味方なのか、敵なのか?それはどうでもいいわ。ただあたしに付きまとってもいいことはないわ」

サイヨ
「どうして?それは君が皇宮の人間を憎んでいるからか?そうだろ!」

柳月
「それを知ってるなら貴方も敵ね!貴方も漢人でしょ。なのにどうして?」

サイヨ
「とにかく、君のその心の内の闇を俺が消す!」

柳月
「どうして、そこまで?」

サイヨ
「君のことが気になるんだ!放っておけないというか好きというか、、、」

柳月
「なにを急に言い出すの?さっき会ったばかりなのに、ちょっと男前だからって自惚れないで!べっぴんさんとか言っておちょくって、義に厚い武術の達人だなんて笑わせるわね。貴方も所詮、女好きの軽い男のようね!」

サイヨ
「自惚れ?軽い男?そこまで言われる筋合いはない!でも判ってくれ、君をこれ以上危ない目に遭わせたくないだけだ。料理大会でなにをしようとしているか判るまでは付きまとう。いいな!」

柳月
「料理大会でなにをするって、あたしはただ料理好きなだけ。他になにもないわ!」

サイヨ
「もう行くよ、饅頭店にいるから、、、気が向いたら。じゃあ」

サイヨは鍼治療店から走り去った。

柳月(呟き)
「方世玉、、、貴方は一体何者なの?そしてどうしてあたしに付きまとうの?好き、、、勝手に一人で想わないでよ。あたしだって貴方のことは嫌いじゃないわ。でも、、、あたしにはやらなきゃならないことがあるのよ、解って、、、」

その頃、半山たちと合流した家洛は如月の過去を調べてるため、如月の師匠でもあった陸菲青のいる浙江省の銭塘江にいた。

家洛
「お元気でしたか?」

陸菲青
「あぁなんとかね。わしもすっかり年を取ったよ」

半山
「でも腕は衰えていないようですね」

陸菲青
「お前だってその暗器を操る指捌きは右に出る者はいないな」

泰来
「張召重はどうなりましたか?」

陸菲青
「まったくあいつもあれだけの腕を持っているというのに、朝廷の将軍という肩書きを利用してそれを間違った方向へ使った大馬鹿者ですよ。諭したんですが、理性が許さなかったのでしょう。頭を冷やしたいと言って出て行きました」

家洛
「乾隆帝も彼には信頼を置いていたようですから、姿を消してしまったことには納得していなかったようですよ」

陸菲青
「あれから乾隆帝とは?」

家洛
「約束は守ってくれています。こうして漢人である私たちが圧制されずにいられることが何よりの証拠ですよ」

陸菲青
「そうですな。それでわざわここまでいらしたのは如月のことですね」

駱冰
「彼女は鴛鴦刀の使い手だって聞きましたが、陸大侠がなぜ?」

陸菲青
「きみが得意とするあの技を教えたことは謝るよ。そもそも彼女との出会いは、暴漢に襲われぼろぼろの服で怯えていたところを助けたのがきっかけだった。飯を与えどうにか気を取り戻した彼女は強くなることに必死だった。女性が一人で生きていくための力をどうしても手に入れたかったんだろうな。それで女性でも使える技をと思い、双剣を選んだんだ。名前も言おうとしなかったからわしが如月と名付けたんですよ」

駱冰
「そうでしたか」

家洛
「その時彼女は何か話しませんでしたか?生い立ちとか一人で旅をしていた理由とか」

陸菲青
「ぼろぼろの服は来ていたがどこか育ちがいいというか、どこか品があった。食事の仕方や時々出る言葉遣いとか上流階級で育てられたかのような独特の雰囲気がね」

半山
「なぜあの時話してくれなかったんです?」

陸菲青
「お前が慌てていたからだろ!聞けば答えたさ」

魚同
「半山哥はせっかちだから!」

家洛
「私たちが思うところに彼女は皇宮の人間だったのではということなんです」

陸菲青
「皇宮の?まさか!」

家洛
「貴殿は紅花会に手を貸してくれた方ですからお話ししますが、実は彼女は雍正帝の娘ではないかと睨んでいるのです」

陸菲青
「雍正帝の娘?ということは貴方と乾隆帝の妹と言うことですか?」

家洛
「正確に言うと血縁ではありませんが」

陸菲青
「乾隆帝が実は漢人で貴方の実兄であり、すり替えられた息子であったということは誰にも知られてはならぬ秘密ですからね」

家洛
「そういうことです。もし彼女がその義妹であるとすれば、皇宮を追い出された母親の報仇で乾隆帝をどうにかしようとしてるのではと考えているのです」

陸菲青
「複雑ですな。雍正帝に娘がいたなんて初耳ですよ。わしの下にいたあの如月が雍正帝の娘だということが事実なら、なにか起こりそうですな」

家洛
「そうなんです。春節に催される料理大会で如月が乾隆帝がになにかしようと企んでいるとすれば何としてでも阻止しなくてはなりませんから」

陸菲青
「料理?そう言えば如月はよく料理をしてくれましたよ。それがとても美味くてね。庶民が口にする物と言うよりは上流階級の味とでも言うんですかね。どこで学んだのかと尋ねたら母親が作ってくれたのを思い出してやってみたって言ってましたよ」

半山
「間違いない。やはり如月は雍正帝の娘と思って良さそうですな」

天宏
「遅くなりました」

家洛
「なにか判ったか?」

天宏
「鐵胆荘に寄ってみて良かったですよ。あの如月に懸賞金を賭けて追っている人物が判りました。西域の鬼将軍と呼ばれているユーでした」

泰来
「ユー将軍と言えば泣く子も黙る冷酷非道の鬼将軍だな」

家洛
「ユー?」

天宏
「えぇ于穏海です。兄が何者かに殺されたことも恨んでいるそうですよ」

家洛
「于穏海、もしかして鎮海の弟か?」

天宏
「総帥、鎮海って誰です?」

家洛
「私が二代目総帥になることを妬んで、サイヨと家族を陥れようとした悪辣非道の男だよ。そのことでサイヨが奴を」

半山
「では、ユー将軍の兄を殺したのはサイヨですか?」

駱冰
「ユーがそのことを知ったらサイヨも危ないわ」

家洛
「陸殿の話で如月が雍正帝の娘であることはほぼ間違いないだろう。私はサイヨを信じてる。大会までに街へ戻り如月の暗殺計画を阻止し、ユーから如月とサイヨを守らなければ」

半山
「すぐに街へ戻りましょう。わしたちは総帥の指示に従います」

家洛
「サイヨ、お前が如月との接触に成功していることを祈る。陸殿、有難うございました。よし、皆頼んだぞ!」

そして饅頭店ではー

サイヨ(呟き)
「何であんなこと言っちゃったのかな。素顔があんなにべっぴんさんだったから?いやいや違う。それじゃあやっぱり柳月が言うとおりただの軽い男じゃないか!そうじゃないさ。彼女の辛い気持ち、心の闇を何とかしなきゃ。そして乾隆帝を守らなくちゃ、、、」

柳月
「なにをぶつぶつ言ってるの?」

サイヨ
「わぁ!いつからそこに?」

柳月
「全部気付いてるんでしょ?」

サイヨ
「なんのことだ?」

柳月
「貴方が思ってる通りよ。でもなにか誤解しているようね」

サイヨ
「誤解?今から言うことは俺が知ってること、正確にはそうではないかと思ってることだ。いいか、黙って聞いてくれ。君が皇宮の人間で皇帝を憎んでいることが事実で、なにかしようとしてるなら俺たちは何としてでもそれを阻止する。なぜならそんなことをしてもなんの解決策にはならないからだ。だがそのことにユー将軍がつけ込んできたら君にも危険が及ぶし、大会もめちゃくちゃになって庶民も巻き込まれるかもしれない。俺も師匠たちも君の敵ではない。君の力になりたいだけなんだ」

柳月
「貴方たちの気持ちは有り難いけど、どうしても皇后と乾隆帝と話がしたいの。これは二度とない機会なのよ。邪魔しないと約束してくれるなら、貴方たちの計画に乗るわ」

サイヨ
「解ったよ。ただもう一度だけ言わせてくれ。絶対に君を守る。なぜならそれは君が好きだからだ!」

柳月
「サイヨ!?」

第七章に続く、、、

Re: 『天照庵12周年記念企画』リレー小説 再び!

by hiyoko » 2018年2月05日(月) 14:39
五章
―天山での出来事 回想――

天山での修業が終わり李全はサイヨから不思議な風呂敷を見せてもらい
私・您がどこから来たか少しづつ見えてきた。
同時に“黄金的芭菲"と私・您がつながるのではないかと
サイヨに話をした。

サイヨは「なんだか不思議な事が起きてるんだ・・」と
首をかしげながら色んなことが自分の身に起きてる事が
またトラブルに巻き込まれる事になるのかなーと漠然に思うと
父や母にどういえばいいかなと言い訳を少々考えていた。

李全は 私・您に問いかけた。

李全「本当にどこから来たのかわからないのか?」

私・您「ああいや・・・・いえまったく・・」

李全「そのまま話した方がいい不自然だ」

私・您「いや・・・あのちょっと無理があります」

サイヨ「なぜー?そんな悪くないよー
うちのママの方が断然男になってるから」

李全「サイヨ母の事をそのように言っていいのか??
もし私が冗談で言ったらどうする」

サイヨ「まーーってよーもー李全さんってそんな事
いうの?・・ただたとえとしていってみたいだけなのに」

私・您 は(無理があるんだ 自分は男だ
しかも子持ち・・・「うん?子持ち マンティンはどうしてるか?」)
心のつぶやきなど言えば色んなことに拡散して
とてもじゃないが自分が崩壊するではないか・・と
私・您が急に変わったことを心の中で
「なぜ変わるそのままリュウであったらよかったのに
リュウはどこにいってしまったのか・・・」
悩む一人の女性に李全は言葉をかけた。

李全「もしや外見は変わらず中身が変わっていくのではないか?
貴方は・・・・・・」

サイヨ「?マジで?」

私・您「実をいうと・・・・・・・ちょっと前までの
その人はいなくなり私も戸惑っております」

サイヨ「うわーーーーーーーーーあの風呂敷は悪魔の素だったのか?」

李全「やはりなあ~ここでサイヨと私だけが分かってよかった」

サイヨ「なぜ?」

李全「現世ではきっとこの女性と何かの縁で過ごしているはずだ」

サイヨ「えええええええええええええええええええええええええ」

サイヨはただ驚いてばかり。

サイヨ「もしや夫婦になってるとかあああ~李全さんやめてよー」

李全「まあそうゆう事もあるだろうなーだがなその現世では
かなり相対しておるような気がする こんなきれいな女性が
何時までも手元にいる訳はないからな」

李全は酒を一口飲むとにやっと笑い「私・您」に手を出してきた

私・您は瞬間的に「なにをする!!!!!!!!!」そういい
その手を払い逆手を繰りだすと李全はその手をさらりと払いのけ
ぐっと引き寄せるが「私・您」は足を上げ腰元にぐっと蹴りを入れた。

李全の腰には彼女「私・您」の膝が入り李全は「やはり」
そういい何かを知ったように「いや悪かった」と
「私・您」謝りハッとした彼女「私・您」は立ちすくんだまま
どうしていいかわからず李全の肩に引き寄せられたまま
ゆっくり座って何かわからない疲労と今までに感じた事のない
焦りが出てきて涙が流れた。

私・您「貴方がどんな人かはしらない然しこの無礼な
仕打ちはどうしてくれる!何も知らぬとこのような侮辱が
許せると思うか!」

私・您の中の彼は勇ましく李全に叫ぶと李全の顔を平手打ちをし
そのまま崩れ落ちサイヨは“彼女“支えた。

サイヨ「李全さん!!!女性を泣かしたらいけないって!!!
もーーーーーーーどうするのー」

李全「大丈夫だ彼女は何かを思い出そうとして
葛藤をしているんだ・・」

サイヨは思った(女性はなんて重いのだろう・・・・・
これから女性と過ごすのにこんなに重圧を感じるなんて
男って大変だな…)

李全が何も言ってくれないからそのまま
重いなーと思っていたら・・李全一言
「サイヨ無理はしない方がいいと思うが・・
彼女重いなら私に渡せ」

サイヨ「そ・・・・・んな・・ことはないです
僕も一人前の男だ・・・・から・・ぎょ・・・」

サイヨはちょっと格好がつけたかったらしく?
でも現実はきびしかった・・・・Σ( ̄□ ̄:!!。


そんなドキドキのふいんきもサイヨは思った以上に
なにか重労働だなとひしひしと・・・味わった悲しさだった。


サイヨはなんだか自分も泣きそうな気持を隠して
李全は何事もなかったように眠らせると
サイヨに言った。

李全「そんな顔をするな」

サイヨ「あの・・修行ってこれですか?」

李全「女性をどうエスコートするかも
男の修行と思うがどうだ?」

サイヨ「このために来たんじゃないのですが」

李全「無駄なものはないと家洛から
教わっていないのか?」

サイヨ「え????」

李全「家洛は奥手か?(笑)」

サイヨ「家洛総帥に女性の話は聞いたことがありません」

李全「ほー・・家洛らしいな~身が固いとは
中々大変だな」

サイヨ「え?大変って??」

李全「まあそのうちわかる」

サイヨ李全がこんな軽い話をするとは
思いもよらず、見た目より何か
軽薄な?大人だと思うと自分の母が
赤らめたあの顔を思い出すとどういっていいか分からなかった。

だが李全はそんな話をする後の顔をは真剣なまなざしで
先ほどの顔とは全然変わりやはり師父と言われるだけの
貫録を見せサイヨに言葉を言った。

李全「これからいろいろな事が起きるだろう
彼女がその中でそなたを助けとなろう
そして秘密にしている家洛の事も落ち着いて
物事が進む、全て彼女がカギになると私は
おもう・・。」

そういいサイヨは李全はサイヨに奥義を教え
不思議な力を与え以前より秘めた力を出してやり
力強いサイヨの拳を受け止めると「これなら大丈夫だ」
そうにこりと微笑んだ。

私・您はゆっくりと休みその後李全から武術を
教わった。

だがサイヨは一言「您すっごく強いんだけど・・・・・
ある意味で僕が怖いよー・・・・・・・・・・」

李全「まあまあ・・」そうなだめ

しばらく時を過ごすと下山するときが来た。


そして李全は「また何かあったら出向く
家洛によろしくな」

そういい下山したのだった。




――帰郷―

とほほな気持ちを持ったままのサイヨと
何事もなかったような私・您と家洛のいる
屋敷に戻って “栗和大苺入黄金巧克力芭菲"を冰姐と
一緒に作りほっとしたのもつかの間 事件が起きた。


家洛が私・您と話していた時だった。
家洛「貴方はどこから来たのだ?」

私・您「家洛さん私の事は後で話すそれより
部下から命を狙われていることをしっていますか」

家洛「そんなはずはない皆家族だ!」

私・您「貴方そう言ってるが周りの部下の誰かに
命を狙われている事が分からないのですか?」

家洛「貴殿はなぜそうゆう事が分かるのか?」

私・您「易者がいたでしょう・・あの易者は
此方をずっと見ていた・・・あの易者は密偵ではないか・・と」
「如月という女性を探すのは結構だが
そのままでは彼女も貴殿も消される」

その話をしながら私・您は(なんて言葉を言ったのだ!)と
ハッとしてうつむいた・・・・・・・・・。

家洛「今なんと??貴方は何者!!!だ」

私・您「決して家洛さんを陥れようとは思っていない」

家洛は剣を取り出して私・您に向けた。
その剣を交わして手を交えたが家洛はこの女性が
何処か昔から知っているかのような手の払い方に
「ハン女装して私をおどかしてるか?」

私・您は「ち・・・・・・・ちがう」
思わず一言・・。

ちぐはぐの言葉と剣と私・您・・。

家洛は何かこうおかしいことが建てづづけに起きているが
こんな混乱する事など初めてであり、サイヨの存在が
いつもこうしていろんなことを引き寄せていると・・。

私・您「ハン言われても困るが・・サイヨという青年は
家洛さんを助ける存在だ。あの青年を信じて行かねば
貴方は命を落とすと以前少林寺の住職に言われただろう?」

家洛「なぜそんな事まで知っている・・・・・
私の秘密もしっているのか?」

私・您「ええ」

家洛「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

そうしばらく言いあい沈黙が流れた。

家洛は心を落ち着かせ椅子に座り「悪い事をした」そう
私・您に言う。

私・您は「いえ・・気にしないでください」と
何事もなかったようにこれからの事などを話していた。

家洛「何か不穏な動きが確かにあるのだが明確には
わからない」

私・您「家洛さん危ない!!!」

私・您 そういい闇夜に紛れた鴉(暗殺者)を振り払い
そのまま家洛の部下を呼び家洛を守れと叫び
外に出た・・。

私・您「えええええ?カイ?????????????????」

現代用語が飛び出した時自分の体内時計がまた
クルリとシャッフルしたのだ。

サイヨ「だいじょうぶ???」

私・您「ああ大丈夫」

サイヨ「え????また変わった??」

私・您「あ・・・・・・今来たんだ
うーん昔はなれないな さっき俺のお友達を見たよ
アイツは手ごわいぞ」

サイヨ「ええええええええええええええええええええええええええ
貴方はいったいなだれですかああああああああ~~~」

サイヨは女性の顔して言葉がすっかり男になってる
その言い難い光景を周りにはどういえば言いか分からなかった。

私・您「あ・・・・・ごめんごめん・・・・・mistake思念だ」

サイヨ「まってくれ・・・じゃ“黄金的芭菲"しってる?」

私・您「ああしってる チョコパフェでしょ?」

サイヨ「そこは大丈夫なんだ」

私・您「うん 没有问题 問題ないよ。没关系。OKだよ 」

チョコパフェが共通語とはびっくりだが
サイヨにしてみれば李全が言った「中身が変わる」
現代用語?「なかの人が変わる」その事をもし
李全に教わらなかったらずいぶん大変な事になっていただろう・・と
一体何人この中身が変わるのか?・・そのたびに
サイヨはドキドキしていた。

「如月を探したい」サイヨは私・您にそう言った。

私・您「イケメンコンテストはどうする?
ママとパパにも会ってないだろう?? そっちがさきじゃない?」

サイヨは「ママと父上は後からの方がいい」

そう話していると家洛がやってきた

家洛「サイヨ"小鮮肉比・和可愛的姑娘料理比“も大事だが
彼女の言う密偵者と如月を探さねば問題が大きくなるばかりだ」

サイヨ「そうします」

私・您は如月の話を聞くとふと思い出した・・。
一緒に来たはずだ・・かなりやんちゃな奴だったか・・
それともー・・・・と・・。
そうして時が過ぎ如月を探す旅となった・・。


―――旅の疲れは・・・・―――

私・您とサイヨは如月がどこに隠れているのか?
二人で探す旅に出た。

二人で馬に乗りながら旅をする事になり
しばらくあれこれ言いながら町を巡った時だった。


何やら騒ぎを起こしてるふいんきを感じたサイヨは
ゆっくり馬を下りてその様子をうかがった。

如月とはだれなのだろう・・・あの張り紙も手にしながら
私・您 は馬から眺めていつつ・・・

サイヨ「下りないの?」

私・您「高いほうがよく見えると思ったんだけどね」

サイヨ「あーーーそうだねーでもーーあの女の子を
助ける必要はあるんだろうか…」

私・您「どうゆうこと?」

サイヨ「強いんだ・・汗」

私・您「ほー」

サイヨ「中身変わってないよね?您」

私・您「変わってないよ。Enjoyしてるから^^」

サイヨ「あーよかった一瞬にして中身が変わったら
ぼくがこまるから・・」

そんな話をしていると如月とおぼしき?女性が
暴れていた・・?!。
如月「私に何か用か?」

与太郎「お前が如月っていうのは張り紙が出てわかってるんだ」

如月「だから?」

与太郎「お前を役所に持っていくと200万両銀貨がもらえるんだよ
今日がその日だ!お前がどんな奴がはしらんが俺の稼ぎになる」

如月「やれるならやってみろ」


私・您に傍に居るサイヨ「やけに男っぽいもしかしてあれかなーやはり」

私・您「サイヨ君 君が行って見る?」

サイヨ「やだよあんなの・・怪我したくないもん
コンテストがまじかなのに・・」

私・您「けど とてもきれいな御嬢さんだとおわないか?」
ニコリと笑うとサイヨ「您は男みたいにやたら女性を軽く言っていない?」

私・您「そうかな?」

サイヨ「ああそうだよ・・なんだろなーその軽いの・・・
昔何かしたの?」

私・您「うーんそうだなー・・・トリッシュを救ったくらいかなー」

サイヨ「え・・・・?妻子持ち今回の您は?」

私・您「かもしれない・・覚えてないんだよ覚えるのは
なにか女性と踊ったくらい」

サイヨ「へえ~けっこう色男なんだな・・前世は」

私・您「かな?」

サイヨ「かな?じゃないだろ・・それよりあれ・・・如月」


私・您「あー・・・様子を見る」

私・您は何となくあの如月は「俺は一番強いんだぞ!」
とよく言う同僚を思い出す・・。
あやふやな記憶で言葉も不確かなのだが間違ってなければ
ある人間の相棒だったよーな、とにかく乱暴な奴だが
悪気はない仕事はできるそう言った記憶がふっと蘇った。

サイヨ「どうしよー・・・・あれはやばいよ
間違えなくすべてを破壊するタイプだ・・」

そんな事を言ってると如月は与太郎をあっという間に
倒してついでに与太郎の金を持ってどこかに行こうとした。


サイヨは考え込んでみてる私・您に「您!追っかけるぞー!
逃げるじゃん!」


如月を馬で追いかけたサイヨ「まてよ!」


すこし荒々しく声をかけた彼に如月は
「なんだお前?」そう言うか言わないかにサイヨに攻撃を仕掛けた。

サイヨは「うわ!!!!!!!!」

そういい馬上から身をかわしたが身軽な如月は
そのサイヨを捕まえてとび蹴りをくらわす。

サイヨ「なんだ!!!!!おまえはあああああ!!!!」
ギリギリにかわして地上に降りたが如月は攻撃の手を休めない。

私・您はその如月の腕を取り「やめろ!」
そして木の棒を持つと瞬間的に「十歩百手」で如月の背中を打った

如月「!!!!!!!!!!!!!お前!!!無名!!!!!!!!!!!!何してるんだ・・・」
如月「イッテーなあ!!!!!!!!!!!何するんだ!!!!テメー」

サイヨ「え???????なに?また・・・・」

如月「お前何してるんだこんな所で 要人警護してたんじゃないのか?」

私・您「お前を探して異次元にお前と来てしまったんだ!
チョコレートパフェごときでお前の騒動に巻き込まれた・・
どうしてくれる!」

如月「chocolateパフェごときで怒るなよ無名・・相棒の
スーはドコだよ・・俺はそれを探しにきてこんな姿になって
いい所なしなんだよ!スーを呼べよあ?俺が何したんだよQ!!」

私・您「そんな事はサイヨ殿に言うんだな
私・您でさえ分からない私が誰か…」

如月「無名おまえついにきおくそうしつか!!いいなー
ついでに何もか忘れてこの時代で生きろよ、結構いい女だぞ
それに長い髪はよく似合う」

悪態をつく如月にサイヨはいらだち「いい加減にしろ!
訳の分からない事を言って僕らを困らせるな!」

そういいさいよの鉄拳で如月は「この坊主!!なにする!!・・・・・」
気を失った。

サイヨ「ねえ您変わったの?・・軽くない感じがする」

どんな事でサイヨはこの私・您の中身を感じるのだろうか?
サイヨは心配そうにこちらを見た。

私・您「ああ・・・・サイヨ殿申し訳ない」
先ほどまでの殺気も消え静かなこの您をサイヨは
「大丈夫だよ~疲れたし・・如月には鍼を打ってちょっと
おとなしくさせたから・・今日はそこの宿に行こうよ」

私・您「・・温泉?」

サイヨ「なにか“大和撫子”って国の」

私・您「猫湖温泉・・・・・俳句という文化がある
情緒のある温泉地だということだ・・」


サイヨ「へえ~~~~~575かあ~」

そうしてその温泉に如月を運んでいくとそこのお宿に泊まり
特別の男女が入る混浴に入浴した。

如月は私・您と一緒にしぶしぶ来た・・。

サイヨ「如月って最強だな・・たく!」

如月「だいたいなーここの男どもがどうかしてるんだよ
この俺様を捕まえようなんて信じれない事をする」

私・您「いまは女性であろう・・その物言いはおかしいぞ」

如月「へえあんただってそうだろ—名無しのごんべ」

私・您「名前はもらっている 您 」

如月「貴方ってお前は何時から妻子持ちになったんだ??
スーならわかるが無名お前は女っ気ないだろう~ぶぶぶー」

サイヨ一句「言葉ない あんたの未来 猿なみだ」

如月「おい坊主 字余りだろ・・誰が猿だ!」

私・您一句「混浴の 風景消えて 猿温泉・・」

サイヨ「ぶうううううううううう・・猿—」

如月「テメーら言ったなー!」
「温泉で 猫パンチなみ うりゃ!!」

“三人の 言い争いは 湯気に消え”

そんな句で消えていく様にバシャバシャと湯気が立ち

このお宿で猫カフェというのが併設されていて
言い争ったサイヨ達も猫さんに癒されて
のほほーんとし ゆっくり精気を養い明くる日
またドタバタ旅に出発し一路家洛の屋敷であった・・。


猫ナビ>>>ついにでた・・

ユーロ「おいそのまんやないか!!」

猫ナビ>>>だってーほかにセリフもないし~

ユーロ「なんで無名と温泉混浴なんだよ!!!!!」

猫ナビ>>>さあねえ~みんなとりあえず女性とサイヨ君だから
いいじゃーん。

ユーロ「男同志では言っていい事ないんだよー!
きもちわるー」

猫ナビ>>>「でも猫は?」

ユーロ「猫は気高いんだよスーの家に猫がいたよ
あれ・・・彼女の猫かな?・・」

猫ナビ>>ユーロって—案外そうゆうのあこがれ?

ユーロ「そんなんじゃねえよ!」

スー「猫だ?あの猫は仲伍の預かり物だよ」

ユーロ「そうなのか・・・」

猫ナビ>>あー勘違いしたんだなぶぶー
うんじゃ次に行ってみよーじゃねー

ユーロ「おおおおおおおおおおいどうなるんだよー」

猫ナビ>>どうなる?どうなるんでしょうね~(逃)

スー「ということで・・・・」

こうしてサイヨがもってるタブレットは
未来と今をぶつぶつ言いながら消えて行った。


六章に続く・・

Re: 『天照庵12周年記念企画』リレー小説 再び!

by ミコ » 2018年2月01日(木) 19:18
hiyokoさんからの続きです。

第四章

そもそもサイヨが『時空風呂敷』と名付けた不思議な布を手にしたのは一週間ほど前のことだった。
いつものように店番をしているといつの間にやら居眠りをしてしまい、ふと目を覚ますと端切れ品の中にあった一枚の布が煌びやかに光っているのを目にした。
金糸で編まれたその布を思わず手に掴むとこっそり懐に入れていた。
そしてその夜一人で「綺麗な女性に出会ったらこれを手渡そう!きっと喜んでくれるな」などと鏡を見てニヤニヤしていた。

サイヨ(独り言)
「お嬢さん、貴女にはこの煌びやかな布がとってもお似合いですよ、ほらっ!」

などと呟きながらその布を頭巾のように被っていたときだった。
何かに引き込まれるようにぐるぐると辺りが回ったかと思うと目の前の壁にすっぽり穴が開き中が黄金に輝いていたのだ。
布を頭に被ったまま恐る恐るその穴を覗き込むと、そこには数人の男性が机の上に乗った硝子の器に入った食べ物を囲み騒いでいる姿を目にしたのだった。

あまりにもその菓子が美味そうに見え舐めてみようと思わず指を出してみたところで、そこにいた誰かに腕を掴まれてしまった。
慌てたサイヨは必死でその手を払いのけると、次の瞬間寝台の上で倒れていたのだった。

「なんだったんだろう?」

朦朧としながらその夜は眠ってしまったが翌日、母の使いで揚げ餅を買いに出たサイヨはそこであの女性と出会ったのだった。
そして今、あの異空間で見た西洋菓子が大会の献立と同じだったことと、あの女性が家洛師匠が言う乾隆帝の妹かもしれないという偶然の出来事に困惑していたのだった。

時は流れ家洛から頼まれた一大事を片付けるため、家洛の師匠でもある天山の李全公使の下での修行を終えここにいる。

サイヨ
「父さんと母さんにはこれ以上は話せません」

家洛
「そうだな。きっと心配なさるだろう」

サイヨ
「父さんが処刑されそうになったのも会と関わったことが原因だし、母さんも気丈にしてるけどもう二度とあんな目に遭わせたくないし」

家洛
「お前の父親、方徳(フォン・ダー)氏は前総帥、于萬亭(ユー・ワンティン)の古い友人として会の資金繰りを手助けしてくれていただけだった。しかし皇帝の配下だった悪徳将軍に目を付けられてしまったんだからな。方徳氏も李全公使の下にいるということなら安心してくれるだろう」

サイヨ
「もしあのまま疑いが晴れず処刑されていたかと思うと、、、父さんも安心したんだろうね、今度は舶来品の買い付けに出かけたよ。母さんも大会までは李全公使の下で修行するということで信用してくれたから、今回の一件のことは秘密にしておきます」

家洛
「私たちが出生の秘密を公にしないということと引き換えに乾隆帝は帰順させる道を選ばせ方徳氏を救ったのだからな」

サイヨ
「でも乾隆帝が本当は漢人で、、、」

家洛
「おい、そのことは口にしてはならん。どこで誰が聞いているかもわからんのだぞ」

サイヨ
「あっいけない!その秘密は陸如月も知っているということは?」

家洛
「それは絶対にない。秘密を明かさないと取引したときは会の人間のみだったし、間違っても会の誰かが口外するようなことは決してないからな」

サイヨ
「師匠も俺にだけ話してくれたことであって父さんと母さんもそのことは知らないことですし。そうだ、みんなはなにか掴めましたかね?」

家洛
「そのことで劉爺さんのところで今夜落ち合うことになっている」

サイヨ
「俺も師匠と皆さんに話しておかなきゃいけないことがあるんです」

家洛
「そろそろ時間だ、行こうか」

家洛とサイヨは劉豪饅頭店で待つ同志の下へ向かった。

劉豪
「皆さんお待ちです、あとで饅頭差し入れますよ!」

半山
「総帥、報告があります」

天宏
「わたしからも!」

家洛
「よし、それぞれの情報を話してくれ」

半山
「ではまず、わしから。あれから陸如月と名乗る女性の素性を探るため、彼女が得意とする越女剣のことを少し調べてみました。越女剣とは巧みな軽功を用いた技で鴛鴦刀(えんおうとう)という双剣を使います」

駱冰
「鴛鴦刀?ワタシの師匠は父、ひとりだけ。あの技を使えるのはワタシだけのはずなのに」

半山
「年端もいかぬうちに皇室を飛び出した陸如月は各地を転々と流浪していたらしいので、きっとそのときにどこかで技を盗んだのかもしれないと睨んだわしは、かつて反清活動を行っていた屠龍幇にいた時に親友だった陸韮青(ルー・フェイチン)にも会ってそのことを尋ねてみたのだ。彼はあらゆる武芸者とも精通しているからな。彼がお尋ね者として追われ身を隠しながら旅をしているときに十五歳くらいの娘と縁あって出会い、その娘に双剣術を伝授したらしいのだ。恐らくそれが如月だろう」

サイヨ
「それで陸姓を名乗ってるんですね。それで彼女の今の行方は?」

半山
「陸韮青が如月に出会ったのが今から五、六年ほど前のこと、即ち如月は現在二十一歳くらいになっているはず。彼女の顔を似顔絵にしてもらい宿屋や飯処を尋ねて回ったところ、半年前にこの先の酒処で数人の与太者が金銭狙いで暴れた一件でそこに入ったひとりの女性が男たち数人相手に客を救った話を耳にしたんです」

サイヨ
「もしかしてその女性が如月?」

半山
「わしもピンと来て似顔絵を主人に見せたら似ているって話だったんです」

天宏
「わたしは義父である周仲英(ジョウ・ジョンイン)のいる鉄胆荘を訪れ如月のことを尋ねてみました。彼もまた大侠客といわれてる人物ですから、越女剣のことやこれまでに女剣客が関わったというなにかを知っているのではないと睨んだものですから。案の定、二年前に鉄胆荘近くの遊郭で盗賊が乗り込んだ一件でひとりの女剣客が現れ伎女たちと女将を救ったという事件が起きていましたよ」

サイヨ
「天宏哥、義父がいるということは結婚してるんですか?」

魚同
「あーそうだよ。周仲英という大侠客の娘、周綺(ジョウ・チー)殿とな。それでは次におれが調べた一件を。料理大会の参加応募者を調べてきました。今のところ応募者は十名でその中には有名料亭で働く女性を含め、総督の娘である李沅芷(リー・ユアンジー)もいます。そしてやはり睨んだ通り陸如月の名もありました」

天宏
「李沅芷が?お前にふられて今度は料理大会で小鮮肉をものにしようと考えてるということか」

駱冰
「天宏!」

サイヨ
「李沅芷っていう総督の娘と魚同哥とはなんかあるんですか?」

魚同
「ふったわけではない、彼女とは今でもいい友達だ」

半山
「料理大会は料理の腕を競うだけでなく、優勝すれば小鮮肉一に選ばれた男性との縁談話も約束されていることだしな」

サイヨ
「えっそれって本当ですか?ということはぼくがもし小鮮肉一に選ばれたら料理大会の優勝者と結婚するってことになるのか」

天宏
「おい、ずいぶん自信があるようだな」

駱冰
「ワタシは泰来と一緒に献立を作れるように研究したわ。ここには黄金的芭菲もないし西洋の本で見ただけでは到底作れっこないわ。でもなんとかして明日の予選は通過しないと如月とも接触できないし。やはり黄金的芭菲の本当の味を知らない限り予選通過は無理です」

家洛
「皆の話から如月がこの街のどこかにいることはわかったわけだな」

半山
「総帥とサイヨはどこに行ってたんです?」

家洛
「実は私の故郷、天山に行って師匠である李全公使の下にサイヨをしばらく預けていたんだ」

天宏
「天山に?なぜまた?」

家洛
「今回の一件にサイヨを誘うに当たってご両親を会に巻き込むことはできないと考えた私は、方徳氏の古い知り合いでもある李全公使なら信頼してくれると思ったからだ」

泰来
「そうでしたか」

サイヨ
「その結果、家洛師匠の考えは間違っていませんでした。如月のことはともかくとして黄金的芭菲のことについては手がかりを得られたんです」

駱冰
「本当?」

《回想》~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
サイヨはもう一度あの異空間を覗こうと時空風呂敷を被ってみたが、あの現象は起きなかった。
そのまま家洛に李全公使に預けられたサイヨは修行を受けながら、ふとあの風呂敷のことを話してみようと思ったのだ。

サイヨ
「李全公使、この風呂敷を見てもらっていいですか?」

李全
「ん?これはなんとも幻想的な趣を持つ布だな」

サイヨ
「店の端切れ品に紛れてた布なのですが、この布をこうやって頭に被って、、以前は、、いいえ一度だけですが不思議な空間を覗き見たんです。って信じてはもらえないですよね。でも本当なんです。でももう一度被ってみたけどなにも起こらなくて」

李全
「信じるさ。私は修行を重ねるうちに願うことが実際に叶うという力を身につけた。しかしすべてではない。誰もが敵わない剣を作れるようになったり、ひと擦りすれば病や傷を消せるようになったのも山に篭もり鍛錬した成果だ。その布がもう一度その状態を起こさないのは必要がなくなったからだ」

サイヨ
「ということはこれはもうただの布ということですか?」

李全
「いいや、完全にそうではないかもしれない。必要だとその布が思えばもう一度見せてくれるということだよ」

サイヨ
「もう一度見たいんです」

李全
「なぜだ?」

サイヨ
「そこで見た黄金的芭菲のことを知りたいし、そのあとで町で会った女性とも会いたいんです」

李全
「それは想い人かな?」

サイヨ
「そうじゃないんです。その女性はどこか変わっていて、うーん、、、男のような女のような」

李全
「陰陽人ということか?」

サイヨ
「とにかく今回のことを片付けるためにはもう一度あそこに行きたいんです」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

半山
「おいおい、その話はどこまでが真実なんだ?」

サイヨ
「全部真実です!」

家洛
「私もサイヨからその話を最初に聞いたときには耳を疑ったよ。だがそのあと実際にその陰陽人のような女性とも会いサイヨと共に李全公使の下を訪れたのだから」

天宏
「それでその陰陽人はこの一件に関係してるのか?」

サイヨ
「最初はぼくもその女性と如月が重なっていたんだけど、別人ではと思い始めてきたんです。そして今半山哥の見せてくれたその絵で如月とは別人だということを確証しました。でももう一度李全公使の下で修行することで風呂敷はぼくの願いを叶えてくれたんだ。あの時は匂いを嗅いだだけだったけど、黄金的芭菲を食すという願いを叶えてくれたんだ。だから駱冰姐さん、ぼくがその味を的確に伝えるから、明日の予選を通過できるように材料を集めて作ってみましょうよ!」

駱冰
「わかったわ。では早速出かけましょう!」

家洛
「引き続き半山たちは私と一緒に掴んだ手がかりを元に如月が料理大会に参加する本当の目的を調べてみよう」

サイヨ
「でも半山哥やみんなの話を聞いた限りでは暗殺を企てるような恐ろしい人物とは思えないですよね。だって与太者から客を救ったり遊郭で伎女を助けるために盗賊と戦ったんですよね」

半山
「そうとも言えるが雍正帝を恨んでいたという事実は消し去れない」

サイヨ
「やっぱり母親を追いやったことが恨みの原因ですかね?」

魚同
「そのことに関しては乾隆帝にも聞いてきました。その頃まだ乾隆帝も小さくて殆ど記憶にないそうですが、雍正帝がその侍女と娘を可愛がっていたことは覚えていたようです。実際には妹とは知らされてはいなくて叔父の娘とその侍女と聞かされていたようですが」

家洛
「まずは皆の話を手がかりに居所を掴もう。如月の目的が暗殺でないことを確かめられれば未然に防げるからな」

早速、材料を買い出しに出かけた駱冰は饅頭店の厨房でサイヨと黄金的芭菲を作り始めることにした。

半山
「卵白を泡立てるとこんな風になるんだな」

駱冰
「これに砂糖を加え更に泡立てる」

泰来
「どれ、甘くて美味いな」

駱冰
「そして栗も甘く煮詰めておく。ちょこれいとは湯煎で溶かして冷ましておいてと」

天宏
「こっちの泡立てた卵白はどうするんだ?」

駱冰
「それにはばにらという実から採れた香料を加え氷のように固める。これがあいすくりんという冰菓子になるよ」

魚同
「これだけ見てても美味そうですから全部を併せたら相当美味い西洋菓子になるんでしょうね」

駱冰
「あいすくりんさえできればあとは盛りつけるだけ」

泰来
「固まってきたようだ」

駱冰は硝子製の器を用意すると、底に米菓子を砕いた物を敷き詰め更に容器の三分の一の高さまでばななと苺を薄く切って入れた。卵白を泡立てたくりいむと湯煎したちょこれいとを絞り出し更にそこに砕いた落花生を入れる。そこにあいすくりんをさじで盛り付け甘く煮た栗と苺を乗せ、周りをくりいむで螺旋状を描きちょこれいとを削り上に散りばめた。

駱冰
「これでどう?西洋の本に載っていたものとそっくりでしょ。あなた、味見してみて!」

泰来
「どれどれ、、うーん甘くて冷たくて実に美味い。初めて食す味わいだ。これで本物の味を知るサイヨが認めれば完璧だな」

サイヨ
「では駱冰姐さん、戴きます!」

皆はサイヨを見つめる。

サイヨ
「うん、これだよ。間違いない!明日の予選は間違いなく通過できますよ」

劉豪
「なんとも甘いいい香りだ。小豆を煮たときの匂いとはまた違って美味そうですな」

駱冰
「劉爺、厨房にまでお邪魔しちゃってごめんなさいね」

劉豪
「いいえどうってことないですよ。わしが会の一員としてここにいられるのも皆さんのお陰ですからね。そうそう、ちょうど蒸し上がったとこですのでどうぞ召し上がれ」

駱冰
「劉爺の饅頭はどこか他の店のとひと味違うのよね」

劉豪
「あれ、この似顔絵に似た男性をどこかでみたことあるな」

家洛
「劉爺、この絵は男性ではなくて女性ですよ」

半山
「そうだ思い出した。陸菲青が言っていたんだが如月は変装が得意で、女性と判ると甘くみられるからと男装して旅をしていたそうですよ」

劉豪
「思い出しましたよ。そこの角で夕方になると手相見をしていた易者にそっくりだ!」

家洛
「料理の方はこれでまずは一安心だ。今夜その易者を見張ることにしよう!」

続く、、、

Re: 『天照庵12周年記念企画』リレー小説 再び!

by hiyoko » 2018年1月31日(水) 15:42
三章「"黄金的芭菲"と現代人」


サイヨは色んなことが一度に舞い降りてきたことに
疲れて、道端で倒れていた人間を家に運び
自分のベッドに寝かせていた。

サイヨ「どうしたものかな・・・・・・・家洛さんもひとがわるいよなあ~
2.3日まえに一度会ったのにその時には何も言わなかったのに
どうして今日いきなり言うのだろうな・・本当に困るよー」

ぶつぶつとサイヨは文句と呟きをしてると
ベッドに寝てる人間の目が覚めた。

サイヨ「目が覚めた??」

「私」「・・おまえだ・・貴方誰?」

サイヨ「ぼく方世玉、サイヨっていうんだ」

私「サイヨ・・」

サイヨ「君は??」

「私」「Sayo?あーダン…??違う違う僕は・・・えー・・・」

サイヨ「なに?どゆ?ふぇう??君でいいよ
外で呼ぶときは「您仔」って呼ぶから」

「私」Your help?!! ええええええええええええ・・・・・・・・・・・
虾芯片→Shrimp Chipsも言われたくない」

サイヨ「なに??かわいい名前だと思うよ您仔って♪」

「私」「それどうゆう意味?」

サイヨ「ああゆんちゃん^^っていう事だよ」

私「絶対違うと思うが・・国が違うと違うのか・・・・恥ずかしい・・」

「私」「絶対戻ったら笑われる・・・・・・0| ̄|_」

私はサイヨに一つ頼んだできれば
「您」だけにしてほしいと。

サイヨは「「您」いいよ♪じゃ決まりだね」

「私」は「您→君」という名前になったのだった。

サイヨはさっそく聞いた
「您あのさー“栗和大苺入黄金巧克力芭菲"って知ってる?」

「私・您」しばらく考え・・文字を書いてみたその文字をたどり
「"Golden malon choco big strawberry in natural soft cream"
“黄金のマロンチョコbigいちごin天然ソフトクリーム”が
どうしたの?」

サイヨ「えええ?西洋菓子の名前ってそれ?」

「私 您」(そうゆう事かなるほど)
「これはもしかして“黄金的芭菲"の事かな??」

サイヨ「そうそう~西洋名ってなんていうの?」


私 您「Golden chocolate parfaitと書くんだ」

サイヨは初めて見る文字とすらすらとにこにこと
訳してくれる您にぼーっとしてしまった。

「へ~~~您ってすごいね~~~~~
僕の知ってる人はみーんなまだ知らないんだ」

「私 您」「ガラスの器に牛乳と砂糖で作り冷たく冷やして
まっかな赤いイチゴと甘く煮た栗とをガラスの器にいれて
アフリカという所からきたカカオを言う物と
砂糖を一緒にして作りチョコという物でその溶かしたものを
その上からかけてつくる物です。
最近はチョコという物を固めたまま火をつけて溶かすという事も・・・」

私・您「それがどうして?」

サイヨはその訳をこまごま話して
"小鮮肉比?和可愛的姑娘料理比?”→イケメンコンテスト&可愛い女の子の料理大会へ
前々から出ようと思ったら大変なことになったと困った顔をして
青年の悩みを「私・您」は聞いていた。

そして「何時?」と優しく聞きうなづいてあくる日にそのアイデアを
中華風にアレンジできたら・・とサイヨにいろんな事を話していたのだった。

「私・您」は色々あるなとおもいながらこのサイヨという彼が
これからどうしていこうと思ってるのか?不思議だった。

その日 サイヨのお母さんという人に会う。

ママ「誰だい!この女は!!サイヨあのおせっかい婆の話が嫌だから
このよくわからない女にしたのかい!!!どこ誰だい??
私の息子を誘惑したのは!!」

「私・您」「いや・・それは・・彼に助けてもらい背負って
くれたのです。そしてここで休んでいいと・・・・」

ママ「嘘おっしゃい!この息子がまだ結婚も女性も知らないのに!!」

サイヨ「ママ~そんなに言わないでよ、道端に倒れていたら
普通は助けるでしょ??」

ママ「ううん・・助けない どこの得体の知れた女か分からない
なおさら助けない 無理」

サイヨ「でも男だったら自分の前に急に倒れてたらやっぱり
助けるでしょー??」

ママ「無理 助けないよ」

私・您に向かって「あんた!!!!!!!!」

余りに興奮して狂気狂乱で騒ぐので「私・您」はちょっと鍼でちょこんと
刺してすたっとママは静かになったのだった。

ママはバタリ(_A_)となりそのままぽっくりだった。

サイヨ「ママ!!!!!!!」

「私・您」「大丈夫です。少し安静にできたらと思って 鍼を打ちました」

サイヨ「死んでないの?」
私・您「大丈夫です」 そういいサイヨと町へ出た。



サイヨは全くきずいてないが「私」の中で人格がコロコロ変わるである
ちなみにサイヨと出会う前の人間はいわば冷静で相方のユーロが
色々な事をする後始末もするというまあまあの人格ある。
「ダ・・・・・・」言いそびれたのだが「黒いダイヤ」
おなじみのあの凄く容赦しない性格を持つつんつん毛の人間だった。

今は「エビチップス」というパリを逃げ回り最後では
逆に警察の署に乗り込み囚われの親子を助けたヒーロである。

それは置いといて…

このエビチップスの人間が中に入ってる『私・您』は
サイヨ達と町に出て家洛さんの家に行こうとしていた。

そんな時『私・您』はサイヨの服を見てお洒落をした方がいいと
お互いの顔を見て笑った。

エビチップスをお金に換え 服を裁てようと問屋に行った。

サイヨはチャンパオの少し長いおとなしい色の古典服
大人に見えるように藍を薄めた薄藍の綺麗な青色の生地が良いと
お勧めし、黒と藍のシルクの服はコンテストに着て言ったらいいと
『私・您』はアドバイスをした。

サイヨ「君はすごいねえ~~~~」

『私・您』「貴方はとっても素敵なまなざしをしてると思う
だから・・・高貴な服を着てもいいかなとおもって・・。」

ついつい・・スーたちと話してる事を言ってしまい
にこっと笑ってしまった・・・・(あまずい・・)

サイヨ「わー可愛い♪綺麗♪ ママには悪いけどお嫁さんになってほしいな・・」

『私・您』照れてどうもこうも言葉にはならなかった・・。

このサイヨという人はなんて気軽にこんなことを言えるのだろう・・
天性のプレイボーイではないか?とふと・・・
あ、これはハンやスーにも当てはまるなと。。。・


そしてサイヨ、家洛さんに会いに行くから僕が服をおごってあげる。

サイヨは「私・您」をみて「ねえねえ・・男の人の服似合うよ♪」
そういい濃い緑の上下の古典服を選んで
ちょっと渋い紅色がポイントになっていた。
サイヨ「かっこいいなあ~~~~~~僕には似合わないな」
「あ・・・辮髪にしてないと捕まるから帽子がいるね」
あ、すこしまとめとけばいいか~女性だし^^そう言って
男性的な女性の髪形にすると「多分これでいい女性に見えるから♪」
中性的なふいんきを醸し出す『私・您』になり元々の“彼そのまま”に
なってるという事である。

サイヨは 家洛さんに会うために その館に行った。

家洛は番頭たちを集めて会議をしていた。

『私・您』は少し違和感を感じた・・。

劉豪が気が付き「サイヨ何の用だ?」

サイヨ「あ・・劉豪饅頭」

嚠豪「なんだと!年上に向かってなんというやつだ!」

サイヨ案の定怒りをかいサイヨは「じょーだんですってばー」と
言い訳をしてた。

家洛「そんな事で怒ってどうする?もしそれが会の合言葉などに
なったらお前はどうするつもりだ・・」


劉豪「総氏それはないですよ・・・そんな事」

家洛「もっとお前は応用になれという言いたいのだ」

劉豪「・・は」

劉豪「で?用事はなんだサイヨ」

サイヨ「あのー新しい家族ができたので紹介しようと思って」

家洛「ほお、それは奥方という事か?」

サイヨ「ちがいますよ~町で倒れてたから助けて
ちょっと記憶が戻るまで僕が預かったんです」

劉豪「ほお~男女だな・・明の女性か?」


サイヨ「どこから来たかは全く分からないんですけど
すごくセンスいいんですよ~」


家洛「服を新調したしたのか よく似合ってる」

サイヨ「家洛師父にはかなわないけどソコソコ行ける?」

家洛「ああ男が上がったな 服装仕草で変わるからな
まだ名前を聞いてなかった・・サイヨその方はの名は?」

サイヨ「您」っていうんです

劉豪「お前・・・・総帥がその女に聞いてるんだ サイヨではない」

サイヨ「記憶喪失ってしらないのー劉豪饅頭・・」

またサイヨはワルガキの様に悪態をつく

劉豪「おまえは!!!!!!!!!!!!!」

サイヨ「ごめんなさい~記憶喪失だと思うんだ・・・」

家洛「師父に見せてみたか?」

サイヨ「あ・・・・・・・・・・師父ねえ~仏仙までとおいかなあ~」


家洛「尋ねて聞いてみるのもよいかと思う 彼は一切私たちとは
関係ない、私は唯一友として医者としてよき関係だからな」

サイヨ「師父ですかあ~うーん・・ちょーっと苦手なんだなあ~」

劉豪「その無礼な言葉じゃまあ説教されるほかないだろな
お前は上下の関係もちゃんとしてないからな!」

サイヨ「そんなにに言わなくてもいいじゃないですかあ~
もーすぐおこるんだからーなー(+_+)」

そんな話を聞いていた「私・您」は家洛のオーラを見ながら
これはもしこの史実の乾隆帝が皇帝ではなかったらこの家洛が
皇帝になっていた事実もありだなとじっと見ていた。

その顔を見た家洛「貴方の前世は男性か?そのまなざしは
女性とは思えない冷めた顔をしてる」

『私・您』「いや・・・・・・そんな事はないです・・・
貴方をただ見とれてしまい」ご誤魔化した。

誤魔化し方が下手だと思いながら覚えてもらっては困るから
話をしなかったのになぜこちらを見ながらサイヨと話をしてるのか?
器用な人だと思った。



そんな時どこから来たか分からない刺客が襲った

「私・您」は素早く護衛術にてかわすしたが
この時代は中々手ごわくつまずいてしまった所
なぜか?長髪の仙人のコリンがそこにいて助けてくれた。

「私・您」「コリン?????え・・・・」

家洛「あ・・李全公使 ありがとうございました」

サイヨ「うわ~天山の李全公使っていたんだー・・
皇帝も認める天山の総帥って結構カッコいい感じなんだな・・。」

違う所で感心していたサイヨはあの髪型カッコいいと
思うくらいであったがそれ以上は思わず 自分の父親も
ああはならないなと・・ため息が出ていた。

「私・您」に彼は「您 どうした?なぜここへ??
私の所に来いとあれほど言ったのにここに来るとは・・」

そう言っていた彼を見て「私・您」はクラッときて足元から
崩れ落ちた。

サイヨ「大丈夫~~!!!ごめんねーどうしよー家洛師父」

家洛「とりあえず館のなかへ・・」

李全公使はすっと「私・您」を抱き上げると「ずいぶん疲れているらしい」
そういいサイヨには何か違うふいんきを感じた。

サイヨ 独り言(あれは昔彼女か何かだったのかな?でもー男だったらー
!!!!!!!!いやいや困る!!!!!僕が見つけたんだもんなー)

サイヨ色んなことを聞こうと思ったのにー・・・こんな人が来るなんて
でもなー・・・まあいいか~とか色んなことを思いながら
日が過ぎて行った。

あの刺客は誰がどうして襲ってきたのだろう・・・・・・・・・・・。

サイヨはその事もふと気になっていた。

猫ナビ>>>>今回はでるまくがなかったなあ~

ユーロ「はあ~~~~コリンがそんな風に出るのかあ~
しかも結構いい感じで・・俺聞いてねえぞ」

猫ナビ>>だってさーTV見てたらコリンさんがでてー
カッコいいなーって思ったんだもん・・何となくだけど

ユーロ「おまえねえ・・・シリアスはいいけどちょっと
一章と全然ちがうくねえ??」

猫ナビ>>>>だってリュウ君は崩れないでしょそれは。

ユーロ>>やっぱりリュウか・・奴は確かに冷静だ
しかも女性になるとホレるくらいきれいだからな・・
なのにー違う前世じゃあれだぜ?スーが好きなんだぜ~
せこいよなー

猫ナビ>>そんなのしらないしー

スー「ちょーとまて俺は何時でるのかな?」

猫ナビ>>今の所考えがまとまらない

ユーロ「俺は?」

猫ナビ>>>>・・・・・・・

ユーロ「無言かよー!!!!!!!!!!!!」

猫ナビ>>しれっと・・・ドロン(逃)
ユーロ「おおおおおおおおおおい!!!」

サイヨ家の一人置かれてた 猫ナビが入ってるタブレットは
置いといて・・サイヨは李全に彼女の事やあの不思議なお菓子の話など
してコンテストがあって・・服を新調していたら何かを感じたと
それもこまごま話していた。

家洛と李全はもしやその事でサイヨを消そうと動いている
刺客いるのではないかという話にたどり着いた。

家洛「いよいよ動いてきたな 李全公使どうすれば一番いい?」

李全公使「それはこの女性とサイヨを私の所に預けえてくれないか?」

家洛「なるほどその方がいいだろう・・サイヨの家族も安心できる」

サイヨ「ママが色んなことを言うんだろうなー・・」

李全「私が何とかしよう」

サイヨ「じゃお願いします<m(__)m>」

李全「この女性とサイヨを預かるという事で家洛後の事は頼む」

家洛「ああわかった気をつけてくれ」

そういい李全とサイヨは家洛と別れサイヨは母を説得しに家に帰った。

同時に不思議な機械(タブレット)をそっと手にして
懐にいれた。

母はサイヨの父が帰ったのを待って
かくかうしかじかと経緯を話したのだった。

サイヨの父は李全を以前から話を聞いていたのもあり
武術も文学も聡明な彼に預けようと考えていたと
いう事を言い父は快く承諾した。

サイヨ「そうゆう事だからママしばらく会えないから元気でいてね」

ママ「もしあの女と結婚となったら李全の爺を恨むからね!!」

サイヨ「失礼だよもー・・・」

李全「まあまあ・・年も離れているだろうし大丈夫だろう・・」

父「変な事を言うな」

ママ「サイヨはいい男なんだよ ちょっと危ない」

サイヨ「大丈夫だって!」

サイヨは心持かなりうきうきしていた・・・。

李全はそうゆう母をなだめたところ母はこの李全のタイプが
結構好きだったらしく「そう・・・」と急にしおらしくなったのだ。

サイヨはそんな事は気にせずじゃ~と言って夜遅く李全と一緒に
天山に足を進めた。

その頃サイヨの母は「いいね~」

父「もうやめてくれ」

そういいその夜はしっぽり暮れて行った(爆)


サイヨの持ってるタブレット

猫ナビ>>まあまあ

ユーロ「おいおい・・かなりコリンが綺麗に書かれてるぜ
まああの三国志のコリンはカナリ善人であるけどな
(動画を見たひと)

猫ナビ>>コリンの近況が分かってよかったと思うけど

ユーロ「ざけるなよー!本当に結構ナルシストだぜ?アイツは!」

猫ナビ>>あのねーここであれこれなるわけじゃないんだから
いいじゃんねー

ユーロ「なってもらったら困るんだよ!サイヨを襲うとかな!」

スー「それはないだろーーーーー」

猫ナビ>>>さて・・・・・・・時間だな。

ユーロ「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおい!!!!」

猫ナビ>>>ぽちに餌の時間だからじゃね~


ユーロ「ぽちってなんだよ!!!!!!!!!」

猫ナビ>>チビカワウソだよーん ユーロおくれてるー~

ユーロ「お前!!アイコンだろーあー?ペット買ってんじゃねえ・・」

猫ナビ>>何でもアリだから じゃね~(逃)

スー「今回も支離滅裂だな・・・」

(・・・タブレットは静かにスリープする・・・・)

こうしてタブレットがワイワイしてるのだがその現代とは別に
お話は確信が少しづつわかる・・物語は進むのであった。

四章に続く

Re: 『天照庵12周年記念企画』リレー小説 再び!

by ミコ » 2018年1月30日(火) 09:51
hiyokoさんからの続きです。

第二章 

サイヨは考えていた。

紅花会の一員として名簿には名を連ねてはいるが、廣東一の武術家の名に恥じぬよう稽古もしなくてはならないし、母さんの店の手伝いもしなくてはならないし、隣の家のお節介おばさんの勧める縁談話もあるし、、、

工房まで布を染めに行った母の代わりに店番をしているとひとりの女性が訪ねてきた。

女性
「サイヨ殿ですね。初めてお目にかかります」

サイヨ
「あの、どちら様で?(年上みたいだけどなかなかのべっぴんさんだな~)」

女性
「わたくしは紅花会の十一番頭の駱冰(ルオビン)と申す者です」

サイヨ
「十一番頭の駱冰さんって、、、鴛鴦刀って呼ばれてる
あの?」

駱冰
「いかにも、、」

サイヨ(心の声)
「こんなに綺麗な人だったとは」

駱冰
「なにかおっしゃいました?」

サイヨ
「い、いいえ。で俺に、あっぼくに何のご用でしょう?」

駱冰
「総帥の遣いで参りました」

サイヨ
「三日前に会った時は別になにも言ってなかったけど、、、」

駱冰
「では単刀直入に申し上げます。ここ数日の間に都で大きな争いごとが起きます。それを阻止するためにサイヨ殿にも是非お力を貸していただきたいのです」

サイヨ
「ぼくに?紅花会は十四番頭までいるって聞いてますけど、それでも足りないほどの大きな争いごとですか?」

駱冰
「各地に散らばっていて全員が集まるまでには相当の時間がかかります。伝書鳩は飛ばしましたが間に合うかどうか。それで一番近くにいるサイヨ殿に先ずと総帥が申しまして」

サイヨ
「ふーん。ぼくでいいならと言いたいとこだけど、今店番中だからすぐには行けないんだけど」

駱冰
「では今夜、この先の天文堂で待ってます」

サイヨ
「天文堂?あーあの古びた祠だね。わかった、じゃ今夜!」

駱冰
「しばらくは戻れないと思いますので、ご家族にはその旨話してきてくださいね。では今夜!」

サイヨ(独り言)
「春節に街ででっかい催し物があるのにそれまでに帰ってこれるかな?祠に行く前に父さんの残した紅花会の資料でもう一度みんなのことを調べておかないと、、、」

サイヨは納戸に行くと『紅花会資料』を取り出し読み始めた。

サイヨ(独り言)
「えーっとなになに?二番頭の無塵道人は左腕を失った隻腕の剣客、人呼んで「追魂奪命剣」三番頭の趙半山は暗器の名手で人呼んで「千手如来」四番頭の文泰来は人呼んで「奔雷手」、、、強者ぞろいだな」


「サイヨ~どこだい?こんなところでなにをぶつぶつ言ってんの!布は売れたの?」

サイヨ
「あっ、お帰り母さん。客は一人も来なかったよ」


「まったくここらの住人はしみったればっかだよ」

サイヨ
「ねぇ母さん、父さんのこと愛してる?」


「なによ藪から棒に、、そりゃ当たり前だろ。父さんの詠んでくれる詩に感動してどれだけ涙したことか」

サイヨ
「じゃあその父さんが尊敬してる家洛(ジャーロッ)総帥のことはどう思う?」


「家洛さんねぇ、そりゃ良い人だと思うよ。でももう紅花会には関わらない方がいいと思うんだよ。だって母さんも酷い目に遭ったし父さんも帰順したことだし」

サイヨ
「俺もそう思うんだけど、力を借りたいって頼られてるのにこの俺が黙ってられない性分ってことは母さんも知ってるだろ?」


「一体なにがあったんだい?」

サイヨ
「さっき紅花会十一番頭の駱冰さんが総帥の遣いだってやってきて、俺の力を借りたいって言ってきたんだ」


「またなんか揉め事かい?そりゃあんたの武術は廣東一だよ。だけど春節に行われる小鮮肉比赛和可愛的姑娘料理比赛(イケメンコンテスト&可愛い女の子の料理大会)までには帰ってこれるんだろうね。父さんも上等品の仕入れで出かけてるんだから、その間になにかあったら叱られるのはこのあたし。すぐに戻るんだよ!」

サイヨ
「俺もそのことは気になるけど、ちゃちゃっと済ませて戻るから大丈夫さ!」


「隣のお節介ババァの連れてくる娘はろくでもないのばっかだからね。お前にはあの大会で小鮮肉一になってもらって可愛いお嫁さんをものにしてもらわないとね!」

サイヨ
「わかったよ。じゃあ駱冰さんが待ってるからもう行くよ!」


「行っておいで!あっ家洛さんに宜しくね~!」

サイヨは天文堂で待つ駱冰の下に向かった。

サイヨ
「お待たせしました」

駱冰
「では参りましょう!」

サイヨ
「あの~、大きな争いごとって具体的に言うとどんなことなんです?」

駱冰
「ここでは申せません。この先の客栈でみんなが待ってると思いますのでそこでお話ししますから」

サイヨは駱冰の用意した馬に跨がり先を急いだ。

一時ほど馬を走らせ町に着くと一軒の鄙びた客栈で馬を降りた。

駱冰
「ここは会が隠れ家に使っている宿なの。伝書鳩の文を読んだ誰かが来てくれてるはずだわ」

太平客栈主人
「いらっしゃい!おっ紅花の水は?」

駱冰
「天下の水」

太平客栈の主人
「お連れ様が奥のお部屋でお待ちです」

サイヨ
「駱冰さん、さっきの紅花のなんとかってなんですか?」

駱冰
「紅花の水は?と尋ねられたら天下の水と答える。会の合い言葉よ」

駱冰が奥の部屋へ入るとそこには二人の男性が待っていた。

駱冰
「三哥お久しぶりです。天宏も来てくれたのね」

半山
「おう駱冰、久しぶりだな。ん、そこの若造は?」

駱冰
「総帥の武術の愛弟子であるサイヨ殿です。サイヨ殿、こちらは三番頭の趙半山(ジャオ・バンシャン)でそちらは七番頭の徐天宏(シュ-・ティアンホン)よ」

サイヨ
「半山さんは暗器の名手で人呼んで「千手如来」そして天宏さんは智謀に優れた会の軍師的存在。人呼んで「武諸葛」ですね。どうぞ宜しくお願いします!」

天宏
「勇敢そうな若者だな。総帥の話じゃ武術の腕も相当なものらしいな」

サイヨ
「いやそれほどでも、エヘヘ。あーそうだ駱冰さん、そのサイヨ殿という呼び方はなんか照れくさくて、サイヨでいいですから。それでこれから皆さんのことはなんとお呼びすれば?」

天宏
「そうだな、俺のことは天宏哥って呼んでくれ。みんなサイヨより年上だ、兄貴でいいさ」

サイヨ
「じゃあ、天宏哥と半山哥で駱冰さんは姐さんでいいですね」

半山
「そうだ!泰来と余魚同は総帥と都近くの劉爺さんのとこで待ってるとここに来る途中の石像に暗号が記されていた」

駱冰
「では参りましょうか!」

サイヨ
「あれ、他の皆さんは?」

天宏
「他のみんなは遠方に居て多分間に合わないだろう。これだけ揃えば十分だ」

サイヨ
「あっそれで大きな争いごとって言うのは?」

駱冰
「ここで言えるのは皇帝にまつわる大事なこととだけ言っておくわ。あとは総帥に会ってから直接聞くといいわ」

半山
「さあ行くぞ!サイヨついて来い!」

サイヨ(独り言)
「ついて来い!って、、本当に大会に間に合うかな、、、」

太平客栈を出た半山たちはそこから更に一時ほど馬を走らせようやく城下町に着いた。門をくぐり少し行った小さな店の前で馬を降り中へ入る。

サイヨ
「劉豪饅、、?饅頭屋かよ!」

劉豪
「おーみんなよく来たな。出来立てほやほやの饅頭だ!」

駱冰
「劉爺、相変わらず元気そうね。総帥は?」

劉豪
「中にいるよ」

駱冰
「お饅頭はあとで戴くわ」

駱冰
「総帥、サイヨを連れて参りました」

家洛
「サイヨ、よく来てくれたな」

サイヨ
「総帥、いや家洛師匠、なんで三日前に会ったときに言ってくれなかったんです?」

家洛
「あの時はだな、、、こんなことが起きるなんて予想してなかったんだ」

サイヨ
「皇帝にまつわる大きな争いごとって一体何なんです?」

家洛
「その前にお前の兄貴分たちを紹介しておこう。こっちは四番頭の文泰来(ウェン・タイライ)で向こうにいるのが十四番頭の余魚同(ユー・ユートン)だ」

サイヨ
「奔雷手の泰来哥と金笛秀才の魚同哥ですね!」

家洛
「では本題に入ろうか。私が皇帝の弟であることはお前も既知しておると思うが、皇帝には更に妹君がいることが明らかになったんだ。しかしその妹という女性は身分を隠し皇帝に近づこうとしてるという噂が耳に入った」

サイヨ
「皇帝の妹ということは家洛師匠の妹でもあると言うことですよね?」

家洛
「私と皇帝である乾隆帝は実の兄弟だが、その妹という女性は雍正帝が王妃の侍女に産ませた子、つまり私たちとは腹違いの妹ということになる」

サイヨ
「侍女に産ませた子?雍正帝もなかなかやるね~じゃなくて、その妹はなんで身分を隠してまで皇帝に近づこうと?」

泰来
「サイヨ、身分を隠すと言うことは疚しいことがある証拠だ」

サイヨ
「疚しいこと?」

魚同
「暗殺を企ててるかもしれないということだ!」

サイヨ
「暗殺ってなんでまた?腹違いとはいえども乾隆帝は兄上でしょ、それに皇帝を暗殺だなんてただごとじゃないですよ!」

家洛
「サイヨ、落ち着け。暗殺というのは私たちの想定している最も恐れていることであってまだ確証はない。ただその女性は父親を、即ち雍正帝を恨んでいたらしい。しかし既に雍正帝は崩御してしまっているため継承者である乾隆帝を狙っているのではと考えているのだ」

サイヨ
「父親を恨むなんてなにがあったんだろう?」

家洛
「侍女であった女性の母は王妃に追い出され、母娘は離れ離れになってしまった。そしてその女性も物心がついたときに皇室の暮らしに慣れず都を飛び出したというところまで掴んでいる」

サイヨ
「でも雍正帝ももういない。それで乾隆帝を?じゃあ家洛師匠も危ないんじゃ?」

魚同
「乾隆帝と総帥が実の兄弟というのは知っているのは我々だけだ。だから総帥には目を向けてないんだよ」

サイヨ
「そういうことか」

家洛
「近々、城下町で皇后主催の大きな大会があり乾隆帝も審議員として参加する。その大会は最も美男子である男性と料理上手の美しい女性を選ぶ大会らしいのだが、その女性が料理上手だという情報も掴んでいる。ということは料理大会に現れるのではないかと睨んでいるんだ」

サイヨ
「もしかしてそれって"小鮮肉比赛和可愛的姑娘料理比赛”のことですか?」

家洛
「なんだ、知ってるのか?」

サイヨ
「もちろんですよ。だって俺も出場しようと思ってるんですから」

家洛
「お前が?」

サイヨ
「小鮮肉、即ち健康で素敵な若者のこと。男児たるもの容姿が優れているだけじゃなくて文武両道であること、そうでしょ!」

家洛
「そうだな。お前が出場しようとしてるなら話は早い。私や皆は若者というにはもう遅い。そこで大会参加に関してはすべてお前に託し私たちは大会の日までに更に妹のことを調べておき当日は裏で協力をする。そうだ駱冰、お前にも頼みがあるんだ。料理大会に参加できるように腕を磨いておいてくれ、予選を通過するために献立を作れるように勉強しておいて欲しいんだ」

魚同
「駱冰姐さんの料理は天下一品だ」

駱冰
「魚同、天下一品だなんて褒めすぎよ。わたしの料理なんて夫のために作っているだけなんだから」

サイヨ
「夫?」

家洛
「話してないのか、駱冰。サイヨ、泰来と駱冰は夫婦だよ」

サイヨ
「駱冰姐さんは人妻?」

天宏
「おいサイヨ、人妻じゃなかったらどうするつもりだったんだ?」

サイヨ
「やめてくださいよ!どんなつもりもこんなつもりも、、、ただ駱冰姐さんはお綺麗な女性だなと思ってただけですって!」

魚同
「ジロッ(睨み)」

天宏(サイヨにこっそり)
「駱冰姐さんになにかしたら夫の泰来哥より魚同が黙ってないぞ」

サイヨ(天宏にこっそり)
「どういうことです?」

天宏(サイヨにこっそり)
「駱冰姐さんは魚同の初恋の女性なんだよ」

魚同
「天宏哥、なにをこそこそ言ってる?」

天宏
「な、なんでもないよ!」

サイヨ
「で、家洛師匠、妹さんらしきその女性が料理上手ということの他に何か掴んでることはないんですか?例えば背格好とか、名前とか」

家洛
「陸如月と名乗っていることと、女性にしては長身で武術にも長けてるらしいということだけだ。それと赤く光る剣を持っていて得意技は越女剣らしい」

サイヨ
「越女剣、、、なんかすっごく強そうですね」

駱冰
「それで総帥、料理の献立って何なんです?」

家洛
「それが"栗和大苺入黄金巧克力芭菲と言う西洋菓子だそうだ」

半山
「聞いたことも食べたこともないな」

駱冰
「黄金のように輝く栗と大きな苺が乗ったちょこれいと冰菓子ということかしら?芭菲って聞いたことあるのよ、ふわふわの卵白が乗った冰菓子のことらしいの」

サイヨ(独り言)
「黄金的芭菲、、、もしかしてそれって時空風呂敷を被ってこっそり覗いた場所で男たちが食べてたあの菓子だ!」

家洛
「サイヨ、なにか言ったか?」

サイヨ
「いいえ、なにも!」

サイヨ(独り言)
「越女剣を得意とする長身の女性と時空で覗いた"黄金的芭菲"
これは夢か幻か?いや、違う。夢でも幻でもない!
家洛師匠の言っていた長身の陸如月という女性はあそこで出会ったあの女性の雰囲気と重なる気がするのは気のせいなのか?
もう一度風呂敷を被って背負ってあげたあの女性に会わないと。そして黄金的芭菲を食べて駱冰姐さんにその味を伝えなくちゃ!」

続く、、、