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ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ 烈火風雲 / The Last Hero in China

烈火風雲 烈火風雲 烈火風雲

原題 黄飛鴻之鐵鶏鬥蜈蚣 / 香港製作 製作 1993年 / 1995年公開
監製 監督&脚本:王晶(バリー・ウォン), 武術監督:袁和平(ユエン・ウーピン), 製作:李陽中(リー・リンチェイ)
出演者 徐忠信(アラン・ツィ), 袁詠儀(アニタ・ユン), 劉家輝(ラウ・カーファイ), 陳百祥(ナット・チャン), 張敏(チョン・マン), 梁家仁(レオン・カーヤン), 張衛健(ディッキー・チョン)
データ ・徐克(ツイ・ハーク)と袂を分かち、王晶(バリー・ウォン)と手を組んで自社製作した作品
・李連杰の酔拳、ニワトリ姿のコスプレ衣装、無影脚大放出など、美味しくて貴重な場面の宝庫
・連杰作品では珍しく、エンディングでNG集が流れる(キュートな笑顔大放出)
萌場 ・人質にされた黄飛鴻が、敵の降霊術儀式(?)を無視し、儀式途中にも関わらず猛攻撃をしかける場面
・能仁寺内の橋の上で、雑魚兵たちをバッタバッタとなぎ倒していく場面(動きのキレが半端じゃない!)
内容 弟子の確認不足により、娼館の隣に賓芝林を引っ越すことになった黄飛鴻(李連杰)。ある日、娼館の女性達が能仁寺に拉致され黄飛鴻が救出に行く。そこは義和団が人身売買のためにさらってきた女性を隠しておく寺だった。女性たちの存在を知ってしまった黄飛鴻は、義和団と癒着している高官ルイ・フェイ(徐忠信)に目をつけられてしまう。ルイ・フェイは近く行なわれる記念式典の獅子舞で、黄飛鴻を貶める計画を立てる。賓芝林の弟子を脅し、黄飛鴻の茶に毒を入れるよう命じたのだった−。
▼ 管理人レビュー
ストーリー:★★★☆☆ 萌え度:★★★★☆ 貴重度:★★★★★
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地雄覇」の別名を持つ、この作品。
徐克監督と揉めて、王晶監督と手を組み、連杰自身が製作した作品であることは有名ですね☆
※以下の感想にはネタバレが含まれます。未見の方はご注意下さいませ

世間では、ワンチャイシリーズの外伝的作品とか、
番外編として位置づけされているようですが、ちゃんとした黄飛鴻作品だと思います。
愛の目を持って観れば・・(照)

本家ワンチャイシリーズとは何が違うのかというと、1番大きな相違点は・・・・・
徐克監督は黄飛鴻をどこまでも気高く、神々しく、英雄的に描いているところでしょうか。

徐克監督のワンチャイシリーズは品がありますよね。
庶民臭くないし、黄飛鴻も脱俗感あふれてるし、政治的なエッセンスも含まれていて、
大人の娯楽作品って感じがします。感性やセンスが非常に優れた監督なのだと思います。

対する王晶監督はというと・・・連杰作品の中で荒唐無稽な内容の作品は、
殆どこの監督の作品だと思って間違いはない(笑) 遊び心に溢れてらっしゃる方ですね☆


王晶監督の描く黄飛鴻は、どこか庶民的で親しみやすくて温かい雰囲気の人物☆
めっぽう強いのは変わりませんが、誰かを救出するために登場するシーンなどでは・・・
本家黄飛鴻は、空から天将が降って来たかの如く華々しい登場なのに比べ、
この作品では「強いお兄ちゃんが助けに来てくれた」って感じでしょうか♪

そして「獅子王」の名をもつ黄飛鴻を、獅子舞で敗北させたりもします。徐克監督なら考えられぬ・・。
ニワトリのコスプレを黄飛鴻にさせたりするのは、徐克監督でなくても考えられぬ(笑)

でも天照は、王晶監督作品が好きなのでございまする☆
映画なんだからリアリティがなくても構いませぬ。荒唐無稽大好きでござる♪
むしろありえない世界を見せて欲しい〜☆

大昔の特撮レベルにも劣る巨大ムカデが出てきても、良いじゃございませんかっ。
だって巨匠徐克監督と比べられるのは分かりきってるのに、巨大ムカデを登場させるんですよ?
伝説の武術家に安っぽさ満々のニワトリ衣装を着させるんですよ?この人、おかしいですよぅ・・(爆)

王晶監督のそういうところが好きで、尊敬しています。大変なプレッシャーを負う映画作りで、
大胆さと奔放さを持ち続けていられる王晶は凄い☆


徐忠信 ●高官&義和団のボス、ルイ・フェイ役 | 徐忠信(アラン・ツィ)
終始ゲラゲラと笑いつつも相当な腕を持つ雷飛(ルイ・フェイ)役を演じたこの方。 俳優として出演するよりも、武術指導役で映画と関わることの方が多いようです。 「黒社会2」に出演、黄秋生 (アンソニー・ウォン)主演の「愛殺2000」では監督を務めてらっしゃいます。


劉家輝 ●了空真人役 | 劉家輝(ラウ・カーファイ)
この方のお父様、実際の黄飛鴻の弟子である林世榮に武術を学んだ名武術家なのだそうです。そのためお父様は映画の武術指導に携わるようになり、お兄さまは映画監督になり…功夫映画一家なのですね。出演作品は「少林寺三十六房」など多数。そして「キル・ビル」(クレイジー88のジョニー・モー役)、「キル・ビル2」(パイメイ師匠役)にも出演されてます。


袁詠儀 ●娼館の主人の妹、五娘役 | 袁詠儀(アニタ・ユン)
1990年の香港小姐(ミス香港)でグランプリ獲得経験を持ち、数十本の映画に
出演している有名女優さん。歌手としても活躍されているそうです。ご主人は有名俳優の張智霖(チョン・チーラム)。出演作品は「つきせぬ想い」など。


張敏 ●旅する武芸者、エマ役 | 張敏(チョン・マン)
カンフー・カルト・マスター 魔教教主」にも出演している彼女。相当な数の武侠
映画に出演しているらしく、特に90年代には85本(年間8.5本)の映画に出演。監督業やプロデューサーもこなしていたそうですが、現在は引退しているとか。
出演作は「ゴッド・ギャンブラー」シリーズなど。


張衛健 ●黄飛鴻の弟子、ソウ役 | 張衛健(ディッキー・チョン)
知略に長けているけれど、どこか抜けていて師父に迷惑をかける弟子。このソウは、ワンチャイシリーズの同人物とは全くキャラが違います。この方、こんな扮装をしているけれど、実はとっても男前なんです。 出演作品は「功夫サッカー」、
「小魚兒與花無缺(PROUD OF TWINS)」など。


梁家仁 ●黄飛鴻の弟子、フウ役 | 梁家仁(レオン・カーヤン)
ソウと2人で何かと師父を困らせてしまうフウ。ワンチャイシリーズのフウよりも、ほんの少し朴訥なキャラですが、物凄くガッシリした体格をしています。
出演作品は「A計劃」(上のソウが主演)、「黄飛鴻系列之鐵膽梁寛」など。




映画後半は、ちょっぴり恥ずかしくて目を逸らしそうになる場面がテンコ盛り(照)
巨大ムカデ、ニワトリ師父、酔拳師父など、息つく間もなく羞恥プレイ攻撃が続きます。

しかし、その恥ずかしさを我慢してじっくり観てみると(結構忍耐力が必要)、
相当な高等テクニックを披露してくれていることに気付きます。
ニワトリ拳(?)や酔拳は、中国の至宝が演じるのですから超絶技巧なのは当然ですが、
巨大ムカデが魅せる技々も壮絶です。一糸乱れぬ足さばきには拍手喝采を送りたくなります。

B級特撮映画っぽいノリなのですが、子供と一緒に観れるかというと・・・ううむ・・。
結構生々しいセリフが出てきてドキッとさせられるでござる。

【それに隣は娼婦宿。やりたくなったら直ぐ呼べるとは便利なことだ】
高官ルイ・フェイが、こんなことを黄飛鴻に言っておられたり・・。
やりたくなったらって何をですか、高官・・。天照も便利な場所に住みた・・もとい、
さすがのウォン師父も絶句されておりましたです。。。

他にも、娼館のお姉さま方が、ワンチャイテーマ曲の「男兒當自強」を色っぽい替え歌にした
場面が出てくるのですが、その中の歌詞に唖然とするほど生々しい箇所が出てきます。
(天照庵のFLASH部屋にて、その場面&替え歌の歌詞を掲載しますのでお楽しみに☆)


ま、まあたしかに、一風変わった作品であることに違いはないのですが、
連杰が出演する黄飛鴻作品の中で、断トツに色っぽく男前な師父が楽しめる作品です!

”辮髪でもいい、この師父なら間違いを犯しても構わない”と思わせてくれるほど、いい男です。
・・・もしニワトリ姿で挑んでこられたら? 愛を試されているのです。受けて立ちましょう。

未見の方には必ずや観ていただきたい作品です☆
無影脚はこれでもかってほど多用されていますし(笑)、隣は娼館だし、師父は男前だし♪
是非吹き替えでどうぞ♪(声優陣がイイ仕事してくれてます)

お告げ:隣の娼館に師父が出陣したとして、ニワトリ姿ならやはり別料金を取られるのだろうか・・。合掌



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