天照庵十周年祝いー第2弾ー みんなでリレー小説を書こう★

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トピックのレビュー

トピックのレビュー: 天照庵十周年祝いー第2弾ー みんなでリレー小説を書こう★

Re: 天照庵十周年祝いー第2弾ー みんなでリレー小説を書こう★

by hikari » 2016年3月30日(水) 01:00
hiyokoさん、ミコさん、お疲れ様でした。
楽しく読ませて頂きました。

パンさん、最後にカッコいい!
おばちゃんとパンさん、どうなるんでしょう(´艸`*)
キョウマ目当てのおばちゃん、本命はパンさんか?


pちゃんの刑事達も映画と一味違う魅力で
面白く読ませて頂きました。
次回も彼らが活躍してくれるのでしょうか(ワクワク♪)

次回作も楽しみです。

またゆっくり来ます。

ミコさん、マウス絵、またまた手が混んでて素敵です!
劇場へのUPありがとうございます☆

お二人とも本当にお疲れ様でした。
楽しい小説、ありがとうございました!

Re: 天照庵十周年祝いー第2弾ー みんなでリレー小説を書こう★

by ミコ » 2016年3月29日(火) 23:53
劇場の方にまとめた物を投稿しました。

『少林学園 武侠兄弟』〜消えた金バックルの謎〜前、後編

http://www.amaterasuan.com/theater/mini.cgi

Re: 天照庵十周年祝いー第2弾ー みんなでリレー小説を書こう★

by ミコ » 2016年3月29日(火) 22:50
hiyokoさんが書いてくださった刑事物語に登場する刑事たちのポスターです。

Detective ps.png

Re: 天照庵十周年祝いー第2弾ー みんなでリレー小説を書こう★

by ミコ » 2016年3月27日(日) 22:55
少林学園の総合ポスターです。
shaolingakuen ps.png
少林学園大ポスター


数日間に渡りhiyokoさんと私で書いたリレー小説は最終話となりました。

ご拝読いただきました皆さま、有難うございました。

近いうちに劇場の方にまとめた物を挿絵付きで投稿させていただきますので、お楽しみに。

尚、この『少林学園 武侠兄弟』はシリーズ化するかもしれません(笑

Re: 天照庵十周年祝いー第2弾ー みんなでリレー小説を書こう★

by ミコ » 2016年3月27日(日) 22:42
hiyokoさんからの続きです。


最終章(第十章)

コリン
「レンマ、オレたちにわかるように説明してくれよっ!」

ドニー
「籤で決めろとか挑戦しろとか誰が言ってるんだ?」

くまきん
「おいらたちが一生懸命に調べてる間、ぼぉーっとしてたからわかんないのさっ!」

レンマ
「今、言えるのは正々堂々闘ってヒトミを取り戻す。それだけだ!」

キョウマ
「鍛錬してくるっ」

くまきん
「おいらも行こうっ」

レンマ
「ドニー、お前たちはどうする?」

ドニー
「あぁ俺たちも行くよ。コリンお前も行くな?」

コリン
「なんだかわかんないけど負けるのは嫌だからオレも行くぜっ!」

レンマたちは道場でドニーたちはトレーニングルームで特訓を始めた。

キョウマ
「兄さんはもうすべてがわかってるんだろ?」

レンマ
「挑戦者、即ち手紙の送り主が誰であろうと勝たねばヒトミは帰ってこない」

くまきん
「籤で決めるってことはドニーかコリンが優勝することもあるわけか。おいらはあにぃやキョウマには勝てるかわかんないないし」

キョウマ
「僕はドニーたちには絶対勝ってみせるっ!」

レンマ
「いずれにしても優勝者がキョウマかくまになった時は頼んだぞ」

おばちゃん
「キョウマくん、ここにいたのね」

キョウマ
「おばちゃん、どうしたの?」

おばちゃん
「レンマさんも一緒ね、ちょうど良かったわ」

レンマ
「おばさん、いつもどうも」

おばちゃん
「ちょっと思い出したことがあって。ヒトミちゃんは半年前くらいからパンさんともよく話をしてたのよ」

レンマ
「ヒトミがパンさんと?」

おばちゃん
「三人で残り物を分けながら話したこともあるの。パンさんもヒトミちゃんのことをすごく心配してあげたり、ヒトミちゃんもパンさんには優しく接していたわ」

レンマ
「ヒトミはそんなに淋しかったのですね」

おばちゃん
「ヒトミちゃんはまだ見つかってないの?」

レンマ
「明日試合を再開し勝利すれば、すべてが解決します」

おばちゃん
「わかったわ。鍛錬の邪魔してごめんなさいね、もう行くわ」

一方、トレーニングルームでは・・・

コリン
「オレは誰にも負ける気がしねぇから、その挑戦者にも勝つ。そうなればマドンナは戻ってくるってことだな」

ドニー
「ハッキリしたことは分かんないが、そうなれば事件は解決するってことだ。俺も誰にも負けないぜっ!」

コリン
「しかしマンチェクには煽てられて、踊らされてたってわけか?でも盗みで捕まるなんてもったいないぜ。そんなに金に困ってたのか?」

ドニー
「あぁ、あいつの腕は大したものだったのにな。あいつもモデルのバイト一緒にやりゃよかったんだよ。それに生徒会長だなんて気取ってたお坊っちゃまたちにも参ったぜ」

コリン
「どっちにしろアンディみたいなイケメンならともかく、あいつの面じゃモデルは無理だぜっ!」

ドニー
「それもそうだな」

翌日。。。

ウミノシン
「皆さま、今回の学園祭選抜試合は諸事情により延期となりご心配をおかけしましたが、これより再開いたします」

五人の出場者が紹介され、ルールが説明される。

ウミノシン
「試合の対戦方法は籤で決め、勝敗の決定はいずれかの選手が負けを認めるか、十五分間互角の場合は三人の審判員による判定とする。選手は武器を使用し闘うことも認める」

五人はウミノシンの持つ箱から一枚ずつ紙を選ぶ。
結果、第一試合はドニー対コリン。
第二試合はキョウマ対くまきん。
そしてレンマがシード枠となった。

第一試合のドニー対コリンは、二人とも武器を使用せず素手での闘いだ。

コリン
「劇じゃ負けたけど、今日はこてんぱんに打ちのめすぜっ!」

ドニー
「そいつはどうかな?今日も俺さまが勝ちをいただくぜ!」

ボクシングスタイルで構え拳を合わせるが、どちらの俊敏な攻撃も巧みな防御で躱される。

長身のコリンが上から肘で脳天を突こうとしたが、それをドニーは脇に逃げコリンの胴を掴む。

コリンは膝で顎を蹴り上げようとするが、ドニーはコリンを持ち上げ、逆さ抱え落としを決めた。

ドニーはすかさず押さえ込むと腕を掴み、腕拉ぎ十字固めをかけた。

コリンは堪えるが、このままでは腕の腱が切れてしまう。
審判員が中に入り、技有効でドニーの勝ちとした。

第二試合のキョウマ対くまきんは話し合いののち、武器を使用しての闘いとなった。

キョウマは槍をくまきんは太刀を手にし構える。

長槍を巧みに振り翳すキョウマ、重い太刀を意図も簡単に操るくまきん。

どちらの動きも俊敏且つ、巧みでなかなか技を決められずにいたが、キョウマの槍がくまきんの背中を突いた。

くまきんも太刀を振り降ろすが、槍で受け止められてしまった。

ここで技あり、キョウマの勝利となった。

第三試合、ドニー対キョウマの闘いは武器を使用せず素手での闘いだ。

ドニー
「劇のようにまた俺さまが勝たせてもらうぜ」

キョウマ
「あれは悪役が刑事に勝つわけには行かなかっただけだ。僕の力を侮るなよっ!」

二人とも拳を握り構えたまま動かない。
お互いが隙を突こうと睨み合ったまま、一歩も譲らないのだ。

ようやくドニーが一歩を踏み出しパンチを繰り出すと、キョウマはその腕を膝で蹴り上げた。

ドニーは後ろに一歩下がり反動で横から脇腹に蹴りを入れる。
ドニーはキョウマの首を掴み投げ飛ばそうとするが、腰を押さえ逆に後ろへ投げ飛ばした。

すぐさまキョウマは一回転し、回し蹴りから三角蹴りを食らわせた。

ここで十五分が経ち試合は終了とされ、審判員の判定となった。

二体一の判定でキョウマの勝利となった。

最終戦、シード枠のレンマとキョウマの対決も素手での闘いだ。

キョウマ
「一度くらい兄さんに勝ちたいよ」

レンマ
「お前が私に勝つ日は今日になるかな?」

八卦形意拳で構えるレンマと太極拳の構えを見せるキョウマ。

レンマはすり足でキョウマに近寄る。
キョウマは腕を大きく広げ手を華麗に泳がせレンマの横へ入り込む。

レンマの手の甲とキョウマの掌が当たる。
押しては跳ね返され、引いては戻されお互い技を決めることができないまま十五分が経ってしまった。

これでは判定員も判定できないため、武器を使用しての延長戦となった。

二人とも剣を手に構える。
躱し合いが続いたが、レンマの剣がキョウマの腕を突く。
キョウマも負けずと胸を突く。

また十五分が経ってしまったが、これ以上試合を続けてもと審判員の判定とされた。

結果、最初に腕を突いたレンマの勝利となった。

ウミノシン
「試合の結果、武術育成組の呉李連馬が優勝となりました。ここで今回、試合を延期したお詫びにエキシビション試合を行います」

観客はもう一試合観られることに大興奮だ。

ウミノシン
「エキシビション試合の対戦は呉李連馬と、、、」

レンマは挑戦者が現れるのを待っている。

とそこへ甲冑姿の男が現れた。

レンマ
「待っていましたよ、パンさん」

会場は甲冑姿の男が誰なのかわからず、大騒ぎだ。

そこへ取り戻したベルトを手にキンゾウが現れた。

キンゾウ
「おいっ、お前だったのか?ヒトミを返せっ!」

レンマ
「理事長、違うんです」

とっさにキンゾウは試合用の剣を掴み、パンに襲いかかろうとした。

パンも背中に差していた槍を抜き構えた。

レンマ
「早く逃げろっ!」

キンゾウが剣を振りおろしたその瞬間、観客席にいた一人の女性が会場に駆け寄ってきた。

女性は剣で突かれその場に倒れた。

キョウマ
「お、おばちゃんっ!」

くまきん
「おばちゃぁーんっ、しっかりしてー!」

キンゾウはウミノシンたちによって押さえられた。

パン
「これで終わりだ、武術者として立派で良い試合だった。お嬢さんの居場所は你が探せ」

そう言い、パンは走り去った。

レンマ
「キョウマ、早くおばさんを!」

レンマはあれから考えた末にひとつの場所を思い出していた。

幼い頃に両親を亡くしたレンマとキョウマはウミノシンに育てられた。

親代わりでもあり武術の師でもあったウミノシンと、いつも鍛錬をしていた学園の裏にある丘の上。

そこにはヒトミもいつも一緒だった。
暗くなるまで鍛錬したあと、二人は丘の上の東屋で約束したのだ。

数年前、、、
ヒトミの母親が亡くなった時、戸籍謄本から金蔵が実父ではないことと同時に刑事である兄スーのことも知った。

実父は事件に巻き込まれ殉職し、罪滅ぼしに金蔵に育てられてたこともショックだった。

〜回想〜
ヒトミ
「レン、ワタシの家族のこと認められる?」

レンマ
「、、、」

ヒトミ
「お父様はワタシを愛してくれているけど、それは罪滅ぼしなのよ」

レンマ
「そんなことはないさ」

ヒトミ
「じゃあ、気にしない?」

レンマ
「僕には両親はもういない。でも師匠はずっと傍でキョウマと僕を見守ってくれている。それで充分だ」

ヒトミ
「お父様を赦せるかしら?」

レンマ
「赦さなきゃいけないよ、お兄さんが赦したんだから。それに僕がずっとキミの傍にいるさ」

ヒトミ
「約束よっ!」

そう言いヒトミはレンマにくちづけをした。

きっとあそこだ。
レンマは丘に駆け上ると東屋にはヒトミが座っていた。

ヒトミ
「来てくれたのね」

レンマ
「やはりここだった」

ヒトミ
「怒らないの?」

レンマ
「怒る資格なんてないさ、気づいてあげられなくてすまなかった」

ヒトミ
「叱ってよ。そしてもっとわたしにかまってよっ」

レンマ
「みんなが待ってる、行こう。理事長も心配してる」

ヒトミ
「お父様も悪いのよ」

レンマ
「戻ってすべてを話しに行こう」

学園長室に戻ったヒトミは今回の事件のことについて説明を始めた。

ヒトミ
「こんな大騒ぎになるとは思っていなかったのよ」

キンゾウ
「どういうことだ、ちゃんと説明しろ!」

ヒトミ
「誘拐は狂言でした。お父様を困らせたかっただけだったのよ」

キンゾウ
「な、なんだとぉ!」

キンゾウはヒトミの頬を叩こうと腕を上げるが、その手はウミノシンによって押さえられた。

ウミノシン
「訳も聞かずに叩いたら元には戻れんぞ。これ以上溝を作ってはいかん」

キンゾウ
「師匠、、、」

レンマ
「言いたいことはすべて言えばいいさ」

ヒトミ
「お父様はお金ですべてを動かそうとしてるのよ。学園への寄付は別としても、私腹を肥やし金ピカに着飾って偉そうなことばかり。お母様が亡くなって淋しいのはワタシも同じよ!お金を使うことで淋しさを紛らわせていただけでしょ。
お金は大事だけどそれよりもっと大切なものに気づいて欲しかったの」

キンゾウ
「ヒトミ、、、」

ウミノシン
「パンくんはなぜ?」

ヒトミ
「彼はこの学園が最近乱れていたことを嘆いてたわ。由緒ある武術の名門でもあるこの学園を創立以来知っていた彼だからこそ、今のままじゃ駄目だと考えていたらしいの」

レンマ
「それで協力してくれたってことか?」

ヒトミ
「今回の試合でワタシを賭けていたことや、ことあるごとに喧嘩をしてるみんなのことも赦せないって」

ウミノシン
「そのことはわしも少々気にはなっていた」

ヒトミ
「それで誘拐されたことにして、みんなでワタシを探すことで一団となって欲しかったの」

レンマ
「でも同時にベルトが消える事件が起こってしまった」

ヒトミ
「こんなことになるなんて思ってなかったの、本当にごめんなさい。だからパンさんは全然悪くないわ」

レンマ
「パンさんは戻ってくるでしょうか?」

ウミノシン
「戻ってきてもわしは責めん。それは彼次第だ」

レンマ
「そうですね。でもパンさんと闘ってみたかったな」

ウミノシン
「彼の腕は相当なものらしい。レンマに敵う相手じゃないくらいな」

レンマ
「あっ、おばさんっ!」

ヒトミ
「おばちゃんがどうかしたの?」

レンマ
「ちょっとしたアクシデントがあったんだ」

保健室では・・・

キョウマ
「おばちゃん、なんで飛び出してきたんだよ?」

くまきん
「おばちゃんになにかあったらおいら泣いちゃうよ」

キョウマ
「僕だってすっごく悲しいよ」

おばちゃん
「かすり傷よ、大丈夫。それに試合用の剣が本物じゃないくらい知ってるのよ」

キョウマ
「それにしたって危ないよ、もうーっ」

おばちゃん
「パンさんを守りたかったのかも、、、」

キョウマ
「おばちゃんっ?」

くまきん
「わぁーキョウマ、振られたぁー」

おばちゃん
「なに言ってるの、あたしはずっとキョウマくんの大ファンよっ!」

キョウマ
「約束だよっ!」

翌日の夕方、用務員室では・・・

おばちゃん
「今日はお饅頭いっぱい残ったの。はいどうぞっ」

パン
「もうあんな無茶をしては駄目だ」

おばちゃん
「わかりました」

パン
「あ、あの、、、これからお粥はわたしのためにだけ作って欲しい、、、」

おばちゃん
「パンさん、それってもしかして、、、」

パン
「だっ、駄目ですか?」

おばちゃん
「はいっ、喜んで!」

続く?

Re: 天照庵十周年祝いー第2弾ー みんなでリレー小説を書こう★

by hiyoko » 2016年3月26日(土) 12:09
九章

雨が滴り落ちそうな空気が広がっていた。
道場の中は暗雲が立ち込めてスーの周りは
険悪な輩で周りを囲んでいた。

スーはずらっと自分を囲んだ人間を一人一人
見据えてそっと左手を出し拳を握ると
向かってきた人間の動きも見切りバタバタと
倒していき、倒された人間はみなうめき声
一つ上げることなくその場に落ちて行った。

ユーロとラウはそのスーの様子を見ながら
四方に広がり一斉に向かって来る奴にお互い手を組んで
ぐるっと回りながら蹴りあげてクルクル回りながら
四方から囲む円陣を一気に崩していった。

スーは向かって来る人間から倒していく。

彼は思った 喧嘩は数じゃない だが力をうまく使わなければ
その数の押し倒される 喧嘩をするなら自分の力量と相手の
力を利用することが何より大事である。

理科の実験で昔ならった物理的な物の動きは喧嘩にも
通じているとふっと思い出した。
スーはそんなに勉強が好きではなかった。
物理なんて教科書を立てて眠って真剣に聞いたことはない。
だが実戦形式に入って学んだことを生かす行動タイプに
分類され、その成果は身の危険が迫りその危険回避するための
基礎学力を応用した形が何であれ、学んだことは生かす事を
この仕事を始めた時から覚えて行った。

スー「喧嘩は数じゃねえよ ちゃんと教科書を読めた
人間だけが知ってる資質が大事なんだよ」

綺麗に目の前の人間を倒してマンチェクに言った。

マンチェク「何を訳の分からない事をいってるんだ?
刑事は所詮上の言う事を聞いて仕事するだけの
能無しだ ほかに仕事することがあるのかよ?
資質だ?笑わせる・・・」

スーは年下の何もわからない坊やが分かったようなことを
ほざいてる事がどんなに時間を無駄に生きてるか
今教えるべきだな・・・と決めた。

スー「じゃ・・その能無し相手に勝てよ」

そういい目の前に立ったときマンチェクの拳が
飛んできた。

早いのか遅いのか微妙な角度からの拳をはねのけると
その拳をそのまま止めマンチェクがはっとしたすきに
自分の拳を胸の奥に一発入れそのまま沈み込ませるように
背を押し込めて蹴りだした。

マンチェクは一瞬の出来事に何が起きたか
わからず、ぐぐ籠った声を出しついたことのない
足を床につけた。

スーそのままマンチェクの頭を蹴りあげてマンチェクは
スーの距離から離れて転がっていった。

マンチェク「その武術は反則だぞ・・・・・・・・・・・」

スー「世の中のルールもわからないねえ奴が
反則だとよく言ったな、この武術が反則なら
お前にしてる事の方の方が社会的反則だろ
刑事の現場で反則?遊びでやってるんじゃないんだ
一人武術ごっこでもしてろ。馬鹿。」

スー「おい・・バックルはどうした?
どこだ?」

マンチェク「そんなもん・・・・しらね」

スー「知らねえ? なわけねえだろ!」

もう一発蹴りを入れるとマンチェク ゲホゲホと
せき込み血を吐いた。

スーは上から見下ろしていた。
ガキ相手にひっかきまわれる身にもなれ
こんな事件を起こしたガキに手を緩ませる心など
持ち合わせてない。
おとなしけりゃかわいいが、ひねて可愛くもない
いい年した奴に緩めるものなど何もないのだ。

スー「情けをかけるなんてしねえからな
窃盗罪でそのまま刑務所行きだ」

マンチェク「少年法がある」

スー「少年法は通用しない 世の中のルールは変わるんだ
10代で裁かれないと思ったら大間違だ 寝言いってんじゃねえ 
 ここがアメリカだったら、打ち殺されてるぜ」

スーはユーロに「こいつさっさと吐かせて署に
持って帰れ」


ユーロは「馬鹿・・・・・・怒らせやがって・・
バックルはどこだよ」

マンチェク「言うもんか!」

マンチェク顔を上げながら唾を吐いた。
ユーロ「そのままにしておくと思うなよ」
そういい拳を上げた時突然ラウの顔が
マンチェクの顔に向けられたかと思うと
ラウ殴ると「お前どこだよ?!あ???」

マンチェク「優男・・・・・・・・・・・」

ラウ「ルセ!」
もう一発殴るとマンチェクの顔は青ざめ
「・・・・・・・」気を失った。

スー「あーも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

そういいながらマンチェクを引きずると彼の道着の奥の
ポケットからコロンと落ちてきた。

スー「なんだこれ?」

ユーロ「バックルじゃないのか?」

スー「これか・・・・・・意外だな
こんなところにあるんならさっさと出せばいい物を」

ユーロ「きっとそりゃ喧嘩したかったんじゃないのか?
武術大会でも負けるなんて思ってないはずだから
スーとは準備運動くらいしか思ってなかったって事だな
大人を甘く見ちゃいけないさ・・」

ラウ「結構あれだね・・単純というか 馬鹿というか
力を持ってると過信しやすいんだね」

スー「よくわからない力というのは持つのはよくない・・」

そういい後からきた署の部下に彼らを連行させていき

スー「やれやれ・・・仕方ないな親爺に(キンゾウ)に
会って来るかあ~・・」

ユーロ「?キンゾウってそうなの?」

スー「ああ・・・・・顔はさっぱり似てないんだけどな
そうなんだよ・・俺もびっくり」

スー少しおどけながらバックルを持って
いそいそ車に乗り込みユーロに
「あとよろしく~♪」そういい消えていく。

ラウ「待ってよ――――――――――――」

スー「あとから来いよ お前とドライブは遠慮する
じゃな」

そういいあっという間に煙になった。


スーはバックルを懐にいれキンゾウのいる
学園に来た。

スー「ここか・・・・・・・・・」

そういい校内はマドンナ&バックル事件で
何もかも騒然となっていた。

そんなざわついた校内人が人の波を作っていたが
そんな中に紛れ込みそっと校内に入った。

スーは学校という物をあまり覚えてない
確かに・・学生服は着ていたがあまり覚えがない
覚えてると言えば昼休憩にこっそり屋上で
タバコを吸っていたくらいか・・・。

廊下をずっと歩いてくと保健室が見えた。

スー「保健室かあ~保健室と言えば~セクシー先生か??」

そんなわけわからない事を言いながら
ノックもせずドアを開けて入っていった。

だーれもいない部屋・・・・・・・・・・・。
スー「なんだ誰もいないのか・・しょうがないな・・」

そういい出ようとしたとき そっと影から人に変わった


「スーようこそ」

スー「隠れたのか??トニー久しぶりだな・・」

トニー「何時かここに来ると思った・・」

スー「来る気はなかったんだけどな気がついたら
足が向いただけだ セクシー先生は?楽しみにしてたんだけどな」

トニー「女ね・・相変わらずだな・・彼女はそのうち帰ってくるよ」

トニーはそんな事全然考えてないくせに、とりあえず言う
スーの軽い言葉にいつも振り回されるのは御免だと
次の言葉を切り出した。

トニー「スーはヒトミをどうする?」

スー トニーがヒトミの事を狙っているくらい
昔から知っていたが、こいつにヒトミを預けるなんて
考えたことないのだ。

スー「ヒトミはレンマと結婚するんだろ?
トニーはそれをどうしたい?」
トニー「ストレートだな 違うよ探さないのかって話?」

スー「それはお前らの仕事だろうが、なんでそこまで俺が
かかわらなきゃ いけねえの? 他人にかかわるのは
殺人事件が起きてる時だけだ 窃盗事件くらいでかかわるかよ」

トニー「でも・・・・・・会わないのか????」

スー「別に・・ここのマドンナだけどまだガキだろ?
会ってどうするよ・・ガキの女に入れ込むほど暇じゃねえんだよ」

トニー強がりなのか何なのか、少なくとも一緒に過ごした
事はあったら普通は心配するのだがスーはそんな様子を
全く見せず淡々と言葉を吐いている姿は冷淡な横顔に
涙も見せない鬼にも見えた。

トニー「ローグといたらそんなに変わるもの?」

スー「ローグがどうした?アイツはアイツだ
離れもしないが近づきもしないそれだけだ」

トニー「スーはローグと恋人なのか?」

スー馬鹿な事を・・・と笑った。

トニー「ローグがいて生きてるんだろう?スーは」

スー「そんなにローグといる俺が嫌か?お前は?
そんな焼きもち焼くくらいならなぜ?ここでガクセイしてるんだ
さっさと社会人になれよ・・俺と組んで仕事したいなら
ここから出ろよ。ローグは俺の相棒だ。
アイツは俺を取り込まない 俺もアイツをとりこまない
で?お前はどうしたいんだ???早く自分の答えを出せよ・・」

トニー「スー・・戻ってこないの?・・この場所に?」

スー「俺はね教師するほど懐が深くないんでね
人に教えるより好き勝手に生きてる方が性に合うんだ
それより早くマドンナ探してやれ 
あとレンマよろしくな。お前しかいないだろう?
アイツのサポートできる奴、キンゾウが見込んでるんだ
いい加減気づいてやれ じゃな マドンナよろしく~」

そういいトニーと別れた。
トニーが色んなことを調べてるのは知っているが
内情を知っていようが探りをいれようが
心まで探られていい気分はしない
入って来れられるのは心の一歩手前でいい
心の奥底に分け入っては言って来る奴は
1人でいいと・・。

さてさて・・キンゾウの所へ行こうと
ふらふら歩いたら奴の声が聞こえた・・。

スー「声のデカい親爺だ(キンゾウ)」

失礼~と何年かぶりに親爺(キンゾウ)と対面した。

キンゾウ「・・・・・スーか・・」

スー「お化けに見えるのかよ?」

キンゾウ「何の用だ?」

スー「何の用とは・・俺の仕事知っていってるのか・・・
親爺(キンゾウ)」

キンゾウ「お前に親爺と言われる覚えはない縁は切った」

スー「じゃ・・縁切りしてどうしてこうなったか
思い出せよ」

キンゾウ「・・・・・・・・・・・・・・」

スー「これだよ」

バックルをキンゾウのそばに置いた。

スー「このバックルで親爺(キンゾウ)と
また会う羽目になった・・何をしてもいいけどな
他人様に迷惑をかけるのはやめろよ・・」

キンゾウ「お前に何が分かる!」

スー「何が分かるってこのバックルが盗まれて
匿名の情報で仕事が増えただけだ ほかにあるか?
何がどうなってるのか知らないけどな 大事なものは
金庫でも入れておけよ。人騒がせだぞ」

キンゾウ「お前に何ができる!!!!!!
何もできない何もしない出来損ないが!
わ・・私の後を継ごうともしないでアメリカなんぞに
いきおって!!!!!!!」

スー「はいはい・・そんなに怒鳴ったら
血圧上がってまた気分が悪くなるぞ 親爺(キンゾウ)
少しやせろよ・・昔みたいに 俺より立派な跡継ぎは
もうできてるだろう。そいつに任せると言ってるんだ」

キンゾウ「・・?え?」

スー「レンマだ あんたレンマを見込んでるんじゃないのか?
ヒトミの婚約者に・・昔から・・俺は見込み違いだろう?
もう忘れろよ。妹を幸せにできる人間が誰か?親ならもう
わかってるはずだ・・。」

キンゾウ「お前・・・・・知っていたのか何もかも」

スー「昔からわかってた事さ。一応親子だしな
血はつながっていないけどな、言うだろう血より何とかは濃いしって
そうゆう事 じゃ俺後のいろいろ仕事のこってんだ。ヒトミが
見つかったら署に連絡してくれ。事務処理もあるから
親爺(キンゾウ)元気でいろよ じゃな」

ふっとキンゾウの顔を見るとサングラスをかけなおして
部屋を出て外で待っていたローグと会った。

ローグ「いいのか? ドニーとコリンは」

スー「あれはレンマとキョウマとトニーの仕事さ
学内まであれこれする気はないからな
学校の事は学校で何とかするだろう。それに
あんまり学校でもめ事で警察が入ったらいろいろ
まずいだろうな・・学業にも響くし・・」

ローグ感心したように「ほお~そんな事を言うようになったんだな」

スー「当たり前だ 仕事増えてお前のおごりが無くなるのは
とーっても困るからな~ユーロにも言っておいたから
ちゃんとしろよ・・仲伍に言うぞ・・ローグさん浮気してましたってな」

ローグ「お前は・・・・・・・・・・・・・・・」

スー「なんだよ?~仲伍はお前の事が第一なんだから
離れてる“恋人“は大事にするもんだ」

ローグ「仲伍と関係ないだろ」

スー「言ってろ」

二人は校舎の中で話しながらレンマやクマキンを見たが
そのまま素通りして歩いて行った。

レンマ「・・・・・・・・あ・・スー・・・・」

クマキン「兄~どうしました?」

レンマ「なんでもない・・・・・マドンナ探そうぜ」

クマキン「そうですね ドニーとか集めましょうか?」

レンマ「クマキン頼むぞ」

レンマはスーが消えていくのを見ながら
何も話さず何も言わずいつも通りすがる幼友達の
“兄”を今日もここで見ていた。

Re: 天照庵十周年祝いー第2弾ー みんなでリレー小説を書こう★

by hikari » 2016年3月25日(金) 00:36
ミコさん、hiyokoさん、何だかスゴイ展開になってきて
続きが楽しみになってきました。
用務員のパンさんが鍵でしょうか・・・(わくわく :bigsmile:

ミコさんのキャラ絵、拡大してよーーーーく観ました!!!
一人一人細かいですね☆
ウミノシンさんの顔、密かにお気に入りです♪(これは苦労しただろうなあ :yes:
キョウマの髪の色は、ミコさんのこだわりですね!!

時間がなくてなかなか来られなくてすみません。
あんまり大したモノではありませんが、私も一枚お持ちしました。
(もっと色々考えてたんですが、とりあえずこれを・・・ :redface:

では、これからの展開楽しみにしてます!
よろしくお願いします!

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くまきんと購買のおばちゃん.JPG
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Re: 天照庵十周年祝いー第2弾ー みんなでリレー小説を書こう★

by ミコ » 2016年3月24日(木) 21:55
hiyokoさんの続きです。

第八章

急いでレンマは観客席へ詰め寄ったがヒトミらしき女性の姿はもうなかった。

ウミノシン
「予期せぬ事態が発生いたしました。試合は一旦延期とします」

なにが起きたのかわからず観客席はざわめいている。

学園長は六人を学園長室へ集めた。

ウミノシン
「こんな事態になろうとは・・・」

キンゾウ
「確かにヒトミだったのか?」

レンマ
「間違いありません」

ウミノシン
「この間の調べでなにかわかったのか?」

レンマ
「少しですがわかったことがあります」

キンゾウ
「は、はっ早く話せ!」

キンゾウは興奮のあまり気を失ってしまった。

ウミノシン
「心配のあまりほとんど寝ていないんだ。部屋で休ませてやりなさい」

キョウマとくまきんが二人がかりで理事長室へ運んで行った。

ウミノシン
「レンマ、話を聞こう。あとのみんなは道場で待機していなさい」

レンマを除いた五人は道場へ向かった。

レンマ
「まず、マドンナが誘拐されたと言うのにも疑わしい節があります」

ウミノシン
「それはどういうことだ?」

レンマ
「マドンナは最初の手紙が来たあとで購買部に行ってるんです。誘拐された人間がそんなことは出来ません。これは購買部の店員の情報です」

ウミノシン
「店員の勘違いではないのか?」

レンマ
「あの店員の記憶力は普通じゃありません。その証拠に学園内の人物すべての好物を知ってるくらいですから」

ウミノシン
「そう言えばわしの好物も知っておったわ」

レンマ
「それと用務員のことを知りたいんです」

ウミノシン
「パンくんのことか?またどうして」

レンマ
「ちょっと引っかかることがあるんです」

ウミノシン
「彼はこの学園が創立された三十年前からここで働いている。祖国は中国で武術に精通してること。わしが知ってるのはそれだけだ」

レンマ
「そうですか。あいつらが心配なので私も道場に戻ります」

ウミノシン
「レンマお前にすべて任せる。頼んだぞ」

道場では・・・

ドニー
「一体、なにが起こってんだ?」

コリン
「ホントだぜ、訳わかんねぇよ」

くまきん
「おいらたちにどうしろっていうんだ?」

コリン
「おいキョウマ、黙ってねぇでなんか言えよ!」

キョウマ
「まだわからないのか?こうやって揉めてることがそもそもの原因だってことだよ!」

そこへアンディとトニーがやってきた。

トニー
「会議室に刑事が来てるんだ」

ドニー
「なんで学園に刑事が来てんだよ?」

アンディ
「この一件に関して実は刑事も動いてたんだ」

ドニー
「本物の刑事に会ったことなんてないな、ちょっと行ってみるか!」

コリン
「オレは遠慮しておくわ」

くまきん
「刑事を敬遠するってなんか怪しいな」

コリン
「うるせぇ、相性が悪いだけだ!」

キョウマ
「行きたい奴は行けばいいさ。くまきんは行くなよ!」

ドニー
「マンチェクはどうする?」

マンチェク
「ちょっと腹の調子が悪いんで俺も・・・あっ、トイレ行ってきまっす」

ドニー
「じゃあ、ちょっと覗いてくるぜ」

くまきん
「キョウマ、ホントにどうすりゃいいんだ?」

キョウマ
「落ち着けっ!」

くまきん
「落ち着くためには腹ごしらえだな」

キョウマ
「僕が行ってくる、おばちゃんに用があるんだ。いいな、ここでじっとしてろよ」

キョウマは購買部に向かうが、シャッターが降りている。

キョウマ
「そうか、今日は休みだよな」

仕方なく道場に戻ろうとすると用務員室からおばちゃんが出てきた。

キョウマ
「おばちゃん!」

おばちゃん
「キョウマくん、良かったわ。試合が終わったら食べてもらおうと思ってこしらえてきたの。みんなで食べて」

キョウマ
「わぁ、こんなにいっぱい?」

おばちゃん
「渡せて良かったわ」

キョウマ
「うん、、、でも試合が」

おばちゃん
「なにがあったの?」

キョウマ
「うん、、、」

おばちゃん
「良いのよ。言えないこともあるわね」

キョウマ
「いや、そうじゃないよ。立ち話もなんだから座って話そっ」

二人は廊下の長椅子に腰掛けて話を始めた。

キョウマ
「実はおばちゃんに聞きたいことがあって」

おばちゃん
「あらなにかしら?キョウマくんの力になれるならなんでも話すわよ」

キョウマ
「マドンナとはよく話するの?」

おばちゃん
「ヒトミちゃんは話し上手だし聞き上手よ。しっかりしてて礼儀正しくて。あたしの愚痴聞いてくれたりしてね。でも時々、本当のお友達が欲しいって寂しそうに呟くこともあったりね」

キョウマ
「友達が欲しい?」

おばちゃん
「頭も良くて美人であたしにしたら羨ましいくらいだけど、やっぱり理事長の娘ってことで敬遠されたり、、、お友達と笑ってふざけたりしたいらしいわ。お母様もいないしきっと淋しいのね」

キョウマ
「マドンナがそんなことを?」

おばちゃん
「キョウマくんのお兄さんのことも時々ね」

キョウマ
「兄さんのこと?」

おばちゃん
「幼馴染みで昔はよく遊んだけど、今は、、、」

キョウマ
「今は?」

おばちゃん
「あまり話もしてくれないって」

キョウマ
「兄さんみんながいると素っ気ないんだよ」

おばちゃん
「レンマさんらしいわね」

キョウマ
「気取ってるだけさ!」

おばちゃん
「きっとヒトミちゃんはレンマさんが好きなのね」

キョウマ
「この間マドンナが誘拐されたって話したでしょ。そして今日また犯人らしき人物から怪しげな手紙が来て試合を中止するしかなくなって」

おばちゃん
「でもあたしは売店に来たヒトミちゃんと会ってる」

キョウマ
「そう。誘拐された人が買い物に来れるはずがない」

おばちゃん
「おかしな出来事ね。それでヒトミちゃんはまだ見つかってないの?」

キョウマ
「それがさっき観客席から走り去るマドンナを見たって兄さんが。手紙には無事ってあったけど今も居場所は不明のままなんだ」

おばちゃん
「レンマさんが見たのがヒトミちゃんなら、なぜ姿を現したのかしら?」

キョウマ
「もうなにがなんだかわかんないよ。僕は早く試合がしたいよ」

おばちゃん
「あたしもみんなの勇敢な姿を早く見たいわ」

キョウマ
「そろそろ戻るよ。あっさっき用務員室にはなんの用だったの?」

おばちゃん
「あぁ、キョウマくんに差し入れできないならパンさんと分けようと思ったけど居なかったのよ」

キョウマ
「用務員さんと?」

おばちゃん
「売れ残りはいつもそうしてるのよ」

キョウマ
「因みに用務員さんの好物は?」

おばちゃん
「お饅頭とお粥よ。お饅頭はいつも残るからパンさん嬉しそうでね。でも昨日は珍しくフルーツサンドを欲しがって」

キョウマ
「フルーツサンド!?用務員さんが?マドンナの好物、ってまたフルーツサンドだっ!」

おばちゃん
「フルーツサンドは女生徒さんには人気があるけど、毎日買うのはヒトミちゃんだけなの」

キョウマ
「おばちゃんホントにありがと。またね!ああっこれ、ごちそうさまぁ!」

一方、会議室では・・・

トニー
「二人がここにいるのは内密に、、、」

ユーロ
「お前に報告するより、学園長と直々に話したい。おっそれと理事長ともだ」

アンディ
「それはちょっと」

ローグ
「これはもう単なる窃盗事件ではない。お前たちが手に負える範囲を超えてるんだ」

ユーロ
「レンマにも会いたい」

トニー
「ダメダメ、それは絶対ダメ。ハニー先生に会わせたでしょ」

ローグ
「刑事が合わせろと言うからにはそれなりの理由がある。おいっそこで覗いてるやつ!お前だ!コソコソしてないで出てこいっ!」

アンディ
「ドニーそこでなにしてる?」

ユーロ
「ドニー?ほぉお前がねぇ。服来てると普通だな、それになんだその髪型は?写真と全然違うな」

ドニー
「やっやべぇ、失礼しました!」

ローグ
「なんだ、変なやつだっ!」

トニー
「ねぇもういいでしょ」

ユーロ
「せっかくここまで来たのに、レンマとも手合わせできず、学園長にも会えないんじゃ帰るっ!誘拐事件も解決できないのになんて失敬な連中だぜっ!」

トニー
「まぁまぁ、ここは僕の顔を立てて今日のところはおとなしく帰ってください。なんならもう一度ハニー先生のとこ行く?」

アンディ
「ベルトの件はホントに感謝していますから」

ローグ
「まだ解決してないんだぞ、油断するな。レンマにそう伝えろ!」

トニー
「引き続き宜しくお願いします。次はいきなり来ないでくださいね」

ローグ
「ったく!来て損したな」

ユーロ
「生ドニーが見れただけかっ」

二人は裏口からこっそり帰って行った。

レンマが道場に戻るとそこにはくまきんしかいない。

レンマ
「おい、みんなはどうした?」

くまきん
「ドニーは会議室、コリンはとんずら、マンチェクは便所、キョウマはおばちゃんのとこっす」

レンマ
「学園長がここにいろって言ったのにまったくなにしてるんだ!」

ドニー
「おっレンマ、戻ってたのか?」

レンマ
「どこ行ってた?まだなにも解決してないんだぞ!」

くまきん
「あれっ?頭どうしたの?」

ドニー
「髪切ってきた。こっちの方がいいって言うからさ」

くまきん
「誰が?」

ドニー
「デカさんがさっ」

トニー
「あぁーーーーーードニー、誰だって?」

レンマ
「なんだお前ら、なにか用か?」

アンディ
「冷たいな、レンマ。マドンナが心配だから来たのに」

レンマ
「トニー、刑事が来てたんだろ?」

トニー
「な、なんで知ってるの?」

レンマ
「裏口のオープンカー、あんなの乗ってるのどうせあいつらだろ」

くまきん
「さすが、あにぃ!」

レンマ
「協力は有り難いが引っ掻き回すのは遠慮してもらうんだな。マドンナの件には手出し無用だと伝えてくれ」

アンディ
「わかってるよ、彼らが調べてるのはベルトのことだ、心配するな」

レンマ
「それならいい」

ドニー
「マンチェクも戻らないし、あいつトイレ行ったっきりなにしてんだ?ちょっと探してくるぜ、コリンにもメールだ!」

トニー
「僕らも失礼するよ。アンディ行こうっ」

アンディ
「行くってマドンナはどうするんだ!?」

トニー(耳打ち)
「レンマ怒ってるよ、一先ず退散!」

アンディ
「僕たちなりに動いてみるよ」

レンマ
「あぁ」

アンディたちは道場を出て行った。

キョウマ
「兄さん、戻ってたんだ」

レンマ
「なにを聞きに行ったんだ?」

キョウマ
「おばちゃんは学園の人物みんなと接してる。僕らが知らないことまで知ってるってことだよ」

くまきん
「その袋は?」

キョウマ
「今日のために用意してくれてたおばちゃんからの差し入れさっ。みんなの大好物がいっぱいだよ」

くまきん
「わぁ、すげぇ!」

レンマ
「で、なにかわかったか?」

キョウマ
「この事件の鍵はフルーツサンドさっ!」

くまきん
「フルーツサンド!?」

キョウマ
「手紙が来たあとでフルーツサンド、そして昨日の夜またフルーツサンドだ」

レンマ
「また買いに来たのか?」

キョウマ
「昨夜残ったフルーツサンドをおばちゃんがある人に分けたんだ」

くまきん
「分けた?」

キョウマ
「おばちゃんはその日の残り物はいつも用務員さんと分けてるらしい。そして昨夜は用務員さんは好物の他にフルーツサンドをもらったって話さ」

くまきん
「好きなだけかもよ」

キョウマ
「そうかもしれない、偶然かもな。でも兄さんも用務員のこと話してたろ?」

レンマ
「どうしてもまだ大道具室のことも気になる」

キョウマ
「一人の目で見るより三人で見ればなにかわかるかもしれないよ!」

レンマ
「そうだな。行こう!」

くまきん
「パンは?」

キョウマ
「食べたいのだけ持っていけばいいだろっ」

三人は大道具室へ向かった。

くまきん
「懐かしい物ばっかだね」

キョウマ
「鶏のコスプレ、兄さんこれ着たんだよね」

レンマ
「あの時は鶏の動きをずっと観察したな」

くまきん
「おいらが弟子のあのシリーズだね。わぁ猿の石像!」

レンマ
「この時の特殊メークは七時間かかった」

キョウマ
「泥の人像もあるよ」

レンマ
「刺客のお前を殺した時だな」

キョウマ
「50秒だけだよ、もっと闘いたかったな」

レンマ
「兵馬俑もその時のだな」

くまきん
「この木人は?」

キョウマ
「僕が南少林の劇やった時のだよ」

レンマ
「どれも懐かしい」

くまきん
「あにぃは主役をたくさん演じたんですね」

キョウマ
「みんなカッコよかったよ」

くまきん
「おいらが一番好きなのはやっぱり医師で武術家のあの人役のあにぃだな」

レンマ
「あの時は思わぬ怪我でくまにはスタントしてもらったな」

キョウマ
「僕は殺されたけど、あの劇は兄さんと闘えて幸せだったよ。あーそう言えば将軍役のあの劇もカッコよかったな」

くまきん
「あにぃが苦手なラブシーンがあったあれだ!」

レンマ
「あれだ!そうだ、それだ!」

キョウマ
「兄さんどうしたの?そんなにラブシーンが嫌だった?」

レンマ
「甲冑がないじゃないか!」

キョウマ
「あんな物誰が持ってくの?」

くまきん
「修理にでも出してるんじゃ?」

レンマ
「それならいいが、一週間前に剣を取りに来た時は確かにあった」

キョウマ
「どうする、道場に戻る?」

レンマ
「そうするか」

くまきん
「先戻ってて、便所寄ってく」

キョウマ
「ねぇ兄さん、マドンナと最近話してる?」

レンマ
「なんだ、急に」

キョウマ
「おばちゃんが言ってたけど、マドンナ最近寂しそうだったって」

レンマ
「そんな話もしたのか?」

キョウマ
「おばちゃんとよく話すらしくて、、、マドンナ友達が欲しいって言ってたって。兄さん、マドンナのことどう思ってるんだ?」

レンマ
「幼馴染みだ、お前も知ってることだろ」

キョウマ
「それだけじゃないだろ。少なくともマドンナはそうじゃないんだよ!」

レンマ
「そうじゃないって、、、」

キョウマ
「兄さんは鈍感か?それ以上僕に言わせるなよっ!」

レンマ
「彼女のことはみんなが好きだ」

キョウマ
「だけどマドンナが好きなのは一人だけってことだよっ!」

レンマ
「今、それは関係ない!それになぜお前が怒るんだ?」

キョウマ
「とにかくあれからなにも進んでない。マドンナはどこにいるんだ?おばちゃんも言ってたけどなぜ姿を現した?」

レンマ
「そのことは学園長にも話したが、誘拐自体そもそもが怪しい節があるとは思わないか?」

くまきん
「遅かったね、とっくにここに戻ってるかと思ったのに」

レンマ
「せっかくおばちゃんからもらったんだ、戴こうか」

キョウマ
「くまきん、唐揚げパンと焼きそばパン取って!」

くまきん
「了解!あれっこれなんだ?」

レンマ
「巻物?」

くまきん
「おばちゃんからの恋文じゃない?」

レンマ
「いくら武侠ファンだからってまさかそれはないだろう」

くまきん
「でもさっきおいらがウィンナーパン取った時はなかったよ」

レンマが巻物を開け中を読むとそこに・・・

『試合、籤で決めた勝抜戦とし明日決行せよ。
優勝者に我、挑戦いたす。
我、敗北の時、お嬢さん大事な場所に在なり。
その在所は、連馬、考えれば自ずと答、判明す』

レンマ
「学園長室へ行くぞ!」

道場を出るとドニーとコリンが戻ってきた。

ドニー
「レンマ、どこへ行く?」

レンマ
「次の手紙が道場に届けられた。マンチェクはどうした?」

ドニー
「それが携帯の電源が切られてて連絡が取れないんだ」

レンマ
「師匠、これが道場に」

ウミノシン
「次の手紙なのか?」

キョウマ
「兄さん、大事な場所ってどこだ?」

レンマ
「、、、」

ウミノシン
「二人にとって大事な場所と言うことではないのか?」

キョウマ
「兄さん、思い出せよっ」

ウミノシン
「わしは両親を早くに亡くしたお前たち兄弟をずっと育ててきた。ヒトミくんもよく一緒に面倒を見たな」

レンマ
「理事長は?」

ウミノシン
「それが様子を見に部屋へ行ったが、置き手紙をしてどこかに行ったようだ」

キョウマ
「マドンナも見つかってないのにどこ行ったんだっ!」

ウミノシン
「それがベルトのことで誰かに呼び出されたらしい」

くまきん
「そんなに大事なベルトなのかぁ?」

ウミノシン
「どうやらベルトを盗んだ者とヒトミくんを連れ去った者は別人だという見方が正しいようだ」

レンマ
「いずれにしても試合は決行し、手紙の送り主に勝たねばなりません」

ウミノシン
「送り主は試合のことばかり言ってくる。なぜなのだ」

キョウマ
「僕たちに挑戦するということは、武術の腕に長けた者ということだよ」

レンマ
「送り主の検討がついてきてはいますが、そこにどうしてマドンナが関わってるのかがわかれば、、、」

ウミノシン
「明日試合を決行しよう。それと二番目の手紙にあったことを覚えているか?」

レンマ
「はい。武術者として恥じない闘いをすることです!」

続く

Re: 天照庵十周年祝いー第2弾ー みんなでリレー小説を書こう★

by ミコ » 2016年3月23日(水) 22:37
hikariさん☆

またまた素敵画像を有難う御座います♪

りんちぇに比べてド兄さん、コリン兄さんの画像検索すると上記に表示されるのは裸画像やムキムッキ画像ですよ。

飽きるどころか、最近ではこの筋肉が見てて気持ちよくなってきてます。

アクションや武術もさることながら、これだけ鍛えていれば見せたい気持ちわかります。

hikariさんの画像をヒントにストーリー書くのが楽しくなってきました。

Re: 天照庵十周年祝いー第2弾ー みんなでリレー小説を書こう★

by ミコ » 2016年3月23日(水) 14:10
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物語もいよいよ中盤に差し掛かってきました。

ここで登場人物の絵を描きました。
絵を参考にキャラクターイメージを膨らませてください。