HOME MOVIE GUIDE ターゲット・ブルー


ターゲット・ブルー


::「ターゲット・ブルー」のあらすじ::

中国政府の特殊部隊に所属する許正陽(フイ・チンヨウ/李連杰)は、
政府からの要請により、ある女性の身辺警護を務めるため香港へと渡った。

女性の名はミシェル・ヤン(クリスティ・チョン)。

小学校教師である彼女は、通勤途中に殺人事件の現場を目撃してしまい、
犯人グループから命を狙われていたのだった。
そして、彼女の恋人である大豊グループのソン会長が、直接政府に彼女の警護を依頼。
ソン会長から多額の寄付を得ていた政府は、特殊部隊の中でも最高の成績を誇る正陽を、
彼女のボディーガードとして送り出したのである。

任務に失敗の許されない正陽は、徹底的にミシェルの警護に努めるが、
大きく行動を制限されることになったミシェルは、感情を露わにして正陽に反発する。
また、自由奔放な性格の彼女にとって、常に正陽の監視の元に置かれることは、
あまりに苛立たしいことでもあった。

とうとうミシェルは、恋人であるソン会長に電話をかけ、担当警護者を代えるよう彼に訴える。
正陽もまた、扱いづらいミシェルに手を焼いていたため、ソン会長に警護を降りたいと伝えるが、
「任務完了日まであと僅かだから、もう少し辛抱してくれ」と答えられてしまった。

正陽の任務期間は、彼女が今件の裁判で目撃者として証言するまでの数日間である。
気持ちを切り変え、残り数日の間は全力を尽くそうと正陽が決意した矢先、
ミシェルがこっそり部屋から抜け出そうとしているのを発見する。

どこに行くのだ、と問う正陽に「友達が自殺をはかっているから止めに行く」と答えるミシェル。
だが、本当は誕生日会に行くため家を抜け出そうとしたことを知っていた正陽は、
彼女が家から出ることを許さない。

「話を盗聴していたのか、プライバシーの侵害だ」と騒ぎ立てるミシェル。
まるで危機感のないミシェルに腹を立てた正陽は、ついに彼女と口論になり、
ミシェルを泣かせてしまうのだった。


ターゲット・ブルーターゲット・ブルー


ミシェルと正陽の仲が険悪なまま、裁判当日を迎えた。
彼女を裁判所まで送り届けたら、正陽の任務は完了である。

ところが、出発の準備をしている正陽らの元に、
被疑者が入院したため公判が一ヶ月延びたと連絡が入ってきた。
「また同じような日々を、今度は一ヶ月も送らなければならないなんて我慢ができない」と、
とうとうミシェルは強引に家を飛び出し、買い物に出かけた。
同じように感じて苛立っていた正陽も「好きにすればいいだろ」と、彼女を止めようとはしない。

久しぶりの解放感を感じながら、ショッピングセンターでの買い物を楽しむミシェル。
しかし此処には、彼女を狙っている刺客たちが待ち構えていたのだ。
警察官をそばに従えていたものの、あまりに無防備になったミシェルは、早速命の危機に晒される。
だが、間一髪のところで正陽が現れ、刺客たちを次々と倒しながら彼女を無事に救い出した。

自分のわがままのせいで、正陽に大変な迷惑をかけてしまったとミシェルは反省し、
彼への今までの態度を改め、何かと気遣ってやるようになった。
新しい時計を正陽に贈ってやり、それを腕にはめた彼を見ては喜ぶミシェル。
正陽への感謝と尊敬、そしてそれとはまた別の感情が、彼女の中に芽生えてきたのである。

ある夜−。
ミシェルに持たせてあった緊急用の呼び出しペンダントが鳴り、
正陽は慌てて彼女の部屋へ飛び込んだ。
ところがそこには侵入者の姿はなく、下着姿のミシェルが立っていた。
ミシェルは、正陽に愛の告白をして迫る。だが、正陽はこれを拒否し、部屋から立ち去った。

正陽は激しく葛藤していた。
実は、正陽の心の中でもミシェルの存在は大きなものとなっていたのだ。
自分の果たすべき使命と、湧き上がってくる感情の狭間で揺れ動く正陽。

その時、再び呼び出しペンダントが鳴りだした。
だが、先ほどのミシェルとのことを思うと、安易に駆けつけることはできない。
鳴り続ける呼び出し音を無視しようと決めた時、部屋の中から突如銃声が聞こえてきた。

部屋の中では、侵入してきた犯罪者グループの刺客たちがミシェルを狙って銃を構えていた。
慌てて駆けだした正陽と刺客たちの銃撃戦が始まる。
しかし刺客の数は相当なものであり苦戦を強いられた正陽は、ガス栓を開いて銃を使えなくし、
敵のボス(コリン・チョウ)に肉弾戦を挑む。

先日のショッピングセンターでの一件で、正陽に弟を殺されてしまった敵のボスは、
復讐を遂げるため捨て身で正陽に飛びかかってくる。
そして、ミシェルを人質にとり、彼女の頭に銃口を突きつけた。

ちょうどその時、たまたまミシェルの家を訪ねてきたソン会長が現れる。
彼がドアを開けたことによって、部屋の中に充満したガスが薄くなったのを見計らった正陽は、
彼女を救うために自らの体を盾にして銃弾を受け止め、敵のボスにトドメを刺した。

正陽が香港を離れる日がやってきた。
せめてひとめだけでも彼の姿を見ようと後を追ってきたミシェルだが、結局正陽は姿を見せず、
代わりに彼女宛に贈りものを残していた。
箱の中には、正陽が元々つけていた腕時計が入っていた。
ミシェルは泣きながらその箱を握りしめ、正陽が乗った車が去っていくのを見送って、劇終。



▲このページのTOPへ / 新解説ページへ戻る


COPYRIGHTS(C) AMATERASU ALL RIGHTS RESERVED